JavaScriptはWEB開発を行うにあたって必須の技術です。そんなJavaScriptにはフレームワークというものがあり、普遍的機能をまとめて開発し、効率化していく際に使用することができます。
コーディング規約が決められているため、開発工程が簡素化・効率化され、開発速度が非常に早まるのです。
この記事ではそんなJavaScriptのフレームワークの中でも、特に人気のVue.jsに関してそのメリット・デメリットなどを紹介します。
これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばVue.jsがどんな人に向いているフレームワークなのかが分かりますよ。
Vue.jsには、次のような特徴があります。
Vue.jsは、主にUIを作るために用いられており、ドキュメントの充実度や日本語情報の多さから、国内で人気の高いフレームワークとなっています。
コンポーネント志向(パーツごとにプログラミングし、それらを組み合わせることで処理を作る)を採用しているためコードの再利用がしやすく、双方向データバインディング(画面側での変更をスムーズにデータベースに反映する技術)も使えるためウェブアプリのフロント側で活用されています。
国内で有名なウェブアプリとしては、LINE、note、Rettyなども、Vue.jsを採用しています。
Vue.jsを導入するメリットから見ていきます。
JavaScriptには、他にもReactやAngularなどのフレームワークも存在しますが、それらと比べてVue.jsのほうが学習コストが低いと言われます。
その理由は先ほども言ったように、シンプルな記述と日本語ドキュメントの多さです。
Vue.jsは、他のライブラリやフレームワークと比べて癖のある記述が少なく、JavaScriptを勉強した人であれば、比較的スムーズに習得可能です。
また、日本語ドキュメントが少ないReactと比べて、日本語の書籍やドキュメントが多いため、学習しやすいという面もあります。
Vue.jsは非常に拡張性の高いフレームワークです。
Vue.jsで記述してる箇所に、他のフレームワークの処理を入れ込んだり、画面の一部だけをVue.jsで記述したりすることができるなど、かなり柔軟に使うことが可能です。
Vue.jsの特徴であるコンポーネント志向は、開発者にとって大きなメリットになります。
コンポーネント志向であることにより、コードの一部を再利用することができるため、非常にわかりやすくきれいなコードを書くことが可能です。
コードの再利用性・可読性が高いと、潜在的なバグを減らすことができたり、プログラムの改修や機能追加の際に、余計な工数を発生させずにすみます。
SPA(シングルページアプリケーション)とは、画面側で可能な限りの処理を行うことで、サーバーとの通信量を減らし、高速なウェブアプリを作る技術です。
Vue.jsはSPA開発を比較的簡単に実装できるため、SPA開発の現場で注目されています。
Vue.jsの特徴である双方向データバインディングは、MVVMモデルのアプリケーションを開発するのに非常に適しています。
MVVMモデルとは、Model(データ)、View(画面)、VM(ビューモデル)という3つの構成要素でアプリを構築する考え方です。
VMは、従来のMVCモデルにおけるControllerの代わりとなる部分ですが、ControllerがViewから受けたデータを処理してModelに反映させていたのに対して、リアルタイムでViewの変更をModelに反映する役割を担います。
Vue.jsの双方向データバインディングは、まさにVMに当たる機能であり、MVVMモデルのアプリ開発に適していると言えます。
一方で、Vue.jsにはデメリットもあります。
Vue.jsは、シンプルなフレームワークであるため、大規模開発にはあまり向いていません。
大規模開発の場合は、ReactやAngularなどを検討するほうが良いでしょう。
Vue.jsは、あくまでもウェブアプリの開発に使われる技術であるため、スマホネイティブアプリに使うことはできません。
Reactであれば、React Nativeを用いることで、スマホネイティブアプリも作ることができるので、もしモバイルアプリも検討中であればReactを選択したほうが良いかもしれません。
いかがでしたか。本日はJavaScriptの人気のフレームワーク、Vue.jsについてそのメリット・デメリットなどを紹介していきました。
Vue.jsは学習コストが低く、拡張性が高いなどのメリットがありました。その一方、Vue.jsはウェブアプリの開発に使われるフレームワークのため、スマホアプリ開発にはReact Nativeの利用をおすすめします。
dehaでは、本日紹介したVue.jsなどを利用したシステム開発も行っています。
国内よりも人件費を抑えられるベトナムオフショア開発で5年に渡る開発実績があります。
