モバイルアプリ開発

FlutterとFirebaseを使ったアプリ開発をご紹介

アプリ開発に便利なFlutterとFirebaseをご存じでしょうか。

どちらもGoogleが提供していて、便利なものとなっています。

今回はそんなFlutterとFirebaseに関して、その特徴やアプリ開発の事例を徹底解説していきます。

  • アプリ開発を行いたい方
  • Flutterが気になる方
  • Firebaseが気になる方
  • 社内のIT人材が不足している方

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばアプリ開発を簡単にする秘密がわかりますよ。

Flutterとは

Flutterとは2018年にGoogleが開発したモバイルアプリ用のフレームワークです。UI開発をサポートするデザインパーツが多数あり、少ない作業でUIを構築することができます。

通常、デバイスをまたいで同じ言語で開発を行ってしまうとプラットフォームごとにデザイン・描画などの差が出てしまいますが、Flutterでは1度の開発でマルチデバイスに対応することが可能です。

Firebaseとは

Firebaseは2011年にFirebase社によってスタートし、2014年にGoogleに買収されたサービスです。

mBaaSと呼ばれるモバイルアプリ開発のバックエンド側のインフラを提供し、バックエンドの開発を抑えて、アプリケーション側の開発に集中させることができます。

FlutterとFirebaseを使ったアプリ開発

ほぼ日の學校【Flutter】

ほぼ日の學校は手帳で人気のほぼ日が2021年6月よりスタートさせた動画コンテンツです。Flutterを採用して、iOS・Andoroidの双方に対応可能のアプリをリリースしました。

REQU【Flutter】

サイバーエージェントが運営するAmeba内で個人のスキルや特技などを販売するプラットフォームがREQUです。

REQUはFlutterの導入により、iOSとAndroidのエンジニアリングを共通化することができるようになりました。

Kubota Diagnostics【Flutter】

建機・農機メーカーのクボタが販売代理店向けに提供する3Dモデル・ARを活用した故障診断アプリがKubota Diagnosticsです。

開発にFlutterを採用することで、マルチデバイスへの対応を可能にしました。

Ginco【Firebase】

仮想通貨ウォレット アプリGincoはFirebaseを使って開発が行われています。仮想通貨は管理する人がいないブロックチェーン上の資産のため、ハッキングなどには特別注意をしなければなりません。

そこで、Gincoのような仮想通貨ウォレットアプリでは、ユーザー一人一人に割り当てられる認証コードをスマホ内に保存しセキュリティ面で強固なシステムになっているのです。

そんなGincoではCloud Functions for FirebaseやFirebase Authenticationを利用しています。

Cloud Functions for Firebaseは、写真や動画などを保存することができる機能です。保存先はCloud Firestoreで、Firebase と Google Cloud 両方からアクセスすることが可能です。

Cookin’【Firebase】※2018年にサービス終了

Cookin’とはクックパッドが提供する料理動画撮影アプリです。手順ごとに3秒間動画を撮ることで1本の料理動画を投稿することができます。

他にも、投稿から斬新なアイディアを吸収したり、コメント欄から料理のコツやポイントを質問することも可能です。

Cookin’で利用されているFirebaseの機能は以下の通りです。

  • Firebase Authentication
  • Cloud FIrestore for Firebase
  • Cloud Storage for Firebase
  • Cloud Functions for Firebase

Authenticationではさまざまな認証システムを導入することができます。メールアドレスとパスワードの組み合わせはもちろん、プロバイダーアカウントでの認証や匿名認証、カスタム認証、電話番号認証などさまざまな種類から選択することが可能ですよ。

Cloud FIrestoreでは、NoSQLドキュメントデータベースです。オフラインでもデータにアクセスすることができ、オンラインに復帰した際に自動的にデータを同期することができます。

FlutterとFirebaseの特徴

最後にFlutterとFirebaseの特徴を整理します。それぞれのより詳しい特徴やメリットなどはこちらの記事で解説しているので合わせてチェックしてくださいね。

合わせて読みたい>>Flutter(フラッター)とは?特徴とメリットを解説【アプリ開発

合わせて読みたい>>Firebaseとは?出来ることと活用メリットをご紹介

FlutterFirebase
目的アプリ構築。アプリをマルチプラットフォーム化できるアプリのバックエンドの開発に活用できる
メリット1つの開発でマルチプラットフォーム化させることができる
デザインの自由度が高い
機能が充実している
オフラインでも利用することができる
デメリット 新しいフレームワークのため、人材を集めにくいデータが複雑化してくると逆に扱いづらくなる
言語Dart Swift、Objective-C、Java、Kotlin、JavaScript、C++、Unityなど

まとめ

いかがでしたか。本日はGoogleのアプリ開発に使える2つのサービス、FlutterとFirebaseに関して、どのような特徴があるのかやその開発事例を紹介していきました。

