ベトナム情報

ベトナム人エンジニアと上手に働く5つのコツ

ベトナムオフショア開発では、ベトナム人エンジニアで構成された開発チームと連携します。

特にラボ型開発では、開発チームと頻繁にコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めていくため、コミュニケーションが課題になりがちです。

今回は、ベトナムオフショア開発で課題になる、ベトナム人エンジニアとのコミュニケーションの取り方についてまとめました。

  • 自社のエンジニアリソースが足りないので、オフショア開発で補填したい
  • これからオフショア開発に挑戦したい
  • オフショア開発をする予定はないが、ベトナム人エンジニアを雇用しようと思っている

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばベトナム人エンジニアとうまくコミュニケーションをとる方法がまる分かりですよ。

ベトナム人エンジニアと上手に働く5つのコツ

ベトナム人エンジニアと協働する場合、言語の壁や文化の壁があるので、なるだけ誤解やすれ違いがないように、コミュニケーションを取るのが重要です。

コミュニケーションは、オフショア開発の大きな課題の一つですが、小さな工夫を積み重ねることで、コミュニケーションコストを小さくすることができます。

図解や画像を活用する

ベトナム人エンジニアに限らず、日本人相手でも同じことが言えますが、図解を活用すると複雑な概念をわかりやすく伝えることが可能です。

オフラインでコミュニケーションを取れる状況なら、ホワイトボードなどを用意しておくと、スムーズかと思います。

特に仕様や、設計など、エンジニアリングに関わる箇所に関しては、視覚的に伝える方が、文章で伝えるよりも早く明確に理解してもらうことができます。

可能ならUMLを用いるとより良いでしょう。

エンジニアリングの領域では、UML(統一モデリング言語)という、世界共通の図解手法があります。UMLのシーケンス図やクラス図といった共通言語を使うことで、普通の図解より明確に伝えることが可能です。

また、機能追加や画面の変更などを指示する場合は、簡単で良いので画像を用意したり、類似アプリのスクショなどを合わせて伝えると、正確に伝わるでしょう。

英単語は、スペルを書いて伝える

システム開発の領域では、多くの英単語が飛び交います。

  • デプロイ
  • ステージング
  • キャッシュ
  • デフォルト
  • フィックス
  • バグ
  • リリース
  • プッシュ
  • リバート

上記はごく一部ですが、このようにシステム開発では、英単語が当たり前に使われます。

英語なので、そのまま伝えても伝わるように思いますが、国ごとになまりがあるので意外と伝わらないことが多いです。

日本人の発音はカタカナ英語になりやすいように、ベトナム人にもベトナム人特有のなまりがあります。

例えば「キャッシュ」を「キャッチ」と発音するベトナム人も多いらしく、口頭では伝わりにくいです。もし口頭で伝わらなかった場合、メモ帳やチャットにスペルを書いて伝える方がスムーズに伝わります。

オフラインならメモ帳にスペルを書き、オンラインでの話し合いならチャットを飛ばして伝えましょう。

これだけでもコミュニケーションのストレスは軽減し、お互い気持ちよく働くことができるはずです。

簡潔に話すように心がける

日本語でコミュニケーションをするときは、短く、シンプルに伝えることを心がけましょう。

日本語でコミュニケーションを取るとき、話す速度をゆっくりにするという工夫を行う人が多いですが、話す速度以上に大事なのが内容のシンプルさです。

たとえば「ステージングに最新版が反映されていますか?」というセリフだと、「最新版」と「反映」というわかりにくい単語に加え、受け身の文章になっているため伝わりにくいです。

