SaaS

今注目の「BIツール」は表計算ソフトとどう違う?

「BIツール」という言葉を聞いたことがありますか?

「BI」は「Business Intelligence(ビジネス・インテリジェンス)」の略で、ビジネスを進めていく際に蓄積されていくさまざまなデータを分析し、経営判断・意思決定に活用するための技術・手法のことを指します。

そんな「BIツール」ですが表計算ソフトと似たような機能であるため、どのような違いがあるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、今大注目の「BIツール」について、表計算ソフトとの違いについて触れながら徹底解説をしていきたいと思います。

  • 「BIツール」について知りたい方
  • 業務効率を上げたい方

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば今注目の「BIツール」について丸わかりですよ。

「BIツール」とは

「BI」は「Business Intelligence(ビジネス・インテリジェンス)」の略で、ビジネスを進めていく際に蓄積されていくさまざまなデータを分析し、経営判断・意思決定に活用するための技術・手法のことを指します。

そして「BIツール」は「BI」を実現するためのツールで、導入する企業が増加しています。

「ビッグデータ」という言葉も聞いたことがある方が多いと思いますが、「ビッグデータ」も「BI」と同じく分析に使うための「大きなデータ」です。

大きなデータを蓄積しておくだけでは意味がありません。いかに有効活用するかが重要です。

「ビッグデータ」はその名の通り「大きなデータ」なので過去にはスペックの高いサーバーでも分析・集計には時間がかかりました。

しかしここ数年のパソコンやタブレット・スマートフォンの処理能力の発展により、大きなデータもスピーディに処理できるようになってきたことで「BI」と結びつけることが可能に。

今まで以上にデータを利活用していくことが企業の発展につながると注目を集めています。

「BIツール」と「表計算ソフト」はどう違う?

「データの集計ならエクセルなどの表計算ソフトで十分じゃないか」と感じた方がいらっしゃると思います。

確かに表計算ソフトも進歩を続け、色々な機能を搭載しているため、わざわざ「BIツール」を導入しなくても集計や分析はできます。

表計算ソフトの存在を否定するつもりは全くありませんが、「BIツール」の方が優れている点をご説明することで「BIツール」の導入を検討するきっかけになるのではないかと思います。

大容量データに強い

表計算ソフトはデータが大きくなればなるほど処理速度が落ちていきます。「何万明細もあるファイルを集計している途中に表計算ソフトがクラッシュしてしまった」「ピボットの集計をしてから結果が出るまでに時間がかかる」という経験をされた方も多いと思います。「BIツール」はデータベースを使用することが多いため、表計算ソフトよりも高速にデータを処理することができます。

色々なデータを統合できる

表計算ソフト以外にも社内には色々なソフトやシステムがありませんか?売上管理、顧客管理、財務会計、給与計算、SFAなど、データ形式が違うシステムからデータを抽出し、表計算ソフトでデータを関数や手動で統合し、集計をすることもあると思います。

「BIツール」ならあらかじめ設定をしておくことで複数システムのデータを自動で統合し、集計することができます。例えば売上管理システムと顧客システムのデータの中に共通の顧客コードがあれば、どちらかにしかない項目があっても簡単に統合することができます。

例えば、以下の図のように「顧客コード」をキーにそれぞれのデータを統合することで分析の幅が広がるのがご理解いただけると思います。

スムーズなデータ共有

表計算ソフトでデータを共有する場合に多いのがグループウェアや共有フォルダに置いたり、メールに添付をして関係者に送信したりする方法です。

共有はできますがメールサーバーやファイルサーバーの容量を圧迫します。

外出先などですぐにデータを見たい時にはその都度社内サーバーにアクセスし容量の大きいファイルを開くという不便が起こります。

それに対してブラウザベースの「BIツール」であれば、インターネット環境さえあればパソコンでもタブレットでもスマートフォンでもスムーズに必要なデータを見ることができます。

また表計算ソフトの場合はデータ・ファイルを更新するとその都度共有が必要ですが、「BIツール」であれば基となるデータが更新されていればブラウザからアクセスするだけでリアルタイムなデータを見ることができます。

じゃあ表計算ソフトはいらないの?

極論を言えば「BIツール」があれば表計算ソフトがなくても集計・分析はできます。

しかし100%なくす、というのは現実的ではありません。

例えば、抽出したデータを集計しやすく調整するためにどうしても手動で作業をする必要がある場合は表計算ソフトが手っ取り早くなります。

逆に「BIツール」の集計結果からさらに自分なりの分析や視点を加えて報告したい場合は、「BIツール」からデータを出力して表計算ソフトで加工をすることでオリジナリティのある資料・報告書を作ることができます。

「BIツール」と表計算ソフトをバランスよく併用するのがベストです。

終わりに

慣れ親しんできた表計算ソフトの比重を減らし、「BIツール」での運用をすることで、集計担当者の作業を軽減させることができます。

そして今まで以上に分析などの先を見通す業務に時間と労力を割くことで、経営判断・意思決定の材料を増やすことができます。

「BIツール」の導入にも当然費用・時間がかかりますが、その壁を乗り越えることが、会社の発展につながっていくのではないでしょうか。

dehaでは、5年ほど前から、ベトナムオフショア開発を行っています。

ベトナムでオフショア開発を行う際の費用や、エンジニアの質を知りたい方、「BIツール」に興味が出た方は無料で見積もり、ご相談をさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちらから

