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ベトナムのオフショア開発が強い9つの開発案件|失敗の傾向と対策方法も解説

by Anh Nguyen
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数年前より、日本企業のオフショア開発のトレンドは中国からベトナムをはじめとする東南アジアに移り変わりました。

 その理由はなんと言ってもコストパフォーマンスでしょう。ベトナムでは国を挙げてIT人材を創出すべく教育環境の整備に力を入れておりエンジニアスキルの水準が比較的高いと評価されています。それに加えて物価が安く人的コストが安いので、日本と同水準の開発スキルを持ったエンジニアを約1/3〜1/2の価格で確保することができるのです。

 しかし、良いごとづくしに見えるオフショア開発ですが、「オフショアは失敗する」と言われる所以は何なのでしょうか。

 理由はシンプルで、違う国の人同しが、お互いの特性を知らずに仕事を進めてしまうからです。

 ただでさえ、7割は失敗すると言われるシステム開発のプロジェクトが、お互い外国人どうしが組むとどうなるのか・・・コスト削減の甘い考えで安易に取り組むとやはり失敗してしまうのです。

では、どうすれば良いのでしょうか。当記事ではオフショア開発でよく起こる失敗の傾向とその対策についてお話します。

オフショア開発国の中でも注目されているベトナムのオフショア開発の注意点や費用・他の国との比較については「【保存版】ベトナムのオフショア開発まとめ~メリットデメリット・費用・会社選び~」で解説しています。

目次

ベトナムのオフショア開発におすすめの開発内容

ベトナムでのオフショア開発は、多くの日本企業で行われています。開発国ごとに技術力の水準が異なるため、それぞれの国のポイントについてまとめておくことが重要です。

特にベトナムのオフショア開発でおすすめなのは、以下の9例です。

  • PHPや#Cを使ったシステム開発案件の外注
  • AI開発やハイレベルのエンジニアリソースを追加
  • 画像認識や文字認証システムの構築
  • 低コストかつ長期間のアプリ開発
  • shopifyやMagentoなどのECサイト構築
  • 会員登録サイトなどのWEBサイト制作
  • 勤怠管理などの社内システムのDX化
  • 既存システムのリプレイス
  • RPAやEPAを利用した業務改善

自社の開発案件に適した開発ができるかどうか、一点ずつ確認しておきましょう。

PHPや#Cを使ったシステム開発案件の外注

ベトナムは、技術水準も高いことから、PHPや#Cを使用した基本的なシステム開発はお手の物です。特に日系企業の開発経験が豊富なため、日本独自の慣習などにも対応することができます。特に勤怠管理システムや、在庫管理システムなどは様々な要望に合わせてシステムを構築することが可能です。

オフショア開発でシステム開発を外注する際には、仕様書や実績などを基に課題解決力や保守管理の充実度などを確認しておきましょう。

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AI開発やハイレベルのエンジニアリソースを追加

PHPなどの一般的な技術だけではなく、AI開発や機械学習などのハイレベルな技術を持っているエンジニアがベトナムには少なくありません。自社のチームにエンジニアを組み込む形でも、チームとしてラボ型採用することもできます。

低コストで、よりレベルの高い開発を行う際には、まずはベトナムのオフショア開発を検討するのがおすすめです。

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画像認識や文字認証システムの構築

ベトナムのオフショア開発では、画像認識や文字認証システムの構築にも強みがあります。日本では、パッケージシステムでの購入や、自社用にカスタマイズすると、コストも上がってしまいます。

ベトナムのオフショア開発では、日系企業の下請けとしてシステム開発をしてきた歴史からノウハウが蓄積されています。アプリやシステムに実装することでよりハイレベルのプロダクトを作ることができます。

画像認識や文字認証システムについて考える際には、ベトナムのオフショア開発がおすすめです。

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低コストかつ長期間のアプリ開発

アプリ開発では、定期的なアップデートやバグ修正などが必要です。そのため長期的な開発になりやすく、その分コストも上がってしまいます。しかし、ラボ型開発であれば、長期的に低コストで、レベルの高い外国人エンジニアと開発をすすめることができます。

