サーバー

「AWS」は最強のクラウドコンピューティングサービス?!

「AWS」はAmazon社が提供するクラウドコンピューティングサービスで、世界シェアNO1のサービスです。

自社に必要なサービス・機能だけを選択して利用すルことで、余計な費用をかけずに導入・運用ができたり、 セキュリティも強固など多くのメリットがあります。

この記事ではそんな「AWS」について詳しく解説をしていきます。

  • 「AWS」が気になる方
  • クラウドコンピューティングサービスについて知りたい方

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば「AWS」がどのようなサービスなのか分かりますよ。

「AWS」とは

「AWS」はAmazon社が提供するクラウドコンピューティングサービスで、世界18カ国で提供されています。

「AWS」を利用するとクラウド上でサーバーやデータベースなどのインフラ環境をはじめ、機械学習や画像認識などのサービスが利用できます。

「AWS」のはじまりはAmazon社が自社のために開発したシステムを、社外の個人や企業にサービスとして提供することにしたことです。

そんなきっかけで始まったサービスも今ではクラウドコンピューティングサービスのシェアは世界1位になりました。2018年のシェアは33%※1と言われています。(「2018年第1四半期、クラウドインフラ市場でAWSのシェアは揺るがず33%前後 Microsoft、Googleが追撃」参照)

2位はMicrosoft社のAzure(アジュール)で13%と2位を大きく引き離すシェアとなっています。

2019年の「AWS」の売上高は約100億ドル、さらにAmazon社の中で「AWS」の売上の割合は12%となっており、いかに「AWS」が巨大なビジネスであるかご理解いただけるでしょう。(「アマゾンの第4四半期決算、AWS売上高は約100億ドルで好調維持」参照)

「AWS」の特長

以前はホームページを開設したり、その中でサービスを提供したりする場合、自社専用のサーバーを購入・構築するか、レンタルし、自社で管理・メンテナンスをする必要がありました。

当然ですが社内で管理・メンテナンスをするためにはネットワークエンジニアを採用するか、教育をして担当者を就けなくてはいけません。

技術を持ったエンジニアの人件費がかかりますし、その他にもサーバー・サーバー用ソフトウェアの購入費のほかに、サーバーの保守費用などさまざまな費用がかかります。

バックアップ用のサーバーや機器、無停電電源装置も必要です。OSがアップデートされればサーバーを止めて更新作業、サーバー本体が老朽化すれば買い替え・再設定もしなければいけません。セキュリティの設定も重要です。

自社でサーバーを持つメリットもありますが、それ以上にデメリットが大きいのも事実でした。

クラウドコンピューティングサービスで、その中でも「AWS」は上記のデメリットをすべて解決できる仕組みがあります。

費用

「AWS」の料金体系は従量課金制が基本となっています。自社に必要なサービス・機能だけを選択して利用するので余計な費用をかけずに導入・運用ができます。

当然サーバーなどの機器購入の初期投資が不要で、保守費用も料金に含まれています。

さまざまな機能を利用できる

「AWS」にはここでは書ききれないさまざまな機能があります。その中でも特に大きな役割を持つ2つの機能があります。

①EC2(Amazon Elastic Compute Cloud)

仮想サーバーを提供するサービス。

②S3(Amazon Simple Storage Service)

オンラインストレージ。

この2つは柔軟性も兼ね備えているので利用者・利用企業の業種・規模・業態・サービスに合わせて利用することができます。

使いやすい

「AWS」は初心者にとっても使いやすく設計されているため、スムーズな導入と運用がスタートができるようになっています

スキルアップをしながら機能を追加して利用していくことができます。

もちろん上級者にとっても満足できる高度な機能・サービスを提供しています。

安心のセキュリティ

金融業界や政府機関でも数多く導入されていることから、厳しいセキュリティ基準をクリアしていることがおわかりいただけると思いますが、その中でもアメリカ合衆国の「CIA」が導入していることが安心のセキュリティを証明しています。

まとめ

「AWS」は企業にとってなくてはならない存在となっています。みなさんが普段何気なく利用しているWebアプリケーションやWebサイト、サービスが「AWS」で動いている可能性は高くなっています。

それだけ普及している「AWS」も2019年8月、障害が発生し、日本中で「サービスが利用できない」「業務ができない」といったトラブルが起こってしまいました。

筆者の勤務先でも自社ホームページの一部と利用しているクラウドサービスのツールが利用できなくなり、業務に支障が出てしまいました。

原因は「EC2サーバーのオーバーヒートによる停止、制御システム障害により冷却システムが故障したことに起因」と発表されました。

現在は対策も取られているとのことですが、便利な「AWS」を利用するにあたっては依存しすぎないことも重要です。

クラウドコンピューティングサービスを分散させるなどの対策を取りながら、「AWS」を有効活用できれば企業にとっては、業務効率化や売上アップ、業務拡大につなげられる強い味方となるでしょう。

dehaでは、5年ほど前から、ベトナムオフショア開発を行っています。

ベトナムでオフショア開発を行う際の費用や、エンジニアの質を知りたい方は、無料で見積もりいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちらから

