2022年版 Web開発フレームワーク 5選(フロントエンド編)

4 years ago

2021年現在、コロナ禍の影響もあり、Web開発への需要は非常に高いものとなっています。 Web開発の分野では、2010年ごろからJavaScriptをベースとした、フロントエンドフレームワークが盛り上がっていました。フロントエンドフレームワークの数が増えたことで、技術選定が難しくなっているかと思います。 今回は、特に有名なフロントエンドのWeb開発フレームワークを5つピックアップし、特徴などをまとめます。 Webを用いた営業活動に興味のある小売店の方小売店からの依頼を受けているITベンダーの方Web開発に役立つフレームワークを知りたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばおすすめのWeb開発フレームワークが分かりますよ。 フロントエンドのWeb開発フレームワーク5選 早速、フロントエンドのフレームワークをみていきます。 いずれも、JavaScriptがベースとなっているフレームワークです。 React.js React.jsは、2013年にFacebookによって開発されました。世界的にみても非常に人気が高く、2021年現在では、最も導入率の高いフロントエンド技術となっています。 React.jsは、正確には、フレームワークではなくライブラリにあたります。 フレームワークとライブラリの違いは分かりにくいですが、フレームワークは「処理全体の流れ」を提供しており、ライブラリは「特定処理のためのパーツ」を提供しているイメージです。 いずれにしても、スムーズに開発を進めるために役立ちます。 ▶︎合わせて読みたい「【厳選】「React Native」の頼れる・使えるライブラリ7選【UIやデザイン開発に!】」 React.jsはUIを構築するために作られたライブラリで、SPA(シングルページアプリケーション)の開発などに用いられます。 また派生した技術に、React Nativeがあり、アプリ開発に使用できるのも魅力です。Facebook、Netflix、Airbnbなど、多くのウェブアプリで採用されています。 ▶︎合わせて読みたい「【徹底比較】React Native対…

PWAとAMPって何?それぞれのメリットをご紹介

4 years ago

PWAとAMPは、ウェブサイトやウェブアプリを高速化する技術として、注目を集めています。 PWAやAMPならページの高速化が実現するので、ウェブサイト運営をしている人にとっては大きなメリットになります。 この記事では、そんなPWAとAMPの違いに着目しながらそれぞれのメリットを解説していきます。 PWAとAMPについて知りたい方 ウェブサイトを運営している方 社内のIT人材が不足している事業者様 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばPWAとAMP、それぞれの特長が丸わかりですよ。 PWAとAMPとは何か? PWAもAMPもGoogleが提供する、ウェブサイトやウェブアプリの表示方式です。 どちらもウェブサイトの高速化を行うことができます。 PWAとは PWAはProgressive Web Appsの略称で、ウェブサイトやウェブアプリを、まるでネイティブアプリのように表示させることができる仕組みです。 主にGoogle(Android Chrome)が中心となって展開しており、UXの向上が期待できます。 PWAを導入することで、ユーザーのエンゲージメントやコンバージョンも向上するでしょう。 合わせて読みたい>>PWA(Progressive Web Apps)とは?メリットと実装事例…

DXを紐解く〜アパレル業界編〜

4 years ago

ここ最近、DX(デジタルトランスフォーメーション)への注目度が高まってきています。 経済産業省が2018年に出した「DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~」という資料では、2025年までにDXに対応できなかった企業の前には多くの課題が現れるであろうことが示唆されています。 とはいえ、DXをいざ行っていくとしてもどうすればいいか分からない方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、アパレル業界で行われているDXの成功事例を元に、DXについて解説していきます。 どうDXを進めていけばいいか分からない方具体的なDXの事例を知りたい方そもそもDXって何?と思っている方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばDXをどう進めていけばかのヒントが分かりますよ。 DX(デジタルトランスフォーメーション)とは? DXは、デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)の略称であり、進化するITテクノロジーを活用した変革のことを指します。 社会や文化に対して用いられることもありますが、ビジネスシーンで使われるDXでは、主に経営戦略や組織改革といった企業全体にまたがる部分を、ITテクノロジーを活用して効率化していくことを指しています。 DXは単にITツールを導入するのではなく、ITツールを活用し、大きな変革を起こすのが特徴です。 アパレル業界のDX成功事例をみる 「ITテクノロジーを用いて、企業全体に大きな変革を起こす」と言われても、具体的にどうすれば良いのかがわかりにくいと思います。 次に、アパレル業界で、DXに成功している企業の事例をいくつかみていきましょう。 ユニクロ ユニクロは、DXを行うことで、単なる製造小売業から情報製造小売業と呼ばれるようになっています。 製造小売業とは、洋服のデザインから、製造、販売まで自社で行う業態です。 ユニクロは、販売時のデータを詳細に集め、管理することで、効率的な商品開発を行う体勢を整えています。 具体的には、ECでの購買履歴や店頭の商品につけたICタグの記録を一次情報として収集し、収集したデータをAIなどを活用して徹底的に分析しています。…

