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BrSE(ブリッジSE)とは?オフショア開発での役割、必要なスキルをご紹介

2019/08/03

brse

皆さんはBrSE(ブリッジシステムエンジニア)という言葉はご存知でしょうか。BrSEはその言葉の通り、Br(ブリッジ)の役割をするSE(システムエンジニア)のことです。

SEは「クライアントへのヒアリングやシステム設計とかする人」で、ITプロジェクトを推進するにあたって、要とも言える存在です。

では、BrSEは何をする人なのでしょう。どのような役割があって、どのようなスキルを持った人が担当するのでしょうか。

本記事では、ブリッジSEの全体像についてご紹介します。

オフショア開発国の中でも注目されているベトナムのオフショア開発の注意点や費用・他の国との比較については「【保存版】ベトナムのオフショア開発まとめ~メリットデメリット・費用・会社選び~」で解説していますので、合わせてご覧ください。

1.オフショア開発のブリッジSE(以下BrSE)とは?

BrSEとはその名前の通りに、日本側の企業とオフショア開発先の企業の「橋渡し」であり、両方を繋ぐ担当者といいます。

日本にいるクライアントからヒアリングした内容を、海外にいる開発者に伝える、国内と海外の取りまとめの役割を担います。ブリッジSEには技術面に加えて、マネジメントスキルも要求される為、経験がスキルが必要な重要な役割なのです。

2. なぜオフショア開発でBrSEが必要?

オフショア開発のような国際的なチームで開発を進める場合、それぞれの国の文化、言葉、時差、価値観などの違いから、お互いを知らずに仕事を進めてしまうと、プロジェクトの進捗や品質などに大きな影響を与えることもあります。

そのため、お互いの情報の橋渡しを行う人が必要になります。この役割を担うのがBrSEなのです。

3. オフショア開発のBrSEの仕事内容とは?

発注者の案件対し、

    ·      プロジェクトの計画の立案

    ·      仕様書の徹底理解・展開

    ·      プロジェクトの進捗状況・リスク管理

    ·      納品の期間・品質の管理

などが挙げられます。

つまり、日本側の発注者と現地オフショア開発チームとの間に立ち、様々な面でのプロジェクト管理を担うということです。

4. オフショア開発でBrSEに求められるスキルとは?

BrSEには、一般的なSEより様々なスキルが求められます。

技術・開発の全般に関する知識

開発する際に、SEとしての技術や開発関係の知識は 必須です。BrSEが技術を詳しく理解していなければ、発注者とチームに情報伝達がで きず、スムーズに仕事ができないと思われます。

コミュニケーション能力

日本側発注者とのやりとりを行う為、日本語能力は必須で す。それに加えて、高いコミュニケーション能力も重要となっています。両方の要求 や希望などを正確に伝えることが求められ、また、両国の文化や国民性を深く理解す る意欲と行動力が必要となります。

マネジメント力

計画の通りに仕事の進めるための調整、プロジェクトの進捗や品納 期を管理も、BrSEの大切なスキルの1つです。なので、管理の経験があれば、プロ  ジェクトを進めやすいでしょう。

それ以外にも、根気強さ、ビジネス分析・交渉の能力、柔軟性なども重要だと言えます。

5.オフショア開発で実施中の困難や苦労は?


コミュニケーション

コミュニケーション不足による認識のズレを生み出さないためにも、綿密なコミュ二ケーションをとり、信頼関係を築くことが重要です。

文化の違い

文化の違いのよる、相手に対する勘違いを最小限に抑えるため、BrSEと して両方に配慮し、バランスを取らなければなりません。

距離

リモートでの開発なので、仕事に関する連絡・報告がメールやチャット・ビデ オカールのツールなどが主になります。打ち合わせなどもビデオカールや音声会議シ ステムなどを利用する方が多いです。直接に会って行う場合と比べて、不便に感じる こともあります。

時差

一般的にオフショア開発では、現地との時差があるため、直接のミーティング 機会が限られ、コミュニケーションを取りにくいです。ですが、オフショア開発先が ベトナムだと、時差は2時間であるため、お互いに調整しやすいと思われます。

実際に発生した問題は、次の通りです。

         ·     プロジェクトの進捗が遅い

         ·     要求の変更が多い

         ·   チームのメンバーが急に退職する

         ·     報告が実際の状況と違う(特に、BrSEが日本側の発注者にオンサイトする場合)

などがあります。

まとめ

さて、BrSEについて全体像がいかがでしょうか?

  オフショア開発、特にラボ型契約に欠かせない人材だと思います。しかし、開発の他のポジションと比べて、不足しているのが現状です。

  そのため、弊社では、人材の教育と採用を強化し続けていく所存です。

 オフショア開発、またはBrSEに関するご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

オフショア開発国の中でも注目されているベトナムのオフショア開発の注意点や費用・他の国との比較については「【保存版】ベトナムのオフショア開発まとめ~メリットデメリット・費用・会社選び~」で解説しています。

長期間かつ柔軟な開発が可能であるというラボ型開発(ラボ契約)の費用や注意点・ポイントについては「ラボ型開発(ラボ契約)とは~メリット・デメリット・向いている開発内容まとめ~【保存版】」で解説しています。

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