低コストで本格的な開発を委託できるベトナムオフショアは、開発以外にも運用保守など様々な業務に対応しています。
日本国内でのIT人材不足が叫ばれており、2030年には最大で79万人も不足すると予測されています。
国内でエンジニアを確保するのが年々難しくなる中、ベトナムオフショア開発によるシステム開発は注目を浴びています。
今回の記事では、そんなベトナムオフショアでどんな業務を委託できるのか、徹底検証しています。
・IT人材不足でお悩みの事業者様
・コストをかけずに開発や運用保守を行いたい方
これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばオフショア開発がどんなものなのかがまるわかりですよ。
オフショア開発といえば、開発業務が思い浮かびますが、それ以外の様々な業務を委託することが可能です。
オフショア開発で委託可能な業務について、1つ1つみていきます。
オフショア開発で委託される代表的な業務です。
業務システムの開発、Webアプリの開発、ECサイトの開発、スマホアプリの開発、AIを用いたシステムの開発など、様々なシステムの開発業務を委託します。
2つの契約方法があり、プロジェクトごとに依頼を行う請負契約と、一定期間開発チームを確保するラボ型開発があります。
企画・仕様が固まっており、途中で仕様変更がないと断言できる場合は、請負契約がおすすめです。
一方、継続的に業務を依頼したい場合や、エンジニアのリソースを確保したい場合は、ラボ型開発がおすすめです。
システム運用・システム保守とは、サービスを支えるサーバーやネットワークを監視し、安全性と安定性を担保する業務です。
具体的には、サーバーやネットワークの性能を安定・向上したり、トラブルが起きた際にリカバリーを行ったり、セキュリティホール(セキュリティ的に問題のあるバグ)を発見した際に対策を打ったりします。
運用保守は、長期にわたって行う業務になりますので、ラボ型開発で契約をすることが多いです。
システム開発を行う際、リリース前にシステムの動作テストや機能の検証を行います。
テスト・検証は、プロダクトの品質を担保する非常に重要な業務であり、開発チームとは独立したQAチーム(Quality Assurance、品質保証)を立ち上げるのが望ましいとされています。
独立したQAチームを立ち上げる理由は、テストの独立性を確保するためです。QAチームを用意できない場合、開発チームがテストと検証を行いますが、開発者はシステムに熟知しているが故にユーザー視点が欠けてしまうことがあります。
また、開発者も人間なので「ここは大丈夫だろう」といった思い込みから、バグの見落としが発生することもあります。こういった漏れを避けるために、独立したQAチームを用意するのがおすすめです。
ベトナムオフショアで、テスト・検証を委託することももちろんできます。
開発業務に関連するところですが、システムのアップデートや改修もベトナムオフショアで委託可能です。
開発したシステムは、定期的なアップデートや改修が必要な場合が多いです。たとえばスマホアプリでは、プラットフォーム(iOSやAndroid)側のアップデートに合わせて、アプリの修正が必要になることがあります。
印象的なところでは、iOS13のダークモードやSign In with Apple(AppleIDでのログイン機能)など、多くのアプリが対応を迫られました。
またエンドユーザー向けのシステムの場合、不具合修正やユーザーインターフェースの改善など、プラットフォームのアップデートなどの外部要因以外の改修業務も必要です。
Webアプリやスマホアプリの流通の増加に伴い、エンドユーザーの評価厳しくなってきているため、システムの改善は必須になりつつあります。
ここまでシステム開発関連の業務をみてきましたが、デザイン、イラスト、画像加工、データ入力、CADをつかった作業などのシステム開発以外の業務もベトナムオフショアで委託できます。
委託できる内容は、依頼する開発会社によって異なります。経理やコールセンターなどのバックオフィス業務を委託できることもあるので、委託したい業務がある場合は、相談してみると良いでしょう。
実は、運用保守はベトナムオフショアで委託するのに向いている業務といえます。
その理由は、日本語を必要としない技術的な作業が多いからです。
開発業務では、開発チームにシステムの仕様を正確に伝える必要があります。ラボ型開発のように、都度コミュニケーションをとる場合はもちろん、請負契約で仕様を伝える場合でも、言語の壁が存在します。
システムの仕様は複雑になりがちですし、すれ違いや誤解が起こりやすいです。仕様レベルで誤解があると、納品されるプロダクトが、依頼したものと異なるというようなトラブルに繋がりかねません。
一方、運用保守では、すでにあるシステムをベースに業務を行えますし、技術的な作業がメインになってくるので、誤解やすれ違いなどは起きにくいでしょう。
オフショア先としても、運用保守の方が、技術力を最大限に活かしやすいといえます。
近年、SRE(Site Reliability Engineering)とよばれるエンジニアが注目されています。ウェブサイトやサービスの信頼性向上のため、運用業務の土台を整え、システム運用の業務効率化を行う役割です。
ベトナムでは、国策としてIT人材の教育を進めており、技術力の高いエンジニアが多数います。
単純に運用・保守を任せるだけでも良いですが、SRE的な業務に関しても相談すると、今後のシステム運用に向けてのノウハウを得られるかもしれません。
オフショア先の中でもベトナムはとても注目されています。それは以下のようなメリットがあるからです。
他のオフショア先では、人件費の高騰に伴ってコスト面でのメリットを得にくくなっていますが、ベトナムではまだ日本国内の半額〜7割程度の費用で、優秀なエンジニアを登用できます。
ここまでみてきたように、ベトナムオフショアでは、開発業務以外にも様々な業務を委託することが可能です。
特に運用保守業務は、技術的な作業がメインになってくるので、オフショア先の技術力を最大限に引き出すことができるでしょう。
dehaは、5年間に渡り、ベトナムオフショアを行ってきました。これまで多くの日本のクライアント様と関わらせていただいています。スマホアプリから、AIを用いた画像処理まで、様々な開発実績があり、運用保守業務の効率化のご相談に乗ることも可能です。
上記のようなご要望がありましたら、ぜひ一度dehaにお問い合わせください。
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