モバイルアプリ開発

【2022年12月】スマホ(iPhone/Android)OSシェアランキング(日本&グローバル)

スマホアプリを開発する際はどのOSに対応させるかということを考えなければなりません。

そこで今回はスマホにおけるOSのシェア率について、日本とグローバルそれぞれを調査していきたいと思います。

今回参考にしたのは「Statcounter GlobalStats」のデータです。「Statcounter GlobalStats」は世界的に有名なStat Counterというアクセス解析ソフトから得た、統計データを閲覧できるサイト。

この記事を読めばどのOSが人気があるのか、世界と日本でOSのシェア率にどのような違いがあるのかがわかりますよ。

スマホ(iPhone/Android)OSシェアランキング:日本

Source: StatCounter Global Stats – OS Market Share

日本のスマホOSはiOSが67.11%となっており、トップシェアを誇っています。一方、Androidは32.76%とIOSと比べると半分ほどのシェアになっています。

ただし一年前の2021年12月と比べると32.39%と、わずかですがシェアは拡大しているようです。日本においてAndroidも伸びていることがわかります。

OS全体のシェアでいうとiOSとAndroidで99.87%と、この2つが圧倒的になっています。

日本でスマホアプリを展開する場合は、これら2つのOSを抑えた上で場合によっては3位のSamsungまで考慮に入れるのがよいでしょう。

スマホ(iPhone/Android)OSシェアランキング:グローバル

Source: StatCounter Global Stats – OS Market Share

グローバルのスマホOSシェアは日本とは異なり、Androidが72.37%とトップシェアになっています。これは iOSの26.98%と比べ2.6倍以上の差をつけています。

さらに、2021年12月時点のデータではAndroidのシェアは70.01%ですので、ますますその人気が拡大していることがわかります。

日本同様、iOSとAndroidがほとんどのシェアを占めているものの、その他のOSのシェアが6.5%と日本より高いことから、海外ではスマホのOSにより多様性があると言えるでしょう。

海外向けにスマホアプリを展開する場合、日本とはOSのシェア率が逆転していることに注意が必要です。

過去5年のスマホOSシェア推移:日本

Source: StatCounter Global Stats – OS Market Share

iOSとAndroidがトップシェアであることに変わりはありません。2019年ではiOSとAndroidの差が広がっていたのにも関わらず、だんだんとその差がなくなっていることがわかります。

iPhoneは端末の値上げも頻繁に行っていることから、この差はますます縮まっていくのではと予想されます。

過去5年のスマホOSシェア推移:グローバル

Source: StatCounter Global Stats – OS Market Share

グローバルの過去5年をみてみると、iOSがゆるやかにシェアを拡大していることがわかります。その一方で最近ではAndroidとiOSの差がわずかに広がっていて、日本同様にAndroidが拡大傾向にあると言えるでしょう。

今後もこの傾向が続くのかどうかは要チェックですね。

OSを問わないハイブリットアプリ

これまでOSのシェア率に関して紹介していきましたが、OSを問わないハイブリットアプリはご存知でしょうか。

そもそもハイブリットアプリとは、「Webアプリ」と「ネイティブアプリ」という異なる2つの良い要素をハイブリッドしたアプリのことを指します。

WebアプリとはHTML5やCSVによって開発されたアプリのこと。ネイティブアプリは固有のデバイスに依存したアプリのことを指します。

ネイティブアプリはデバイスに依存しているという特徴があります。iOSやAndroidのアプリを作成するためには、SwiftやJavaなどでOSごとに開発が必要だったのです。

しかしハイブリットアプリの場合、HTML5やCSS,JavaScriptで1つのアプリを開発すれば、どちらのOSでも利用することができるのです。簡単な言語で開発できるのもハイブリットアプリの強みと言えます。

またハイブリットアプリは、開発に関する手間やコストを半分に短縮することができるほか、端末のバージョンアップなどで発生するメンテナンスも1度で両方のOSに対応していくことが可能になるのです。

