大手ECモールと呼ばれるAmazonや楽天。誰もが知っているサービスですが、近年Shopifyに移行する事業者が増えています。2020年に入って新型コロナウィルスの影響でShopify加入の勢いは増しました。
なぜそのような事が起きているのでしょうか?本日はAmazonと楽天、Shopifyの違いから、その謎を紐解いていきたいと思います。
「Shopifyってなんでそんなに人気が出ているの?」
「Amazonや楽天やShopify。たくさんのECサイト作成サービスがあって、どれを利用すればいいかわからない」
こんな疑問やお悩みが解決できるような内容になっていますよ。
Amazonや楽天はShopifyに比べ販売手数料が高いです。
Amazonなら月額4900円に販売手数料が1個あたり8%~15%かかります。
楽天市場の場合は一番安いプランでも19500円の月額プラン料金と月間売上の3.5%~7%の販売手数料がかかります。
しかしShopifyでかかる手数料は、月額$29~のプラン料金とクレジット決済を利用した時の手数料が3.4%です。
手数料の差は一目瞭然です。Shopifyなら出店手数料を他と比べだいぶ安く抑えることができるのです。
Amazonや楽天はモール型ECなのでそこに集まる店舗数も膨大です。
Amazonなら国内だけで約18万店舗。楽天は約5万店舗が出店しています。
ライバルが多く、商品数も膨大です。星の数だけある商品の中から各店舗は売れるために価格勝負に陥ってしまいます。
モール型ECサイトに集まるお客も価格を重視する人が多いので、価格が安い店舗が売れるのです。
また、膨大な数の商品から検索のトップに出してもらうようにするためには広告費やオプション利用料を支払う必要があります。
そのため、Amazonや楽天で売れる店舗になるには価格競争に勝てる購買力や商品力、検索で上位を得るための資金力が必要なのです。
しかし、Shopifyならそのような競争に巻き込まれる事なく、独自のサイトで販売する事になるので、集客力こそ劣りますが、自社で適正な値段を設定し販売することが出来ます。
カスタマイズ性が高いのがShopifyの魅力ですが、Amazonや楽天のようなモール型ECサイトはそうはいきません。
そこのプラットフォームの様式にしたがったデザインやレイアウトで出品する形になってしまうのです。
一方、Shopifyは自社ECサイトを作成するプラットフォームなので、好きなデザイン、レイアウトでオリジナルの自社ECサイトを作成する事ができ、決済方法や注文画面、多言語対応など様々なカスタマイズの選択肢もあります。
自社のカラーを出してEC販売を行う事が出来るのがShopifyです。
Amazonや楽天の利用者なら分かると思いますが、そこで買った商品は覚えていてもどの会社、どの店舗が販売した商品か覚えていますか?
ほとんどの方が販売元の店舗名まで記憶にないと思います。
Amazonや楽天では膨大の数の検索結果からより価格が安く口コミが高い商品を選ぶ事がメインの消費者行動であり、良いお店を探すためではありません。
そのため商品は売れても、企業名や企業イメージ、独自の商品やサービスなどを売る事が出来ません。
モール型ECサイトで出店を続ける限り永久的に価格競争を続ける事になるのです。
今まではAmazonや楽天の集客力が魅力でした。
いくら競争が激しいと言えども、何もSEO知識もない無名の会社がECサイトを作成し販売するよりもお客の目に留まる可能性があります。
その為、今まではAmazonや楽天に頼り出店する店舗が多かったのです。
しかし、最近ではInstagramやTiktokなどのSNSを活用し独自で集客する店舗が増えてきています。ShopifyでもこうしたSNSとの連携が充実しています。
また、最近の若者の傾向として、Googleなどの検索エンジンで探すよりも、InstagramなどのSNSで気になる商品を見つける事が主流になってきています。
ターゲットによっては、SNSでブランディングし、拡散することで、SEO対策を行うよりも簡単に集客する事ができるのです。
Amazonや楽天市場のようなモール型ECサイトは圧倒的な知名度と出店数による集客力が魅力です。
しかし、最近ではブランディングをしっかりし、独自のサービスや商品を販売しようとする個性と主体性を持った企業や店舗が増えて来ています。その為、そのような店舗がモール型ECサイトではなく、より自由な自社ECサイトを選ぶようになって来たのでしょう。
どちらが良いかは一概には言えません。どちらにもメリット、デメリットがあるので自社の目的と目標に合ったECサイトを選ぶと良いでしょう。
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