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Commerce+ 2021に見る、越境ECの未来

2021/12/14

ShopifyのオンラインイベントCommerce+ 2021が11月4日に開催されました。

このCommerce+ 2021では越境ECのこれからがわかる話題が議論されました。本日はそんなCommerce+ 2021の内容を紹介していきます。

  • Commerce+ 2021の内容が知りたい方
  • 越境ECの未来を知りたい方
  • ネットショップを運営したい方
  • 社内のIT人材が不足している方

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば越境ECはもちろん、他のCommerce+ 2021の内容もわかりますよ。

Commerce+ 2021とは

Commerce+ 2021とはShopifyを利用する事業者とパートナー向けに行うオンラインイベントです。

6月29日に行われた「Shopify Unite 2021」を受けて、日本に特化したコンテンツを加えて開催されました。Shopifyの最新動向を知ることができたり、コミュニティをつくる機会を提供します。

Commerce+ 2021に見る、越境ECの未来

ネットショップは今や世界中に機会が広がっています。実際にShopify公式でも以下のような情報がシェアされています。

2020年にShopify最大のマーチャントは、国際ドメインや複数通貨といった既存ツールを活用して200億ドルの越境売上をうみだしています。

越境ECの課題となるのは、通貨や言語、ローカルな支払い方法、関税や輸入税などですよね。また、ローンチする場所をどうするのか、どんな商品を販売するか、ターゲットとするべきでもグラフィックをどうするかなど考えるべきことが多くあります。

Shopifyではこれらの課題を解決するべく、Shopify Marketsをローンチしました。

Shopify Markets

Shopify Marketsは先ほど紹介した越境ECの障壁を解消するために立ち上がったサービスです。

通貨や言語の変更、支払い方法の変更や関税などと言った越境ECに必要な面倒な作業をShopify Markets1つに集約し、管理することができるようになりました。

デフォルトで越境EC用の機能があり、簡単に海外用のネットショップを構築することが可能です。

ネットショップにおいて言語や通貨を購入者に合わせてローカライズすると、コンバージョンがそれぞれ13%から40%と大幅に増加すると言われています。そのような市場に合わせたローカライズがShopify Marketsでは簡単にできます。

Shopify Marketsでできること

Shopify Marketsでできる主なことは以下の通りです。越境ECに必要な機能が集約されているのがShopify Marketsの魅力です。

  • 市場別のショップを一元管理
  • 通貨の変更
  • 言語の変更
  • 関税の自動計算
  • 決済方法の選択
  • 市場別の価格設定
  • グローバルな在庫のロケーション
  • 市場別の分析

他にもあるCommerce+ 2021で議論されたこと

越境EC以外にもネットショップの未来を予測する様々な議論がなされました。簡単に紹介していきます。

自分のブランド、自分のビジネスを構築する

Commerce+ 2021ではお客様に信頼を得て深い関係を築くために、どのような投資が必要かが議論されました。その中で注目されたのがオンラインストア2.0とDawnです。

オンラインストア2.0とDawn

Shopify Unite 2021で発表されたオンラインストア2.0では、事業者がテーマのカスタマイズを簡単に行えるようになったり、メタフィールドを直接adminで定義、表示、編集できるようになったりと柔軟性が向上するようなアップデートが行われした。

また、Dawnという無料テーマがローンチされました。Dawnはモバイルファーストであり、処理スピードも速いテーマです。Dawnの柔軟なレイアウトによって簡単に設定を行うことが可能です。

次世代の消費者とつながる

デジタルコマースが浸透していくと同時に次世代の消費者とのつながりや関係性は重要なものとなっています。

世界中で月間平均ユーザー数10億人を誇るTikTokで商品を購入することが可能です。実際、25%のTikTokユーザーが、TikTokを視聴した後に商品を購入したり、商品の検索をしていると言われています。

ShopifyでもTikTok Shoppingをローンチしました。Shopify内でマーチャントがTikTokのカタログの同期や動画広告を作成することができます。

TikTokはフォロワー数に依存せず、そのコンテンツにもっとも関心があるオーディエンスにシェアされるので、新規のオーディエンスに広告をリーとすることができるといったメリットがあります。

データとオートメーションでよりスマートに

Commerce+ 2021では、よりスマートなコマースを設計するためのツールや技術なども議論がなされました。

これらのツールを用いて、ネットショップの課題解決時間を節約することができれば、商品や集客など他のことに時間を使うことができ、よりスマートな運営が実現します。

ShopifyQL Notebooks

ShopifyQL Notebooksな2022年にローンチ予定のサービスです。ShopifyQL Notebooksによって、事業者は単一のインターフェースで、複数ソースによるデータセットを検索してビジュアル化することができます。

ショップから直接データを取得して、テキストや画像、マークアップなどのフォーマットのビジュアライズによって調査を続けることが可能です。

まとめ

いかがでしたか。本日はShopifyが11月4日に開催したCommerce+ 2021の内容について紹介していきました。

さまざまな議論の中でも越境ECに関しては、Shopify Marketsのローンチにより、Shopifyの管理画面から一元管理することができるようになりました。

これにより越境ECにあった障壁を取り除くことが可能に。ますます越境ECが身近なものになっていきそうですね。

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