Webシステム開発

Ruby on Railsを使用した開発のメリットと案件傾向

新規でWebサービスを立ち上げる時、Rubyは優れた選択肢の一つです。

Ruby on Railsを用いることで、少人数で、大規模なWebサービスを立ち上げることができます。

今回は、そんなRuby on Railsを開発に使うメリットと、Ruby on Railsを用いた開発案件の傾向について解説していきます。

  • Ruby on Railsが気になる方
  • Webサービスを新規開発する予定の方
  • 社内のIT人材が不足している方

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばRuby on Railsでできることやどういった開発に向いているのかなど丸わかりですよ。

Ruby on Railsを使うメリット

Ruby on Railsは、プログラミング言語Rubyを用いた、Webフレームワークです。

Ruby on Railsには、幾つか際立ったメリットがあるため、それを紹介します。

短いコードで開発できる

Ruby on Railsは、非常に短いコードで、たくさんの機能を実装できることで有名です。

その背景には、Ruby on Railsの8つの原則があります。

  1. プログラマの幸福度を最適化
  2. 設定より規約(慣習)を重視する(Convention over Configuration、CoC)
  3. メニューは”おまかせ”で
  4. パラダイムが1つではない
  5. 美しいコードを称える
  6. 統合システムを尊重する
  7. 安定性より進歩を重視する
  8. テントを押し上げる

この中の、「メニューは”おまかせ”で」という思想は、「よく使う機能や設定に関してRailsのおすすめをデフォルトにしてくれているよ」という意味合いがあります。

短いrailsコマンドを書くだけで、おまかせ設定のWebアプリケーションを製造してくれるのです。

これにより、特別な設定や、特定の記述をしなくても、少ない手間でシステム開発を行えます。

少人数で開発できる

上記の「短いコードで開発できる」にも関連しますが、Ruby on Railsは、少人数開発にも向いています。

理由は、短いコードで素早く開発できるため、マンパワーが少なくてもたくさんの機能を実装できるからです。

新規開発にも向いているフレームワークのため、スタートアップ企業のような、少数精鋭チームでの開発に重宝されます。

一方で、大人数での開発でも、実はRuby on Railsは使いやすいです。

「美しいコードを称える」という原則にも現れているように、通常のソースコードが読みやすいですし、基本的にRuby on Railsがおすすめする設定でソースが作られるため書き方が一定になります。

開発者の人数が増えれば増えるほど、他の人が書いたコードを読む機会が増えるため、チーム開発の面でもRuby on Railsは優れた選択肢と言えるでしょう。

日本語での二次情報が多い

Ruby on Railsは、一時期、日本のエンジニア界隈で流行ったこともあり、日本語での二次情報が非常に多いです。

技術者が、開発を通じて得た情報を発信するQiitaでは、「Rails」関連の記事が32000件以上ありました。

PHP関連の記事が約24000件だったので、これは非常に多いと言えるでしょう。

二次情報の多さは、開発時のトラブル回避に繋がります

Ruby on Railsを使用した開発の案件傾向

次に、Ruby on Railsを使用した開発案件の傾向についてまとめます。

Webサービスのプロトタイピング

Ruby on Railsは、素早く開発できるという特徴があるため、構想段階のWebサービス開発に使われがちです。

クラウド会計サービスの、freeeも、プロトタイピング段階でRuby on Railsを使っていました。

Webサービスのプロトタイピングでは、素早く全体像を作ることが求められるため、Ruby on Railsが最適です。

社内業務システム案件

社内業務システムでは、結果として多くの機能が必要になりがちです。

少ないコードで大規模なシステムを構築できるRuby on Railsは、社内業務システムの開発にも向いています。

新規のWebサービス開発

日本では、PHPを用いたWebサービスが多く、これらのWebサービスをRubyに置き換える案件はそれほど多くないでしょう。

しかし、新規のWebサービス開発ではRuby on Railsを用いることも少なくありません。

理由はメリットのところで解説したように、短いコードで開発できるという点と、大人数での開発にも耐えうる構造をしているという点からです。

Webサービス開発ならdehaにご相談ください

いかがでしたか。Ruby on Railsはメリットが多くあり、人気のフレームワークでした。

少人数の開発はもちろん、シンプルで美しいコードがゆえに大人数での開発にも向いていましたね。

ぜひRuby on Railsを利用して、ウェブ開発を行ってみてはいかがでしょうか。

もし「社内のIT人材がいない」「素人では難しい」などのお悩みをお持ちならウェブ開発を委託してみるのもおすすめです。

dehaでは、5年間に渡りオフショア開発を行ってきました。

ベトナムオフショアでは、日本国内より人件費を抑えつつ、一定以上のクオリティの開発を行うことが可能です。

Webサービス開発を検討中の企業様や、Webサービス開発案件を受注したもののリソースが不足しているITベンダー様、本日紹介したRuby on Railsが気になる方などは、ぜひ一度dehaにお問い合わせくださいませ。

>> お問い合わせはこちら

kataokayusuke

Recent Posts

2034年に向け急拡大するベトナム企業AI市場:最新の市場規模・シェアと未来予測

生成AIの急速な普及を背景に、世界各国で企業のAI活用が加速しています。 その中でもベトナムは、政府による積極的なAI政策やデジタル化の推進、海外企業による投資拡大を追い風に、東南アジア有数の成長市場として注目を集めています。 この記事では、最新の市場規模や市場シェア、成長を支える要因、主要企業の動向をもとに、2034年に向けたベトナム企業AI市場の将来性と日本企業に広がるビジネスチャンスについて詳しく解説します。 AI市場に興味がある方 ベトナムのIT市場に興味がある方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばベトナム企業のAI市場規模がわかるのはもちろん将来の予測もわかりますよ。 (more…)