ラボ型開発では、長期間になる分コミュニケーションの問題が発生しやすくなります。ベトナムのオフショア開発であれば、日本企業との開発に慣れていることもあり、コミュニケーションの課題もクリアすることができます。

低コストでアプリ開発について考えている際には、ベトナムのオフショア開発がおすすめです。

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shopifyやMagentoなどのECサイト構築

オフラインの販路だけではなく、徐々にオンラインでの販路が多くの会社で必要になっています。一般的な制作会社にECサイトの構築を1から行うと数百万円以上の初期費用が必要になります。

近年では、shopifyやMagentoなどのECサイト構築プラットフォームを利用して、低コストでECサイトの構築・運営管理を行うことができます。しかし、より高い独自のデザイン性のあるサイトを構築するには、shopifyを独自に構築する必要があります。より低コストでshopifyを構築するには、オフショア開発がおすすめです。

コスト面の魅力だけではなく、英語の最新の情報をもとにサイトを構築することができます。shopifyやMagentoの構築を考えている際には、ベトナムのオフショア開発から考えてはいかがでしょうか。

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会員登録サイトなどのWEBサイト制作

コーポレートサイトだけではなく、会員登録サイトなどもオフショア開発の得意領域です。オフショア開発では、デザイン面の感覚的な部分は苦手なため、必ず自社の担当にはデザイナーなどをつけておくことで、日本でも違和感のないサイトを作ることができます。

しかし、会員登録のシステムなどはほとんど定型化しており、技術が蓄積されています。ベトナムのオフショア開発会社では、多くの日本企業のサイト制作を請け負っているため、日本に適したサイトを制作することができます。WEB制作などを考えた際には、制作会社だけではなく、オフショア開発を検討してみましょう。

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勤怠管理などの社内システムのDX化

社内システムのDX化は、システム開発以外にも様々なコストが必要です。例えば、紙に記録されている勤怠記録や実績など、データ入力することも必要です。

クラウド型では、セキュリティ面に不安がある場合や、自社の管理システムに適応しない場合には、独自でシステム開発が必要です。

DX化には、より課題に適したソリューションを提案する力が必要ですが、ベトナムでは多くの日本企業の開発案件を担当しています。データ入力などの作業も低コストでまとめて開発することができるため、社内管理システムのDX化には、まずはベトナムのオフショア開発がおすすめです。

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既存システムのリプレイス

既存システムのリプレイスには、技術力だけではなく社内調整などいくつかの要素が必要になります。更には、既存データの管理や新システムとのデータ連携なども必要不可欠です。

システムのリプレイスにおいては、既存のシステムの構造を十分に理解した上で、様々な提案をしてくれる開発会社を選ぶ必要があります。ベトナムのオフショア開発会社であれば、多くの日本企業のリプレイス案件の実績やノウハウ蓄積があるため、低コストかつより早いスピード感で開発を行うことができます。

既存システムのリプレイスにも、ベトナムのオフショア開発はおすすめです。

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RPAやEPAを利用した業務改善

近年では、業務改善や人件費の節約の一環としてRPAやEPAが注目されています。これらの技術を導入するには、業務フローを洗い出し、システムに落とし込むことができる形にしなければなりません。

ベトナムのオフショア開発では、数学的な処理や業務フローの一般化などに適しています。特に多くの日本企業の開発案件の経験から、EPAやRPAの技術ノウハウが蓄積されています。

より低コストで、質の高いRPA/EPA開発を委託する際には、ベトナムのオフショア開発がおすすめです。

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ベトナムのオフショア開発に必要な費用

人件費の低さから注目されているオフショア開発ですが、実際にはどのぐらいの費用が必要になるのでしょうか。実際にオフショア開発を行うにはどのような費用が必要になるのか紹介します。

オフショア開発に必要になる費用

オフショア開発は、月当たりの費用に契約期間を掛け合わせて決定します。主に人件費が費用の多くを占めますが、この表ではベトナムでの実際には人件費以外にどのような費用がかかるか紹介していきます。