「Stagingのversionは、一番新しいですか?」のように、シンプルにするとスムーズに理解してもらえます。

日本語として多少不自然だとしても、ベトナム人エンジニアとのコミュニケーションでは、端的に伝えることを優先すべきでしょう。

エンジニアリング以外のことを求めない

日本では、エンジニアに、客先とのやりとりなどのエンジニアリング以外の仕事も求める傾向があります。

ベトナム人エンジニアと働く上では、開発チームには開発業務のみに集中してもらう、と割り切るのがとても大事です。

具体的には、以下のような要求をしないようにしましょう。

  • メールを丁寧に書いてほしい
  • うまくコミュニケーションをしてほしい

日本人で考えるとわかりやすいのですが、エンジニアとして優秀で、コミュニケーション能力が高く、英語も堪能な人材は滅多にいません。

同じように、ベトナム人エンジニアに、エンジニアとしての能力、日本の商習慣や文化への理解、日本語のうまさの全てを求めるのは間違っています。

ベトナム人エンジニアの多くは、エンジニアとして非常に優秀なので、開発業務に集中してもらうのが良いでしょう。

楽観的な姿勢が大事

考え方の話になるのですが、完璧に行おうと気負うのではなく、楽観的な姿勢で臨む方が結果的に良い方向に向かいます。

ベトナムオフショア開発や、ベトナム人エンジニアの雇用を行う際、言語の壁や文化の壁など、多くの不安があるかと思います。

実際、コミュニケーションの問題が起きたり、想定外のトラブルが起きたりすることもあります。

しかし現在、日本国内でIT人材を確保するのは、年々難しくなっている状況です。オフショア開発や海外人材の雇用は、今後も広がっていく流れだと思います。

海外人材と協働するノウハウは、実際にトライしなければ積むことができません。

オフショア開発や海外人材の雇用をする際は、「どう転んでも経験値になる」と楽観的な姿勢で望むほうが、双方プレッシャーにならず良好な関係が築けます。

テレワークならではの課題と解決策

テレワークでは、対面でコミュニケーションをとったときより、細かなニュアンスが伝わりにくいです。

図解や画像を使ったり、メモでスペルを見せたりするのも、物理的なホワイトボードに書くほうが楽かもしれません。

しかし、チャットやオンライン会議で密に連携をとり、画面共有などを活用することで、コミュニケーションの課題を解決することは可能です。

オフショア開発には、国内では難しくなってきているIT人材の確保を、国内よりも低い費用でできるという大きなメリットがあります。

コミュニケーションの課題は工夫でカバーできるので、IT人材の確保を考えている場合は、オフショア開発もぜひ検討してみてください。

合わせて読みたい>>WITHコロナ時代に再注目されるベトナムオフショア開発という選択

ベトナムオフショア開発ならdehaへ

ベトナム人エンジニアとうまく働くためのコツは以下の通りでした。

  • 図解や画像を活用する
  • 英単語は、スペルを書いて伝える
  • 簡潔に話すように心がける
  • エンジニアリング以外のことを求めない
  • 楽観的な姿勢が大事

小さな工夫をしたり、心構えを変えたりすることで、ストレスなくコミュニケーションをとることができるでしょう。

dehaでは、5年間に渡り、ベトナムオフショア開発を行ってきました。
スマホアプリ開発からAIを用いた画像処理システムの開発まで、様々な案件に携わってきた実績があります。

一定期間開発チームと専属契約できるラボ型開発も行っております。

エンジニアのリソースを確保したいが、国内で新しく雇用すると、人件費が気になるという場合、費用を抑えつつ優秀なエンジニアを確保できるラボ型開発がおすすめです。

  • 新しくシステム開発のプロジェクトを立ち上げたい
  • エンジニアのリソースを確保したい

という場合、ぜひ一度dehaにご相談くださいませ。

お問い合わせはこちらから

kataokayusuke

Recent Posts

2034年に向け急拡大するベトナム企業AI市場:最新の市場規模・シェアと未来予測

生成AIの急速な普及を背景に、世界各国で企業のAI活用が加速しています。 その中でもベトナムは、政府による積極的なAI政策やデジタル化の推進、海外企業による投資拡大を追い風に、東南アジア有数の成長市場として注目を集めています。 この記事では、最新の市場規模や市場シェア、成長を支える要因、主要企業の動向をもとに、2034年に向けたベトナム企業AI市場の将来性と日本企業に広がるビジネスチャンスについて詳しく解説します。 AI市場に興味がある方 ベトナムのIT市場に興味がある方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばベトナム企業のAI市場規模がわかるのはもちろん将来の予測もわかりますよ。 (more…)

