Categories: オフショア開発

オフショア開発においてJavaScriptを技術選定するメリット

オフショア開発を行う際、JavaScriptはとても優秀な選択と言えます。

フロントエンド、バックエンド、ネイティブアプリなど様々な開発に利用することができ、海外でもメジャーな言語だからです。

今回は、そんなJavaScriptを選ぶメリットについて解説をしています。

・システム開発を行いたい方
・オフショア開発に興味がある方
・JavaScriptが気になる方

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばJavaScriptを利用するメリットが丸わかりですよ。

オフショア開発においてJavaScriptを技術選定するメリット

当然ですが、作りたいシステムによって、選ぶべき技術は異なります。
webアプリケーションまたは、スマートフォンアプリを作る場合、JavaScriptはとても優秀な選択肢です。

フロントエンド、バックエンド、ネイティブアプリの全てに使うことが可能

JavaScriptは、様々な開発に使うことができる技術です。

webアプリを作るには、ブラウザに表示する画面を作るフロントエンドと、ユーザーから受け取った情報を適切に処理するバックエンドの2つのプログラムを書く必要があります。

フロントエンドでは、画面の骨格を作るHTML、画面の装飾を行うCSS、画面に動きをつけるJavaScriptの3つの技術が必要です。

バックエンドのプログラムを作るプログラミング言語は多数ありますが、Java , PHP , Ruby , Python , Perlなどがポピュラーです。

JavaScriptは、元々もブラウザ上でしか動かないプログラミング言語でしたが、近年Node.jsというサーバーでJavaScriptを動かせる環境ができました。

Node.jsが有名になったことで、フロントエンドからバックエンドまでJavaScriptだけで書くことができるようになりました。

JavaScriptのフレームワークの一つに、Reactと呼ばれるフレームワークがあります。

Reactを使えばSPA(シングルページアプリケーション)と呼ばれる、ページ遷移なしで様々動作を行うことができる、高度なwebアプリを作ることが可能です。

またReactには、React Nativeと呼ばれる技術があります。React Nativeを使えば、スマートフォンのネイティブアプリの開発も行うことができます。

React Nativeで作ったスマートフォンアプリは、iOS / Android の両方で使うことが可能なため、通常の半分の工数でスマホアプリ開発をすることができます。

このようにJavaScriptだけで、フロントエンド、バックエンド、スマートフォンのネイティブアプリといった、webアプリに必要な部分を全て作ることが可能です。

JavaScriptをメインにして技術選定を行うと、JavaScriptに習熟したエンジニアを確保できれば、そのチームだけで全てを作ることもできます。

合わせて読みたい>>はじめてでもわかる!React Nativeの開発環境の整え方

コンパイルなしで実行できる

プログラミング言語には、実行前にコンパイルという作業が必要なコンパイラ型言語と、ソースコードをそのまま実行環境におけば実行できるスクリプト言語に分かれています。

コンパイラ型言語は、動作確認を行うために、いちいちコンパイルが必要なので、少し開発速度が遅くなります。

JavaScriptはスクリプト言語です。

またJavaScriptをフロントエンドで使う場合、ブラウザがあればすぐに動作確認できるので、素早くPDCAを回すことができます。

ラボ型開発でオフショア開発を進める場合、アジャイル開発(小さく開発とテストを繰り返す開発手法)をとることもあるでしょう。JavaScriptは、アジャイル開発とも相性が良い技術といえます。

海外でも良く使われている

JavaScriptは、フロントエンド、バックエンド、ネイティブアプリの全てで使えるという特徴や、ReactやVue.jsといったフレームワークの優秀さから、開発技術のトレンドになっています。

そのため、海外でも使えるエンジニアが多く、オフショア開発でもエンジニアを見つけやすいでしょう。

ベトナムオフショア開発ではJavaScriptが特におすすめ

ベトナムでは、国をあげてIT人材の育成に取り組んでいます。

優秀なベトナム人にとって、エンジニアになるのはエリートコースの一つなので、若いうちから学校などで開発に使える知識を学んでいます。

ReactやVue.jsといったJavaScriptの高度なフレームワークは、比較的最近使われ出した技術であり、需要がとても高いためベトナムでも積極的に学ばれている技術の一つです。

そのため、ベトナムには、JavaScriptを得意とするエンジニアが多いといえます。

オフショア開発なら費用を抑えてJavaScriptが得意なエンジニアを確保できる

一方で、国内で使いこなせるエンジニアを探すのは難しいです。

これは、日本国内で求められていた技術がJavayPHPだったことが理由です。

従来のJavaScriptは、画面に動作をつけるためだけに使われており、比較的需要が低い技術でした。

現在でも、案件数の数だけで言えば、JavaScriptよりPHPやJavaの方が多いでしょう。

そのため、日本人のエンジニアで今どきのJavaScriptフレームワークを使いこなせるエンジニアの数は、まだそんなに多くありません。

絶対数が少ないため、国内だけで今どきのJavaScriptフレームワークを使いこなせるエンジニアを登用しようとすると、人件費が高くなりがちです。

しかし、オフショア開発であれば、国内開発より大幅に費用を抑えながら、JavaScriptに習熟したエンジニアを登用できるでしょう。

ベトナムオフショア開発とJavaScriptは相性が良い

まとめるとベトナムオフショア開発とJavaScriptは非常に相性が良いと言えます。

  • JavaScriptはフロントエンド開発、バックエンド開発、ネイティブアプリ開発と様々な場面で使うことができる
  • JavaScriptはコンパイルなしで実行でき、アジャイル開発との相性が良い
  • トレンドにあっており、海外でも注目が高まっている
  • ベトナムなら、日本国内より、JavaScriptに習熟したエンジニアを登用しやすい

