オフショア開発

【これだけは!】Web開発のためのPHPフレームワーク5選【2023年最新版】

WEB開発を行う際に利用されるPHPには様々なフレームワークがあります。フレームワークを活用することで、開発効率をあげたり保守やメンテナンスがしやすくなるなど多くのメリットがあります。

この記事ではそんなPHPのフレームワークに関しておすすめ5つをご紹介します。

  • PHPのフレームワークを知りたい方
  • 社内のIT人材が不足している方
  • WEB開発を行いたい方

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています、これを読めばWEB開発に活用できるフレームワークの特徴がわかりますよ。

PHPのフレームワークとは

PHPは、Web開発を得意とするプログラミング言語です。

「すべてのWEBサイトの83%以上に使われている」と言われるほどポピュラーなプログラミング言語で、ブログやホームページなどで利用されているWordPressもPHPを使って開発されています。

HTMLにもそのまま内容を記述でき、学習教材も豊富なので、初心者でも学びやすく学習コストも低いのが特徴です。

そんなPHPのフレームワークは共通するコードに機能性を加えて形成された骨組みのこと。大規模なweb開発を行う際に、膨大な量のプログラムを書く必要がなくなり、開発工程を削減することができるのです

Laravel

Laravel(ララベル)は、今一番人気のPHPフレームワークです。PHPフレームワークの中では後発ですが徐々にシェアを増やして行き、シェアトップを走り続けていた「CakePHP」を抜き、2019年に世界1位となりました。


比較的最近誕生したこともあり、これまでの様々な言語のフレームワークから、良いところをかき集めたような印象のあるフレームワークとなっています。

Laravelの特徴は以下のとおりです。

  • コードが読みやすい
  • 学習コストが低い
  • MVCモデルを採用している
  • 開発コミュニティが強い
  • 拡張性と自由度が高い

Laravelは、短いコマンドを打ち込むことで、様々な機能を使うことができます。

基本的には、自動で作成されるベースのファイルは、MVCモデルに沿っています。
MVCモデルとは、Webアプリを構成するコードを、モデル、ビュー、コントローラーに分割することで、ソースコードの管理や拡張をしやすくする考え方です。

また、PHPフレームワークの中でも利用者が多く、開発者間での情報共有が盛んに行われています。


そのため、新しいプラグインの開発が進みやすかったり、Laravelを使う上でのTipsも集まりやすかったりします。日本語のドキュメントも多くあるのも嬉しいポイントです。

CakePHP

CakePHP(ケイクPHP)は2005年に登場したPHPフレームワークです。
「Cake」とは、お菓子のケーキのことで、「ケーキを焼くように簡単に開発できる」という意味が込められています。

CakePHPは、Ruby on Railsのあとにできたこともあり、Ruby on Railsのコンセプトである「設定より規約」を踏襲した部分があるフレームワークです。

Laravel同様、MVCモデルを採用しており、bakeコマンドを使うことで、いくつかの情報を打ち込むだけで簡単にMVCモデルを用いたWebアプリを製造することが可能です。

Laravelに次ぐ人気のあるフレームワークであり、特に日本でのシェアが高く、日本語の情報や書籍が多く、他のフレームワークと比べてもスムーズに習得ができます。

FuelPHP

FuelPHP(フューエルPHP)は、2010年に誕生したPHPフレームワークです。

既存のPHPフレームワークが活かされているため、高度なWebアプリケーション開発に適しています。

そんなFuelPHPの特徴は、非常に軽量である点にあります。


CakePHPとは逆に「規約より設定」とも言えるような作りになっており、かなり自由度が高くなっています。

覚えることが比較的少ないため学習コストも低く、小規模な開発にはもってこいのフレームワークです。

CodeIgniter

CodeIgniter(コードイグナイター)は、2006年2月に公開されたPHPフレームワークで、FuelPHPと同じくデフォルトのソースが軽量なため、動作が早いです。

また他のPHPフレームワークと異なり、コマンドラインからの操作が不要なため、学習コストは非常に低いと言えるでしょう。
コーディング規約もゆるいため、自由度高く開発することができます。

Symfony

Symfony(シンフォニー)は2007年1月に公開されたPHPフレームワークで、先述したLaravelのベースになったフレームワークでもあります。

Symfonyは、CakePHP同様にRuby on Railsからの影響を強く受けており、コーディング規約の重要度が高いフレームワークです。

Symfonyを使うにはコーディング規約を遵守する必要があるため、コードが統一されやすく、大規模開発に向いています。

PHPフレームワークの選び方

一番おすすめのフレームワークは、最も開発者が多く、開発コミュニティが盛んなLaravelです。

開発コミュニティが大きいと、プラグインの開発、開発ノウハウの蓄積に加えて、不具合の発見がしやすかったりフレームワーク自体のアップデート頻度が多くなったりと、開発をする上で有利になりやすいです。

