Webシステム開発

ベトナムのエンジニアにおけるWebフレームワークの現状

ベトナムオフショアは低価格でシステム開発を委託できるとあって、近年注目を浴びています。

そんなベトナムにおけるシステム開発でWebフレームワークはどのような位置付けになっているのでしょうか。

この記事ではベトナムのエンジニアにおけるフレームワークの現状について解説していきます。

  • ベトナムオフショアが気になる方
  • Webフレームワークについて知りたい方
  • 社内のIT人材が少なく、委託を検討している方

これらに当てはまる人におすすめの記事となっています。これを読めばWEBフレームワークがベトナムにおいてどのような位置付けになっているかが分かりますよ。

WEBフレームワークの機能

ベトナムに限らず、オフショア開発を行う際、スピーディかつ低価格で実施するのが大きな命題となります。

その際に検討すべきポイントが、どの言語で、どのような技術で開発するかとなります。

そこでの指針となるのがWEBフレームワークです。

企業が、事業用にECサイトを作ろうとした場合、まずはそのサイトに搭載する機能を検討します。

一般的なECサイトでは、次のような普遍的機能を必要とします。

  • 会員登録
  • ログイン
  • 商品購入、登録
  • ショッピングカート

どのようなECサイトでも、大まかに共通している項目があります。

このような一定の普遍的機能をまとめて開発し、効率化していく際に使用されるのがフレームワークでもあります。

フレームワーク活用のメリット

フレームワークには、大抵の場合コーディング規約、つまり書き方のルールが準備されています。

開発者がそれぞれの好みや書き方で開発すると、後々の引継ぎやメンテナンスが非常に困難になりますが、フレームワークを活用すると誰が開発しても同じコードに収まり、統一性や品質が保たれます。

そのため、プロダクト開発後も、保守運用の局面でスムーズな対応が可能となります。

また、プロダクトに合わせた統一的なフレームワークを使用することで、開発工程が簡素化・効率化され、開発速度が非常に早まります。

その分、開発者独自の裁量によるカスタマイズや自由度の高さは若干失われますが、全体の効率性を考えた場合には、フレームワークの活用が重要です。

ベトナムエンジニアのJavascriptフレームワークとバックエンド言語スキルの現状

ベトナムでオフショア開発を行う際、Javascriptによるシングルページアプリケーションや、フロントエンド開発に関する業務が増加傾向にあります。

ベトナムでフロントエンドに関するエンジニアのスキルを確認するために、彼らがどの分野のJavascriptフレームワークを経験しているのか、またどんなバックエンドの開発言語を身につけているのか、世界各国のニーズやレベル、トレンドと照らし合わせ、分析した事例があります。

この分析は、2017年の上期に行われたものなので少し前のことになりますが、その結果について大まかにみていきます。

ベトナム・フロントエンド開発者のフレームワーク

  • JQuery、AngularJSが主要で、30%強程度の割合
  • ReactJS、ReactNativeの割合は20%
  • VueJSなど、伸びが期待できるフレームワークの経験者は5%程度

集計結果の母数は不明ですが、ある企業の調査なので少数にしても、大まかな傾向を示していると思われます。

ベトナム・フロントエンド開発者のバックエンド言語のスキル

ベトナムのフロントエンド開発技術者がどのようなバックエンド開発言語スキルを持っているのかチェックした結果は下記のとおりです。

何らかのバックエンド言語を開発した経験を持つエンジニアは全体の86%と、多くを占めています。

上位にノミネートされたのは、以下の通りです。

NodeJS24%
PHP22%
JAVA20%

この結果について、分析した企業に所属する現地エンジニアの評価と感想は、

  • バックエンドにNodeJSの経験が多いのは意外である
  • バックエンド経験者にはPHPとJAVAが多く、RubyやPythonが少ないのも想定外である

とのことでした。

ベトナムの開発者の技術スキルは世界と比較してどうか

ベトナムにおけるJavascriptフレームワークの比率を、世界的なフレームワーク利用状況と比較、検証した結果は、概ね次のとおりです。

ちなみに、比較対象としたのは、以下の通り。

  • githubのstar数
  • Stack Overflowでのquestion tagged数


その結果から導き出された検証結果は次の通りとなりました。

  • Angular.jsが高い状況にあるが、世界的な傾向として多くみられるReactやVueJSは、ベトナムではまだ少数
  • Stack Overflowでは、jQueryの数値が非常に高い

