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Java Webアプリケーション開発におすすめのフレームワークとは
2022/12/10
JavaでWebアプリケーション開発を行う際、フレームワークを活用することで、作業効率のアップやセキュリティ対策が可能になります。
この記事ではそんなJavaのWebアプリケーション開発に役立つフレームワークを4つご紹介していきます。
- JavaでWebアプリケーション開発を行いたい方
- Javaの開発効率を上げたい方
- チームでJavaの開発を行っている方
- 社内のIT人材が不足している方
これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばJavaのフレームワークでWebアプリケーション開発を効率よく行う方法がわかりますよ。
フレームワークとは
フレームワークとは特定のプログラミング言語も用いて作られた半完成品のソフトウェアです。
大規模なWebサイトやアプリケーションの開発には、膨大な量のプログラムを書く必要があります。しかしフレームワークでは雛形や機能が携わっているため、これに開発者が機能を追加すれば、開発を効率化することができるのです。
フレームワークを利用するメリット
統一性や品質が保たれる
フレームワークには、大抵の場合コーディング規約、つまり書き方のルールが準備されています。
開発者がそれぞれの好みや書き方で開発すると、後々の引継ぎやメンテナンスが非常に困難になりますが、フレームワークならルールに従いコーディングを行うので、誰が開発しても同じコードに収まり、統一性や品質が保たれます。
そのため、プロダクト開発後も、保守運用の局面でスムーズな対応が可能となります。
セキュアプログラミングが可能
Webアプリケーションには開発者が想定していないようなセキュリティ上の脅威が多くあります。例えば、罠が仕掛けられたWebサイトを閲覧してしまったユーザーに対して、意図しない掲示板への買い込みや商品購入をさせる「リクエスト強要」など。
しかしフレームワークには、こういった脅威を回避するためのセキュアプログラミングの機能を備えているものもあるので、うまく活用してセキュリティ対策を行うことが可能なのです。
Java Webアプリケーション開発におすすめのフレームワークとは
JSF(JavaServer Faces)
JSF(JavaServer Faces)はJava EEに搭載されたJava言語におけるフレームワークの一種です。
Javaを用いた企業向けのWebアプリケーション開発用のプラットフォームであるJava EEに搭載されているので、元々Java EEを利用している人は利用へのハードルが高くありません。
WebアプリケーションのUI(ユーザーインターフェース)作成のために設計されているため、コンポーネントベースで開発が可能です。扱いが簡単なので、開発へのハードルが大幅に改善されるでしょう。
Spring Framework
Spring FrameworkはAOPとDIで構築されているフレームワークです。
AOPとは「Aspect Orientation Programming」の頭文字のことで、システム内で行われる処理を抽出して集約を行うプログラミング手法のこと。プログラムをシンプルにまとめることができるため、コードを見やすく修正も容易に行うことができるようになるという特徴があります。
DIとは「Dependency Injection」の頭文字で、オブジェクトの成立に必要なコードを分離し、プログラムの実行時に注入することができます。
普通一つのクラスが完成していて、もう一つのクラスが完成していない場合は、単体をテストすることができません。しかし、このDIによって、クラスの依存関係が解消するため、完成しているクラスをテストすることができるようになるのです。
これによりシステム開発効率や改修スピードを上げることが可能になるのです。
Play Framework
Play FrameworkはJavaとScalaで作られたフレームワークです。有名なWEBフレームワークである、Rubyの「Ruby on Rails」やPythonの「Django」などからも影響を受けているので似た部分が多く、それらを扱ったことがある方にはおすすめのフレームワークと言えます。
Play FrameWorkは、軽量で動作も速く、コンパイルも自動でされるため自分でコンパイルする必要はありません。
Apache Struts(アパッチ・ストラッツ)
Apache Struts(アパッチ・ストラッツ)とはMVCベースのオープンソースのフレームワークです。ソフトウェアの挙動の多くをXMLベースの設定ファイルに記述することができるため、Javaプログラムのコーディングの時間や負担を削減することができます。
2000年代に広く普及し、当時複雑化していたJ2EEベースのWebアプリケーション開発を容易にしたため大きな注目を浴びました。しかし、その後技術的な欠点などが指摘されるようになったため、2007年にStruts 2がリリース。
それまでの仕組みから一新し、WebWork 2をベースとしたものに置き換えられています。そのためStruts 1とStruts 2には互換性がありません。
まとめ
いかがでしたか。本日はJavaでWebアプリケーションを開発する際に使えるおすすめのフレームワーク4つをご紹介していきました。
フレームワークを活用することで開発のスピードをアップすることができるだけでなく、プログラムの記述に統一性が生まれ、修正が行いやすくなるといったメリットもありましたね。
本日ご紹介したフレームワークを活用して、Webアプリケーション開発を行なってみてはいかがでしょうか。
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