モバイルアプリの重要性は年々高くなっています。
現代はスマホを持っているのが当たり前となり、ユーザーがスマホを使っている時に接触する時間を取れるかがビジネスにとって影響力を持っているからです。
しかし、モバイルアプリを作るには、アプリ本体だけでなく、サーバー、データベース、それらを支えるインフラ環境など多くのことを考える必要があります。
そこで、本日はそんなモバイルアプリ開発がグッと楽になるフレームワークについて解説していきます。
これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばアプリ開発を手助けしてくれるフレームワークがまるわかりですよ。
本日紹介するのはこの5つです。それぞれ詳しく紹介します。
| 言語 | 事例 | こんな人におすすめ | |
| React Native | React(Javascript) | • Skype など | webアプリケーションへの展開を考えている方 |
| Flutter | Dart | • Alibaba • Google広告 アプリ など | これからモバイルアプリ開発を始めたいWebアプリ開発者 |
| Ionic | HTML 、CSS、Javascript | • Diesel • McDonald’s Turkey app など | おしゃれで使い勝手の良いUIの構築を目指している方 |
| Apache Cordova | JavaScript | • ウィキペディア • HealthTap など | JavaScriptとCSS/HTMLの知識がある方 |
| Xamarin | .NET と C# | • The World Bank • BBC Good Food など | C#の知識がある方 |
React Nativeは、Facebookが開発したモバイルアプリ開発用のフレームワークです。
フロントエンドフレームワークとしても人気のReactをベースにしており、非常に高い人気を誇っています。
ReactはJavascriptですので、習得しているエンジニアも多く、Webアプリの開発ができれば新たな言語を習得せずにアプリ開発ができるようになります。
特徴としては、iOS・Androidの二つのプラットフォームに対応したネイティブアプリを開発できるという点と、開発コミュニティの大きさです。
UIをWebViewで表示するWebViewアプリではなく、ネイティブアプリを作ることができます。開発コミュニティは、Reactのコミュニティをベースとしているため、世界中の開発者からアドバイスをもらうことが可能です。
ソースコード変更したら、すぐに動作確認ができるホットリロードなど、開発環境の機能も充実しており、開発効率も非常に高いです。Facebookアプリ、Airbnb、Instagramアプリなどで使われています。
Flutterは、Googleが開発したモバイルアプリ開発のフレームワークで、iOS・Android・Web全てに共通した優れたUIを一度に作れるのが特徴です。
2018年に公開され、「React Native」よりも後発ながら急速に普及が進んでいます。
Flutterは、Dartというプログラミング言語を使っており、Dartで作った1つのコードを、iOS・Android・Web用に変換することで、1つのソースコードから多くのプラットフォームで動作するUIを作れるという仕組みです。
Flutterには、UI開発をサポートするデザインパーツが多数あるため、少ない作業でアプリのUIを構築できます。React Native同様、ホットリロードなども導入してあるので、開発効率は非常に良いと言えるでしょう。
またFlutterは複数のIDE(統合開発環境)に対応しており、普段使っているツールで開発できるので、開発者にとって負担がないのも魅力です。Alibabaのアプリや、Google広告などに用いられています。
Ionic(アイオニック)は、HTML5を用いたクロスプラットフォームのアプリ開発を行えるJavaScriptフレームワークです。
Flutter同様に、iOS、Android、Webの全てで使うことができるハイブリットアプリを開発できます。正確には、アプリ開発フレームワークであるApache Cordova上で動くUIフレームワークという位置付けになります。
Ionicフレームワークに含まれるテーマやコンポーネントはカスタマイズ可能なので、アプリのインターフェース作成の自由度が高いのが特徴です。
Webアプリに関しては、近年注目されているPWA(プログレッシブウェブアプリ)にも対応しています。本格的な開発には、JavaScriptだけでなく、TypeScriptやAngularの知識も必要です。
Apache Cordova(アパッチ コルドバ)は、オープンソースのモバイルアプリ開発フレームワークです。
