オフショア開発

雇用からラボ契約へ。テレワーク推進に伴いベトナム人気が上昇するのは必然かもしれない

コロナの影響を受け、テレワークを導入した企業も少なくないと思います。
コロナ禍やそれにともなうテレワーク推進は、働き方に大きな変化をもたらしました。

今回は、テレワーク推進がされる中での、ベトナムオフショア開発の魅力について解説します。

エンジニアのリソースを確保したいが、新しく雇用するのはリスクかもしれない…と感じているのであれば、ぜひ最後まで読んでみてください。

雇用からラボ契約へ。テレワーク推進に伴いベトナムIT人材が人気上昇するのは必然かもしれない

テレワークでは、単にオフィスに出勤しなくなるだけでなく、下記のような面で働き方が変わります。

  • 「どれだけ働いたか?」より「どんな成果を出したか?」が重要になる
  • 従業員側の主体性がより重要になる
  • 数よりも質が大事になる

「どれだけ働いたか?」より「どんな成果を出したか?」が重要になる

テレワークに移行すると、時間単位で従業員をマネジメントするのが難しくなります。

スカイプやzoomなどを常時つなげて、監視体制をつくる方法もありますが、この方法ではマネージャー側、従業員側の両方にとって負担が大きいです。
監視を徹底すると、従業員側としては、「信頼されていない」という感覚と強いストレスが生まれ、離職率が上がる原因になりかねません。
またマネージャー側としても、監視を行う手間がかかるため、効率的とは言えないでしょう。

そのため時間拘束が難しい状況下では、アウトプットで評価せざるをえません。
テレワークの導入に伴い、成果主義に移行する企業増えてきています。

従業員側の主体性がより重要になる

オフィスで勤務している場合は、動きが止まっていたり、悩んでいそうであれば、マネージャーから声をかけられますが、テレワークでは難しいです。

そのため、従業員側の主体性が重要になります。
テレワークでは、詰まっている点や改善すべき点を見つけたら、都度報告や提案をしてくれるような主体的な従業員が求められるでしょう。

数よりも質が大事になる

従業員側の主体性が求められる状況では、従業員の数よりも質の方が大事になってきます。
テレワーク下では、主体性のない従業員が十人いるより、主体的な従業員が五人いたほうが良いことが多いでしょう。

エンジニアのリソースを確保する方法

企業側がエンジニアのリソースを確保するためには、大きく分けて以下の2つの方針があります。

  • 従業員(正社員、契約社員)として雇用する
  • 外部の開発会社に委託する

従業員として雇用する場合、マネジメントが容易である、教育して成長してもらうことができる、長い目でみるとコストが低いといったメリットがあります。

しかし、テレワークを導入する場合、マネジメントの手間が増大します。
また従業員として雇用する場合、固定費が増大してしまうというデメリットもあり、コロナ禍という先の読めない状況下においてはリスクが大きいです。

一方で、外部に委託する場合、短期的な費用は高いですが、小回りが利くというメリットがあります。
ただプロジェクトごとに外部委託する場合、毎回、新しい開発チームと信頼関係を気づくところから始めないといけません。

このようにテレワーク下では、従業員を新しく雇用するというのは、なかなか難易度が高い選択肢ですし、毎回外部委託するのも手間と費用がかかります。

そこで従業員の雇用と外部委託の中間にある方法として、ラボ契約という第三の選択肢があります。

ラボ契約という選択肢

ラボ契約は、オフショア開発の契約方法の一つです。
オフショア開発には「請負契約」と「ラボ契約」の2つの契約方法があります。

  • 請負契約:プロジェクト毎の契約
  • ラボ契約:一定期間、開発チームに専属として動いてもらう契約

ラボ契約では、外部委託と異なり、ノウハウや信頼関係の蓄積が可能です。
新しくエンジニアを確保したいと考えている場合、ラボ契約は、「従業員として雇用する」のの代替案の一つとなりえます。