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?

4 years ago

DXはデジタルトランスフォーメーションの略です。進化したテクノロジーを利用したビジネスモデルの変革を指します。 近年DXという言葉をよく耳にするようになりました。 この記事ではそんなDXについて、「どんなシステムなのか」や「どう言ったことが必要なのか」など徹底解説していきます。 DXについて詳しく知りたい方 社内のシステムをITを使って変えていきたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばDXはどんなシステムなのか丸わかりですよ。 合わせて読みたい:ホワイトペーパー「デジタルトランスフォーメーション戦略とサステナビリティ目標の統合に不可欠な柱」 DX(デジタルトランスフォーメーション)とは? DX(デジタルトランスフォーメーション)は、2004年ごろにスウェーデンのウメオ大学で提唱された概念です。 「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という意味があり、デジタルシフトと呼ばれることもある言葉です。 日本では企業が行う取り組みとしてのDXが注目されていますが、元々は企業活動に限らず、進化したテクノロジーを使って生活を豊かに変革していくことを指しています。 「デジタイゼーション(Digitization)」と「デジタライゼーション(Digitalization)」との違い デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)に近い言葉に、「デジタイゼーション(Digitization)」や「デジタライゼーション(Digitalization)」などがあります。 どちらも「デジタル化」を表す単語で、似た概念ですが、それぞれ意味が少しずつ異なります。 まず「デジタイゼーション」は、部分的なデジタル化を指します。 一部の作業を効率化するためにデジタルツールを導入することで、例えば、フィルムカメラをデジタルカメラに変えてみる、などがこれにあたります。 「デジタライゼーション」は、ビジネス全体をデジタル化する試みです。経営戦略などの面からプロセス全体を効率化します。 デジタルカメラが当たり前になることで、写真を現像せず、オンライン上のやりとりで完結させる、などが「デジタライゼーション」にあたります。 「デジタルトランスフォーメーション」は、さらに高い視点の話で、「デジタイゼーション」や「デジタライゼーション」の結果、文化の変革といった社会的な影響を起こすことを指します。…

GoogleのCookie利用制限【今からできる準備と実践 】

4 years ago

2022年、Google chromeで、Cookieの利用制限が行われます。chromeは、非常にシェアの多いウェブブラウザなので、多くのウェブサイトやウェブサービスで対応が必要になるでしょう。 このままではリターゲティング広告やアクセス解析の精度が大きく下がってしまいます。 この記事ではそうならないために、Cookieの利用制限までに行わなくてはいけないことをまとめています。 ・オンラインでビジネスを行っている方・ECサイト運営を行っている、または行いたい方・IT人材が不足している事業者様 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばCookie時代が終焉するまでに何をすればいいかが分かりますよ。 Cookie利用制限によって起こること 2022年のCookie利用制限では、Google chromeで、サードパーティCookieを使うことができなくなります。 Cookieは、ブラウザの識別に使われる技術であり、どんな属性のどのユーザーが、インターネット上でどのような行動を取ったかを追跡できる技術です。 特に、広告などで用いられるサードパーティCookieでは、サイトを跨いだユーザーの行動も追跡できるため、プライバシー保護の観点から問題視する声がありました。 サードパーティCookieが使えなくなることで、サイトを横断するデータの取得が難しくなり、結果としてリターゲティング広告やアクセス解析の精度が大きく下がることが予想されています。 リターゲティング広告は、以下のような流れで、ユーザーの再来訪を促していました。 ユーザーが自社サイト(HPやECサイト)に来訪するサイトを離脱し、別のサイトに行く別のサイトのリターゲティング広告に、自社サイトの広告が表示される ECサイトなどであれば、ショッピングカートに商品を入れたまま離脱したユーザー向けに、最適化された広告を表示することもできていました。 サードパーティCookieが廃止されることで、一度サイトから離脱してしまったユーザーにアプローチするのが難しくなってしまいます。 またアクセス解析や、コンバージョンの解析なども難しくなると思われます。 これまでは、「どんな属性(年齢、性別、地域など)のどんなユーザー(何度自社ページを来訪したかなど)、どんな商品を買った」という非常に細かい情報を、簡単に得ることができました。 ですがサードパーティCookieが使えなくなることで、ユーザーの許諾なしに、属性などの情報を取得するのが難しくなるでしょう。 解決策はファーストパーティーデータ(自社データ)の活用…

