オフショア開発

海外 IT 人材を受け入れる前に役立つチェックリスト

日本ではIT人材の不足が問題視されています。

その中で注目を浴びているのが海外のIT人材。

優秀なエンジニアをコストを抑えて確保ができたり、グローバルな視点を吸収できるといったようなメリットがあります。

しかし、「実際に採用するのは難しそう」と思う方も多いのではないでしょうか。

この記事ではそんな海外IT人材を採用する際に役立つチェックリストを紹介しています。

チェックでできていない項目を整理、改善していくことで、海外IT人材を雇用する方法がわかる仕組みになっています。

  • 社内のIT人材が不足している方
  • 優秀なエンジニアを採用したい方
  • グローバルな視点を取り入れたい方

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば初めての方でも海外IT人材の採用のノウハウが丸わかりですよ。

海外 IT 人材を受け入れる前に役立つチェックリスト

以下、各種取り組みが実施できているかチェックをしていきましょう。

チェックがつかなかった項目を参考にし、必要なステップを確認していくことが重要です。

 

■チェックリスト■

ステップ①自社の経営課題の洗い出し

□会社の今後の方向性やビジョンを整理し、その目標達成に向けた課題をわかっている
□海外IT人材で解決したい課題が解決できる
□自社の強みがわかっている

ステップ②求人像が明確になっているか

□海外IT人材の業務内容や役割がわかっている
□必要なスキルや経験が整理できている
□自社で働いてもらうことによるキャリアパスが構築されている

ステップ③採用方針が明確になっているか

□採用ルートが明確になっている
□採用人数やスケジュールが決まっている
□求人票に求職者へのアピールが記載されている
□応募者の在留資格の要件を確認している

ステップ④海外IT人材が採用における手続きを理解しているか

□雇用契約書を説明し、求職者が納得の上で締結している
□就業規則を明示し、会社のルールを理解してもらっている
□在留資格やビザのことを把握している
□入社までの間にフォローアップが出来ている

ステップ⑤社内の受け入れ体制が整っているか

□現場社員にもきちんと説明がされている
□社内の受け入れ環境が構築されている

ステップ①自社の経営課題の洗い出し

まず自社の目指す報告性や目標などを洗い出し、そこからどういった人材が必要なのかをブラッシュアップしていきましょう。

そもそも会社のIT活用は、ITツールを用いた業務の改善やIT製品の開発、ビックデータなどの活用による経営の見える化などがあげられます。

そういったIT事業の中で、海外IT人材の役割を整理していく必要があります。

また、自社の経営ビジョンを整理していく中で、明らかになった自社の強みをまとめておくことで採用過程でのアピールに繋げることができます。

ステップ②求人像が明確になっているか

先ほど洗い出したIT人材に解決してもらいたい課題を元に、IT人材に期待する業務内容やスキル、人物像を明確化します。

海外人材に対して日本語能力を重視する企業も多いですが、高い水準を求めるとそれだけ採用のハードルが高くなってしまいます。外国人IT人材に日本語能力を求めるだけでなく、社内の英語教育などを推進するなどといった工夫が必要でしょう。

ITスキルに関しては、レベルを測る目安として情報処理技術者試験というものがあります。情報処理技術者試験はアジア諸国と相互認定を行っているので、一つの判断基準になるのです。

また、外国人人材は自分の将来へのキャリアパスになる企業を選ぶことが多いので、自社で得られるキャリアパスを採用時に明確に伝えられるようにしておきましょう。

採用前にしっかりキャリアパスを伝えておくことで、採用後のミスマッチを防ぐことができますからね。

ステップ③採用方針が明確になっているか

これまでを踏まえて採用方針を検討し、具体的な採用採用計画を立てていきましょう。

採用ルートは以下のような方法があります。

  • 求人サイト
  • 人材会社
  • 派遣会社・SES
  • SNS
  • クラウドソーシングサービス
  • リファラル採用

求人サイトやSNSは国内外にいるエンジニアにもアプローチすることができる点で優れています。人材会社は成功報酬型なので、はじめての外国人採用や大量採用を行いたい方におすすめです。

また、JETRO や地方自治体等の公的機関や業界団体等において、現地説明会のサポートをしている場合があります。そういったものを活用することで現地のエンジニアに直接的にアプローチすることが可能になります。

採用人数やスケジュールなどを検討する際は、職場での働き方のイメージが着くように現地の言葉で丁寧に求人票に掲載する工夫が必要です。

日本人は曖昧な表現を行う面もありますが、採用ページや求人票にはそういった書き方はしないように注意しましょう。

合わせて読みたい>>外国人エンジニアという選択〜日本の人手不足を解決する最適解〜

先行の際には、候補者の学歴や職歴が在留資格「技術・ 人文知識・国際業務」の要件を満たしているか確認しましょう。

ステップ④海外IT人材が採用における手続きを理解しているか

いよいよ雇用手続きのステップです。海外IT人材との契約では相互の理解が重要です。

雇用契約書は本人に丁寧に説明し、納得した上で締結するように心がけましょう。厚生労働省のホームページではさまざまな言語の労働条件通知書や就業規則のフォーマットが公開されています。