もし、webアプリやスマートフォンのネイティブアプリといった、toC向けのシステム開発を検討されているのであれば、オフショア開発とJavaScriptを組み合わせて開発を行えば、費用を抑えつつ、良いプロダクトをリリースできるでしょう。

dehaは、5年間に渡り、オフショア開発会社として様々な開発案件に携わってきました。

開発実績としては、以下のようなものがあります。

  • HPなどのweb制作
  • EC-CUBEやShopifyといったECプラットフォームを用いたECサイト開発
  • 問合せ管理システム
  • 見積書作成システム
  • SNSアプリ開発
  • フリマアプリ開発
  • 給与前払いアプリ開発
  • AIを用いた画像処理開発

今回ご紹介したJavaScirptのフレームワークを扱えるエンジニアも、多数所属していますので、もしJavaScritp x オフショア開発をご検討されるときは、ぜひdehaにご相談くださいませ。

お問い合わせはこちら

kataokayusuke

Recent Posts

AIエージェントの活用による弊社の成功事例をご紹介

近年、AI技術の進化とともに、業務効率化やサービス向上を目的とした「AIエージェント」の導入が急速に進んでいます。 弊社でも、この流れを受けてAIエージェントの導入を進め、多くの現場で業務の質とスピードの両立を実現することができました。 この記事では、実際に弊社が取り組んだAIエージェントの活用事例を紹介しながら、AI導入によるメリットとその可能性についてご紹介いたします。 AIエージェントが気になる方 AIエージェントの事例が知りたい方 社内の人材不足にお悩みの方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばAIエージェントの成功事例が丸わかりですよ。 (more…)

1 day ago

AIエージェント導入によくある課題と解決方法

近年、業務効率化や顧客対応の高度化を目的として、企業や自治体、教育機関など多くの組織で「AIエージェント」の導入が進んでいます。 AIエージェントとは、人工知能を活用して自動的に応答や処理を行うシステムの総称で、チャットボットやバーチャルアシスタント、RPA(Robotic Process Automation)などが含まれます。 しかしながら、AIエージェントの導入には多くの期待が寄せられる一方で、現場ではさまざまな課題に直面するケースも少なくありません。 この記事では、AIエージェント導入によくある課題とその解決方法について、具体的に解説していきます。 AIエージェントに興味がある方 AIエージェントの導入に不安がある方 社内の人材不足にお悩みの方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばAIエージェントの特徴がわかるのはもちろん、うまく活用するための方法もわかりますよ。 (more…)

1 day ago

AIエージェントとは?特徴、活用のメリット

近年、AI技術の進化により、私たちの生活やビジネスのあらゆる場面で人工知能(AI)が活用されるようになっています。 その中でも注目されているのが「AIエージェント」です。音声アシスタント、チャットボット、カスタマーサポートなど、さまざまな場面で導入が進むAIエージェントは、業務効率化やユーザー体験の向上に大きな可能性を秘めています。 この記事では、AIエージェントの基本的な定義から、その特徴、導入メリット、さらに活用事例や今後の展望までを網羅的に解説します。 AIエージェントが気になる方 社内の人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばAIエージェントの特徴や具体的な活用メリットがわかりますよ。 (more…)

6 days ago

ベトナムAI経済2025年|最新経済市場動向を読み解く

AI(人工知能)は、世界各国の経済成長を支える基盤技術として注目されています。 とりわけベトナムでは、政府が国家戦略としてAIの導入を明確に位置づけ、経済、教育、公共行政、スタートアップ育成まで多岐にわたる分野で取り組みを強化しています。 この記事では、「ベトナムAI経済2025年」レポートをもとに、マクロ経済との接続性、国家戦略、セクター別の導入状況、スタートアップ・投資動向、そして将来の展望について解説します。 ベトナムのAIが気になる方 最新のベトナムの経済動向が気になる方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばAIがもたらすベトナム経済の進化と、その背景にある政策と市場構造を総合的に理解することができます。 (more…)

3 weeks ago

No-BrSEオフショア開発とは?メリット、活用シーンを徹底解説

近年、開発現場では「品質」「スピード」「セキュリティ」のすべてを高次元で実現することが求められています。 特に、高度な専門性や情報セキュリティが重要視される分野では、国内同様の品質と体制が前提となります。 そんな中、「No-BrSEオフショア開発」をご紹介します。 これは従来のオフショア開発におけるブリッジSE(BrSE)を介さず、日本語で直接やり取りができる完全日本語対応のラボ型開発チームを導入するモデルです。 この記事ではそんなNo-BrSE開発の特徴、メリット、適した活用シーンまでを詳しく解説します。 No-BrSEオフショア開発が気になる方 社内のIT人材が不足している方 開発の品質を高めたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばNo-BrSEオフショア開発のメリットや活用方法が丸わかりですよ。 (more…)

4 weeks ago

請負型とは?メリット・デメリットから活用シーンまで徹底解説

近年、開発コスト削減やリソース確保を目的として「オフショア開発」を導入する企業が増えています。 その中でも開発スタイルとして注目されているのが「請負型(受託型)」の契約形態です。 この記事では、請負型の基本的な概要から、メリット・デメリット、向いているプロジェクトの特徴、活用シーンまでを徹底解説します。 オフショア開発が気になる方 請負型について気になる方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばオフショア開発の請負型について メリットデメリットがわかるだけでなく活用できるシーンまで丸わかりですよ。 (more…)

1 month ago