HubSpotで営業部門をDXしよう

4 years ago

インバウンドマーケティングを効率化してくれるプラットフォームHubSpotを利用すれば営業活動のDXを行うことができます。 DXはデジタルトランスフォーメーションの略で、ITツールを活用し、ビジネスの効率化を図る取り組みのことを指します。 つまり、HubSpotを利用することで営業部門が効率化され、よりスピーディーに管理も簡単になるのです。 この記事ではそんなHubSpotについて紹介していきます。 営業部門の業務を効率化したい方DXに興味がある方HubSpotについて詳しく知りたい方社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばHubSpotで業務効率化をする方法が丸わかりですよ。 HubSpotで営業部門をDXしよう HubSpotは、インバウンドマーケティングを効率化してくれる、アメリカ発のプラットフォームです。 といっても、初めて聞いた方もいらっしゃるかと思うので、HubSpotとDXについてもう少し詳しく説明します。 そもそもDX(デジタルトランスフォーメーション)とは? 企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。経済産業省「DX 推進ガイドラインver1.0」 上記は、経済産業省の「DX 推進ガイドラインver1.0」に記載されているDXの定義です。 DX=ITツールの導入と思われがちですが実際にはそうではなく、ツール導入後に業務フローそのものを刷新して、組織自体の改革まで行うのがDXです。 うまくDXを行うことができれば、自社ビジネスのあらゆる面を改善・効率化することができ、競争力を獲得することができます。 HubSpotとは? HubSpotは、2005年にアメリカで開発されたインバウンドマーケティングのプラットフォームです。 インバウンドマーケティングとは、顧客に対して価値のあるコンテンツを提供して、サービスや商品に対する興味と信頼感を育てるマーケティング手法のことを指します。 HubSpotでは、CRM(顧客関係管理)ツールを主軸に、マーケティング、セールス、カスタマーサポートなどをまとめて効率化できる仕組みを提供しています。…