それらを活用し作成することをおすすめします。

契約が無事に締結されたら、在留資格認定証明の交付申請、ビザの申請(本人が行う)などが必要です。また雇用後は、雇入れ月の翌月 10 日(雇用保険の被保険者とならない場合 は翌月末日)までにハローワークへの届出が必要になります。

ステップ⑤社内の受け入れ体制が整っているか

海外IT人材に対し、ウェルカムな気持ちで受け入れができるよう社内の環境整備やコミュニケーション体制の見直しを行います。

例えば生活支援としては、住居費や通勤手段などの支援、銀行口座開設支援、家族に対するサポートなどがあげられます。またコミュニケーション体制としてメンターなどを配備することも有効でしょう。

まとめ

いかがでしたか。本日は海外IT人材を受け入れる際に役立つチェックリストを紹介していきました。

会社として海外IT人材を活用する目的の整理を行い、求める人材を明確にすることが重要でした。

採用過程でも日本特有の曖昧な表現は避け、現地の言語でしっかり伝えることで採用後のミスマッチを防ぐことに繋がります。

ぜひ本日紹介した情報を参考に、海外IT人材の採用に役立てていただければと思います。

makka

Recent Posts

【オフショア開発の価格高騰】各国の最新コスト動向と今後の展望

近年、IT開発の現場では「オフショア開発のコストが上昇している」という声が多く聞かれるようになりました。 かつてオフショア開発は「低コストで開発できる手段」として広く活用されてきましたが、現在ではその前提が変化しつつあります。 為替環境の変化、各国の人件費上昇、グローバル市場の競争激化などにより、オフショア開発の価格構造は大きく変わり始めています。 一方で、日本国内ではエンジニア不足が深刻化しており、企業は開発リソースを確保するために海外人材の活用を続けざるを得ない状況にあります。 つまり、オフショア開発は「安いから使う」ものから、「必要だから使う」ものへと役割が変化しているのです。 この記事では、オフショア開発の最新動向をもとに、各国のコスト動向、企業の発注傾向、案件内容の変化、契約形態の変化、そして今後の展望について詳しく解説します。 オフショア開発を検討している方 開発効率を上げたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばオフショア開発のコスト面について最新の情報がわかるのはもちろん、今後の展望もわかりますよ。 (more…)

3 days ago

【不動産DX】不動産業界に最適なオークション形式とシステム選定のポイント

不動産業界は、これまで「対面営業」「紙契約」「属人的な価格交渉」といったアナログな手法が中心でした。 しかし近年、デジタル技術の進化と顧客行動の変化により、業界全体でDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速しています。 この記事ではそんな不動産業界のDX化において、注目されている「オークション形式」についてどんな特徴があるのかや、システムを選定する際のポイントについて見ていきたいと思います。 DX化をすすめたい企業の方 不動産業界の方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば不動産業界におけるオークション形式のポイントや注意点が丸わかりですよ。 不動産DXが求められる背景とオークションモデルの可能性 国土交通省の電子契約解禁やオンライン重要事項説明の普及により、売買・賃貸のプロセスは大きく変わりました。さらに、ポータルサイト依存型の集客モデルから脱却し、より収益性の高い販売手法を模索する動きが強まっています。 そこで注目されているのが「オークション形式」です。 従来の不動産取引は「売主が価格を提示し、買主が交渉する」という相対交渉モデルが一般的でした。 しかし、オークションモデルでは市場原理をより明確に反映させることが可能です。需要が集中するエリアや希少物件では価格が自然に上昇し、売主にとっては最大利益を得られる可能性があります。 また、オークション形式は透明性の向上にも寄与します。 価格決定のプロセスが明確になり、「なぜこの価格になったのか」という説明責任を果たしやすくなります。 これはコンプライアンス強化が求められる現代において大きな利点です。…

1 week ago

2026年のAIエージェント トレンド【Googleの調査】

2026年、AI活用は新たなフェーズへと突入します。これまでの「生成AIを使う」段階から、「AIエージェントが業務を遂行する」段階へと進化しています。 Google Cloudが発表したレポート『AI agent trends 2026』では、企業活動におけるAIの中心がAgentic AI(エージェント型AI)へ移行すると指摘しています。 AIエージェントとは、単に質問に答える存在ではありません。目標を理解し、計画を立て、複数のシステムを横断しながら実行まで行う「行動するAI」です。 この記事では、Googleの調査をもとに、2026年を形づくる5つのAIエージェントトレンドを詳しく解説します。 AIエージェントは何か知りたい方 業務効率を上げたい方 これらに当てはまる方におすすめの数となっています。これを読めばAIエージェントのトレンドがわかるのはもちろん、利用のポイントもわかりますよ。 すべての従業員にAIエージェントがつく時代(Agents for Every…