元々は「PhoneGap」という別のフレームワークだったのですが、Adobe社に買収されたのち、OSS(オープンソースソフトウェア:無償で公開されており、コードの改変が認められているプロジェクト)として公開されました。
先ほど紹介したIonicも、Apache Cordova上で動くフレームワークです。
1つのアプリを作成するだけで、それを ネイティブアプリ として複数の媒体にインストールが可能。
Apache Cordovaプロジェクトには、多くの企業が参加しており、対応しているプラグイン が多いのが魅力です。
Xamarin(ザマリン)はMicrosoftが開発したフレームワークです。
.NET と C# でアプリを作ることができ、iOS、Android、Windowsアプリの3つに対応したアプリを一度に作れるのが魅力です。
6万人以上の開発者がいるため、優れたカスタマーサポートや豊富なドキュメントが用意されています。
カメラやGPSなど、デバイスのハードウェアを完全にサポート。
オフラインで使えるアプリを作るのにも適しています。
いかがでしたか。本日はモバイルアプリ開発に役に立つフレームワークを5つ紹介して行きました。
どのフレームワークがおすすめなのかは、要件や予算、スキル面、納期によって大きく変わっていきます。その開発に最も適したものを選ぶようにしていきましょう。
一方、モバイルアプリ開発では、APIの製造なども必要になる場合が多く、エンジニアのリソース確保が難しくなりがちなのが課題です。
国内でITエンジニアを確保しようとした場合、多くの人件費がかかってしまいます。そこで、ベトナムオフショア開発であれば、低コストで優秀なエンジニアを登用することが可能です。
dehaでは、5年間にわたり、ベトナムオフショア開発に取り組んできました。
ウェブ開発、アプリ開発の実績も多数ありますので、モバイルアプリ開発へのエンジニアリソース確保をご検討中でしたら、ぜひdehaにお問い合わせください。
ソフトウェア開発において、品質の確保はプロジェクト成功の最重要テーマの一つです。 市場のニーズは高度化し、リリースサイクルは短期化し、開発チームの構成は複雑化しています。このような状況の中で注目されているのが TQA(Technical Quality Assurance:技術品質保証) です。 TQAは従来のQAと異なり、単にテスト工程で不具合を検出するだけではなく、開発工程全体の技術的な品質を可視化し改善するという役割を担います。 この記事では、TQAとは何か、その役割から導入メリットまで詳しく解説します。 TQAが気になる方 TQAの開発プロセスが気になる方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばTQAとは何かがわかるのはもちろん、導入メリットもわかりますよ。 TQA(技術品質保証)とは? TQAとは、技術的視点から開発プロセス全体の品質を管理・保証する取り組みを指します。従来のQA(Quality Assurance)が主に「プロセス管理」や「テスト計画・品質基準の策定」を担当していたのに対し、TQAはさらに踏み込んで、…
近年、システム開発・建設・製造・マーケティングなど、あらゆる分野でプロジェクトの複雑化が進んでいます。 市場の変化は速く、顧客の期待値も高まり続けるなか、企業に求められるのは「限られたコストと期間で、高い品質を確保した成果物を提供すること」です。 しかし実際には、品質のばらつき、手戻り、要件の理解不足、工程管理の不徹底などにより、多くのプロジェクトが計画どおりに進まず、結果的にコスト増や納期遅延という課題を抱えています。 こうした背景から注目されているのが プロジェクト品質管理サービス です。専門家による品質管理プロセスの整備・運用支援を通じて、プロジェクト全体の成功確率を高めるサービスとして、大企業から中小企業まで導入が広がっています。 この記事では、プロジェクト品質管理サービスの概要、必要性、導入メリット、サービス内容、実際の運用プロセスまでを詳しく解説します。 品質管理にお悩みの方 プロジェクト品質管理システムに興味がある方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事になっています。これを読めば、品質問題で悩んでいる組織やプロジェクトリーダーにとって、具体的な改善ヒントとなる内容がわかりますよ。 プロジェクト品質管理サービスとは? プロジェクト品質管理サービスとは、外部の専門チームやコンサルタントが、企業のプロジェクトにおける品質管理プロセスを整備し、品質向上やリスク低減を支援するサービスです。主に以下のような内容が提供されます。 品質基準・品質計画の策定 プロジェクト管理プロセスの構築・改善…