また、こうしたフレームワークが現在、世界でどの程度メジャーな潮流なのかについて確認した結果は、次の通りとなっています。

  • VueJS、ReactJSは、利用頻度が少なく、hotframeworksとの差が大きい状況
  • Jqueryのシェアは独占的

まとめ

みてきたように、ベトナムにおいてのフレームワークは、主要なReactやVueJSよりもjQueryが浸透しています。

jQueryを使ったシステム開発を検討している方は、ベトナムオフショアを検討してはいかがでしょうか。

dehaソリューションズではベトナムオフショアを5年に渡り行ってきました。

Web開発の開発実績も多数あり、JavaScriptに習熟したエンジニアも多数在崎しています。

ベトナムオフショア開発は、国内開発より低いコストで、優秀なエンジニアを登用できるのが魅力です。

Web開発に向けた、エンジニアリソースの確保をお考えでしたら、ぜひdehaにご相談ください

▼ dehaソリューションへの簡単見積もりの依頼はこちら

Van Nguyen

Recent Posts

【2026年最新】製造業向けグローバルERPシステムおすすめ10選

製造業を取り巻く環境は、グローバル競争の激化、サプライチェーンの複雑化、そしてデジタル化の加速により大きく変化しています。 その中でERP(統合基幹業務システム)は、単なる業務管理ツールではなく、経営の意思決定を支える中核システムへと進化しています。 特に2026年においては、「クラウド化」「AI活用」「グローバル対応」「生産現場との連携」が重要な選定ポイントとなっています。 ERPは企業の成長戦略そのものに直結するため、自社の規模・業種・将来展望に適したシステム選びが不可欠です。 この記事では、製造業向けの代表的なグローバルERPを10製品厳選し、それぞれの特徴を解説します。 グローバルERPシステムが気になる方 製造業の方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば主要なグローバルERPシステムが丸わかりですよ。 IFS ERP(IFS Cloud) IFS Cloudは、製造業に加えて設備管理やサービス業務まで一体的に管理できる統合ERPです。 特に「アセット集約型製造業」や「プロジェクト型製造」に強みを持っています。…

3 days ago

SQA(ソフトウェア品質保証)とは? 顧客満足度を高める品質維持の役割と重要性

ソフトウェア開発において品質の確保は単なる技術的課題ではなく、企業の信頼性や顧客満足度に直結する重要な要素です。 その中核を担うのがSQA(Software Quality Assurance:ソフトウェア品質保証)です。 SQAとは、開発プロセス全体を通じて品質を計画的に作り込み、維持・向上させるための活動を指します。 この記事ではそんなSQA(ソフトウェア品質保証)について、その概要や役割などを紹介していきます。 SQA(ソフトウェア品質保証)が気になる方 品質管理に興味がある方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばSQA(ソフトウェア品質保証)の特徴がわかるだけでなく、その重要性が丸わかりですよ。 SQA(ソフトウェア品質保証)とは SQA(ソフトウェア品質保証)とは、ソフトウェア開発において品質を計画的かつ継続的に確保するための活動全般を指します。 単に完成した製品の不具合を検出するテスト工程だけでなく、開発プロセス全体に関与し、品質を作り込む仕組みを整えることが重要な役割です。 具体的には、開発標準の策定や遵守状況の確認、レビューや監査の実施、品質指標の設定と分析、リスクの早期発見と対策などが含まれます。 これにより、開発の初期段階から問題の発生を未然に防ぎ、手戻りやコスト増大を抑えることが可能になります。…

4 days ago

IFS CloudにおけるMigration Jobsの実践

概要 IFS Cloud におけるMigration Job(マイグレーションジョーブ)は、カットオーバーフェーズにおける最重要ボトルネックである。本稿では、実プロジェクトから抽出した知見をもとに、ステージングアーキテクチャ・トランザクション管理・冪等性設計・大容量データ処理・自動アラートの5領域にわたる実践的設計手法とトラブルシューティング戦略を体系的に解説する。適切に設計されたマイグレーションは単なるデータ移送を超え、監査可能性と再現性を備えた運用基盤となる。  (more…)

1 week ago

PQAとは? プロジェクトの成功を支える標準化と導入のメリット

近年、システム開発や製造業、さらにはサービス業においても「品質」の重要性がますます高まっています。 その中で注目されているのが「PQA(プロセス品質保証)」という考え方です。 従来の品質管理が「成果物の品質」を中心にしていたのに対し、PQAは「プロセスそのものの品質」を保証することに重点を置きます。 この記事では、PQAの基本概念と、プロジェクト成功にどのように寄与するのか、さらに導入のメリットについて解説します。 PQA(プロセス品質保証)について知りたい方 製造業やシステム開発をしたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばPQA(プロセス品質保証)の概要やメリットなども丸わかりですよ。 (more…)

2 weeks ago

【2034年まで】生成AIチャットボットの日本市場規模は3,300億円超へ予測

生成AIチャットボット市場は、近年のAI技術の進化とともに急速な成長を遂げており、日本においても例外ではありません。 特に、企業のDXの進展と、顧客対応の高度化・効率化ニーズの高まりを背景に、導入が加速しています。 本日はそんな生成AIチャットボットの日本市場規模について、現状とこれからの予測についてお伝えしていきたいと思います。 生成AIチャットボットが気になる方 生成AIチャットボットの市場規模を知りたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば生成AIチャットボットの日本市場規模がわかるのはもちろん、その要因もわかりますよ。 (more…)

3 weeks ago

クラウド型とオンプレミス型の生成AIチャットボットの違い

近年、企業のDXが加速する中で、生成AIチャットボットの導入は急速に広がりを見せています。 顧客対応の自動化や業務効率化、さらには新たなユーザー体験の創出といった観点から、多くの企業がその活用に注目しています。 しかし、いざ導入を検討する段階になると、多くの企業が直面するのが「どのような形態で導入すべきか」という課題です。 この記事では、まず生成AIチャットボットの基本構造と進化の背景を整理した上で、クラウド型とオンプレミス型それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。 AIチャットボットに興味がある方 クラウド型とオンプレミス型の生成AIチャットボットについて知りたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばクラウド型とオンプレミス型の生成AIチャットボットの違いがわかるのはもちろん、企業がどのような観点で最適な方式を選択すべきか、さらに今後の技術動向もわかりますよ。 (more…)

1 month ago