Flutterはアプリのマルチプラットフォーム化を実現し、Firebaseはバックエンドの構築に役立ちましたね。

どちらもアプリ開発にはなくてはならないものとなっていくでしょう。

dehaソリューションズでは5年にわたりオフショア開発を行ってきました。

ベトナムオフショアによって、低コストだけど高品質、尚且つ迅速な開発をサポートしています。

FlutterやFirebaseを活用したアプリ開発を行いたい方はぜひお気軽にお問合せください。

▶︎お問い合わせはコチラ

makka

Recent Posts

2025年の崖:その後の課題と企業が取るべき対策

「2025年の崖」とは、2018年に経済産業省が発表した「DXレポート」において示された概念です。 2025年には企業の基幹系システムの約6割が導入から21年以上経過し、適切な対策を講じなければ年間最大12兆円の経済損失が発生する可能性があると指摘されました。 この警鐘を受け、多くの企業がレガシーシステムの刷新やERP(Enterprise Resource Planning)の導入を進めました。 しかし、2025年を迎えた現在、単なるシステムの更改では企業の競争力向上には不十分であることが明らかになっています。 この記事では、「2025年の崖」を乗り越えた企業が直面する新たな課題と、それに対する具体的な対策について詳しく考察します。 2025年の崖に対する具体的な課題や解決策を知りたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば2025年の崖が現状どのような状況なのかやその対策などが丸わかりですよ。 (more…)

5 days ago

MESとERFの違い?

製造業において、生産管理の効率化は競争力を維持するために欠かせません。 その中でも、MES(Manufacturing Execution System)とERF(Enterprise Resource Planning for Factories)は重要な役割を果たします。 この記事では、そんなMESとERFについて、それぞれのシステムの概要、特徴、利点、そして違いについて詳しく解説します。 MESとERFについて気になる方 製造業の方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばMESとERFについてそれぞれの特徴がわかるのはもちろん、も分かりますよ。 (more…)

1 week ago

MESシステムとは?特徴、役割やメリットを紹介

MESシステムは製造業において、生産現場の管理などを行うシステムです。MESシステムを導入することで、生産効率や品質の向上が期待されます。 本日はそんなMESシステムについて、どのような特徴があるのかやその役割やメリットなど徹底解説していきます。 MESシステムが気になっている方 製造業の方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばMESシステムについて詳しくなるのはもちろん、導入の際に気をつけるべきことまで丸わかりですよ。 (more…)

1 week ago

【2025年版】オフショア開発で発生しがちな認識のズレを埋めるプロトタイプツール7選

オフショア開発は安価で高品質の開発ができる開発手法ですが、コミュニケーションの問題が発生しがちです。 そんなコミュニケーションロスの問題を解決するツールとして、今回紹介したいのがプロトタイプツールです。 プロトタイプツールを利用することで、会話型のコミュニケーションから視覚的なコミュニケーションに移行することができ、よりわかりやすく情報を共有することができるのです。 この記事ではそんなプロトタイプツールのおすすめ7つを紹介していきます。 オフショア開発に興味がある方 プロトタイプツールを詳しく知りたい方 オフショア開発のコミュニケーションの問題に悩まれている方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば、オフショア開発のコミュニケーション問題を解決する方法がわかりますよ。 (more…)

2 weeks ago

2025年注目のモバイルアプリ開発フレームワーク 5選

スマートフォン市場がますます進化する中で、モバイルアプリの開発技術も飛躍的に向上しています。 特に、クロスプラットフォーム開発の重要性が増し、開発スピードやコスト削減を実現するフレームワークが次々と登場しています。 この記事では、2025年に注目されるモバイルアプリ開発フレームワークを5つ紹介し、それぞれの特徴やメリットを詳しく解説します。 モバイルアプリ開発を行いたい方 モバイルアプリ開発フレームワークについて最新情報を知りたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばモバイルアプリ開発のフレームワークについて注目のものが何なのか丸わかりですよ。 (more…)

2 weeks ago

ベトナムオフショア開発でも対応できるクラウドインフラ基盤構築体制のコツ

近年、クラウドインフラの導入が進む中で、オフショア開発においても効率的なクラウド基盤の構築が求められています。 しかし、クラウドインフラ基盤の構築に際しては、日本とベトナムの技術レベルや環境の違いによって課題が生じることが少なくありません。 そこでこの記事では、ベトナムオフショア開発でもスムーズにクラウドインフラを構築するためのコツについて詳しく解説し、成功のためのポイントを紹介します。 オフショア開発に興味がある方 クラウドインフラを導入しようとお考えの方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば、オフショア開発を活用する企業がクラウド環境を安定的に運用できる方法が分かりますよ。 (more…)

3 weeks ago