JavaのフレームワークSpring Bootはテックスタックのランキングで1位を獲得するほど、ベトナム人エンジニアに人気があります。
今まで大変だった環境設定や機能の使いわけを簡単にするフレームワークで、注目度も高くなっています。
この記事ではそんなベトナムで人気のSpring Bootについて、どんな特徴があるのか、メリットは何なのかなど徹底解説していきます。
これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばSpring Bootの特徴がまるわかりですよ。
Spring BootはJavaのフレームワークのSpring Frameworkのうちの1つで、アプリケーション開発を効率化したり、Spring Frameworkの環境設定を簡単に行うことができるようになります。
Spring Bootは、ベトナム人エンジニアの利用するテックスタックのランキングのうち、Java部門で1位となるくらい人気のフレームワークです。ランキングによると半数近くの人が利用しているのは驚くべき結果ですね。
| 1 | Spring Boot | 45.92% |
| 2 | Spring | 43.37% |
| 3 | Hibernate | 14.03% |
| 4 | Struts | 11.17% |
| 5 | Vaadin | 3.87% |
Spring Frameworkは複数のフレームワークで構成されています。そのためさまざまな開発に活用することができますが、特にWebアプリケーションの開発を効率化する機能が豊富にあります。
Spring Frameworkは2004年にリリースされたオープンソースのフレームワークです。汎用性が高く、さまざまな開発に利用されています。
このSpring Frameworkは言わばフレームワークの集合体で、機能に応じた多数のフレームワークがあります。そのため機能の使い分けや環境設定が難しい面があります。
そんなSpring Frameworkを説明する上でDI(依存性注入)やAOP(アスペクト指向プログラミング)は欠かせません。それぞれ解説します。
DI(依存性注入)とはオブジェクトが成立するための情報を外部設定に分離することで、コンポーネントの集合としてアプリケーションを組み立てるデザインパターンのことです。
Spring FrameworkにはDIを実装した「DIコンテナ」がSpringCoreとして実装されています。
Spring Frameworkは、あらゆるオブジェクトに散在する共通処理を抜き出し、それを一つにまとめて管理できるようにする手法のことです。
プログラムに対して後から統一した処理を行うことができるため、チーム開発においてもミスやトラブルを防ぐことができます。さらに保守や管理がしやすいことも大きなメリットと言えます。
Spring Flameworkには膨大なプロジェクトがあり、Springを本業としている方でも全てのプロジェクトを利用している方はいないかもしれません。
Springの開発現場ではフレームワークやミドルウェア・サービスなどを組み合わせて開発を行います。そのためさまざまな知識や経験が必要になり、挫折してしまう方も少なくありません。
そこで誕生したのがSpring Bootなのです。Spring BootでSpringプロジェクト群をパッケージ化して、シンプルに誰でも利用できるようにしました。これにより小規模なWebアプリケーションなどでもSpringが利用できるようになり、初心者でも取扱いやすくなったのです。
フレームワークを利用することで、アプリケーション開発時に何度も記述するようなコードを短縮化することができます。さらにコーディング時のミスも防ぐことができるのも大きなメリットです。
またSpringではXMLファイルに必要なプロジェクト・ライブラリを記載するといったXML設定が必要ですが、Spring Bootではそれが必要ありません。
複雑な開発を行う際にXML設定も複雑化してしまうので、苦労するエンジニアも多かったでしょう。それがSpring Bootでは自動で行われ、設定変更もプロパティの値を変えるだけで済むのです。
Spring Bootではアノテーション(注釈)を記述することができます。アノテーションを利用することで、パラメータを受け取ったり、トランザクションを有効にできたりすることができます。
これらを組み合わせることでコード量を削減でき、タイプミスなどを最小限に抑えることが可能です。
いかがでしたか。本日はJavaのフレームワークであるSpring Bootについて紹介していきました。
Spring BootはSpring Frameworkで難しかった初期設定や機能の使い分けを簡単にしたフレームワークでしたね。XML設定を自動化したり、アノテーション(注釈)を記述することができる点が特徴でした。
Javaでの開発をお考えの方はぜひSpring Bootを取り入れて作業効率を上げてみてはいかがでしょうか。
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