MVP開発とはMinimum Viable Productの略で、その名の通り最小限に機能を削ぎ落としたシンプルなシステムを開発することを指します。
情熱のあるテーマや課題を解決できるであろうアイデアを思いついたら、すぐにプロダクト開発に取り掛かりたくなりますが、最初から完璧なプロダクトを作ろうとしたら、多くの場合失敗に終わってしまいますよね。
プロダクト開発で大きな失敗をしないためにも、MVP開発の考え方を知っているのはとても有効でしょう。
そこでこの記事では、スタートアップを志す方なら必ず知っておきたいMVP開発の考え方についてまとめました。
これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば今注目のMVP開発が丸わかりですよ。
MVP開発とは、Minimum Viable Productの略語です。
直訳すると「実用最小限の製品」となり、顧客に価値を感じてもらう最低限の機能しかないプロダクトのことを指します。
一番のコアバリューを提供している機能以外は、全て削ぎ落とした、シンプルなプロダクトからスタートするのを推奨する考えた方です。
MVPという概念は、「リーンスタートアップ」という考え方の中で重要視されています。
リーンスタートアップは、シリコンバレーで生まれた起業の手法の一つで、Eric Riesさんの書いた「Lean Startup」という本が有名です。
日本では、「リーンスタートアップ」というタイトルで日経BPから翻訳版が出版されています。
青い背景に白い円が描いてある表紙が特徴的です。
MVP開発のメリットは以下の3点。
MVPでは、最低限の機能に絞って開発を進めていきます。
たとえば、ある特定のテーマに特化したSNSサービスの開発を考えていたとしましょう。
SNSサービスの機能は、様々なものが考えられます。
すべてを実装しようとすると、かなりの費用と開発期間がかかることが予想されますが、MVPに絞った場合は、これらの1つか2つくらいの機能を実装するだけでリリース可能です。
たとえば上記の2つだけに絞ることができれば、低コストで開発でき、すぐにでもリリースすることが可能でしょう。
またコアな機能だけでリリースすることで、市場からのフィードバックを確認することができます。
市場に出した時に全く反応が得られなければ、そもそものコンセプト・アイデアに需要が無い可能性が高いです。
早めに市場に出し、反応を確かめることで、本当に価値のあるアイデアなのかどうかをテストすることができます。
なぜ今MVP開発が注目されているのでしょうか。その理由に従来の開発手法の問題があげられます。
アイデアやコンセプトの需要を確かめる方法として、アンケートなどの手段も考えられます。
アンケートも全く意味がないわけではありませんが、実際にリリースした時の反応とアンケートの結果には解離が生まれることが多いです。
アンケートとリリースしたときの反応に差がでるのは、「回答者は、実際にお金や時間といったコストを払うわけではないので、想像だけで答えるから」という理由です。
アンケートの回答者の多くは、無料あるいは謝礼をもらってアンケートに回答しています。
実際にサービスを使う時は、お金や時間といったコストを支払いますが、アンケート段階ではそういったコストがないため、リアリティに欠けた回答になりがちです。
同様の理由で、SNSだけでの検証(アイデアを投稿し、いいねや拡散度合いで判断する)にも限界があると考えられます。
MVP開発の考え方を知らず、最初から思いつく限りの機能を実装した場合、まったく使われないサービスに多額の開発費用と多くの時間をつぎ込んでしまうというリスクがあります。
たくさんの機能を詰め込む前に、MVP開発だけで、リリースをし、市場の反応をテストするのは、非常に効率的な考え方といえるでしょう。
Amazonに1000億円で買収された靴のECサイト「Zappos」の話がもっともわかりやすいでしょう。
Zapposが操業したのは1999年です。
当時は、ECサイトそのものが主流ではなく、創業者は靴をネット上で販売できるかどうかに確信が持てませんでした。
そこで在庫を抱えるリスクを減らすために、リアルの店舗にある靴の写真をサイトに掲載して、注文が入ってから創業者自身が購入して配送するというやり方を行ったそうです。
実際に在庫を抱えるというリスクを冒さず、「ネットで靴を販売する」というコアバリューをテストした例になります。
いかがでしたか。MVP開発はコストを抑えられるだけでなく、スピーディーな開発で市場からのフィードバックをいち早く確認し、改善していくことができました。
そんなMVP開発、実はオフショア開発と相性が良いのです。
合わせて読みたい>>【ベトナム×MVP開発】スタートアップ経営者に知って貰いたいベトナムオフショアを選ぶべき理由
オフショア開発なら、低コスト・高品質でシステム開発を行える体制が整っております。
dehaでは、5年間に渡り、日本のクライアント様とベトナムオフショア開発を行ってきました。
AIを用いた画像処理システムの開発や、スマホネイティブアプリ開発など、様々開発実績があります。
本日触れたMVP開発や最新のIT技術、WEBs開発などに興味がある方はぜひお問い合わせください。
これまでの経験をベースにベトナムオフショアの疑問にお答えさせていただきます。
