ローコードプラットフォームとはプログラミング言語によるコーディングに代わり、ビジュアルモデリングにより構築を行う環境のことです。
様々なローコードプラットフォームがありますが、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。
今回はおすすめのローコードプラットフォームを10個紹介していきます。
これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばローコードプラットフォーム、それぞれの特徴が丸わかりですよ。
Mendixはアイディア(要件)、デプロイ、運用、アプリケーションなど開発ライフサイクル全体が加速されるように設計されたローコードプラットフォームです。
アジャイル開発とDevOps両方を活用したいという要望に応えることができ、Developer Portal ではスクラム開発で使われる Sprint やUser story などの管理などが行えます。
アプリの構築、レビュー、共同作業はMendix Studioを利用しますが、Mendix Studio Pro をJavaやJavaScriptを使用すれば構築や拡張も可能です。
スクラムマスターの場合は、Mendix Developer Portalでユーザーの要求やエンドユーザーのフィードバックを管理することも可能です。開発が視覚的に行えるため、管理が簡単なのが魅力ですね。
さらにMendixではワンクリックでクラウド環境やオンプレミス環境にデプロイができるので、開発者がアプリを直接ユーザーに提供することができます。つまりアプリの開発や保守までもをサポートすることができるのです。
Canbusは顧客管理や勤怠管理、プロジェクト管理などといった業務集約のためのローコードプラットフォームです。
Excelのようにアプリを作成することができるので、Excelを日常的に使っている企業におすすめです。
Microsoft PowerAppsはドラッグ&ドロップでスピーディーに開発が行えるローコードプラットフォームです。
Microsoft 365で提供されているサービスの1つ。サブスクリプション契約をしている方であれば無償で使うことが可能です。
OutSystemsはWebアプリやチャットボット、リアクティブWebアプリなど様々なデバイスに向けたアプリを作成することができるローコードプラットフォームです。
OutSystemsは追加設定なしで400以上のシステムと連携することができ、コーディング不要で一元管理することができます。
アーキテクチャはAIが搭載されているので、反発的なタスクを取り除くことができます。これによって複雑な修正変更を簡単に行うことができるのです。
Oracle APEXはOracle Databaseの付属ツールとして提供されるローコードプラットフォームです。Oracle Databaseを利用している企業では追加コストなどは不要で利用することができます。
Oracle APEXで作成したアプリケーションはブラウザ以外にも、スマートフォンやタブレットでも見やすい形で自動表示してくれます。
Oracle Databaseさえあればどこからでもアクセスして画面をみることができるのも嬉しいポイントですね。
サイボウズ株式会社が提供するローコードプラットフォームがKintoneです。Kintoneではドラッグ&ドロップで絵を描くように業務に必要なアプリを自由に作ることができます。
サンプルアプリは100種類以上あり、業務内容に応じてアプリを沢山作成することができます。
作ったアプリのアクセス権限を自由に設定、制限することもできるので、例えば案件管理のアプリは営業担当だけ、給与明細は自分のみなどといったように自由に決めることも可能です。
Salesforce Lightning Platformは顧客管理や社員管理、スケジュール管理など様々な業務管理をアプリを作成できるローコードプラットフォームです。
Salesforceは世界各地にデータセンターがあり、クラウド環境で開発を行うことができます。
Magic xpa Application Platformはモバイルプレビュー機能があり、実際の使用感を視覚的に確認しながら開発が行えるローコードプラットフォームです。
開発が半分程度終わった時点で、エンドユーザーに確認をしてもらうことができるため修正を早い段階で行えるのも特徴です。
インメモリ・データグリッド(IMDG)を搭載、つまり多数のサーバー上で管理を行うので、万が一障害があってもシステムを停止することなく運用していくことが可能です。
Microsoft Power Platformはマイクロソフトが提供するローコードプラットフォームです。
先ほど紹介したPower AppsとPower Automate、Power BIの3つの製品によって構成されています。Power Automateとは335種類以上のコネクタがある自動ワークフローツールです。
マウス操作やキーボード操作を記録することで高度な自動処理を実現します。さらにAI Builderを使用することでAIを組み込むことも可能ですよ。
Power BIはExcelのような使い心地のビックデータ解析ツールです。データソースに接続し、データの統合や分析が行えます。
またウェブサイトやモバイルデバイスを利用することで、レポートを簡単に公開、閲覧することができます。
HCL Notes/DominoはHCLジャパンが提供するローコードプラットフォームです。その歴史は30年以上あり、ローコードプラットフォームの先駆けとも言えるでしょう。
HCL Nomadを利用することでスマホやタブレット端末からも使うことができます。
高いセキュリティが魅力で、データは自動的に暗号化、TLS証明書を実績のある認証局から無償で管理されるなど最新のセキュリティ対策が可能です。
いかがでしたか。本日はおすすめのローコードプラットフォーム10個についてその特徴を簡単に紹介していきました。
ローコードプラットフォームはプログラミングによる開発は不要で、スピーディーに開発を行っていくことができましたね。
DehaソリューションではMendixを利用してローコード開発にも対応することが可能です。ローコード開発が気になる方、Mendixが気になる方はぜひお気軽にお問合せください。
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