以前は、従業員として雇用するメリットも大きかったと思いますが、テレワークが推進されたことにより、オフショア開発との差が小さくなってきています。
従業員として雇用する場合も、オフショア開発をする場合も、直接会うことが難しいという点では同じです。

ベトナムオフショア開発を選ぶメリット

オフショア開発は、様々な国で行われていますが、中でもベトナムが最も注目を集めています。

ベトナムが注目される理由は以下の3点です。

国策としてIT人材強化に努めているから

ベトナムは国策として、IT人材の強化に努めているため、ベトナム国内のエリート層はこぞってITエンジニアを目指しており、毎年優秀なエンジニアが多数輩出されています。

エンジニアとしてのレベルが高い人材が多く、国内のベテランエンジニアと遜色ないレベルのエンジニアを、登用することができます。

また、AI(人工知能)、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、ブロックチェーンなどの最新技術において、ベトナムは世界から注目されています。
最新技術では、日本国内を探すより、優秀なエンジニアを登用することが可能でしょう。

他のオフショア先と比べても人件費が低い

日本国内では、エンジニアの数が不足しており、国内でエンジニアを新規採用する場合、人件費が高くつきます。
ベトナムオフショア開発では、国内よりも低いコストで優秀なエンジニアを登用可能です。

ベトナムは、他のオフショア先と比べても人件費が抑えられます。
たとえば、インドや中国といったオフショア先は、年々人件費が高騰しており、すでにコスト面でのメリットを得るのが難しくなってきています。

一方ベトナムでは、まだ日本国内の半額〜7割程度の費用で、開発を行うことが可能です。

日本と地理的に近い

またベトナムは、日本と地理的にも近く、連携もしやすいです。

オフショア開発において、一番ネックとなるのは、信頼関係の構築です。
信頼関係を築くためには、実際にあって打ち合わせを行うか、オンラインだとしても高頻度で打ち合わせを行うといった工夫が必要になります。

日本からベトナムまでは、飛行機で約6時間程度て行くことができ、時差も2時間しかありません。

やろうと思えばオフラインで打ち合わせをすることもできますし、オンラインでの打ち合わせも、双方の業務時間中に行うことが可能です。

ベトナムオフショア開発ならdehaにご相談を

  • テレワークの推進により、従業員を雇用するのと、オフショア開発でラボ契約をするのの差が小さくなってきている
  • ベトナムのIT人材は国内のエンジニアと遜色なく優秀である。特に最新技術に関しては、世界で注目されるレベルである。
  • ベトナムのIT人材は他のオフショア開発国と比べても人件費が低い

上記のような理由で、エンジニアリソースの確保の方法の一つとして、ベトナムオフショア開発のラボ契約がおすすめです。

dehaでは、5年間に渡り、ベトナムオフショア開発を行ってきました。

ウェブ制作から、スマホアプリの開発、AIを用いた画像処理システムの開発など、様々な実績があります。

もし新しくエンジニアのリソースを確保したいと考えている場合、ぜひdehaにご相談くださいませ。

kataokayusuke

Recent Posts

システム開発のライフサイクルとは?主要な開発フェーズと代表なモデルを解説

ビジネスや社会のあらゆる場面でシステムが欠かせない現代において、システム開発を効率的かつ確実に進めるための枠組みとして「システム開発ライフサイクル(SDLC:System Development Life Cycle)」が存在します。 SDLCは、システムを企画・開発・運用・保守するまでの一連の流れを定義したもので、開発プロジェクトを成功させるための道しるべといえます。 この記事では、システム開発ライフサイクルの基本的な考え方と、主要な開発フェーズ、さらに代表的な開発モデルについて解説します。 システム開発を発注・管理する立場の方 IT人材が不足している方 システム開発ライフサイクルの具体的内容が知りたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばシステム開発を効率的に進める方法が丸わかりですよ。 (more…)

