システム開発

2022年版 JavaScriptのフレームワーク5選!開発者向けにご紹介

JavaScriptはWEB開発を行うにあたって必須の技術です。そんなJavaScriptにはフレームワークというものがあり、普遍的機能をまとめて開発し、効率化していく際に使用することができます。

コーディング規約が決められているため、開発工程が簡素化・効率化され、開発速度が非常に早まるのです。

今回はそんなJavaScriptのフレームワークに関して、代表的な5つをご紹介します。

  • WEB開発を行う開発者様
  • IT人材を探している方
  • フレームワークについて知りたい方

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばそれぞれのフレームワークがどんな役割をしているかが丸わかりですよ。

2022年版JavaScriptのフレームワーク5選!

フレームワークとライブラリという言葉があります。

ライブラリは開発時によく使われる処理を短いコードで呼び出せるプログラムのことで、フレームワークは複数の処理をまとめた一連の機能を提供するプログラムのことを指します。

実際には、ライブラリとフレームワークの境界線は曖昧で、開発する際にはあまり気にしないところです。

今回紹介するJavaScriptのプログラムも、フレームワーク、ライブラリ双方を含めています。

React

Reactは、Facebookが提供するライブラリです。

UI開発に強く、コミュニティが大きいことで有名で、国内外問わず非常に人気の高いライブラリとなっています。

Reactのコンセプトは、Declarative(宣言的)、Component-Based(コンポーネント志向)、Learn Once, Write Anywhere(一度の学習でどこでも使える)の3つです。

Declarative(宣言的)とは、UIのパーツごとに、「内部の状態がこうなったら、高表示する」と明示的に宣言していくことを指しています。これにより、論理的・明示的にコードが書かれるため、可読性の高いコードを書けます。

Component-Based(コンポーネント志向)とは、プログラムをいくつかの部品(コンポーネント)に分け、それらの部品を組み合わせることで全体を作るという考え方です。これにより、コードの再利用がしやすくなります。

Learn Once, Write Anywhere(一度の学習でどこでも使える)は、Reactで学習したことを他の場所でも活用することができるという意味です。

たとえば、スマホネイティブアプリの開発に使える「React Native」などを思い浮かべるとわかりやすいでしょう。

Angular

Angularは、Googleが開発したフレームワークです。

以前、AngularJSというフレームワークがありましたが、欠陥が多かったため、Angularとして作り直されました。

React同様にコンポーネント志向であることに加え、「MVC(MVW)設計」や「双方向データバインディング」といった特徴があります。

「MVC(MVW)設計」は、アプリを設計するときの考え方です。

Model(データ)、View(画面)、Controller(コントローラ)の頭文字をとってMVCといい、Controller(コントローラ)の代わりにWhatever(何か)にしたものがMVWです。

Angularでは、MVCモデル、あるいはMVWモデルを前提にフレームワークが作られています。

「双方向データバインディング」とは、View(画面)で起こった変更を、素早くModel(データ)に反映するための仕組みです。

上記のような特徴から、大規模なWEBアプリを開発する際は、Angularは優れた選択肢となります。

Vue.js

Vue.jsも、人気の高いJavaScriptフレームワークで、UIを作ることが得意です。

ReactやAngularと同じように、Vue.jsもコンポーネント志向です。

Vue.jsは比較的シンプルで、学習コストが低いといわれています。

実際は、大規模システムを作る際には、複雑なコードを記述する必要があり、Reactなどと変わらない学習コストになりますが、規模の小さい開発であれば比較的学習コストを抑えられます。

Vue.jsも、双方向データバインディングを使うことができます。

合わせて読みたい>>JavaScriptのフレームワーク!Vue.jsのメリット・デメリット

jQuery

JavaScript開発者であれば、jQueryを知らない人はいないでしょう。

シェアが非常に大きく、学習コストが低いUIライブラリです。

非常に軽量でシンプルなため、多くのウェブサイトやウェブアプリで使われており、JavaScript開発者であれば必須のスキルと言えます。

Riot.js

Riot.js(ライオットjs)は、シンプルで軽量なコンポーネント志向のUIライブラリです。

これまで紹介してきた4つのフレームワークと比べてシェアは小さいですが、HTMLに似た記述をすることができ、公式サイトが日本語に対応していることもあり、学習コストが低いです。

大規模開発向きではありませんが、jQuery共存できるため、UI開発でコンポーネントを使いたいときに選択肢に入るでしょう。

JavaScriptの開発案件はdehaにご相談ください

ウェブ開発ではJavaScriptは必須になってきます。

フレームワークを利用すればみんなが同じ開発工程を踏むので、開発工程が簡素化・効率化され、開発速度が非常に早まります。

それぞれのフレームワークにはメリットやデメリットがありましたね。どのフレームワークを学習すればいいか迷っている場合は、それぞれのフレームワークに触れてみて、自分にあったものを見つけてみることをおすすめします。

