オフショア開発

オフショアで発生しがちな認識のズレを埋めるプロトタイプツール3選

オフショア開発は安価で高品質の開発ができる開発手法ですが、コミュニケーションの問題が発生しがちです。

そんなコミュニケーションロスの問題を解決するツールとして、今回紹介したいのがプロトタイプツールです。

プロトタイプツールを利用することで、会話型のコミュニケーションから視覚的なコミュニケーションに移行することができ、よりわかりやすく情報を共有することができるのです。

この記事ではそんなプロトタイプツールのおすすめ3つを紹介していきます。

  • オフショア開発に興味がある方
  • プロトタイプツールを詳しく知りたい方
  • オフショア開発のコミュニケーションの問題に悩まれている方

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば、オフショア開発のコミュニケーション問題を解決する方法がわかりますよ。

オフショア開発とは

オフショア開発とは 「オフショア」(”Off Shore”=「岸:Shoreから、Off:離れた」を語源とし、「海外」という意味に使われます)で、開発を行うことを指します。

日本で行う通常の開発に比べ、安価に開発が行えるだけでなく、ベトナムのようなオフショア開発国に依頼をすることで、高品質の開発が行えるなどといったメリットがあります。

オフショア開発の認識のズレ

このようにオフショア開発では安価で高品質の開発が行えるなどメリットは大きいですが、その一方で、物理的な距離や言語の違いがある外国で開発を進めるため、コミュニケーションによる問題が発生しやすくもあります。

オフショア開発では共通言語が英語になります。

母語ではない言語なので、ニュアンスがうまく伝えられず、要件通りの開発ができない可能性がでてきます。

また開発メンバーがプロジェクトの目的や内容を正確に理解していなければ納期も守られないなどの問題も起こりかねません。

解決策としてのプロトタイプ

そんなオフショア開発でのコミュニケーションロスの問題を解決するためにプロトタイプで視覚的なコミュニケーションを行う方法があります。

視覚的なコミュニケーションにより、言葉による認識のズレをなくし、商習慣や文化の違いによる齟齬を減らしていくのです。

ここからは視覚的なコミュニケーションツールとしてのプロトタイプをいくつか紹介していきます。

inVision

inVisionは世界シェアNo1のプロトタイプツールです。UIやUXなどのプロトタイピングを複数のプロジェクトメンバーで作成、確認することができます。

アップされたデザインに関して、コメントやログを共有することも可能。

操作が簡単で、直感的なのが特徴で、公式サイトでも「5分以内にプロトタイピングの基本が完成する」と表記されています。

コメントに関しては、画面上でその部分をクリックすることで残すことができるので、どの部分に関するコメントなのかが明確となり、コミュニケーションロスを回避することができます。

さらにコメントはテキストだけでなく、線や図で残すことができます。「画像の位置をここに移動したい」という場合でも線で誘導することができるので、より端的に情報を共有することができるのです。

inVisionのプランは5つあり、フリープランでは無料で利用をすることができます。フリープランではプロトタイプ形式のプロジェクトの作成は1つまでという制限がありますが、完了したプロトタイプを削除かアーカイブすれば新たに作成が可能です。

Prott

Prottは日本企業の株式会社グットパッチが開発したプロトタイプツールです。

パーツがテンプレートとして用意されているので、それをドラッグ&ドロップで簡単にプロトタイピングすることができます。

また手書きで作成したものを撮影することでプロトタイプを作成することもできるので、プロトタイピング初心者の人にもおすすめのツールとなっています。

Prottも5つのプランがあり、無料プランも存在します。日本語にも対応しているので、使いやすいサービスと言えるでしょう。

MarvelApp

MarvelAppは無料で無制限に利用できるプロトタイプツールです。ブラウザーで簡単に編集ができ、完成したプロトタイプはURLやQRコードでシェアが可能です。

モバイルアプリもあり、手書きのワイヤーフレームなどを撮影し、アプリ上で読み込むとスマホでプロトタイプが簡単に作成できます。

もちろんブラウザで作成したプロトタイプとも同期ができるので、場所を選ばず、自由に操作が可能です。

まとめ

いかがでしたか。本日はオフショア開発で起こりがちなコミュニケーションロスの問題を解決するおすすめのプロトタイプを紹介していきました。

プロトタイプを使用することで視覚的なコミュニケーションが可能となり、チームメンバーがイメージの相違なく、要件通りの開発を行うことができましたね。

プロトタイプツールはそれぞれ特徴が異なりましたね。さまざまな機能を活用したい方はinVision、日本語対応が可能で、サポート面で安心したい方はPrott、とにかくお得に使いたい方はMarvelAppがおすすめでした。

ぜひこの記事を参考にプロトタイプツール選びの参考にしてくださいね。

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makka

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