2026年のベトナムは、東南アジアの中でも特に「デジタル化が成熟段階に入りつつある国」として注目を集めています。 スマートフォンの普及、ソーシャルメディアの浸透、高速通信インフラの整備、そして若く人口ボーナス期にある社会構造が相まって、デジタル技術はすでに人々の日常生活、経済活動、情報収集の中核となっています。 この記事では、DataReportal「Digital 2026 Vietnam」レポートをもとに、2026年のベトナムにおけるデジタルデバイス、インターネット、ソーシャルメディア、主要プラットフォームの利用状況とその背景、そして今後の方向性について総合的に解説していきます。 ベトナムのデジタルの最新情報が気になる方 社内のIT人材が不足している方 ベトナムのIT人材が気になる方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばベトナムのデジタルの最新情報や動向が丸わかりですよ。 関連記事: 【2024年版】ベトナムのDX市場の状況と動向 2025年のベトナム デジタル状況、最新動向 (more…)
ソフトウェア開発の歴史において、エンジニアの核心的な能力は「コードを書く力」で測られてきました。しかし、AI技術が飛躍的に進歩し、人間よりも速く一貫性のあるコードを生成できるようになった今、その価値の軸が大きくシフトしています。 これからのエンジニアに求められるのは、単なるプログラミングスキルではなく、いかに高度なAI活用を行い、システムに何を許し、何を許さないかという「制約」を正しく設計できるかという点にあります。 (more…)
クラウドコンピューティングは、企業や政府のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支える基盤です。 データ保存、アプリケーション実行、AI・データ分析など、あらゆるITインフラがクラウドを通じて提供されるようになった現代において、クラウド市場の動向は企業戦略の要です。 2026年は世界的に5G、AI、IoT(モノのインターネット)、機械学習などがクラウド活用を加速させ、市場全体が大きく成長すると予測されています。 この記事では、2026年のクラウド市場について世界市場の最新シェアや日本国内のクラウド市場シェアとその特徴などを紹介していきます。 企業の IT戦略・DX推進担当者の方 クラウド関連ビジネスに関わる方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば2026年のクラウド市場のシェアやトレンドが丸わかりですよ。 (more…)
2030年に向けて、日本のIT市場は単なる成長産業ではなく、社会全体を支える基盤(インフラ)としての性格を一層強めていくと考えられます。 背景には、世界規模で進行するデジタル化、AI技術の急速な発展、クラウドサービスの定着、そして日本固有の人口減少・地方分散という社会構造の変化があります。 この記事では、世界のICT市場動向を起点に、日本のソーシャルメディア、メタバース、クラウド、データセンター、情報セキュリティといった分野が、2030年に向けてどのように変化していくのかを多角的に整理していきます。 IT市場の未来が気になる方 AI技術がどのように発展していくか気になる方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば日本のIT市場の未来が丸わかりですよ。 (more…)
日本は2030年代に入ると急激に人口が減少し、労働力全体の供給が縮小するとの構造的な課題を抱えています。 特にデジタル技術の中心となるAI(人工知能)やロボットの開発・利活用を担う人材の不足が深刻になるとの推計が経済産業省の将来試算で示されています。 現在の教育・採用のままでは、2040年にAI・ロボット関連の人材が約326万人不足する可能性があるとされています。 この数字の背景には、生成AIの急速な普及やデジタル技術の社会インフラ化がある一方で、既存の人材供給は追いつかず、求められるスキルとのミスマッチが拡大している実態があります。 この記事では、こうした人材リスクの本質を整理しつつ、デジタル人材減少時代を生き抜く方策として、オフショア(海外)によるグローバル開発チームの構築戦略をご紹介します。 人材不足にお悩みの方 オフショア開発に興味がある方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばデジタル人材減少時代をどう生き抜くかその方法がわかりますよ。 (more…)
近年、製造業はかつてないほどの環境変化に直面しています。 需要変動の激化、多品種少量生産への対応、グローバルサプライチェーンの複雑化、人手不足、原材料価格の高騰など、経営・現場の両面で不確実性が増大しているのです。 このような状況下において、多くの企業が課題として挙げるのが生産管理の属人化・分断化です。 販売計画と生産計画が連動していない 在庫情報がリアルタイムに把握できない 工程進捗が見えず、計画変更が後手に回る システムは導入しているが、Excelや紙運用が残っている これらの問題は、部分最適なシステム導入や、部門ごとに分断された業務プロセスによって引き起こされることが多いです。 こうした背景の中で注目されているのが、IFS(Industrial and Financial Systems)を活用した統合型生産管理の自動化。 この記事では、IFSの特長を踏まえながら、製造業における生産管理自動化の方式と、それを支えるプロセスモデルについて詳しく解説していきます。 (more…)