またLaravelは、コーディング規約がはっきりとしているため、大規模開発でもコードの統一性が取りやすいフレームワークでもあります。


小規模な開発でも、少ない記述で開発をすすめることができるため、工数削減という意味でプラスに働くでしょう。

Laravel以外のフレームワークを使う場合は、大規模開発ではCakePHPやSymfonyと言った規約重視のフレームワークを、小規模な開発ではFuelPHPやCodeIgniterといった設定重視のフレームワークを使うのがおすすめです。

まとめ

いかがでしたか。本日は2023年におすすめのPHPフレームワークを5つ紹介していきました。

それぞれのフレームワークに特徴があることがわかりましたね。

どのフレームワークを利用するか迷われている方はLaravelをおすすめします。最もポピュラーなフレームワークのため、インターネット上に情報が多く公開されているので、初心者でも取り扱いしやすいフレームワークです。

また、社内のリソースが不足していて、思い通りのWeb開発が行えていないという方は、オフショア開発を利用してみてはいかがでしょうか。

ベトベムオフショアは品質の良い開発を低コストで行えるということもあり、近年注目の開発手法です。

DEHAでは5年以上にも及ぶ開発実績もあります。

どのように開発を進めていけばよいかお悩みの方、PHPフレームワークをうまく活用したい方、ぜひ一度ご相談いただければと思います。

kataokayusuke

Recent Posts

オフショア開発におけるセキュリティ課題と対策

オフショア開発は、コスト削減や専門的なスキルの活用を目的として、多くの企業が採用している手法です。 しかし、オフショア開発にはセキュリティに関する特有の課題が伴います。 この記事では、オフショア開発におけるセキュリティ課題を明確にし、それに対する効果的な対策を検討します。 オフショア開発に興味がある方 オフショア開発のセキュリティ対策について知りたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばオフショア開発を行う際に気をつけるべきセキュリティ問題とその対策方法が丸わかりですよ。 (more…)

4 days ago

2025年のデータセンター市場&クラウド市場シェアと動向【世界及び日本国内】

2025年、データセンター市場とクラウド市場はさらなる進化を遂げています。デジタル化の加速や生成AIなどの新技術の普及により、データ処理能力の需要が急増。 これに伴い、世界および日本国内での市場規模とプレイヤーの動きが注目されています。 この記事では、最新の市場データとトレンドをもとに、データセンターおよびクラウド市場の現状と今後の展望を詳しく解説します。 データセンターおよびクラウド市場の現状や展望が知りたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば国内の2025年最新のデータセンター市場やクラウド市場の動向だけでなく、世界の動向まで丸わかりですよ。 (more…)

2 weeks ago

AI-OCRとは?OCRとの違い、種類、導入メリット

近年、業務のデジタル化が進む中、手書きや印刷された文書を効率的にデータ化する技術が注目を集めています。 その中でも、AI(人工知能)を活用したOCR(光学文字認識)技術であるAI-OCRは、従来のOCRを大きく進化させ、多様な業界で導入が進んでいます。 この記事では、AI-OCRとは何か、従来のOCR技術との違い、その種類や具体的な導入メリットについて詳しく解説します。 AI-OCRが気になっている方AIをビジネスに取り入れたい方社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばAI-OCRがどのように業務効率を向上させ、現代のビジネスにどのような価値をもたらすのかがわかりますよ。 (more…)

2 weeks ago

システム開発の外注を失敗しないためコツ5選|オフショア開発

システム開発の外注は、効率的なソリューションを提供し、コストを節約するために非常に有益な方法です。 しかし、外注のプロジェクトは失敗する可能性もあり、それを防ぐためにはいくつかの重要なコツがあります。 そこでこの記事では、システム開発の外注プロジェクトを成功させるための5つの重要なコツを説明します。 システム開発の外注をしたい方 社内のIT人材が不足している方 オフショア開発を検討している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばシステム開発を成功させるための方法が丸わかりですよ。 (more…)

2 weeks ago

【オフショア開発】アプリ開発のポイント【失敗しない開発会社選びとは?】

コスト削減や、IT人材確保の面で注目されるオフショア開発。 実はアプリ開発にももってこいの開発手法なのです。 「人件費は下がったとしても、他の面で費用がかかったりしないか?トータルコストは本当に下がるのか?」 「コストを抑えた結果、質の悪いアプリを納品されないか?」 など不安を抱えている方向けに、この記事ではアプリをオフショア開発する際のポイントを紹介していきます。 オフショア開発に興味がある方 アプリ開発を行いたい方 社内のIT人材が不足している方 オフショア開発の予算が知りたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となってこれを読めば、オフショア開発初心者の人でも会社選びを失敗することなく、アプリ開発を行うポイントが丸わかりですよ。 (more…)

2 weeks ago

OCRとは?手書き文字をデジタル化し、業務効率向上

近年、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進む中で、手書き文書をデジタル化する技術であるOCR(Optical Character Recognition)が注目を集めています。 この記事では、そんなOCRの基本的な仕組みやその活用方法、さらに業務効率化のメリットについて解説します。 OCRに興味がある方 デジタルトランスフォーメーション(DX)を進めている方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばOCRがどのような技術なのかがわかるのはもちろん、具体的な活用方法まで丸わかりですよ。 (more…)

2 weeks ago