システム開発

【問題解決におすすめ】データドリブンとは?活用方法も一挙解説

インターネットやスマートフォン、タブレットの普及によって消費者の価値観や消費行動は多様化しています。

またIT化やデジタル化が進んだ関係で、IoTやAI、POSシステム、顧客管理システムなど、最新のIT技術を導入してビッグデータの収集が行えるようになりました。

こうした時代背景から、データを収集して活用していくデータドリブンが注目されるようになったのです。

この記事ではそんなデータドリブンに関してどんな風に活用していけば良いのか、メリットはなんなのかなど徹底解説していきます。

  • データドリブンが気になる方
  • IT企業にお勤めの方
  • データの分析をどのようにやっていけばいいのかお悩みの方

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばデータドリブンとは何なのか、どう活用していけばいいかなどが丸わかりですよ。

データドリブンとは

データドリブンとは経験や勘だけではなく、データを最大限収集し、それを分析することで企業経営など意思決定を行っていくことを指します。

デジタルマーケティングでは、ターゲットに向けた広告展開など情報を細かく、正確に分析していく必要があります。

また近年は類似品をインターネットで探すのも簡単になりました。そうした背景から顧客が購買行動を行うきっかけを特定するのも難しくなっているのです。

そんな複雑化した購買行動から、データドリブンの重要性はますます高まっているのです。

データドリブンの活用方法

データドリブンは主に4つの柱によって成り立っています。

データ収集

データドリブンでは最初にゴールを設定し、それを元に情報を収集していきます。

この時、データはクラウド上のデータサーバーにビックデータとして蓄積します。ビックデータに蓄積するデータは各部門の業務システムやIoT、Webサーバー、外部サービスなどから取得することをおすすめします。

データ分析

ビックデータに保存したデータと他のデータをアルゴリズムなどで計算し、ランキング、最大値、最小値などデータ化、可視化しやすいようにグラフ化していきます。

分析ツールはExcelやTableau、SPSSなどがあります。データにあまり触れた経験がないのであれば、ExcelやTableauでも十分でしょう。

データの可視化

先ほど紹介したように、ビジュアル化や可視化をし一目瞭然な分析結果を作っていきます。数値やグラフ、図などバランスよく配置することで、より見やすいデータが作成できるでしょう。

データの可視化は人の手でも行えますが、膨大な時間がかかります。可視化するためのシステムとしてBIやDMP、ウェブ解析ツールなどを用いましょう。

意思決定・アクション

データの分析を元に具体的な施策や結論などを導きます。分析結果はいくつかの選択肢が抽出されるので、ここでアルゴリズムやAIなどで判断が難しい内容をトレードオフなどで判断していくのです。

意思決定完了後、実際にアクションを起こしていくわけですが、その際も行動対象の現状や実情などもデータ化し、蓄積していくことがポイントです。

データドリブンのメリット

問題解決が早期に行える

近年では製品やサービスの市場でのライフタイムが短くなっており、顧客は新しいサービスを常に求めています。

また市場の需要と供給も変動しているため、安定した利益を得るためにはスピーディーに業務プロセスを回していくことが重要なのです。

売上や収益率の改善

データドリブンでデータを用いることで会議などでも建設的な議論を行うことができます。データを元にスピーディーに正しい意思決定を重ねることで、売上や収益を改善することができます。

またデータを用いることで客観的な判断も行えるので、失敗をしづらいというメリットもあるのです。

顧客のニーズを理解できる

顧客のニーズは製品サービスの改善だけでなく、より良い提案や企画などにも繋げることができます。

データドリブンでフィードバックがされるようになれば、顧客のニーズを常に捉え続けることができ、ニーズを満たすシステム開発を行うことができるのです。

データドリブンの注意点

人材確保

データドリブンでは、高精度なデータ分析ができる人材が必要です。

データサイエンティストなどといった専門家を配置することをおすすめします。

支援ツールの有効活用

分析ツールやデータ収集ツールなど支援ツールをうまく活用することで、より精度が高くスピーディーな分析が行えます。

支援ツールを選ぶときはどのような機能が必要なのかしっかりと検討していきましょう。

まとめ

いかがでしたか。本日はデータを活用して意思決定を行うデータドリブンに関して解説していきました。

データドリブンはデータの収集と分析をしっかり行うことで、問題解決を早急に行うことができまいした。

実際にデータドリブンを行う際は支援ツールをうまく活用していくことをおすすめします。

ぜひデータドリブンで間違いを最大限回避し、高い効率で成果を出していきましょう。

makka

Recent Posts

システム開発のライフサイクルとは?主要な開発フェーズと代表なモデルを解説

ビジネスや社会のあらゆる場面でシステムが欠かせない現代において、システム開発を効率的かつ確実に進めるための枠組みとして「システム開発ライフサイクル(SDLC:System Development Life Cycle)」が存在します。 SDLCは、システムを企画・開発・運用・保守するまでの一連の流れを定義したもので、開発プロジェクトを成功させるための道しるべといえます。 この記事では、システム開発ライフサイクルの基本的な考え方と、主要な開発フェーズ、さらに代表的な開発モデルについて解説します。 システム開発を発注・管理する立場の方 IT人材が不足している方 システム開発ライフサイクルの具体的内容が知りたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばシステム開発を効率的に進める方法が丸わかりですよ。 (more…)

