Shopifyについての情報を調べているときに”Liquid”という単語を目にしたことはないでしょうか?
Shopifyのカスタマイズを行う上で、Liquidは必須の知識と言えます。今回は、Shopifyのテンプレート言語であるLiquidについてまとめました。
Shopifyは、カナダで開発された越境ECプラットフォームです。
言語・通貨・決済システムの面で海外向けに展開しやすいことに加えて、デザイン面でのカスタマイズの自由度の高さも特徴といえます。Netflixが展開するECサイトnetflix.shopも、Shopifyで作成されたECサイトです。
netflix.shopのような独自性の強いカスタマイズを行うために使われるのが、Shopifyが開発したテンプレート言語Liquidです。
Liquidはテンプレート言語と呼ばれることもあれば、テンプレートエンジンと言う人もいます。(中略)従来のプログラミング言語のように構文があり、アウトプット、ロジック、ループといったコンセプトがあり、変数(データ)を扱います。PHPのようなWeb中心の言語と似ています。
しかし類似点はそれくらいです。設計上Liquidでできないこともたくさんあります。(中略)ですがこれは十分に考えられたうえでのことなので、最初は制限と感じられる部分も正当な理由があります。
Shopify公式ブログ(https://www.shopify.jp/blog/partner-shopify-template-language-liquid-overview)より
テンプレート言語(またはテンプレートエンジン)とは、特定のデータを加工したりアウトプットしたりするのに特化したシステムのことで、プログラミング言語に非常に似ていますが、一部制限が存在します。
LiquidはShopifyの開発を前提に作られたテンプレート言語であり、Shopifyの商品データを受け取り、美しく表示させるのに役立ちます。
Liquidは、主に表示側のカスタマイズに使われます。MVCモデルで言うところのView側の制御で、HTML/CSS/JavaScriptと一緒に用いられます。
View側の開発では、画一で同じものが表示される静的な画面と商品やユーザーによって表示が変わる動的な画面という考え方がありますが、Liquidは動的な画面を作るのに最適です。
Shopifyのデータに適しており、シンプルな記述でShopifyのデータを扱うことができます。
PHPなどのウェブ開発言語に似ていますが、プログラミング言語に比べて行えることは制限されています。
Liquidはテンプレート言語なので、通常のプログラミング言語とは少し勝手が違います。Liquidをつかって開発する際の注意点をまとめます。
Shopifyにはプランがあり、プランによってはできないカスタマイズがあります。
例えば、チェックアウト画面(カートの次ページから注文完了ページまで)のカスタマイズは、「Shopify Plus」プランでなければできません。
プランによってできることとできないことがあるので注意しましょう。
カスタマイズ時、外部アプリをインストールすると、Liquidファイルが自動で作成されます。そのまま使う分には問題ありませんが、必要なくなった外部アプリをアンインストールする際には注意が必要です。
アンインストール時、作成されたLiquidファイルは自動で削除されません。余計なファイルの存在は、エラーの原因になりかねないため、アンインストール時はインストール時に作成されたファイルを削除するようにしたほうが良いでしょう。
対策として、外部アプリをインストールする前に、元のテーマのバックアップを作っておくことをおすすめします。
バックアップは、Shopify管理画面の”オンラインストア>テーマ>現在のテーマ>アクション>複製する”で行えます。
以上、Shopifyのテンプレート言語であるLiquidについてまとめました。
ただ単にShopifyを使う分には、特別な知識は必要ありませんが、独自性の高いサイトを構築するには、ウェブ開発の知識に加えてLiquidの知識が必要になります。
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