ECサイト構築が適用?持続化補助金の低感染リスク型ビジネス枠

4 years ago

持続化補助金の低感染リスク型ビジネス枠はご存知でしょうか? 低感染リスク型ビジネス枠とは、コロナ禍への対策として、国から出ている補助金制度のことです。 事業を行っている人であれば、国の制度は可能な限り活用したいところですよね。 この記事では、そんな2021年3月に公表された持続化補助金の「低感染リスク型ビジネス枠」についてまとめています。 国の補助金制度について知りたい方小規模のビジネスを行っている事業者さまECサイト運営を行おうと思っている方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば、低感染リスク型ビジネス枠の対象事業と補助金を受けるためにどうすれば良いのかがわかりますよ。 持続化補助金の低感染リスク型ビジネス枠とは? 持続化補助金は、小規模な事業主向けに、日本政府が出している補助金です。 元は「一般型」しかありませんでしたが、2020年のコロナ禍への対応として、「コロナ特別対応型」も用意されていました。ですが、「コロナ特別対応型」の持続化補助金は、2020年12月の5次締め切りをもって、終了となってしまいました。 「低感染リスク型ビジネス枠」は、「コロナ特別対応型」と入れ替わりの形で、2021年3月に公募された持続化補助金です。 令和2年度第3次補正予算「小規模事業者持続化補助金<低感染リスク型ビジネス枠>」は、小規模事業者が新型コロナウイルス感染症感染防止と事業継続を両立させるため、対人接触機会の減少に資する前向きな投資を行い、ポストコロナを踏まえた新たなビジネスやサービス、生産プロセスの導入等の取組を支援するものです。経済産業省HP 経済産業省のHPには上記のように記載されています。 簡単にいうと、対人接触が減るような事業投資、対人接触の少ない新たなビジネスやサービスの創設などをサポートしてくれる制度です。 ポストコロナに適する事業投資にかかった費用のうち、3/4を政府が負担してくれます。上限は100万円です。 「低感染リスク型ビジネス枠」の対象となる事業者と事業 持続化補助金は、元々、小規模事業者が対象の制度です。「低感染リスク型ビジネス枠」も同様に、小規模事業者しか受けることができません。 具体的には、以下の基準があります。 商業・サービスの場合、従業員が5人以下宿泊業・娯楽業・製造業その他の場合、従業員が20人以下大企業の子会社でないこと課税所得の年平均が15億円を超えていないこと また、他のタイプの持続化補助金を受けていないことや、反社会的ビジネスを営んでいないことも条件に含まれます。 上記に該当する事業者が、「対人接触機会の減少」に繋がる新しい事業投資を行う場合、「低感染リスク型ビジネス枠」が適用されます。…

【悲報】Shopifyのメンテナンスが大変な理由【オフショア開発で解決】

4 years ago

カナダ発のECプラットフォームであるShopifyは、ここ数年非常に人気となってきています。特徴として多言語対応に強みがあり、1つのサイトで海外向けに展開できるのが魅力です。 ですが、日本国内のShopify開発ニーズに対して、対応できる開発会社が少ないのが現状です。また海外産のサービスということもあり、運用後のメンテナンスも容易ではありません。 そんなShopifyでのお悩みを解決できるのがオフショア開発です。この記事ではShopifyでのメンテナンスと、それを容易にするオフショア開発について解説しています。 「Shopify案件を受けたいが、リソースが足りない」「Shopifyでオンラインストアを開設したいが自分では難しい」「Shopify構築の注意点を知りたい」 このような疑問やお悩みをお持ちの方におすすめの記事となっています。これを読めばShopifyでは難しいメンテナンスを容易にできるオフショア開発について丸わかりですよ。 Shopify案件の課題 本格的なECサイトを構築・運営する場合、商品の追加・更新に加えて、サイトデザインのリニューアルや、他のアプリとの連携など、たくさんのメンテナンス業務が発生します。 Shopifyを用いて、ECサイトを構築・運営する場合、これらのメンテナンス業務の難易度が非常に高くなりがちです。 「恒常的に発生するメンテナンス業務の負荷が高い」というのが、Shopify案件の課題と言えるでしょう。 では、なぜ通常のECサイトに比べて、メンテナンス業務の負荷が高くなってしまうのでしょうか?主に2つの理由があると考えられます。 機能やオプションが多すぎる 1つは、Shopifyの持つ機能の多さです。 Shopify公式が提供している機能一覧には膨大な量の機能が記載されています。また、Shopifyに実装されている既存機能以外にも外部公開APIが存在し、さらに、連携可能なサードパーティアプリは6000件以上あるのが現状です。 このように膨大な量の選択肢の中から、顧客が求める機能を選定し、実装する必要があります。調査だけでもかなり時間と労力がかかりますし、この調査業務が恒常的に発生することは、エンジニアへのストレスに繋がるでしょう。 英語ドキュメントがメインである もう1つの理由は、ドキュメントの多くが英語で書かれているという点です。現時点で、Shopify関連の情報の多くは英語で書かれており、日本語の情報はあまり見つかりません。公式ドキュメントも、専門的な物に関しては、英語が多いです。 やはり、日本人のエンジニアにとって、日本語以外で書かれたドキュメントは、読解に時間がかかるものです。ただでさえ、調査するべき内容が多いのに加えて、英語のドキュメントばかりなので、より負荷が高くなってしまっています。 単純作業が多く、エンジニアのスキルアップにつながらない 上記の2つの背景に加えて、Shopify運営のための機能実装は、単純作業になりがちで、開発会社に在籍しているエンジニアのスキルアップにつながらない場合が多いです。 このように、作業負荷が高い+自社エンジニアのスキルアップにつながらないという背景があり、Shopifyの運用保守は、国内のITベンダーにとって苦い仕事となっているのが現状と言えるでしょう。…