まとめ

いかがでしたか。本日はスマホにおけるOSのシェア率について、日本とグローバルそれぞれを見ていきました。

日本も世界もAndroidとiOSがほとんどを占めていましたが、日本はiOSがトップ、世界的にはAndroidがトップであるというのが大きな特徴でした。

近年ではAndroidのシェアが日本でも世界でも伸びているので、今後も情報はチェックしていきたいところです。

ぜひ本日紹介した内容をもとにスマホアプリ開発を行ってみてはいかがでしょうか。

スマホアプリ開発ならオフショア開発がおすすめです。

ベトナムオフショアならコストを抑えて優秀なエンジニアを確保することができます。

Dehaソリューションズなら5年以上の開発実績があり、高スキルのエンジニアによる開発でさまざまなお客様をサポートしています。

「ベトナムオフショアについてもっと知りたい」「エンジニアの質を知りたい」そんな方はぜひお気軽にお問合せください。

makka

Recent Posts

システム開発のQCDは?プロジェクト管理を最適化

システム開発の現場では、「納期が守れない」「コストが膨らむ」「品質にばらつきがある」といった課題が常に発生します。 こうした問題の根底にあるのが、QCD(Quality・Cost・Delivery)のバランスです。 QCDは製造業を中心に使われてきた概念ですが、現在ではシステム開発やITプロジェクトの世界でも不可欠な管理指標として定着しています。 この記事では、QCDの意味とそれぞれの要素がプロジェクトに与える影響、さらに現代的な最適化の方法までを詳しく解説します。 システム開発を行いたい方 QCDについて知りたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばシステム開発のQCDについて丸わかりですよ。 QCDとは何か──システム開発を支える3本柱 まずはQCDの各要素について詳しく見ていきましょう。 Quality(品質) 品質とは、システムが要求仕様を正確に満たし、安定して動作することを指します。ここでいう安定性とは、想定外の入力や負荷にも耐え、継続的に正しい処理を行えることを意味します。 また性能面では、レスポンスの速度や処理効率、同時接続数への対応力などが評価されます。ユーザビリティは操作のしやすさや直感的なインターフェースを含み、セキュリティは不正アクセスや情報漏えいを防ぐ仕組みを指します。 さらに、保守性や拡張性も品質の重要な要素であり、将来的な機能追加や変更に対応できる設計であるかも考慮されます。 品質が低い場合、ユーザーの信頼を失うだけでなく、後工程での手戻り作業や修正工数が増大し、結果として開発コストや納期に大きな影響を与えます。…

2 weeks ago

アジャイル開発とウォーターフォール開発でリスクとスピードを徹底比較

システム開発の現場では、プロジェクトの進め方として「ウォーターフォール開発」と「アジャイル開発」が広く知られています。 どちらも目的は同じ──高品質なシステムを納期内に完成させることですが、そのアプローチはまったく異なります。 この記事では、特に「リスク」と「スピード」という2つの視点から両者を徹底比較し、それぞれの長所・短所、そしてどんなプロジェクトに向いているかを解説します。 アジャイル開発やウォーターフォール開発の違いを知りたい方 社内のIT人材が不足している方 システム化開発を行いたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばアジャイル開発とウォーターフォール開発のそれぞれの特徴が丸わかりですよ。 ウォーターフォール開発とは ウォーターフォール開発(Waterfall Model)は、上流から下流へと「滝のように」工程が流れる開発手法です。 要件定義 → 設計 → 実装…

2 weeks ago

ウォーターフォール開発は?システム開発の進め方、特徴

システム開発の現場では、「ウォーターフォール開発」や「アジャイル開発」といった言葉をよく耳にします。 その中でもウォーターフォール開は、最も古くから使われている伝統的な開発手法の一つです。 この記事では、ウォーターフォール開発の流れ、特徴、メリット・デメリットをわかりやすく解説します。 システム開発を行いたい方 ウォーターフォール開発のメリットデメリット知りたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばウォーターフォール開発の進め方や特徴が丸わかりですよ。 (more…)

2 weeks ago

【必見】AIを活用した高度なデモが製品改善と市場理解にもたらす効果解説

製品やシステムの開発においてデモは、単なる機能紹介ではなく、顧客との信頼構築・製品改善・市場理解のすべてを支える重要なプロセスです。 特にAI技術が進化した現在、従来型のデモ手法では捉えきれない顧客のニーズを可視化し、より精密に対応するための「次世代型デモ」が求められています。 この記事では、DEHAが提供するAI活用型デモソリューション「SmartDemo」を中心に、システムデモの意義とその効果を詳しく解説します。 AIのデモンストレーションが気になる方 デモンストレーションの活用方法が気になる方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばデモがもたらす効果が丸わかりですよ。 (more…)

3 weeks ago

リーンスタートアップ・フレームワークは?基礎知識と実践的な計画の書き方

「リーンスタートアップ」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。 従来のように「時間と資金をかけて完璧な製品を作る」方法では、変化の激しい現代の市場に対応しづらくなっています。 そんな中、少ないリソースで、素早く学び、改善しながら成功確率を高める方法論として注目を集めているのが、リーンスタートアップ・フレームワークです。 この記事では、リーンスタートアップの基本的な考え方から、実際に事業計画へ落とし込むための手順までをわかりやすく解説します。 リーンスタートアップ・フレームワークについて気になる方 事業計画の書き方についてお悩みの方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばリーンスタートアップ・フレームワークの概要がわかるだけでなく、実践方法も丸わかりですよ。 (more…)

4 weeks ago

プロジェクト管理におけるシステム開発ロードマップの必要性、作り方コツ

システム開発の現場では、「納期に間に合わない」「仕様変更が頻発して混乱する」「優先順位が曖昧でチームが迷走する」といった課題が少なくありません。 これらの多くは、プロジェクトの全体像の欠如に起因しています。 開発プロジェクトを成功に導くためには、関係者全員が同じゴールと進行方向を共有することが欠かせません。 そのための強力なツールが「システム開発ロードマップ(Development Roadmap)」です。 そこでこの記事では、ロードマップの必要性、作成の手順、そして実務で役立つコツを詳しく解説します。 システム開発をしたい方 社内のIT人材が不足している方 効率よくプロジェクト管理を行いたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばプロジェクト管理のコツがわかりますよ。 システム開発ロードマップとは システム開発ロードマップとは、開発プロジェクトの全体像を時系列で可視化した計画図のことです。単なるスケジュール表ではなく、以下のような情報を統合的にまとめた「戦略的な地図」です。 開発の目的・ゴール 主要なマイルストーン(例:要件定義完了、テスト開始、リリース予定日) フェーズごとの作業内容…

4 weeks ago