2 weeks ago

アジャイル・ウォーターフォール・ハイブリッド:企業価値を最大化する開発戦略の選び方

近年、システム開発で代表的な手法として長年利用されてきたのが「ウォーターフォール開発」と「アジャイル開発」を組み合わせた「ハイブリッド開発」が新たな選択肢として注目されています。 この記事ではそんな「ハイブリッド開発」について、どう言った特徴があるのかや、企業価値を最大化するためにはどのような視点で開発戦略を選択すべきかについて見ていきます。 アジャイル開発に興味がある方 DX化を進めたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば「ウォーターフォール開発」と「アジャイル開発」のそれぞれの特徴と、それを掛け合わせた「ハイブリッド開発」の特徴が丸わかりですよ。 アジャイル開発の特徴とメリット アジャイル開発とは、「素早い」「俊敏な」という意味を持つ言葉の通り、変化に柔軟に対応しながらシステムを開発する手法です。 従来のウォーターフォール開発では、要件定義、設計、開発、テスト、リリースという工程を順番に進め、最後に完成したシステムを利用者へ提供します。 一方、アジャイル開発では短期間の開発サイクル(スプリント)を繰り返します。一般的には1〜4週間程度の期間で、優先度の高い機能を開発し、動作する状態で提供します。 その後、利用者から意見をもらい、次の開発に反映します。 この流れを繰り返すことで、利用者の本当のニーズに近いシステムを作りやすくなります。 例えばECサイトの決済機能を開発する場合、最初からすべての決済方法を実装するのではなく、まずクレジットカード決済だけを提供し、その後電子マネーやQR決済などを追加していくことが可能です。 この方法では、早い段階でサービスを市場へ投入でき、利用状況を確認しながら改善できます。 アジャイル開発の主なメリットは以下の通りです。…

2 weeks ago

7Rフレームワークとは?生成AI活用で加速するレガシーシステムマイグレーション

企業の基幹システムの多くは、10年、20年、あるいは30年以上にわたって運用され続けています。 しかし近年、こうしたレガシーシステムを取り巻く環境は大きく変化しています。 近年、注目されているのが「7Rフレームワーク」です。 7Rフレームワークは既存システムをクラウド環境へ移行する際に採用される代表的な意思決定モデルであり、システムごとに最適な移行戦略を選択するための考え方です。 この記事ではそんな7Rフレームワークについて、特徴を紹介していきます。 7Rフレームワークに興味がある方 生成AIを活用したい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば7Rフレームワークの特徴がわかるのはもちろん、AI時代での7Rフレームワークについて丸わかりですよ。 (more…)

3 weeks ago

構造変化に直面するオフショア開発:「量」の補完から「AI Native」への転換期

オフショア開発は従来の「量」の補完から、しかし、生成AIの急速な進化によってその前提が大きく変わろうとしています。 今後は「どれだけ高い生産性を実現できるか」が重要です。 この記事ではそのようなオフショア開発のあり方の変化について見ていきます。 オフショア開発に興味がある方 社内のIT人材が不足している方 AIを使った開発に興味がある方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばオフショア開発の変化についてわかるのはもちろん、AI Nativeについても丸わかりですよ。 (more…)

3 weeks ago

生成AI時代における「2030年に79万人IT人材不足」の再定義と構造変化

近年、日本のIT業界では「2030年に最大79万人のIT人材が不足する」という予測が繰り返し語られています。 この数字は、日本社会のDX推進や企業のシステム開発を支える人材の不足を警告する象徴的な指標として広く認知されています。 しかし、2022年末以降の生成AIの急速な発展により、この予測の前提条件は大きく変化しています。 かつては人間が手作業で行っていたプログラミング、設計書作成、テストケース生成、ドキュメント作成、データ分析などの業務が、AIによって大幅に自動化され始めているためです。 その結果、「79万人不足」という予測を単純に受け入れるのではなく、「どのような人材が不足し、どのような人材の需要が減少するのか」という質的な観点から再検討する必要が生じています。 この記事では、生成AI時代におけるIT人材不足の構造変化を分析し、2030年に向けて求められる人材像について考察をしていきます。 生成AI時代が気になる方 IT業界の方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば「2030年79万人IT人材不足」問題について、新しい見解とその対策がわかりますよ。 (more…)

1 month ago

AIレガシーマイグレーション|従来の課題をDXへ導くDEHAの解決策

長年運用されてきた基幹システムは、企業活動を支える重要な存在である一方で、技術的負債の蓄積、保守人材不足、クラウド対応の遅れ、ブラックボックス化など、さまざまな問題を引き起こしています。 従来のマイグレーションでは、既存システムの解析からコード変換、データ移行、テスト、カットオーバーまで、多くの工程を人手に依存していました。 こうした背景の中、注目を集めているのが「AIレガシーマイグレーション」です。 この記事ではAIレガシーマイグレーションについて、どんな特徴があるのかやその強みに着目をしていきたいと思います。 AIレガシーマイグレーションが気になる方 製造業の方 DXをすすめたい企業の方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばAIレガシーマイグレーションがどう言ったものかがわかるのはもちろん、DEHAのAIレガシーマイグレーションについてもわかりますよ。 (more…)

2 months ago