Van Nguyen

Recent Posts

生成AI活用で社内業務システム効率化のメリットや注意点

企業が競争力を維持し、業務効率を高めるために、AI(人工知能)の導入はますます重要になっています。 特に、生成AIを活用した社内業務システムの効率化は、企業の成長を促進する大きな要因となり得ます。 この記事では、生成AIを導入することによるメリットや、導入時に注意すべき点について詳しく解説します。 生成AIを活用して業務効率化を図りたい方 社内のIT人材が不足している方 生成AIの使い方を知りたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば生成AI活用を活用するメリットや気をつけるべきことが丸わかりですよ。 生成AIの活用方法 自動化されたデータ処理と分析 生成AIは、大量のデータを高速かつ正確に処理し、パターンやトレンドを抽出する能力を持っています。 これにより、従業員が手動でデータを分析する時間を大幅に削減し、より戦略的な意思決定をサポートすることができます。 例えば、日常的なレポート作成や予測分析を自動化することで、リソースをより重要な業務に集中させることが可能です。 カスタマイズされた業務プロセスの提案 生成AIは、各部門の業務フローや要件に基づき、最適なプロセス改善案を提案することができます。 これにより、従来のシステムでは考慮されなかった細かい調整が可能となり、業務効率をさらに向上させることができます。…

3 hours ago

【2024年版】ベトナムでERPシステム市場の現在・展望

ベトナムにおけるERP(エンタープライズ・リソース・プランニング)システム市場は、近年急速な成長を遂げています。 この急速な市場拡大は、デジタルトランスフォーメーションの推進、クラウドERPの普及、中小企業のニーズの高まりなど、さまざまな要因によって支えられています。 この記事では、ベトナムでのERP市場の現状と今後の展望について詳しく見ていきます。 ベトナムでのERP市場の現状について知りたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばERPシステム市場 の今後の展望が丸わかりですよ。 ERP(エンタープライズ・リソース・プランニング)システムとは ERP(エンタープライズ・リソース・プランニング)システムは、企業のさまざまな業務プロセスを統合的に管理するためのソフトウェアです。 財務、人事、製造、供給チェーン管理、販売、在庫管理、顧客関係管理(CRM)など、企業内の主要な業務を一元化し、リアルタイムで情報を共有することが可能です。 ERPシステムの導入により、企業は業務の効率化、コスト削減、意思決定の迅速化を図ることができます。 例えば、財務部門では、売上や支出のデータが他の部門と連携し、予算管理や経営分析がスムーズに行えます。また、在庫管理では、需要予測に基づいて適切な在庫量を維持し、無駄を減らすことが可能です。 さらに、クラウドベースのERPシステムが普及することで、場所やデバイスに依存せずにアクセスでき、特に中小企業にとっては初期コストが低く、スケーラブルなソリューションとして人気が高まっています。 ERPは、企業の競争力を強化し、グローバル市場での成功を支える重要なツールであり、現代のビジネス環境において不可欠な存在となっています。 ベトナムでのERPシステム市場規模 ERPシステムの市場規模は、ベトナムにおいて急速に拡大しています。…

2 days ago

AI技術を活用してデータドリブン経営を支援

データドリブン経営が成功するためには、膨大なデータを効果的に分析し、価値あるインサイトを引き出すことが重要です。 AI技術は、これを実現する強力なツールとして注目されています。 この記事では、AIがデータドリブン経営を支援する具体的な方法を紹介します。 データドリブン経営に興味がある方 データドリブン経営×AIの方法を知りたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばAIを活用したデータドリブン経営の方法が丸わかりですよ。 (more…)

6 days ago

データドリブン経営とは?DX推進でメリット、成功ポイントや注意点

デジタル変革(DX)が進む現代、企業経営において「データドリブン経営」の重要性がますます高まっています。 データドリブン経営とは、企業の意思決定や戦略立案をデータに基づいて行う経営手法です。 この記事では、データドリブン経営の概要、DX推進におけるメリット、成功のためのポイント、そして注意すべき点について解説します。 データドリブン経営に興味がある方 DX化をすすめている企業の方々 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばデータドリブン経営がどういうものなのかや、データドリブン経営を成功させるためのポイントが丸わかりですよ。 (more…)

1 week ago

【2024年版】ベトナムのDX市場の状況と動向

デジタルトランスフォーメーション(DX)は、企業や国の競争力を左右する重要な要素となっています。 特にベトナムは、急速な経済成長とテクノロジーの革新により、東南アジアの中で注目される存在です。 この記事では、そんなベトナムのDX市場の現状と今後の動向について、具体的なデータとトレンドを基に詳しく探っていきます。 ベトナムDX市場に興味がある方 社内のIT人材が不足している方 オフショア開発に興味がある方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばベトナムのDX市場の状況やトレンドについて丸わかりですよ。 (more…)

2 weeks ago

AIアシスタントとは?導入前に知っておくべき7点

AIアシスタントは、人工知能を活用したソフトウェアで、音声やテキストを介してユーザーの指示に従い、情報提供やタスクの自動化を行います。 多くの企業が業務効率化や顧客サポートの強化を目的にAIアシスタントの導入を検討していますが、その前に知っておくべき重要なポイントがいくつかあります。 この記事ではそんなAIアシスタント導入前に考慮すべき7つの点を解説します。 AIアシスタントに興味がある方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばAIアシスタントを導入する前に気をつけるべきことが明確化しますよ。 (more…)

3 weeks ago