【ファーストパーティデータとは】自社データが重要になる理由

4 years ago

Googleは、2022年までにGoogle chromeでの、サードパーティcookieの廃止を宣言しています。 サードパーティcookieの廃止後は、ファーストパーティーデータ(自社データ)が重要になります。 この記事ではそんなファーストパーティーデータ(自社データ)の重要性について徹底解説していきます。 ・オンラインでビジネスを行っている方・ECサイト運営を行っている、または行いたい方・IT人材が不足している事業者様 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばCookie時代が終焉するまでに何をすればいいかが分かりますよ。 ファーストパーティーデータの重要性が増す理由 2022年までに、ウェブブラウザのGoogle chromeでサードパーティcookieが使用できなくなると言われています。 Cookieとは、ウェブサイトやウェブアプリから発行される、ユーザーの識別を助けてくれる情報のことです。 サードパーティCookieとは、その中でも、広告などの第三者が発行しているCookieのことです。 Cookieがあることで、各サイトはユーザー(正確には、ブラウザ)を識別することが可能になっていました。 サードパーティCookieが使えなくなると、サイトを跨いだ情報収集が難しくなり、結果としてユーザー識別の精度が大きく下がってしまうのです。 サードパーティCookieが使えなくなることの影響 サードパーティCookieは、現在、アクセス解析やリターゲティング広告に用いられている技術です。 サイトを跨いで情報を保持するため、非常に多くの個人情報を得ることができます。 サードパーティCookieを用いたマーケティングの施策として、一番わかりやすいのがリターゲティング広告でしょう。 サードパーティCookieを用いたリターゲティング広告 サードパーティCookieを用いたリターゲティング広告は以下のような流れで活用されてきました。 あるユーザーAが、自社ECサイトを訪れ、特定の1商品だけ閲覧して、ページを離脱したとします。…

Google・Cookie時代の終焉。実態の解説

4 years ago

2022年を目処にGoogle Chromeがクッキーデータの利用を規制するという話が出ており、Cookie時代が終わると言われています。 ウェブサイトの運営をしていたり、ウェブアプリの運営をしている事業者にとっては、非常に関心の高い話題ではないでしょうか。 この記事ではCookieの終焉に関して、「何が起きるのか」「どういった制約があるのか」など徹底解説していきます。 ・オンラインでビジネスを行っている方・ECサイト運営を行っている、または行いたい方・IT人材が不足している事業者様 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばCookie時代が終焉するまでに何をすればいいかが分かりますよ。 そもそもCookieとは何か? Cookieとは、アクセスしてきたブラウザ(ユーザー)を識別するために使われている技術です。 ユーザーがウェブサイトにアクセスした際に、サーバーなどから渡されるメモ書きのようなもので、ターゲティング広告の最適化やアクセス解析などにも用いられています。 近年ユーザーのプライバシー保護の観点から、Cookieの危険性が注目されており、Cookieを規制する流れがあります。Cookie規制について正しく理解するためには、Cookieについてもう少し深く理解した方が良いです。 Cookieには種類がある Cookieにはいくつか種類があります。 まず1つは、発行者の違いです。 あるウェブサイトにアクセスされたとき、ウェブサイトの管理者から発行されるCookieを、ファーストパーティCookieと呼びます。サービス運営者自身が発行しているCookieのことですね。 一方で、サービス運営者以外の第三者によって発行されるCookieを、サードパーティCookieと呼びます。広告用のCookieなどが、これにあたります。 たとえば、自社サイトにGoogleアドセンスの広告を貼っていた場合、ユーザーは自社のサーバー以外に、Googleのサーバーともやりとりをしています。 そこでGoogleから発行されたCookieがサードパーティCookieです。 もう1つは、発行方法の違いです。 Cookieを発行する方法は、「サーバーから発行する」方法と「JavaScriptから発行する」方法の2種類があります。現在のCookie規制では、方法の違いで挙動が変わってきます。 Cookieの中身について…