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テレワーク時代のITエンジニア外注術【外注でラボ型開発がおすすめ】

2021/03/18

今は昔、ITのシステム開発の世界でも、同じオフィスで顔を合わせて開発するのがポピュラーとされてきました。

それが、コロナ禍により、一変。

今では、リモートで仕事をするのが当たり前になりましたね。

リモート環境の相手への仕事の外注が当たり前になった今、このテレワーク時代のエンジニアリソースを確保する方法の一つとして、オフショア開発のラボ型開発が注目されています。

今回は、ラボ型開発のコツについてまとめました。

ラボ型開発に興味のある方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

コロナ禍で変わった開発のカタチ

2020年2月頃からのコロナ禍により、政府もテレワーク推進による出勤者の7割削減などを掲げ、多くの企業がテレワークへの切り替えを行ったと思います。

オフィスに出勤してからの業務と、テレワークでは、異なる点が多いです。
具体的には以下のような変化があります。

  • 時間管理から、成果主義へ
  • メンバーの主体性の重要性が上がる
  • 数よりも質が重要になる

1つ目の、「時間管理から成果主義へ」についてですが、テレワークになると、メンバーを直接見ることができなくなるため、時間単位での評価が難しくなります。
ビデオ通話アプリを常時接続し監視する、という方法もあるにはありますが、メンバー側のストレスや中間管理職の手間を考えると、ベストな選択肢だとは思えません。

テレワークにより時間管理が難しくなることで、アウトプットベースで評価する成果主義の傾向が強くなります。

2つ目の「メンバーの主体性の重要性が上がる」について、オフィスに出勤している時は、気軽に声をかけられるため、細かな進捗確認やアドバイスなどができます。
ですが、テレワークではどちらかが主体的声をあげなければ、進捗確認などがすすみません。
詰まっている時に主体的に動ける、という能力の重要性がオフィスにいた時よりも上がっています。

最後の「数よりも質が大事になる」というのは、メンバーの能力についてです。

「時間管理から成果主義へ」や「メンバーの主体性の重要性が上がる」にも関連するのですが、マネージャーがメンバーを見ることのできない状況下では、各個人の主体性や能力が重要になってきます。
特に開発の場面では、個人間の実力差が大きいため、優秀なエンジニアを登用することの重要性が、オフィス勤務の時よりも上がっているでしょう。

上記のような変化に対応するには、「成果主義による人事評価制度」や「オンラインコミュニケーションのノウハウ蓄積」が必要です。

逆にいえば、テレワークをうまく回せている企業は、「成果主義による人事評価制度」や「オンラインコミュニケーションのノウハウ蓄積」といった下地があると言えるでしょう。

ラボ型開発で開発を外注するメリット

「成果主義による人事評価制度」や「オンラインコミュニケーションのノウハウ蓄積」といった下地がある場合、オフショア開発のラボ型開発(=ベトナムなどの遠隔地とオンラインコミュニケーションを取りながら開発する)も十分に行うことが可能です。

テレワーク時代に、あえてラボ型開発を選ぶ理由についてまとめます。

国内開発より人件費を抑えることができる

ラボ型開発に限りませんが、オフショア開発では国内開発より、人件費を抑えられる傾向にあります。
これは開発国と日本の間にある物価の差や賃金格差が理由です。
特にベトナムオフショア開発では、国内でのエンジニア登用の半額〜7割程度の費用で登用できます。

国内では長らくIT人材の不足が叫ばれており、まともなエンジニアを登用しようと思ったら、多額の人件費が発生してしまいます。
人件費を抑えたいと思っているのであれば、オフショア開発はシンプルにおすすめです。

優秀なエンジニアを登用できるチャンスがある

こちらもベトナムオフショア開発の話になりますが、国内より、優秀なエンジニアを登用するチャンスが多いです。
ベトナムはIT人材の輩出を国策として掲げており、毎年IT分野の経済成長が目覚ましいです。
ベトナムのエリート層にとって、エンジニアは狙い目の職業の一つであり、毎年優秀な新人エンジニアが輩出されているのも背景としてあります。

特に、流行のJavaScriptフレームワークやアプリ開発、AI開発といった最新の流行にのった技術に関して得意なエンジニアが多いです。

ノウハウや信頼関係を蓄積できる

オフショア開発の中でも、ラボ型開発は、開発チームを一定期間専属で雇い入れる形式です。
そのため、自社でエンジニアを雇用した時と同様に、開発チームと自社の間で、ノウハウや信頼関係の蓄積ができます。

ラボ型開発で開発を外注する際の課題と解決策

優秀なエンジニアを、国内相場より低い費用で、自社メンバーのように登用できるのが、ラボ型開発のメリットです。
エンジニアリソースの確保をしたい、という場合、非常におすすめの選択肢と言えます。

次にラボ型開発で、課題となりがちな点についてまとめます。

ゴールやタスクの共有が難しい

ラボ型開発では、ゴールやタスクを、開発チームに共有するのが難しいです。
言語の壁や文化の壁があり、かつ一度も顔を合わせていない状態では、なかなかこちら側の意図を正確に伝えることができません。

リモートで協働する場合、依頼者側とオフショア側の双方がゴールやタスクを理解し、主体的に取り組むことが必要になります。

ゴールやタスクの共有を確実に行うには、やはり、こまめなコミュニケーションが必要です。
現在のコロナ禍では、現地に赴き、定期的に打ち合わせをするというのは現実的ではありません。
その代わりにビデオ通話でミーティングを重ね、繰り返しゴールやタスクを共有するのがおすすめです。

コミュニケーションコストがかかりやすい

ラボ型開発などのオフショア開発では、日本人同士でテレワークをする時より、誤解やすれ違いといったコミュニケーションロスが発生しやすいという課題もあります。

言語の壁や文化の違いといった前提条件が異なるので、完全に解消するのは難しいですが、チャットやドキュメントの活用、図解の活用などをすることでコミュニケーションロスを減らすことが可能です。

特に開発案件では、UMLといった共通言語を使ったり、図解を駆使したりすることで、正確にこちらの意図を伝えることができるでしょう。

ラボ型開発でエンジニアのリソースを確保するならdehaにご相談ください

  • ラボ型開発では優秀なエンジニアを、国内相場より低い費用で、自社メンバーのように登用できる
  • こまめにコミュニケーションをとり、ゴールやタスクについての共通理解を深めることがラボ型開発のコツ
  • チャット、ドキュメント、図解などを交えることで、コミュニケーションロスを減らすことができる

テレワークで、「成果主義による人事評価制度」や「オンラインコミュニケーションのノウハウ蓄積」といった下地を作れた企業であれば、ラボ型開発でのエンジニアリソース確保はかなり現実的な手段です。

dehaでは、5年間に渡り、ベトナムオフショア開発を行ってきました。
ラボ型開発も請け負っており、日本のクライアントとのやりとりの中で得たノウハウの蓄積があります。

お問い合わせいただければ、より具体的な事例を交えて、ラボ型開発の進め方やコツについてご説明させていただけます。



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ベトナムの情報通信系大学やEduTechベンチャーと連携し、潤沢なタレントプールから選りすぐりの人材を採用し、日本企業に最適化した教育を施しています
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