設計費人月単価30万~40万円程度
サーバー管理費人月単価25万~30万円程度
ブリッジSE人件費(1人あたり)人月単価30万~40万円程度
エンジニア人件費(1人あたり)人月単価25万~30万円程度
PM人件費(1人あたり)人月単価40万~50万円程度
翻訳費(計画書や要件仕様書など)人月単価25万万円程度

開発費を下げることは可能ですが、 オフショア開発では日本での開発に比べて70%前後の開発費になることがほとんどです。エンジニアなどの国内での採用が困難な人材リソースを潤沢に活用できることが大きな強みと言えます。

他の国とベトナムオフショア開発の違い

オフショア開発はアジアの多くの国で行われています。その中でもベトナムでは人件費の低さと、エンジニアの質が担保されていることがわかります。

 ベトナム中国インドシンガポールフィリピン
コミュニケーション能力日本語英語中国語英語英語英語日本語英語
平均月人単価32.26 万円38.13 万円38.65 万円32.6万円33.72 万円
スキル・開発能力高い高い高い高い不安定
今後の動向安定人件費高騰人件費高騰人件費高騰安定
採用の難易度低い高い高い低い高い
開発スピード普通早い早い不安定不安定
親日性安定不安定安定安定安定

ベトナムでオフショア開発を始めるまでの流れ

ベトナムでオフショア開発を始めるには、主に4つの工程があります。

  • 開発要件についてまとめる
  • 開発に応じて人材をアサインする
  • 見積もりを確認し契約を結ぶ
  • 開発スタート

オフショア開発を行う流れについて、1つずつ確認していきましょう。

開発要件についてまとめる

まずは、オフショア開発会社に相談し、開発の要件定義についてまとめます。要件定義とは、システム開発を行う上で「要望をどのようにデジタル化して解決するのか」を定義することです。

例えば、「テレワークで勤怠管理を自動化したい」という要望を仮定します。開発会社は、要望のヒアリングをもとに「社内チャットシステムと同期できるシステム開発」「社内の独自勤怠管理システムの開発」など様々な解決方法を提案します。

具体的に開発のイメージが決まっている場合には、費用や開発期間まどを見積もり妥当性を判断します。課題のみしか明確になっていない場合でも、過去の事例やノウハウをもとに適切な解決方法を判断します。

要件定義は、要望をいかにシステム化していくかを定義する、システム開発の土台となるものです。開発会社が提供するソリューションと、自社の解決したい課題が一致するように、繰り返し面談を行いましょう。

開発に応じて人材をアサインする

要件定義がまとまったら、開発を行う人材をアサインします。開発会社は、開発要件などに応じて最適な人材をアサインしますが、可能であれば契約の前に開発メンバーと面談をしてみましょう。

「どの程度日本語でのコミュニケーションができるのか」「自社のプロジェクト担当者と合うか」などを確認して、より相性のいいメンバーと開発を進められるよう調整しましょう。

見積りを確認し契約を結ぶ

開発の要件や、メンバーなどの決まれば具体的に見積もりをたてます。契約時には、主に以下のポイントを確認しましょう

  • 保守管理契約について
  • 納期の遅延やバグがあった際の対応
  • 開発の仕様書や納品の定義
  • 開発のスケジュールなど

システム開発では、トラブルがつきものです。事前にどのようなトラブルが起こるか契約前に把握しておきましょう。

開発スタート

契約を結んだ後、いよいよ開発がスタートします。適度に進捗を確認し、できるだけ豆にコミュニケーションを取るようにしましょう。

ベトナムのオフショア開発の失敗の傾向と対策

コミュニケーションがうまくいかない

ベトナム人側の認識のズレを早期発見し修正する為には非常に大事なことだと考えています。コミュニケーションのズレを失くす為に以下の3つを心がけると良いでしょう。

  • 打ち合わせの前に必ずアジェンダを設定する
  • 打ち合わせ中に日本語での議事録の記録とその確認を行う
  •  タスク管理を必ず文字で記録する。

より効率的なコミュニケーションができるように、一点ずつ確認しておきましょう。

対策1:打ち合わせの前に必ずアジェンダを設定する

打ち合わせ時には、解決すべき議題とテーマを必ず設定しましょう。多言語間のコミュニケーションでは、話し方や意味合いが異なります。そのため、会議中に目的や意図とずれたコミュニケーションになってしまいます。