5 days ago

システム保守の費用相場は?費用を抑えるポイントも徹底解説

システム開発が完了した後、安定して稼働させるためには「システム保守」が欠かせません。 しかし実際に見積もりを取ると、費用が高いと感じる企業も多いのではないでしょうか。 この記事では、システム保守の費用相場を解説するとともに、コストを抑えるための具体的な方法を徹底的に紹介します。 これから保守契約を検討する方 すでに保守契約しているが見直したい方 システム保守の費用について知りたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばシステム保守にいくらかかるのかや、費用を抑えるためのポイントも丸わかりですよ。 (more…)

6 days ago

AI総合ソリューションで業務を革新。DEHAが届ける確かな信頼と価値

2017年の起業から今まで、DEHA SOLUTIONSが歩んできた9年間は、お客様と社員の皆様からのご支援とご協力なくしては語ることができません。心より感謝申し上げます。  私たちはこの間、ベトナムを開発拠点とするシステム開発企業として、日本国内のIT市場向け様々な課題に真摯に向き合ってまいりました。2019年に発表された経済産業省によるIT人材需給に関する調査によると、2030年の日本国内におけるIT人材は最大で約79万人が不足すると予測されています。この深刻な状況の中、多くのSIer企業様や中小・大企業様の開発パートナーとしては、高品質で開発及びソリューションを安定的に提供することで、日本のIT業界の成長を支える一翼を担っています。  >>関連記事:日本経済産業省によると2030年には最大で約79万人のIT人材が不足  近年、ビジネス環境は急速に変化し、DXの波が隅々にまで浸透することに加え、AI技術も全産業を席巻しています。DEHAマガジンでも度々記事を取り上げてきたように、現在AIは単なるトレンドではなく、未来の社会を形作る基盤となりつつあります。  そんな大きな時代の変化を捉え、私たちDEHA SOLUTIONSはこれまでの9年間で培ってきた豊富なナウハウで、AI分野に注力を決意しました。単なる技術ベンダに留まらずに、お客様にとって最も信頼性があるAI総合ソリューション開発パートナーとしては、共に課題解決及びビジネス発展にしていくことを目指してまいります。  (more…)

1 week ago

開発リソース不足を解決する5つ方法を徹底比較

開発の現場では「人が足りない」「スキルが合わない」「今すぐ増強したい」が日常茶飯事です。 そこでこの記事では、①オフショア開発 ②ニアショア開発 ③フリーランス・業務委託 ④SES ⑤社内のリソース強化(社員育成・ノーコード/ローコード・AI活用)の5つ手段を、スピード/コスト/品質確保/管理負荷/機密性/拡張性で徹底比較し、選び方の指針まで一気通貫で整理します。 開発を効率化させたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば開発リソースを確保するためのそれぞれの手段について、特徴がわかりますよ。 (more…)

2 weeks ago

【2025年版】ベトナムオフショア開発の人月単価相場

近年、IT人材不足が深刻化する日本市場では、オフショア開発の活用がますます一般的になっています。 なかでも、ベトナムは高い技術力とコスト競争力を兼ね備えた国として、依然として人気を維持しています。 この記事では、2025年最新のベトナムオフショア開発における人月単価相場を役割別に解説し、最新動向までを詳しくご紹介します。 ベトナムオフショアに興味がある方 開発コストを抑えたいとお考えの方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばベトナムオフショアの具体的なコストがわかりますよ。 (more…)

3 weeks ago

【2025年】円安がいつまで続く?オフショア開発に与える影響

2025年8月時点におけるドル/円(USD/JPY)の為替レートは、およそ ¥146.9です。 円安傾向は続いており、過去数十年のトレンドとも重なりつつ、依然として投資・政策動向から注目を浴びています。 この記事ではそんな円安に着目してオフショア開発に与える影響を見ていこうと思います。 オフショア開発を始めたい方 社内のIT人材が不足している方 開発効率を上げたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばオフショア開発に円安がどう影響するのかがわかるのはもちろん、いつ始めるべきかまで丸わかりですよ。 (more…)

4 weeks ago