オフショア開発

AI画像処理をオフショア開発で始める:活用メリットと事例紹介

AI技術の進化により、画像処理を活用した業務の効率化や新しいサービスの創出が急速に進んでいます。

特に、コストパフォーマンスに優れたオフショア開発との組み合わせは、多くの企業にとって魅力的な選択肢となっています。

この記事では、AI画像処理をオフショア開発で導入するメリットや活用シーン、実際の開発事例を紹介します。

  • オフショア開発に興味がある方
  • AI画像処理に興味がある方
  • 社内のIT人材が不足している方

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばAI画像処理とは何かがわかるのはもちろん、オフショア開発との活用事例も丸わかりですよ。

AI画像処理とは?

AI画像処理とは、人工知能技術を活用して画像データから情報を抽出・解析する技術のことです。

物体検出、顔認識、異常検知、文字認識(OCR)などが代表的な処理内容です。

これらの技術は、医療・製造・小売・建設などさまざまな業界で実用化が進んでいます。

オフショア開発とは?

オフショア開発とは、ソフトウェア開発業務の一部または全部を海外の企業やエンジニアに委託する開発形態です。

人件費が比較的安価なベトナムなどの国を活用することで、開発コストの削減が可能となります。

また、24時間体制での開発も実現しやすくなるため、スピード感を持ったプロジェクト推進が可能です。

オフショア開発でAI画像処理を導入するメリット

コスト削減

AI技術を用いた開発は専門性が高く、国内での開発には高額な人件費がかかることも少なくありません。

オフショア開発であれば、同等のスキルを持つエンジニアをより低コストで確保できます。

高度な技術リソースの確保

AI画像処理に精通した人材を国内で確保するのは難しい場合があります。

オフショア先の国によっては、AIや機械学習の専門教育を受けた人材が豊富で、即戦力として活用できます。

柔軟な開発体制

オフショア開発では、プロジェクトごとに必要なスキルセットを持つチームを柔軟に構成できます。

短期間でのPoC(概念実証)開発やスモールスタートにも適しています。

保守・運用まで一貫対応

AI画像処理は運用後のチューニングや学習データの更新も重要です。

オフショア開発では、開発からテスト、保守・運用までワンストップで対応できる体制を整えているベンダーも増えています。

DEHAソリューションズによる開発

弊社DEHAソリューションズはベトナムトップ大学と提携や、教育系グループ企業との連携の中で育成した人材を日本のお客様へ提供しています。

長年の開発実績があり、AI画像処理に関しても多くの実績があります。

DEHAのAI画像処理の活用事例

画像解析・チャットボットなど

コミュニケーションツール開発(チャットボット)、実店舗来客カウント、顔認証出退勤管理、不動産情報自動取得、医療薬品異常検知、建築会社向け䜂䜃割れ計測、不良品検出アプリなどといった数多くのAIソリューションを生み出しています。

実店舗来客カウントシステム

監視カメラ映像をAIが解析し、来店者の人数、年齢、性別などの属性をカウント・分析。

取得したデータは自動的に集計・グラフ化され、マーケティング施策や店舗オペレーション改善に活用されています。

オフショア開発により、導入コストを抑えつつ迅速なシステム構築が可能になりました。

クライアント 小売業
支援形態請負
開発言語C++、AWS
プロダクトWeb、Camera

社内出退管理システム

顔認証で打刻すると顔画像をデータベースにある顔データを照合し、本人を検出。出退勤が記録されます。

顧客が使用していた従来の就業管理システムにデータ連携できるようにしました。

基本設計〜開発〜テスト~保守運用を対応。

クライアント一般企業
支援形態準委任
開発言語C++、AWS
プロダクトAndroid

AIチャットボット

OpenAIの技術を活用し、企業が抱える様々な課題に対し、 データに基づいた情報分析を行うBIZASKというシステムを開発しました。

化粧品販売企業向けAI営業アシスタントや大学入学支援AIアシスタント、医療システム向けAIバーチャルアシスタントなどで活用されています。

食品レベル認識システム

回転しゃぶしゃぶ店䛷食品物䛻付けるレベルを認識するアプリ。実証実験〜開発を一連で対応。

クライアント飲食業
支援形態 準委任契約(ラボ契約)
開発言語OpenCV3、Tensorflow(ソフトウェアライブラリ)、C++
プロダクトiOS
DEHA対応領域Backend

顔認証& OCR処理

本人確認の効率化と多言語対応を実現するシステムを開発。大手銀行グループ企業にも導入された実績あり。

主な特徴:

  • 多言語対応:英語、ベトナム語、インドネシア語、日本語に対応。
  • OCR処理:本人確認書類の文字情報を自動抽出し、テキストデータとして活用。
  • 顔認証システムとの連携:大手銀行グループ採用の顔認証APIとシームレスに接続。
  • クロスプラットフォーム対応:iOS / Android 向けアプリとして順次公開予定。

顔認証・入館チェック

ドアに設置されたデバイスを用いて、顔認証と連携したドアロックの自動開閉できるシステムを開発しました。勤怠データはサーバーに蓄積され、管理者が一元的に把握可能。

主な特徴:

  • 高精度な顔認証技術(画像処理:C++、OpenCV使用)
  • OCR技術(Tesseract-OCR)でのデータ読取補助

開発環境

  • OS:Linux
  • フレームワーク:Ruby on Rails
  • データベース:MySQL / PostgreSQL
  • 使用技術:画像処理(C++ / OpenCV)、OCR(Tesseract-OCR)、バックエンド(PHP)

担当範囲

  • 技術調査
  • システム開発
  • 実機テスト・導入支援

文字認証

工場設備のプレートをiPadで撮影し、画像から設備情報を文字認識(OCR)によって読み取り、該当データをデータベースに登録する業務支援アプリ。

主な特徴:

  • 高精度な文字認識(OCR)技術を活用
  • openCVを用いた画像処理技術を導入
  • フロントエンド(iPad)とバックエンド(PC)連携による業務効率化

担当範囲

  • 開発全般
  • 試験(テスト設計・実施)

使用技術

  • 画像処理:C++、OpenCV
  • OCR:Tesseract-OCR(C++)
  • バックエンド:PHP、PostgreSQL

開発予算:
約300万円

画像認証

iPhoneで部品の画像を撮影し、アプリを通じて該当部品が他の場所に存在するかを認証するための業務支援アプリ。

主な特徴:

  • iPhoneによる部品画像の撮影
  • 撮影画像をもとにした画像認証処理
  • 部品の所在確認・照合機能

特徴

  • 高精度な画像認証技術を活用
  • モバイル端末で手軽に照合が可能
  • 現場業務のスピードと正確性を向上

担当範囲

  • 開発全般
  • 試験(テスト設計・実施)

使用技術

  • 画像処理:C++、OpenCV
  • フロントエンド:Swift(iOSアプリ)
  • バックエンド:PHP、PostgreSQL

開発予算:
約200万円

2D/画像検出

生産ライン上の錠剤をリアルタイムでカメラ撮影し、画像処理を用いて品質を判定。不備のある錠剤を自動で検出し、排除するシステムです。

主な機能

  • 生産ライン上の錠剤をカメラでリアルタイム撮影
  • 撮影画像の解析による品質判定
  • 不良錠剤の自動排除制御

主な特徴:

  • 高速な画像検出技術を用いたリアルタイム処理
  • 錠剤の微細な欠陥も認識可能な高精度画像解析
  • 生産工程の自動化・品質保証を実現

担当範囲

  • 開発全般
  • 試験(テスト設計・実施)

使用技術

  • 画像処理:C++、OpenCV
  • OCR:Tesseract-OCR(C++)
  • バックエンド:PHP、PostgreSQL

開発予算:
約300万円

オフショア開発の進め方と注意点

要件定義と仕様の明確化

オフショア開発を成功に導くためには、明確な準備と綿密な管理が欠かせません。まず最も重要なのは、要件定義と仕様を初期段階で明確にすることです。

認識のズレがあると、開発途中での手戻りや品質低下の原因になります。

仕様書は曖昧な表現を避け、図やフローを用いて視覚的に共有するのが効果的です。

コミュニケーション体制の構築

言語や文化の違いを考慮し、定期的なオンラインミーティングやチャットツールを活用した進捗報告を習慣化しましょう。

日本側の担当者がプロジェクトマネージャーとして進行を管理する体制を整えると、齟齬を最小限に抑えられます。

セキュリティと機密保持

開発拠点が海外にあるからこそ、NDA(秘密保持契約)の締結や、データ管理ルールの明文化、アクセス制限などの体制構築を行い、情報漏洩のリスクを軽減する必要があります。