エンジニアのリソースが足りないとお悩みの場合やフレームワークについてもっと知りたい場合は、ぜひお気軽にdehaにお問い合わせくださいませ。
「2025年の崖」とは、2018年に経済産業省が発表した「DXレポート」において示された概念です。 2025年には企業の基幹系システムの約6割が導入から21年以上経過し、適切な対策を講じなければ年間最大12兆円の経済損失が発生する可能性があると指摘されました。 この警鐘を受け、多くの企業がレガシーシステムの刷新やERP(Enterprise Resource Planning)の導入を進めました。 しかし、2025年を迎えた現在、単なるシステムの更改では企業の競争力向上には不十分であることが明らかになっています。 この記事では、「2025年の崖」を乗り越えた企業が直面する新たな課題と、それに対する具体的な対策について詳しく考察します。 2025年の崖に対する具体的な課題や解決策を知りたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば2025年の崖が現状どのような状況なのかやその対策などが丸わかりですよ。 (more…)
製造業において、生産管理の効率化は競争力を維持するために欠かせません。 その中でも、MES(Manufacturing Execution System)とERF(Enterprise Resource Planning for Factories)は重要な役割を果たします。 この記事では、そんなMESとERFについて、それぞれのシステムの概要、特徴、利点、そして違いについて詳しく解説します。 MESとERFについて気になる方 製造業の方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばMESとERFについてそれぞれの特徴がわかるのはもちろん、も分かりますよ。 (more…)
MESシステムは製造業において、生産現場の管理などを行うシステムです。MESシステムを導入することで、生産効率や品質の向上が期待されます。 本日はそんなMESシステムについて、どのような特徴があるのかやその役割やメリットなど徹底解説していきます。 MESシステムが気になっている方 製造業の方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばMESシステムについて詳しくなるのはもちろん、導入の際に気をつけるべきことまで丸わかりですよ。 (more…)
オフショア開発は安価で高品質の開発ができる開発手法ですが、コミュニケーションの問題が発生しがちです。 そんなコミュニケーションロスの問題を解決するツールとして、今回紹介したいのがプロトタイプツールです。 プロトタイプツールを利用することで、会話型のコミュニケーションから視覚的なコミュニケーションに移行することができ、よりわかりやすく情報を共有することができるのです。 この記事ではそんなプロトタイプツールのおすすめ7つを紹介していきます。 オフショア開発に興味がある方 プロトタイプツールを詳しく知りたい方 オフショア開発のコミュニケーションの問題に悩まれている方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば、オフショア開発のコミュニケーション問題を解決する方法がわかりますよ。 (more…)
スマートフォン市場がますます進化する中で、モバイルアプリの開発技術も飛躍的に向上しています。 特に、クロスプラットフォーム開発の重要性が増し、開発スピードやコスト削減を実現するフレームワークが次々と登場しています。 この記事では、2025年に注目されるモバイルアプリ開発フレームワークを5つ紹介し、それぞれの特徴やメリットを詳しく解説します。 モバイルアプリ開発を行いたい方 モバイルアプリ開発フレームワークについて最新情報を知りたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばモバイルアプリ開発のフレームワークについて注目のものが何なのか丸わかりですよ。 (more…)
近年、クラウドインフラの導入が進む中で、オフショア開発においても効率的なクラウド基盤の構築が求められています。 しかし、クラウドインフラ基盤の構築に際しては、日本とベトナムの技術レベルや環境の違いによって課題が生じることが少なくありません。 そこでこの記事では、ベトナムオフショア開発でもスムーズにクラウドインフラを構築するためのコツについて詳しく解説し、成功のためのポイントを紹介します。 オフショア開発に興味がある方 クラウドインフラを導入しようとお考えの方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば、オフショア開発を活用する企業がクラウド環境を安定的に運用できる方法が分かりますよ。 (more…)