オフショア開発

ラボ型開発と相性が良い案件とは?【ラボ契約・ODC】

国内のIT人材不足もあり、オフショア開発が再び注目されるようになってきました。

オフショア開発には、プロジェクトごとに単発で契約を結ぶ請負契約と、中長期に渡り開発チームを抑えるラボ契約の2種類があります。
オフショア開発を検討する際、どちらの契約方式が良いのか、自社のプロジェクトとマッチするのはどちらなのか、と悩まれる担当者様も多いのではないでしょうか?

今回は、ラボ契約と相性の良いプロジェクトについて解説いたします。
オフショア開発を検討中であれば、ぜひご参考にされてみてください。

ラボ契約の特徴とメリット

ラボ契約は、ラボ型開発とも呼ばれます。
一定期間開発チームを専属で雇う契約で、契約期間の間は同じ開発チームと作業することが可能です。
ラボ契約には、次のような特徴があります。

  • 一定期間、開発チームを確保できる
  • 期間中は、同じチームが対応してくれる
  • プロジェクトの詳細が固まっていなくても始められる
  • 期間中、万が一依頼するタスクがなくても費用は発生する

一方、請負契約では、プロジェクト単位で契約を行います。
プロジェクト開始時に、明確な納期と仕様の詳細を共有して計画をたて、その計画にそって開発を進める形式です。
そのため、プロジェクト開始時に仕様が固まっている必要がありますし、途中で仕様変更を行った場合は追加料金が発生してしまいます。

ラボ契約を選ぶメリットとしては以下の3点があります。

  • 急な仕様変更にも対応できる
  • ノウハウや信頼関係を蓄積できる
  • リリース後のアップデートにも対応できる

一つ一つみていきます。

急な仕様変更にも対応できる

請負契約では仕様変更に伴う追加料金が発生しますが、ラボ契約では、期間中であれば追加で依頼を行うことが可能です。
そのため開発を進めながら方針を決めることというスタイル(MVP開発やアジャイル開発)も行えますし、市場の変化に伴うやむおえない仕様変更も行えます。

ノウハウや信頼関係を蓄積できる

ラボ契約では開発チームを専属で雇うことができるため、開発チームとの間でノウハウや信頼関係を蓄積することが可能です。

ここでいうノウハウとは、依頼者側に蓄積されるオフショア開発会社とのコミュニケーションの取り方のノウハウや、オフショア開発会社側に蓄積される特定クライアントとの間の暗黙の了解などです。

一度関係を築くことができれば、双方ストレスなく、スムーズにプロジェクトを進めることができるようになります。

請負契約では、プロジェクトごとに別の開発チーム(依頼先を変更すればオフショア開発会社自体も変わります)が対応する可能性があるため、ラボ契約のようにノウハウと信頼関係の蓄積は難しいです。

リリース後のアップデートにも対応できる

システム開発では、リリース後にアップデートが必要になる場合が多々あります。

1つは、プラットフォームやツールのアップデートです。
スマホアプリがわかりやすいのですが、iOSやAndroidOS自体のアップデートがあると、それに合わせてアプリの改修が必要になる場合があります。
わかりやすいところで言えば、iOS13で搭載されたダークモードなどは、多くのアプリが対応を迫られました。
このように、システムの前提となるプラットフォームやツールがアップデートしたときに、システムの改修を行う必要が出てきます。

またtoCのシステムでは、ユーザーの反応を元に機能追加やUI変更などを行う方が良いでしょう。

ラボ契約と相性の良いプロジェクトとは?

上記のような特徴のあるラボ契約ですが、具体的にどのようなプロジェクトと相性が良いのでしょうか?
詳しくみていきます。

toCの新規開発・MVP開発

現在、WEBアプリ・スマホアプリ市場は、非常に活発で、様々なアプリが登場しています。
各企業が自社専用アプリを持っているのも当たり前になりつつあり、機能面やUI(ユーザーインターフェース、画面デザインのこと)で劣るアプリは、ユーザーが離れていくのが現状です。

そのため、今から新しくtoCでサービスを打ち立てる場合は、細かなテストを行い、市場ニーズを的確に汲み取る必要があります。
市場ニーズを汲み取りながら開発を行う方法の一つとして、MVP開発が注目されています。

MVP(Minimum Viable Product)開発とは、最低限の機能のみをもったプロダクトをリリースして、ユーザーの反応をみながらプロダクトの改善を行っていくという事業開発の手法です。

MVP開発を行う場合、プロジェクト開始時点で仕様を固めるのは困難なので、ラボ契約での開発をおすすめします。

アジャイル開発

アジャイル開発を検討している場合も、ラボ契約がおすすめです。
アジャイル開発とは、システム開発の手法のひとつで、製造→テスト→リリース→検証のサイクルを、小さく大量に回す手法です。

MVP開発と似ていますが、MVP開発は事業(商品)開発の手法であり、アジャイル開発はシステム開発の用語です。

アジャイルでの開発を検討している場合も、MVP開発同様に、仕様変更が起きやすいのでラボ契約で開発を行うべきでしょう。

既存プロジェクトの運用保守

オフショアは、開発業務以外を委託することも可能です。
すでに動いているプロジェクトの運用保守業務テスト検証業務を委託することもできます。

特に運用保守は、オフショアに向いている業務の一つです。
理由としては、開発業務に比べてクライアントとのやりとりが少なくすみ、言語・文化的なコストがかかりにくく、技術力を存分に生かせるからです。

運用保守業務は、当然中長期で取り組むものですので、オフショアのラボ契約で行うと良いでしょう。
運用保守を外部に委託することで、自社のエンジニアリソースに余裕を持たせることが可能です。

ラボ契約ではなく、請負契約を選ぶべきプロジェクト

一方、以下の要素を満たすプロジェクトは、ラボ契約である必要がありません。

  • 仕様が明確に固まっているプロジェクト
  • 自社内など内部向けのシステム開発プロジェクト
  • ウォーターフォールでの開発案件
  • 一度リリースしたら、しばらく動きがないプロジェクト

上記の要素全てを満たしている場合、ラボ契約ではなく請負契約を選ぶ方が良いでしょう。
ラボ契約では、期間中であればタスクがなくても費用が発生してしまうため、明確に終わりが見えるプロジェクトの場合は余計なコストに繋がりかねません。

オフショア開発に迷ったらdehaにご相談ください

ラボ契約の特徴とメリット、相性の良いプロジェクトをみてきました。

  • toCの新規開発・MVP開発
  • アジャイル開発の案件
  • 既存プロジェクトの運用保守

上記のような案件に関しては、ラボ契約の方が望ましいでしょう。

もし、「自社のプロジェクトがどれに当てはまるかわからない」、「ラボ契約にフィットするか不安だ」というような、不安・疑問がありましたら、お気軽にdehaにお問い合わせくださいませ。

dehaでは、5年間に渡り、日本のクライアント様とベトナムオフショア開発を行ってきました。
ラボ契約だけでなく、請負契約に関してのナレッジも蓄積があります。

お問い合わせいただければ、お客様のプロジェクトの内容をヒアリングし、フィットするか解説させていただきます。

kataokayusuke

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