近年、企業や教育機関、自治体を中心に「生成AIチャットボット」の導入が一気に広がっています。 ChatGPTをはじめとする大規模言語モデル(LLM)が急速に発展したことで、これまでのチャットボットでは実現できなかった高度な対話や柔軟な問題解決が可能になりました。 しかし、「生成AIチャットボット」と「従来型のチャットボット」は何が違うのか、具体的に説明できる人は意外と多くありません。 本記事では、両者の仕組みや特性、メリット・デメリット、そして導入時のポイントまで分かりやすく解説しています。 生成AIに興味がある方 チャットボットを導入したい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば生成AIチャットボットが、従来と比べてどう違うのかが丸わかりですよ。 チャットボットとは何か? チャットボットとは、ユーザーとの会話を自動で行うプログラムのことです。 ウェブサイトの問い合わせ窓口やアプリ内のサポート、コールセンターの一次対応など、さまざまな場所で活用されています。 従来のチャットボットは、多くの場合「ルールベース型」「FAQ型」「シナリオ型」と呼ばれる仕組みで動いていました。 これは、あらかじめ作成された回答やシナリオに沿って、決められたパターンの会話を実行する仕組みです。 一方、生成AIチャットボットは、文章を理解し、新たな文章を自動生成する能力を持つ「大規模言語モデル(LLM)」によって動作します。 これにより、従来型とはまったく異なる会話体験を提供できるようになりました。…
いま、ソフトウェア開発の現場で“静かな革命”が起きています。それは、AIがエンジニアの相棒としてコーディングを支援する時代の到来です。 「AIがコードを書くなんて、まだ先の話」と思われていたのはもう過去のこと。今ではAIが自然言語での指示を理解し、数秒でプログラムを提案・修正してくれるのが当たり前になりました。 その結果、開発スピードが従来の3倍に向上したという事例も続々と報告されています。 この記事では、AIがどのようにしてコーディングを効率化し、開発現場を変えているのかを具体的に解説します。 開発をしたい方 コーディングの効率を上げたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばコーディングにAIを活用する方法が丸わかりですよ。 コーディング現場の課題と限界 ソフトウェア開発の現場では、長年にわたって「納期の短縮」「品質の維持」「コスト削減」という三大課題がエンジニアを悩ませてきました。 近年では、ビジネス環境の変化がますます激しくなり、リリースサイクルの短期化が当たり前になっています。 特にWebサービスやモバイルアプリ開発の世界では、「スピードこそ競争力」と言われるほど、開発速度が事業の成否を左右します。 しかし、スピードを優先すれば品質が犠牲になり、品質を重視すれば納期が延びる――このジレンマに多くの開発チームが直面してきました。 加えて、エンジニアの人手不足は深刻であり、教育やナレッジ共有に割く時間も限られています。 限られたリソースでいかに生産性を高めるかが、開発現場における共通のテーマとなっています。…
システム開発において最も重要であり、同時に最も難しい工程は何でしょうか。 多くのプロジェクトで共通して挙げられるのが 「要件定義」 です。 要求が曖昧なままプロジェクトが進むと、後工程での手戻りが一気に増え、QCD(品質・コスト・納期)は簡単に崩壊します。 実際に、プロジェクトが失敗する原因の6〜7割は、この初期工程である要件定義に起因すると言われています。それほど、要件定義は重要かつリスクの高いフェーズなのです。 しかし近年、AI技術の急速な進化により、従来の要件定義で「時間がかかる」「認識が揃わない」「情報が不足している」といった課題に対し、新たな解決策が生まれています。 この記事では、要件定義フェーズで頻発する7つの課題を取り上げ、それらをAIを活用してどのように改善できるのかを、具体例を交えて解説します。 要件定義フェーズでお悩みの方 AIを活用して開発効率を上げたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば要件定義で起こりうる問題とそれを解決する方法がわかりますよ。 問題1:要求が曖昧で担当者ごとに認識がズレる 要件定義で最初に直面する課題が「要求の曖昧さ」です。 ユーザー自身が課題を把握していても、機能としてどのように落とし込むべきか正確に説明できないケースは非常に多いです。…
システム開発の現場では、「納期が守れない」「コストが膨らむ」「品質にばらつきがある」といった課題が常に発生します。 こうした問題の根底にあるのが、QCD(Quality・Cost・Delivery)のバランスです。 QCDは製造業を中心に使われてきた概念ですが、現在ではシステム開発やITプロジェクトの世界でも不可欠な管理指標として定着しています。 この記事では、QCDの意味とそれぞれの要素がプロジェクトに与える影響、さらに現代的な最適化の方法までを詳しく解説します。 システム開発を行いたい方 QCDについて知りたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばシステム開発のQCDについて丸わかりですよ。 (more…)