スマートフォンやタブレットの普及が進み、私達の生活やビジネスにはなくてはならない存在となりました。
アプリを開発する側にとって、プラットフォームをどうするか、というのはとても重要なポイントです。
iOSとAndroidの2種類をそれぞれ開発するか、Webアプリで開発するか、あるいはハイブリッドアプリを開発するか、などの選択肢があります。
合わせて読みたい>>「Webアプリ」と「ネイティブアプリ」のメリット・デメリット
この記事ではアプリ開発をスムーズにできる「React Native」をご紹介します。「React Native」ならクロスプラットフォーム対応であり、JavaScriptでの開発ができるだけでなく、修正対応もスムーズに行えます。
これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばアプリ開発の手助けになる「React Native」について丸わかりですよ。
「React Native(リアクト・ネイティブ)」はFacebook社が開発したJavaScriptのフレームワークである「React」をモバイルで利用できるようにしたものです。
さまざまなメリットがあるため、世界中で数多く採用されています。「Github」の2019年の「Top Open Source Projects」のContributorランキングでは6位となっていて、習得するエンジニアが多いこともわかります。
Facebook社が開発したので当然ですが「Facebook」「Instagram」は「React Native」で作られています。
その他にも以下のような有名・人気のアプリ・サービスも「React Native」を採用していると言われています。
フリマアプリ「メルカリ」
写真共有サービス「Pinterest」
フードデリバリーサービス「Uber Eats」
通話アプリ「Skype」
Web作成サービス「WIX」
Twitterまとめ「Togetter」
「React Native」は約1ヶ月に1回アップデートのリリースがあり、進化を続けているため、今後も採用する企業が増えると予測されています。
一番のメリットはクロスプラットフォームであることです。
通常のネイティブアプリはiOS用、Android用とそれぞれ開発が必要で、開発エンジニアもそれぞれ必要です。しかし「React Native」はiOS・Androidのアプリを同じコードで開発できます。
さらに、多くのWebエンジニアが習得している「React(JavaScript)」でコードが書ければ、新たにアプリ用の言語やフレームワークを習得する必要がありません。
その他のフレームワークと比較しても学習時間・コストが抑えられるので、開発側、クライアント側にとってコスト・リソース・納期などで大きなメリットがあります。
また開発者にとってのメリットとしてはリロード機能が使いやすく、修正対応がスムーズに行えることも挙げられます。
ただし「React Native」にもデメリットははあります。
アップデートが頻繁に行われるため自身の開発環境のアップデートもその都度必要になってしまいます。改良されるのはよいことですが、環境維持・メンテナンスの手間が増える場合もあります。
また日本語の情報が少ないので、情報収集をする場合には英語のスキルも必要となります。リリース当初に比べると日本語の情報も増えてきてはいますが、やはり最新の情報となると英語になってしまいます。
Google社が開発した「Flutter」も人気のモバイルアプリケーションフレームワークです。
「React Native」がWebを前提としているのに対し「Flutter」はネイティブモバイルアプリを前提としているのが大きな違いです。そのためWebよりネイティブの経験があるエンジニアにとっては「Flutter」の方が入りやすいと言われています。
ただし「Flutter」はプログラミング言語がGoogle社の開発した「Dart」となっています。C#やJavan近い構文とは言われていますが、習得コスト・時間がかかる可能性があるので注意が必要です。
「React Native」と「Flutter」のどちらがよい、ということはありません。開発するアプリの特性やクライアントからの要望にマッチするものを選定する必要があります。
「React Native」はWeb技術や仕組みを元にしているためWebエンジニアが今まで培ってきたスキルを活用し効率的にアプリを開発することができます。
また「React Native」を採用している開発会社のオフショア開発を利用すれば低コスト、短期間でのアプリ開発が可能です。
メリットとデメリットをバランスよく解決できれば「React Native」は強力な武器になることは間違いありません。
React Nativeでのアプリ開発を外注してみるのはいかがでしょうか。 dehaソリューションズではオフショア開発によって低コストで迅速な開発をサポートしています。
React Nativeに関して詳しくお話を聞きたい方、開発相談や無料お見積りをしたい方はこちらからご気軽にお問い合わせください。
▼ dehaソリューションへの簡単見積もりの依頼はこちら