2 weeks ago

アジャイル・ウォーターフォール・ハイブリッド:企業価値を最大化する開発戦略の選び方

近年、システム開発で代表的な手法として長年利用されてきたのが「ウォーターフォール開発」と「アジャイル開発」を組み合わせた「ハイブリッド開発」が新たな選択肢として注目されています。 この記事ではそんな「ハイブリッド開発」について、どう言った特徴があるのかや、企業価値を最大化するためにはどのような視点で開発戦略を選択すべきかについて見ていきます。 アジャイル開発に興味がある方 DX化を進めたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば「ウォーターフォール開発」と「アジャイル開発」のそれぞれの特徴と、それを掛け合わせた「ハイブリッド開発」の特徴が丸わかりですよ。 アジャイル開発の特徴とメリット アジャイル開発とは、「素早い」「俊敏な」という意味を持つ言葉の通り、変化に柔軟に対応しながらシステムを開発する手法です。 従来のウォーターフォール開発では、要件定義、設計、開発、テスト、リリースという工程を順番に進め、最後に完成したシステムを利用者へ提供します。 一方、アジャイル開発では短期間の開発サイクル(スプリント)を繰り返します。一般的には1〜4週間程度の期間で、優先度の高い機能を開発し、動作する状態で提供します。 その後、利用者から意見をもらい、次の開発に反映します。 この流れを繰り返すことで、利用者の本当のニーズに近いシステムを作りやすくなります。 例えばECサイトの決済機能を開発する場合、最初からすべての決済方法を実装するのではなく、まずクレジットカード決済だけを提供し、その後電子マネーやQR決済などを追加していくことが可能です。 この方法では、早い段階でサービスを市場へ投入でき、利用状況を確認しながら改善できます。 アジャイル開発の主なメリットは以下の通りです。…

2 weeks ago

7Rフレームワークとは?生成AI活用で加速するレガシーシステムマイグレーション

企業の基幹システムの多くは、10年、20年、あるいは30年以上にわたって運用され続けています。 しかし近年、こうしたレガシーシステムを取り巻く環境は大きく変化しています。 近年、注目されているのが「7Rフレームワーク」です。 7Rフレームワークは既存システムをクラウド環境へ移行する際に採用される代表的な意思決定モデルであり、システムごとに最適な移行戦略を選択するための考え方です。 この記事ではそんな7Rフレームワークについて、特徴を紹介していきます。 7Rフレームワークに興味がある方 生成AIを活用したい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば7Rフレームワークの特徴がわかるのはもちろん、AI時代での7Rフレームワークについて丸わかりですよ。 (more…)

3 weeks ago

構造変化に直面するオフショア開発:「量」の補完から「AI Native」への転換期

オフショア開発は従来の「量」の補完から、しかし、生成AIの急速な進化によってその前提が大きく変わろうとしています。 今後は「どれだけ高い生産性を実現できるか」が重要です。 この記事ではそのようなオフショア開発のあり方の変化について見ていきます。 オフショア開発に興味がある方 社内のIT人材が不足している方 AIを使った開発に興味がある方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばオフショア開発の変化についてわかるのはもちろん、AI Nativeについても丸わかりですよ。 (more…)

3 weeks ago

生成AI時代における「2030年に79万人IT人材不足」の再定義と構造変化

近年、日本のIT業界では「2030年に最大79万人のIT人材が不足する」という予測が繰り返し語られています。 この数字は、日本社会のDX推進や企業のシステム開発を支える人材の不足を警告する象徴的な指標として広く認知されています。 しかし、2022年末以降の生成AIの急速な発展により、この予測の前提条件は大きく変化しています。 かつては人間が手作業で行っていたプログラミング、設計書作成、テストケース生成、ドキュメント作成、データ分析などの業務が、AIによって大幅に自動化され始めているためです。 その結果、「79万人不足」という予測を単純に受け入れるのではなく、「どのような人材が不足し、どのような人材の需要が減少するのか」という質的な観点から再検討する必要が生じています。 この記事では、生成AI時代におけるIT人材不足の構造変化を分析し、2030年に向けて求められる人材像について考察をしていきます。 生成AI時代が気になる方 IT業界の方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば「2030年79万人IT人材不足」問題について、新しい見解とその対策がわかりますよ。 (more…)

1 month ago

AIレガシーマイグレーション|従来の課題をDXへ導くDEHAの解決策

長年運用されてきた基幹システムは、企業活動を支える重要な存在である一方で、技術的負債の蓄積、保守人材不足、クラウド対応の遅れ、ブラックボックス化など、さまざまな問題を引き起こしています。 従来のマイグレーションでは、既存システムの解析からコード変換、データ移行、テスト、カットオーバーまで、多くの工程を人手に依存していました。 こうした背景の中、注目を集めているのが「AIレガシーマイグレーション」です。 この記事ではAIレガシーマイグレーションについて、どんな特徴があるのかやその強みに着目をしていきたいと思います。 AIレガシーマイグレーションが気になる方 製造業の方 DXをすすめたい企業の方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばAIレガシーマイグレーションがどう言ったものかがわかるのはもちろん、DEHAのAIレガシーマイグレーションについてもわかりますよ。 (more…)

1 month ago