Van Nguyen

Recent Posts

【2026年版】ベトナム デジタル状況、最新動向

2026年のベトナムは、東南アジアの中でも特に「デジタル化が成熟段階に入りつつある国」として注目を集めています。 スマートフォンの普及、ソーシャルメディアの浸透、高速通信インフラの整備、そして若く人口ボーナス期にある社会構造が相まって、デジタル技術はすでに人々の日常生活、経済活動、情報収集の中核となっています。 この記事では、DataReportal「Digital 2026 Vietnam」レポートをもとに、2026年のベトナムにおけるデジタルデバイス、インターネット、ソーシャルメディア、主要プラットフォームの利用状況とその背景、そして今後の方向性について総合的に解説していきます。 ベトナムのデジタルの最新情報が気になる方 社内のIT人材が不足している方 ベトナムのIT人材が気になる方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばベトナムのデジタルの最新情報や動向が丸わかりですよ。 関連記事: 【2024年版】ベトナムのDX市場の状況と動向 2025年のベトナム デジタル状況、最新動向 (more…)

6 days ago

コードを書く時代から「制約」を設計する時代へ

ソフトウェア開発の歴史において、エンジニアの核心的な能力は「コードを書く力」で測られてきました。しかし、AI技術が飛躍的に進歩し、人間よりも速く一貫性のあるコードを生成できるようになった今、その価値の軸が大きくシフトしています。 これからのエンジニアに求められるのは、単なるプログラミングスキルではなく、いかに高度なAI活用を行い、システムに何を許し、何を許さないかという「制約」を正しく設計できるかという点にあります。 (more…)

7 days ago

2026年のクラウド市場シェアと動向【世界及び日本国内】

クラウドコンピューティングは、企業や政府のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支える基盤です。 データ保存、アプリケーション実行、AI・データ分析など、あらゆるITインフラがクラウドを通じて提供されるようになった現代において、クラウド市場の動向は企業戦略の要です。 2026年は世界的に5G、AI、IoT(モノのインターネット)、機械学習などがクラウド活用を加速させ、市場全体が大きく成長すると予測されています。 この記事では、2026年のクラウド市場について世界市場の最新シェアや日本国内のクラウド市場シェアとその特徴などを紹介していきます。 企業の IT戦略・DX推進担当者の方 クラウド関連ビジネスに関わる方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば2026年のクラウド市場のシェアやトレンドが丸わかりですよ。 (more…)

1 week ago

2030年までに日本のIT市場はどう変わるのか?

2030年に向けて、日本のIT市場は単なる成長産業ではなく、社会全体を支える基盤(インフラ)としての性格を一層強めていくと考えられます。 背景には、世界規模で進行するデジタル化、AI技術の急速な発展、クラウドサービスの定着、そして日本固有の人口減少・地方分散という社会構造の変化があります。 この記事では、世界のICT市場動向を起点に、日本のソーシャルメディア、メタバース、クラウド、データセンター、情報セキュリティといった分野が、2030年に向けてどのように変化していくのかを多角的に整理していきます。 IT市場の未来が気になる方 AI技術がどのように発展していくか気になる方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば日本のIT市場の未来が丸わかりですよ。 (more…)

1 week ago

【経産省公表】2040年にAI人材326万人不足。デジタル時代を生き抜く「グローバル開発」のおすすめ

日本は2030年代に入ると急激に人口が減少し、労働力全体の供給が縮小するとの構造的な課題を抱えています。 特にデジタル技術の中心となるAI(人工知能)やロボットの開発・利活用を担う人材の不足が深刻になるとの推計が経済産業省の将来試算で示されています。 現在の教育・採用のままでは、2040年にAI・ロボット関連の人材が約326万人不足する可能性があるとされています。 この数字の背景には、生成AIの急速な普及やデジタル技術の社会インフラ化がある一方で、既存の人材供給は追いつかず、求められるスキルとのミスマッチが拡大している実態があります。 この記事では、こうした人材リスクの本質を整理しつつ、デジタル人材減少時代を生き抜く方策として、オフショア(海外)によるグローバル開発チームの構築戦略をご紹介します。 人材不足にお悩みの方 オフショア開発に興味がある方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばデジタル人材減少時代をどう生き抜くかその方法がわかりますよ。 (more…)

3 weeks ago

【製造業におけるIFS活用】統合プロセスによる生産管理自動化の方式とプロセスモデル

近年、製造業はかつてないほどの環境変化に直面しています。 需要変動の激化、多品種少量生産への対応、グローバルサプライチェーンの複雑化、人手不足、原材料価格の高騰など、経営・現場の両面で不確実性が増大しているのです。 このような状況下において、多くの企業が課題として挙げるのが生産管理の属人化・分断化です。 販売計画と生産計画が連動していない 在庫情報がリアルタイムに把握できない 工程進捗が見えず、計画変更が後手に回る システムは導入しているが、Excelや紙運用が残っている これらの問題は、部分最適なシステム導入や、部門ごとに分断された業務プロセスによって引き起こされることが多いです。 こうした背景の中で注目されているのが、IFS(Industrial and Financial Systems)を活用した統合型生産管理の自動化。 この記事では、IFSの特長を踏まえながら、製造業における生産管理自動化の方式と、それを支えるプロセスモデルについて詳しく解説していきます。 (more…)

1 month ago