打ち合わせ時には、議題を設定し、それぞれのトピックにおける目的を事前に共有して起きましょう。

対策2:打ち合わせ中に日本語での議事録の記録とその確認を行う

異なる言語間では、同じ言葉でもニュアンスが異なる場合があります。システム開発やアプリ開発では少しのニュアンスの違いで、仕様が全く異なります。例えばデザインに関しては、日本語の「明るいオレンジ」と英語圏の方のオレンジは別の色になります。

また、同じ英語で話していても、聞き取り違いや発音違いが発生することもあります。そのため、打ち合わせ時には日本語で議事録を取り、BrSEなどと会議後に確認しましょう。

対策3: タスク管理を必ず文字で記録する。

システム開発などでは、タスク管理や進捗管理はプロジェクトを進める上で欠かせません。ここでは、いかにトラブルを減らすコミュニケーションをとれるかがポイントです。

例えば未達のタスクが合った際には、「どこまで終わっており」「どの程度かかり」「いつまでにはできるのか」などを設定する必要があります。これらを文字でやり取りしないと、感覚値で答えたりしてしまい、正確な進捗管理ができなくなってしまいます。

特に、他国のメンバーとやり取りをする際には、必ず文字でやり取りをし、正確に進捗管理を行いましょう。

コストを気にしすぎて品質が悪かった

オフショア開発で課題として上がりやすいのが品質対策です。安かろう悪かろうで、開発を進めていたら、費用対効果が下がってしまいます。質の高いオフショア開発を行うには以下の3つのポイントが重要です。

  • 仕様書の明確化
  • テスターを必ず組み込む
  • アウトプットイメージの明確化

より質の高いオフショア開発を行うために、1つずつポイントについて確認しましょう。

対策1:仕様書の明確化

品質を見るには、設計書と仕様書を確認することが重要です。仕様書を見る際には

  • どうやって課題を解決するのか
  • どの程度の工数がかかるのか
  • どのような技術を使うのか

などを確認しましょう。また、仕様書にはエンジニアの工数なども記載されています。エンジニアの技術力についても、仕様書とともに確認しておきましょう。

対策2:テスターを必ず組み込む

オフショア開発で失敗する傾向として、きちんと品質管理する為のテストを行われていないケースがあるようです。日本であれば、開発終了はすなわちしっかり品質テストし完璧な状態でシステムを納品することです。一方でベトナムでは、テスターをあらかじめチームに組み込んでいない際は、そこまで念密なテストが行われていないケースがあるようです。

対策3:アウトプットイメージの明確化

開発担当の方の中には、非エンジニアの方や非IT系の方も少なくありません。仕様書や設計書だけをみても、期待しているものができるのかを把握する事ができません。

その際には、実際の開発実績や簡単なワイヤーフレーム・デザインなどを基に、開発の概要を確認しましょう。

アウトプットイメージについて具体的に知っておくことで、期待値のズレなどをへらすことができます。さらに、「どの程度のものを作れるのか」などの開発会社の実力を確認することができます。

納期が遅れた

納期の遅れなどは開発の外注では、永遠の課題とも言われる問題です。納期が遅れる原因は、スケジュールだけではなく開発会社の技術力や、仕様の変更など様々な種類があります。納期についての対策には主に、以下の2点が挙げられます。

  • 納期遅れの際の追加費用を決めておく
  • 進捗管理では事実を確認する

納期のトラブルを回避するためにも、一点ずつ確認しておきましょう。

対策1:納期遅れの際の追加費用を決めておく

労働観の違いや、コミュニケーションの齟齬により、オフショア開発では納期の遅延が発生することがあります。健全な開発や、契約条件を履行するためには、納期トラブルについては、明確にしておく必要があります。

納期が遅れた際の対応については、ペナルティ費用やトラブルごとの対応をまとめておきましょう。

対策2:進捗確認では事実を確認する

ベトナム人は仕事以外の家族との時間や、自分の趣味、地域との関わりなどに重きをおく傾向が強いです。

ベトナム人は基本的にポジティブです。問題が発生している時に「大丈夫です」とか「問題ないです」などと言っている時は注意しましょう。実際には問題が発生している場合があります。

