オフショア開発

ベトナムソフトウェア協会(VINASA)とは?DEHAの受賞歴

ベトナムソフトウェア協会(VINASA)はベトナムのソフトウェアを支える協会のことで、ベトナムのプログラマーの約65%を占めています。その数はベトナム最大!

この記事ではそんなベトナムソフトウェア協会(VINASA)とはどんな団体なのか、なぜベトナムが注目をされているのかについて解説していきたいと思います。

  • ベトナムソフトウェア協会(VINASA)が気になる方
  • ベトナムオフショアが気になる方
  • ベトナムのエンジニアの質が気になる方
  • 社内のIT人材が不足している方

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばベトナムソフトウェア協会(VINASA)の特徴や、ベトナムエンジニアの特徴などが丸わかりですよ。

ベトナムソフトウェア協会(VINASA)とは?

ベトナムソフトウェア協会(VINASA)はハノイに拠点を置く、ベトナム最大のソフトウェアビジネス協会のこと。

2002年4月に設立され、ベトナムで活躍している270以上のソフトウェア企業が会員として登録されています。エンジニアの数で言うと、ベトナム全土のプロフェッショナルなプログラマーの約65%を占めています。

ベトナムソフトウェア協会(VINASA)では政治とソフトウェアビジネスコミュニティの架け橋として機能していて、トレーニングプログラムやワークショップ、ビジネスマッチング、情報提供などを通し、ベトナムソフトウェア産業の発展をサポートしています。

DEHAソリューションズも受賞

DEHAソリューションズも、2021年から2025年任期の第5回ベトナムソフトウェアITサービス協会(VINASA)の大会でベトナム情報通信産業の発展において貢献した14企業の1つとして情報通信省の大臣から表彰されました。

このイベントは全部で438社ある会員企業から260名の代表者が参加し、オンライン中継で開催されました。

ヴードゥックダム副首相の他、情報通信省のグエン・マン・フォン大臣、中央企業団のファム・タン・コン党委員会副書記、内務省の代表者、指導者、省庁および中央支部の元指導者の方々なども会議に出席されていました。

この2021年から2025年任期の第5回ベトナムソフトウェアITサービス協会(VINASA)の大会ではVINASAの会長職として、FPTソフトウェアのグエン・バン・コア取締役社長が就任を発表。

若い経営者の参加が増えたことにより、理事会の年齢層は一層若くなりました。運営戦略に関しては、テクノロジー・デジタルトランスフォーメーション・スマートシティの3つを主要な領域としていくことに決定。

また新しい目標としてテクノロジーエコシステムを構築すること・ プラットフォームを開発すること・ AI戦略に焦点を当てること・ IT人材育成に参加することの4つがテーマとして選ばれました。

なぜベトナムが熱いのか

こうしたベトナムソフトウェア協会(VINASA)の活動からもわかるように、ベトナムは今ソフトウェアやICTの領域で注目をされています。

なぜ今、ベトナムが注目を浴びているのでしょうか。

理由①日本のエンジニア不足

ベトナムのIT技術が注目をされている背景に、日本国内のエンジニア不足が深刻化していることがあげられます。

株式会社矢野経済研究所による調査によると、国内民間IT市場規模は毎年プラス成長をしています。

これはAIやデータサイエンスなどの先端ITのニーズが高まっていることが影響をしています。

出典:矢野経済研究所「国内企業のIT投資に関する調査を実施(2021年)」

しかし、その一方で少子高齢化により働き手となる若者が不足。既存のベテランエンジニアに業務が集中し、それが離職に繋がってしまっています。

既存のエンジニアの業務量が増えてしまっているため、AIやデータサイエンスなどの先端IT従事者へのスキルアップをしたいという人材が少なのも問題です。

このような悪循環から日本の人材不足は今後も加速していくことが予想されています。経済産業省によると2030年には最大で79万人のIT人材が不足すると言われているのです。

理由②高度IT人材が豊富

ベトナムのIT人材が注目されている理由の1つに高度IT人材が豊富にいることがあげられます。

経済産業省が行った調査によると週あたりの平均勉強時間は、日本が1.9時間とワーストなのに対して、ベトナムは3.5時間と高い値となっています。

出典「我が国におけるIT人材の動向」

ベトナムではWeb・モバイルアプリに強みを持つ人材が多い一方、ここ数年AIやクラウド等最先端の開発者が増加しているのが特徴です。

特にブロックチェーン技術は目まぐるしく成長をしていて、ブロックチェーンゲームの資金はなんと数百億USD(100億USD=約1兆1400億円)にも及ぶと言われています。

その背景には、ベトナムに若いエンジニアが多いことがあります。ベトナムのIT人口は90万人以上いると言われていて、年齢としては20〜29歳が54.77%、30〜39歳が26.3%を占めています。

若いエンジニアは上昇志向が強いエンジニアが多く、流行の技術や最新技術への興味関心が高いのです。

また、国策としてIT教育が進んでいて、2030年にはITエンジニアを含めた150万人のIT人材輩出を目指しています。

実際、IT関連の教育を展開している大学が30校近くあり、エンジニアになる人は毎年5万人ほどいると言われています。

まとめ

いかがでしたか。本日はベトナムソフトウェア協会(VINASA)についてその概要をお伝えしていき真sた。

ベトナムソフトウェア協会(VINASA)はベトナムのソフトウェアを支える団体のことで、多くのベトナム企業が参加をしていることがわかりましたね。

IT教育が充実していて、高度IT人材が多いベトナム。ますます注目を浴びていきそうです。

DEHAではそんなベトナムでオフショア開発を5年以上に渡り行っていきました。

優秀な人材をコストを抑えて確保したい方、日本のリソース不足にお悩みの方、ぜひ1度お問わせください。あなたにピッタリの人材を提案できればと思います。

makka

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