システム開発の現場では、「納期が守れない」「コストが膨らむ」「品質にばらつきがある」といった課題が常に発生します。 こうした問題の根底にあるのが、QCD(Quality・Cost・Delivery)のバランスです。 QCDは製造業を中心に使われてきた概念ですが、現在ではシステム開発やITプロジェクトの世界でも不可欠な管理指標として定着しています。 この記事では、QCDの意味とそれぞれの要素がプロジェクトに与える影響、さらに現代的な最適化の方法までを詳しく解説します。 システム開発を行いたい方 QCDについて知りたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばシステム開発のQCDについて丸わかりですよ。 QCDとは何か──システム開発を支える3本柱 まずはQCDの各要素について詳しく見ていきましょう。 Quality(品質) 品質とは、システムが要求仕様を正確に満たし、安定して動作することを指します。ここでいう安定性とは、想定外の入力や負荷にも耐え、継続的に正しい処理を行えることを意味します。 また性能面では、レスポンスの速度や処理効率、同時接続数への対応力などが評価されます。ユーザビリティは操作のしやすさや直感的なインターフェースを含み、セキュリティは不正アクセスや情報漏えいを防ぐ仕組みを指します。 さらに、保守性や拡張性も品質の重要な要素であり、将来的な機能追加や変更に対応できる設計であるかも考慮されます。 品質が低い場合、ユーザーの信頼を失うだけでなく、後工程での手戻り作業や修正工数が増大し、結果として開発コストや納期に大きな影響を与えます。…
システム開発の現場では、プロジェクトの進め方として「ウォーターフォール開発」と「アジャイル開発」が広く知られています。 どちらも目的は同じ──高品質なシステムを納期内に完成させることですが、そのアプローチはまったく異なります。 この記事では、特に「リスク」と「スピード」という2つの視点から両者を徹底比較し、それぞれの長所・短所、そしてどんなプロジェクトに向いているかを解説します。 アジャイル開発やウォーターフォール開発の違いを知りたい方 社内のIT人材が不足している方 システム化開発を行いたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばアジャイル開発とウォーターフォール開発のそれぞれの特徴が丸わかりですよ。 ウォーターフォール開発とは ウォーターフォール開発(Waterfall Model)は、上流から下流へと「滝のように」工程が流れる開発手法です。 要件定義 → 設計 → 実装…
システム開発の現場では、「ウォーターフォール開発」や「アジャイル開発」といった言葉をよく耳にします。 その中でもウォーターフォール開は、最も古くから使われている伝統的な開発手法の一つです。 この記事では、ウォーターフォール開発の流れ、特徴、メリット・デメリットをわかりやすく解説します。 システム開発を行いたい方 ウォーターフォール開発のメリットデメリット知りたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばウォーターフォール開発の進め方や特徴が丸わかりですよ。 (more…)
製品やシステムの開発においてデモは、単なる機能紹介ではなく、顧客との信頼構築・製品改善・市場理解のすべてを支える重要なプロセスです。 特にAI技術が進化した現在、従来型のデモ手法では捉えきれない顧客のニーズを可視化し、より精密に対応するための「次世代型デモ」が求められています。 この記事では、DEHAが提供するAI活用型デモソリューション「SmartDemo」を中心に、システムデモの意義とその効果を詳しく解説します。 AIのデモンストレーションが気になる方 デモンストレーションの活用方法が気になる方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばデモがもたらす効果が丸わかりですよ。 (more…)
「リーンスタートアップ」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。 従来のように「時間と資金をかけて完璧な製品を作る」方法では、変化の激しい現代の市場に対応しづらくなっています。 そんな中、少ないリソースで、素早く学び、改善しながら成功確率を高める方法論として注目を集めているのが、リーンスタートアップ・フレームワークです。 この記事では、リーンスタートアップの基本的な考え方から、実際に事業計画へ落とし込むための手順までをわかりやすく解説します。 リーンスタートアップ・フレームワークについて気になる方 事業計画の書き方についてお悩みの方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばリーンスタートアップ・フレームワークの概要がわかるだけでなく、実践方法も丸わかりですよ。 (more…)
システム開発の現場では、「納期に間に合わない」「仕様変更が頻発して混乱する」「優先順位が曖昧でチームが迷走する」といった課題が少なくありません。 これらの多くは、プロジェクトの全体像の欠如に起因しています。 開発プロジェクトを成功に導くためには、関係者全員が同じゴールと進行方向を共有することが欠かせません。 そのための強力なツールが「システム開発ロードマップ(Development Roadmap)」です。 そこでこの記事では、ロードマップの必要性、作成の手順、そして実務で役立つコツを詳しく解説します。 システム開発をしたい方 社内のIT人材が不足している方 効率よくプロジェクト管理を行いたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばプロジェクト管理のコツがわかりますよ。 システム開発ロードマップとは システム開発ロードマップとは、開発プロジェクトの全体像を時系列で可視化した計画図のことです。単なるスケジュール表ではなく、以下のような情報を統合的にまとめた「戦略的な地図」です。 開発の目的・ゴール 主要なマイルストーン(例:要件定義完了、テスト開始、リリース予定日) フェーズごとの作業内容…