円安が進む日本。オフショア開発を依頼する事業者様もその影響を大きく受けていることかと思います。
この記事ではそんな円安による影響を受けた事業者様向けに中小企業庁が行っている補助金制度について紹介していきます。
これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば、事業再構築補助金のことが丸わかりですよ。
事業再構築補助金は、中小企業の事業再構築への挑戦を後押しするための補助金であり、申請者は事業計画の作成、実行、成果達成に責任を持って取り組む必要があります。
2022年7月1日に発表された第7回の公募要領では、「原油価格・物価高騰等緊急対策枠(緊急対策枠)」が新たに設置されています。
こちらは長期化しているウクライナとロシアの攻防による不安定な世界情勢や、円安などの影響での物価高などで、煽りを受けている中小企業への支援策となっています。
通常枠 | 中小企業者等、中堅企業等ともに 【従業員数20人以下】100万円~2,000万円 【従業員数21~50人】100万円~4,000万円 【従業員数51~100人】100万円~6,000万円 【従業員数101人以上】100万円~8,000万円 |
大規模賃金引上枠 | 中小企業者等、中堅企業等ともに 【従業員数101人以上】8,000万円超~1億円 |
回復・再生応援枠 | 中小企業者等、中堅企業等ともに 【従業員数5人以下】100 万円 ~ 500 万円 【従業員数6~20 人】100 万円 ~ 1,000 万円 【従業員数21人以上】100万円 ~ 1,500万円 |
最低賃金枠 | 中小企業者等、中堅企業等ともに 【従業員数5人以下】100 万円 ~ 500 万円 【従業員数6~20 人】100 万円 ~ 1,000 万円 【従業員数21人以上】100万円 ~ 1,500万円 |
グリーン成長枠 | 中小企業者等:100万円~1億円 中堅企業等 :100万円~1.5億円 |
緊急対策枠 | 中小企業等、中堅企業等ともに 【従業員5人以下】100万円~1,000万円 【従業員6~20人】100万円~2,000万円 【従業員21~50人】100万円~3,000万円 【従業員51人以上】100万円~4,000万円 |
緊急対策枠では、以下の4つの要件で構成されています。
①事業再構築要件 | 事業再構築指針に示す「事業再構築」の定義に該当する事業であること |
②緊急対策要件 | 原油価格・物価高騰等の経済環境の変化の影響を受けたことにより、2022年1月以降の売上高(又は付加価値額)が、2019~ 2021年同月と比較して10%(付加価値額の場合15%)以上減少し ていること |
③認定支援期間要件 | 事業計画を認定経営革新等支援機関と策定すること。補助金額が 3,000万円を超える案件は認定経営革新等支援機関及び金融機関 (金融機関が認定経営革新等支援機関であれば当該金融機関のみ でも可)と策定していること |
④付加価値要件 | 補助事業終了後3~5年で付加価値額の年率平均3.0%以上増加、 又は従業員一人当たり付加価値額の年率平均3.0%以上増加する見 込みの事業計画を策定すること |
公募期間は2022年7月1日(金)〜2022年9月30日(金)18:00。
申請は電子申請システムから可能です。申請の際、GビズIDプライムアカウントの取得が必要になります。
GビズIDプライムアカウントとは、認証システム「GビズID」のアカウントの一つ。アカウント取得は無料で行えます。
今回紹介した事業再構築補助金以外にも、ものづくり補助金やIT導入補助金など複数の行政サービスを利用することができます。紙の書類が不要になるので、より便利に簡単に申請を行うことが可能です。
申請後、審査委員会によって評価し、より優れた事業計画を採択します。
採択決定後補助金交付申請を行い、その後精査が行われます。精査の結果次第では、応募時に計上している申請額から交付決定額が減額となる可能性もあるので、注意が必要です。
また、虚偽の申請による不正受給、補助金の目的外利用などの不正行為は交付取消だけでなく、「補助金等に係る予算の 執行の適正化に関する法律」第29条に基づき、5年以下の懲役若しくは 100万円以下の罰 金または両方に処せられる可能性があります。
いかがだったでしょうか。本日は中小企業庁の補助金制度「事業再構築補助金」に関して、その概要や申請方法を紹介していきました。
2022年7月1日より、ウクライナ、ロシアの攻防による不安定な世界情勢や、円安などで影響を受けた事業者が申請できる枠が増設されました。
電子申請で申請が行えるので、苦しい状況にあるオフショア依頼会社様や、中小企業の事業者様は、この記事を参考に申請をご検討いただければと思います。
DEHAソリューションズでは長年に渡り、オフショア開発を行っています。オフショア開発をご検討中の事業者様や、オフショア開発にお悩みをお持ちの方はぜひお気軽にお問合せください。
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ビジネスや社会のあらゆる場面でシステムが欠かせない現代において、システム開発を効率的かつ確実に進めるための枠組みとして「システム開発ライフサイクル(SDLC:System Development Life Cycle)」が存在します。 SDLCは、システムを企画・開発・運用・保守するまでの一連の流れを定義したもので、開発プロジェクトを成功させるための道しるべといえます。 この記事では、システム開発ライフサイクルの基本的な考え方と、主要な開発フェーズ、さらに代表的な開発モデルについて解説します。 システム開発を発注・管理する立場の方 IT人材が不足している方 システム開発ライフサイクルの具体的内容が知りたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばシステム開発を効率的に進める方法が丸わかりですよ。 (more…)
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2017年の起業から今まで、DEHA SOLUTIONSが歩んできた9年間は、お客様と社員の皆様からのご支援とご協力なくしては語ることができません。心より感謝申し上げます。 私たちはこの間、ベトナムを開発拠点とするシステム開発企業として、日本国内のIT市場向け様々な課題に真摯に向き合ってまいりました。2019年に発表された経済産業省によるIT人材需給に関する調査によると、2030年の日本国内におけるIT人材は最大で約79万人が不足すると予測されています。この深刻な状況の中、多くのSIer企業様や中小・大企業様の開発パートナーとしては、高品質で開発及びソリューションを安定的に提供することで、日本のIT業界の成長を支える一翼を担っています。 >>関連記事:日本経済産業省によると2030年には最大で約79万人のIT人材が不足 近年、ビジネス環境は急速に変化し、DXの波が隅々にまで浸透することに加え、AI技術も全産業を席巻しています。DEHAマガジンでも度々記事を取り上げてきたように、現在AIは単なるトレンドではなく、未来の社会を形作る基盤となりつつあります。 そんな大きな時代の変化を捉え、私たちDEHA SOLUTIONSはこれまでの9年間で培ってきた豊富なナウハウで、AI分野に注力を決意しました。単なる技術ベンダに留まらずに、お客様にとって最も信頼性があるAI総合ソリューション開発パートナーとしては、共に課題解決及びビジネス発展にしていくことを目指してまいります。 (more…)
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