テスト・評価の十分な実施

開発が完了した後、国内側で最終的なテストや検証を行うことで、品質を担保し、納品物に対する信頼性を高めることができます。

まとめ

いかがでしたか。本日はAI画像処理に関して、オフショア開発を活用するメリットや実際の開発実績を紹介していきました。

AI画像処理は、業務効率化やサービス高度化に寄与する革新的な技術です。

オフショア開発を活用することで、コストを抑えつつ高度なAIシステムの導入が現実のものとなります。

今回紹介したような事例を参考に、自社に最適なAI活用戦略を検討してみてはいかがでしょうか。

makka

Recent Posts

クラウド型AIとは?仕組みと企業が導入すべき理由

近年、ChatGPTをはじめとする生成AIの登場によって、多くの企業がAI活用に注目しています。 しかし、「AIを導入したいが、自社でサーバーやシステムを構築するのは難しい」「コストを抑えながらAIを活用したい」と考える企業も少なくありません。 そこで注目されているのがクラウド型AIです。インターネット経由でAIを利用できるため、高性能なAIを低コストかつ短期間で導入できることから、多くの企業で採用が進んでいます。 この記事では、クラウド型AIの仕組みや特徴、オンプレミス型との違い、導入メリット、導入時の注意点まで詳しく解説します。 AIを導入したいとお考えの方 社内のIT人材が不足している方 業務効率を上げたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばクラウド型AIの特徴がわかるだけでなく、導入方法まで丸わかりですよ。 クラウド型AIとは?基本的な仕組みをわかりやすく解説 クラウド型AIとは、インターネットを通じてAIサービスを利用できる仕組みのことです。AIの処理やデータ分析、機械学習モデルの実行などはクラウド事業者が管理するサーバー上で行われ、利用者はパソコンやスマートフォンからサービスへアクセスするだけで、高度なAI機能を利用できます。 従来のAIシステムでは、自社内にサーバーを設置し、GPUなどの高性能なハードウェアを用意したうえで、AIソフトウェアのインストールや保守・運用を行う必要がありました。 しかし、クラウド型AIではこうした設備や運用の負担が不要であり、必要なときに必要な分だけAIを利用できる点が大きな特徴です。 例えば、ChatGPTやMicrosoft Copilot、Google Geminiなどの生成AIサービスは、代表的なクラウド型AIです。ユーザーが質問や指示(プロンプト)を入力すると、その情報はインターネットを経由してクラウド上のAIサーバーへ送信されます。AIは膨大なデータをもとに内容を解析し、数秒以内に回答や文章、画像、プログラムコードなどを生成して利用者へ返します。…

10 hours ago

3分でわかる「AX段階モデル」|自社のAI活用レベルを知る

「AIを導入したいけれど、何から始めればよいかわからない」「ChatGPTを試してはいるものの、業務改善にはつながっていない」「競合企業はAIを活用しているようだが、自社はどのレベルなのか知りたい」。 このような悩みを抱える企業は少なくありません。 近年、企業のAI活用は「AIツールを使う」段階から、「AIを前提とした企業へ変革する」段階へと進化しています。 その変革を体系的に理解するために注目されているのがAX(AI Transformation)段階モデルです。 この記事では、AX段階モデルの概要と各ステージの特徴、自社がどの段階にあるのかを判断するポイントについて、3分で理解できるようわかりやすく解説します。 AIを導入したいが、どこから始めればよいかわからない方 自社のAI活用レベルを客観的に把握したい方 AIを活用して生産性向上や競争力強化を目指したい方 に当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばAIを活用するための具体的な方法とAXモデルの具体的な仕組みが分かりますよ。 AX段階モデルとは? AX(AI Transformation)とは、AIを単なる業務効率化ツールとして利用するだけではなく、企業の業務プロセスや組織、ビジネスモデルそのものをAIを中心に再構築する考え方です。 その成長プロセスを整理したものが「AX段階モデル」です。 DX(デジタルトランスフォーメーション)がデジタル技術による企業変革であるのに対し、AXはAIを中核に据えた企業変革を意味します。…

1 week ago

なぜ今、企業にAX(AIトランスフォーメーション)が必要なのか?