dehaでは、そんなフレームワークを利用した開発を行っています。

国内よりも人件費を抑えられるベトナムオフショア開発で5年に渡る開発実績があります。

急なウェブ開発案件でエンジニアのリソースが足りないという方やフレームワークに関して疑問がある方は、ぜひご気軽にdehaにお問い合わせくださいませ。

kataokayusuke

Recent Posts

【保存版・発注者向け】アプリ開発の方法についてゼロから解説

アプリ開発を検討する企業や個人にとって、最初に直面する課題は「どのようにアプリを作るか」です。 そこで本記事ではアプリ開発について、どのような工程があるのかゼロから徹底解説していきたいと思います。 アプリ開発をしたい方 アプリ開発初心者の方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばアプリ開発の効率の良い方法が丸わかりですよ。 アプリ開発に関わるすべての工程や手法を理解することで、発注者としてより良い判断ができ、プロジェクトを円滑に進めることが可能になります。 アプリを開発する4つの方法 スクラッチ開発とは スクラッチ開発とは、既存のテンプレートやツールを使わずに、プログラムのコードをゼロから書いてアプリやシステムを作る開発方法です。 完全に自由な設計ができるため、自社の業務や目的にぴったり合った機能やデザインを実現できます。 たとえば、高度な処理能力が必要なシステムや、他にはない独自の機能を持たせたい場合に最適です。 主なメリット・機能やデザインを自由に設計できる(カスタマイズ性が高い)・処理速度や操作性などのパフォーマンスを最適化しやすい・他社にはない独自機能を実装しやすい 主なデメリット・開発に時間と費用がかかる・高度な技術や専門知識が必要 スクラッチ開発は、「こだわりたいポイントが多い」「長期的に使い続けたい」システムに向いています。反対に、早く・安く始めたい場合は、別の開発手法を検討するのがよいでしょう。…

8 hours ago

チャイナプラスワンとは?製造業だけではなく、IT業界も注目

近年、製造業を中心に広がってきた「チャイナプラスワン(China Plus One、中国+1)」戦略が、IT業界でも注目され始めています。 中国に依存しすぎない経営体制を構築するためのこの動きは、製造業の枠を越え、ソフトウェア開発やITインフラといったデジタル領域にも拡大しています。 この記事では、チャイナプラスワンの概要から背景、IT業界における注目理由、そしてオフショア開発との関係性や活用事例までを詳しく解説します。 チャイナプラスワンについて知りたい方 オフショア開発に興味がある方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばチャイナプラスワンの概要がわかるだけでなく、今後の展望も分かりますよ。 (more…)

1 day ago

【2025年版】スマホ(iPhone/Android)OS端末シェアランキング(世界と日本市場)

スマートフォン市場におけるOS(オペレーティングシステム)は、ユーザー体験の根幹を担う要素のひとつです。 特に「Android」と「iOS」の二大OSは、長年にわたって競争を続けており、地域によってその勢力図は大きく異なります。 この記事では、2025年4月時点における世界および日本のスマホOSシェアを、StatCounterの最新データをもとに詳しく解説します。 OS端末シェアについて知りたい方 スマホOS別に広告出稿の戦略を立てたい人 国や地域ごとのユーザー属性やシェア構造を把握したい人 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば世界と日本のOSシェアの特徴や違いが丸わかりですよ。 (more…)

6 days ago

【2025年版】ハイブリッドアプリ開発のおすすめフレームワークランキング5選

スマートフォンアプリ開発において、iOSとAndroidの両方に対応するハイブリッドアプリは、開発コストや工数を抑えられる点で多くの企業や開発者に選ばれています。 2025年現在、技術の進化によりハイブリッドアプリ開発フレームワークも多様化・高機能化が進み、それぞれの強みを活かす選定が重要になってきました。 この記事ではそんな2025年におすすめのハイブリッドアプリ開発フレームワークをランキング形式で5つご紹介します。 ハイブリットアプリに興味がある方 最新のハイブリットアプリについて知りたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばハイブリットアプリの最新情報が丸わかりですよ。 (more…)

1 week ago

要件定義とは?オフショア開発で進め方や成功のコツ

システム開発やアプリ開発において、プロジェクトの成功を左右する「要件定義」。 特にオフショア開発では、言語や文化の違いから誤解が生まれやすく、要件定義の質が成果に直結します。 この記事では、要件定義の基本から、オフショア開発での進め方、成功のコツまでを解説します。 オフショア開発に興味がある方 要件定義の仕方について知りたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばオフショア開発をうまく進めるための要件定義の方法が丸わかりですよ。 (more…)

2 weeks ago

BAとは?オフショア開発での役割、BrSE & ITコミュニケーターとの違いをご紹介

BA(ビジネスアナリスト)とはオフショア開発プロセスにおいて重要な役割を果たします。 彼らは、クライアントと開発チームの間で情報のやり取りを担当し、ビジネスの視点からソフトウェア開発プロジェクトを導きます。 本日はそんなBA(ビジネスアナリスト)について具体的にどう言った特徴があるのかや、BrSE(ブリッジSE)& ITコミュニケーターとの違いについて解説していきます。 BA(ビジネスアナリスト)に興味がある方 オフショア開発に興味がある方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばBA(ビジネスアナリスト)の具体的な役割が丸わかりですよ。 (more…)

2 weeks ago