2 weeks ago

3層品質保証で実現する安心のITアウトソーシング体制

グローバル市場におけるITアウトソーシングでは、品質保証は単なる最終テスト工程ではありません。 品質は「工程の最後で確認するもの」ではなく、「開発の初期段階から設計され、統制されるべき経営基盤」です。  従来型のQAがリリース直前のテストに依存するのに対し、DEHA SOLUTIONSではTQA・PQA・SQAの3層構造により、技術・プロセス・サービス全体を横断的に管理しています。 これは単なる品質向上施策ではなく、リスクコントロールと持続的成長を実現するためのガバナンス設計です。  (more…)

2 weeks ago

システム開発におけるPMの役割を徹底解説|失敗や納期遅延を防ぐポイント

システム開発プロジェクトにおいて、成功と失敗を分ける最大の要因は「PM(プロジェクトマネージャー)」の力量だと言っても過言ではありません。 技術力の高いエンジニアが揃っていても、要件が曖昧だったり、スケジュールが破綻したり、関係者間の認識がずれたりすれば、プロジェクトは簡単に炎上します。 特に近年は、アジャイル開発やハイブリッド型開発など手法の多様化、オフショア開発の増加、DX推進によるスピード要求の高まりなど、PMに求められる能力はますます高度化しています。 この記事では、そんなシステム開発におけるPMの役割を体系的に整理し、失敗や納期遅延を防ぐための実践的なポイントを徹底解説します。 システム開発をしたい方 システム開発を効率よく行いたい方 社内にIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばシステム開発におけるPMの役割がわかるのはもちろん、失敗しないためのポイントも丸わかりですよ。 PMとは何か?システム開発における本質的な役割 システム開発におけるPM(プロジェクトマネージャー)は、単なる進捗管理者ではありません。 PMの本質的な役割は、「プロジェクトを成功に導くための総責任者」であることです。 プロジェクトには必ず「QCD(品質・コスト・納期)」という制約があります。さらに、近年では「スコープ(範囲)」や「リスク」、「ステークホルダー満足度」も重要な要素です。 PMはこれらすべてを統合的に管理し、バランスを取りながら意思決定を行います。PMの主な責任領域は以下の通りです。 目的・ゴールの明確化 要件定義の統括…

2 weeks ago

アジャイル・ウォーターフォールハイブリッド開発の手法とは?オフショア開発に効果?

アジャイル・ウォーターフォールハイブリッド開発は、ウォーターフォール開発の計画性・文書化・統制力と、アジャイル開発の柔軟性・反復改善・顧客密着型の進め方を組み合わせる手法です。 この記事では、そんなアジャイル・ウォーターフォールハイブリッド開発の基本概念から具体的な実践方法、さらにオフショア開発における効果や導入時の注意点まで、体系的に解説していきます。 アジャイル・ウォーターフォールハイブリッド開発が気になる方 オフショア開発に興味がある方 開発効率を上げたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばアジャイル・ウォーターフォールハイブリッド開発について特徴わかるだけでなく、導入のポイントも丸わかりですよ。 なぜ今「ハイブリッド開発」が注目されているのか 近年、ITシステム開発の現場では「スピード」と「品質」の両立が強く求められています。市場環境は急速に変化し、顧客ニーズも多様化しています。 その一方で、セキュリティ要件や法規制への対応、社内ガバナンスの強化など、開発プロジェクトに求められる統制レベルは年々高まっています。 このような背景の中で、従来型のウォーターフォール開発だけでは変化への対応が難しく、またアジャイル開発だけでは大規模案件や厳格な要件管理が必要なプロジェクトに対応しきれないケースも増えています。 そこで注目されているのが、「アジャイル・ウォーターフォールハイブリッド開発」です。 これは、ウォーターフォール開発の計画性・文書化・統制力と、アジャイル開発の柔軟性・反復改善・顧客密着型の進め方を組み合わせる手法です。 単なる折衷案ではなく、プロジェクトの特性やフェーズに応じて最適な開発アプローチを選択・融合する実践的な方法論といえます。 特にオフショア開発においては、言語・文化・時差・契約形態といった要素が絡み合うため、開発手法の選択はプロジェクトの成否を左右します。 日本国内で要件定義を固めた上で海外チームに実装を委託するケース、あるいは海外側に一部設計まで任せるケースなど、形態はさまざまです。…

3 weeks ago