近年、AI(人工知能)は私たちの生活だけでなく、企業活動にも急速に浸透しています。 文章作成や画像生成、データ分析、問い合わせ対応など、これまで人が担っていた業務をAIが支援・代替できるようになり、多くの企業がAI活用に注目しています。 一方で、「AIツールを導入しただけ」で終わってしまう企業も少なくありません。 本当に競争力を高めるためには、単なるAI活用ではなく、企業全体をAI中心に変革する「AX(AIトランスフォーメーション)」という考え方が重要になります。 この記事では、AXとは何か、DXとの違い、そしてなぜ今企業にAXが必要なのかについて詳しく解説します。 AXに興味がある方 AIを活用したいとお考えの方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば今注目のAXについて丸わかりですよ。 AXとは? AX(AI Transformation:AIトランスフォーメーション)とは、AIを単なる業務効率化ツールとして導入するのではなく、AIを中心に企業のビジネスモデルや組織、業務プロセス、意思決定までを根本的に変革する取り組みを指します。 例えば、これまでAIはメールの自動返信・チャットボット・売上予測・在庫管理など、一部の業務改善に使われるケースがほとんどでした。 しかしAXでは、AIを企業経営の中心に据えます。 例えば営業部門ではAIが顧客ごとの提案内容を作成し、マーケティング部門ではAIが市場分析を行い、人事部門ではAIが採用候補者を分析し、経営層はAIによる将来予測を参考に経営判断を行うといったように、企業全体がAIと共に動く組織へ変わっていきます。…

1 week ago

2034年に向け急拡大するベトナム企業AI市場:最新の市場規模・シェアと未来予測

生成AIの急速な普及を背景に、世界各国で企業のAI活用が加速しています。 その中でもベトナムは、政府による積極的なAI政策やデジタル化の推進、海外企業による投資拡大を追い風に、東南アジア有数の成長市場として注目を集めています。 この記事では、最新の市場規模や市場シェア、成長を支える要因、主要企業の動向をもとに、2034年に向けたベトナム企業AI市場の将来性と日本企業に広がるビジネスチャンスについて詳しく解説します。 AI市場に興味がある方 ベトナムのIT市場に興味がある方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばベトナム企業のAI市場規模がわかるのはもちろん将来の予測もわかりますよ。 (more…)

4 weeks ago

アジャイル・ウォーターフォール・ハイブリッド:企業価値を最大化する開発戦略の選び方

近年、システム開発で代表的な手法として長年利用されてきたのが「ウォーターフォール開発」と「アジャイル開発」を組み合わせた「ハイブリッド開発」が新たな選択肢として注目されています。 この記事ではそんな「ハイブリッド開発」について、どう言った特徴があるのかや、企業価値を最大化するためにはどのような視点で開発戦略を選択すべきかについて見ていきます。 アジャイル開発に興味がある方 DX化を進めたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば「ウォーターフォール開発」と「アジャイル開発」のそれぞれの特徴と、それを掛け合わせた「ハイブリッド開発」の特徴が丸わかりですよ。 アジャイル開発の特徴とメリット アジャイル開発とは、「素早い」「俊敏な」という意味を持つ言葉の通り、変化に柔軟に対応しながらシステムを開発する手法です。 従来のウォーターフォール開発では、要件定義、設計、開発、テスト、リリースという工程を順番に進め、最後に完成したシステムを利用者へ提供します。 一方、アジャイル開発では短期間の開発サイクル(スプリント)を繰り返します。一般的には1〜4週間程度の期間で、優先度の高い機能を開発し、動作する状態で提供します。 その後、利用者から意見をもらい、次の開発に反映します。 この流れを繰り返すことで、利用者の本当のニーズに近いシステムを作りやすくなります。 例えばECサイトの決済機能を開発する場合、最初からすべての決済方法を実装するのではなく、まずクレジットカード決済だけを提供し、その後電子マネーやQR決済などを追加していくことが可能です。 この方法では、早い段階でサービスを市場へ投入でき、利用状況を確認しながら改善できます。 アジャイル開発の主なメリットは以下の通りです。…

4 weeks ago

7Rフレームワークとは?生成AI活用で加速するレガシーシステムマイグレーション

企業の基幹システムの多くは、10年、20年、あるいは30年以上にわたって運用され続けています。 しかし近年、こうしたレガシーシステムを取り巻く環境は大きく変化しています。 近年、注目されているのが「7Rフレームワーク」です。 7Rフレームワークは既存システムをクラウド環境へ移行する際に採用される代表的な意思決定モデルであり、システムごとに最適な移行戦略を選択するための考え方です。 この記事ではそんな7Rフレームワークについて、特徴を紹介していきます。 7Rフレームワークに興味がある方 生成AIを活用したい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば7Rフレームワークの特徴がわかるのはもちろん、AI時代での7Rフレームワークについて丸わかりですよ。 (more…)

1 month ago