5 days ago

システム保守の費用相場は?費用を抑えるポイントも徹底解説

システム開発が完了した後、安定して稼働させるためには「システム保守」が欠かせません。 しかし実際に見積もりを取ると、費用が高いと感じる企業も多いのではないでしょうか。 この記事では、システム保守の費用相場を解説するとともに、コストを抑えるための具体的な方法を徹底的に紹介します。 これから保守契約を検討する方 すでに保守契約しているが見直したい方 システム保守の費用について知りたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばシステム保守にいくらかかるのかや、費用を抑えるためのポイントも丸わかりですよ。 (more…)

6 days ago

AI総合ソリューションで業務を革新。DEHAが届ける確かな信頼と価値

2017年の起業から今まで、DEHA SOLUTIONSが歩んできた9年間は、お客様と社員の皆様からのご支援とご協力なくしては語ることができません。心より感謝申し上げます。  私たちはこの間、ベトナムを開発拠点とするシステム開発企業として、日本国内のIT市場向け様々な課題に真摯に向き合ってまいりました。2019年に発表された経済産業省によるIT人材需給に関する調査によると、2030年の日本国内におけるIT人材は最大で約79万人が不足すると予測されています。この深刻な状況の中、多くのSIer企業様や中小・大企業様の開発パートナーとしては、高品質で開発及びソリューションを安定的に提供することで、日本のIT業界の成長を支える一翼を担っています。  >>関連記事:日本経済産業省によると2030年には最大で約79万人のIT人材が不足  近年、ビジネス環境は急速に変化し、DXの波が隅々にまで浸透することに加え、AI技術も全産業を席巻しています。DEHAマガジンでも度々記事を取り上げてきたように、現在AIは単なるトレンドではなく、未来の社会を形作る基盤となりつつあります。  そんな大きな時代の変化を捉え、私たちDEHA SOLUTIONSはこれまでの9年間で培ってきた豊富なナウハウで、AI分野に注力を決意しました。単なる技術ベンダに留まらずに、お客様にとって最も信頼性があるAI総合ソリューション開発パートナーとしては、共に課題解決及びビジネス発展にしていくことを目指してまいります。  (more…)

1 week ago

開発リソース不足を解決する5つ方法を徹底比較

開発の現場では「人が足りない」「スキルが合わない」「今すぐ増強したい」が日常茶飯事です。 そこでこの記事では、①オフショア開発 ②ニアショア開発 ③フリーランス・業務委託 ④SES ⑤社内のリソース強化(社員育成・ノーコード/ローコード・AI活用)の5つ手段を、スピード/コスト/品質確保/管理負荷/機密性/拡張性で徹底比較し、選び方の指針まで一気通貫で整理します。 開発を効率化させたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば開発リソースを確保するためのそれぞれの手段について、特徴がわかりますよ。 (more…)

2 weeks ago

【2025年版】ベトナムオフショア開発の人月単価相場

近年、IT人材不足が深刻化する日本市場では、オフショア開発の活用がますます一般的になっています。 なかでも、ベトナムは高い技術力とコスト競争力を兼ね備えた国として、依然として人気を維持しています。 この記事では、2025年最新のベトナムオフショア開発における人月単価相場を役割別に解説し、最新動向までを詳しくご紹介します。 ベトナムオフショアに興味がある方 開発コストを抑えたいとお考えの方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばベトナムオフショアの具体的なコストがわかりますよ。 (more…)

3 weeks ago

【2025年】円安がいつまで続く?オフショア開発に与える影響

2025年8月時点におけるドル/円(USD/JPY)の為替レートは、およそ ¥146.9です。 円安傾向は続いており、過去数十年のトレンドとも重なりつつ、依然として投資・政策動向から注目を浴びています。 この記事ではそんな円安に着目してオフショア開発に与える影響を見ていこうと思います。 オフショア開発を始めたい方 社内のIT人材が不足している方 開発効率を上げたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばオフショア開発に円安がどう影響するのかがわかるのはもちろん、いつ始めるべきかまで丸わかりですよ。 (more…)

4 weeks ago