具体的な進行確認をすることで、進捗について正確に確認することができます。

オフショア開発でベトナムがおすすめされている理由

持続性のある組織設計が可能

オフショア開発をすすめていくなかで、組織設計は重要なポイントです。なぜならエンジニアの人材流動性は非常に高く、採用が難しいなかでは組織設計そのものが困難になり開発に持続性を持つことができないからです。

オフショア開発が進んでいる東南アジア諸国の中でもベトナムは、IT人材の育成に力をいれています。そのため、IT人材を持続的に確保し、安定したチーム、組織づくりがベトナムのオフショア開発では可能です。

慢性的なIT人材不足が深刻になっている日本にとって安定的で持続可能な開発組織設計ができることは非常に魅力的な環境です。

ベトナム人材が優秀な理由は「ベトナムIT人材の現状と特性」こちらで紹介しています。

優れたIT人材が多く、採用・管理コストを下げられる

ベトナムは2018年現在、約35万人のIT人材を「2020年までに100万人」に引き上げる国家計画を進めています。ベトナム工科大学をはじめとするトップスクールが毎年多くのエンジニアを輩出しています。

さらに、日系企業の進出や人材育成によってベトナムでは日本向けの開発に適した人材が育っており、実際に日本語ができるエンジニアも多く、オフショア開発で課題になりがちなコミュニケーションもクリアしやすいです。ベトナムでは優れたIT人材が多く、日系企業であっても採用ができるのです。

この表は、日本国内での日本語学習者の国別割合(ASEAN諸国)を示したものです。

ベトナムが外資系企業に注目されている理由は「伸びゆくベトナム経済、2019年12月も外資系企業の進出加速」で紹介しています。

日本での開発の1/3の人月単価で開発できる

開発費のなかでも大きな割合を占めるのが人件費です。アジアの国の中でも、中国やインドでは人件費が高騰しており、フィリピンなどの人件費が低い国を選んでも優秀な人材を確保できる可能性は下がります。

ベトナムはエンジニアの質が高く、人件費が低いということで注目されています。

ベトナムの物価は日本と比較すると、1/5~1/10です。GDPは1960年代の日本とよく似ています。人件費が安く、ブリッジSEの人月単価は30~40万円、プログラマーであれば20~25万円が相場です。ベトナムの月人単価は中国やインドの約1/2、日本の約1/3~1/4の単価に相当します。(日本のエンジニアの人月単価が90万円と仮定した場合)

オフショア開発を調べてみると「日本の開発費の1/3」という訴求が気になるかと思いますが、全てを考えた際には日本の開発費の70%前後になるので注意が必要です。

月人単価が低いものの開発費が7割程度になる理由としては以下の2つが考えられます。

  • 日本のようにサービス残業がないので、開発時間の単価が下がらない
  • コミュニケーター(ブリッジSEなど)、テスターなどのオフショアならではの人手が必要になる。

オフショア開発ではコストも下がりますが、安定したスキルを持つエンジニアのリソースを短期で獲得できることが大きなメリットといえます。

システムエンジニアやプログラマーの慢性的な不足が深刻になっている日本のIT業界にとっては非常にありがたい存在といえるでしょう。

以下のグラフを参考にすると、ベトナムのオフショア開発では中国やインドレベルの人材を、コストパフォーマンスよく活用できることがよくわかると思います。

勤勉な国民性と親日文化

ベトナムの首都ハノイがある北部の人は特に真面目で向上心が高く勤勉な性格として知られています。さらにベトナム国内におけるソフトウェア開発の約50-60%は日本向けに行われており、そのためで日本語教育や日本向けのビジネスの勉強会も盛んです。

他のアジア諸国とことなり、ベトナムの労働観や考え方は日本と似ていると言われています。コンビニ、スーパー、アパレルなどといった多くの日系企業がベトナムに進出し、日本のアニメなどのサブカルチャーも盛んです。

ベトナム人は日本の文化に触れる機会が多く、日本向けのビジネスに対して親和性が高く、信頼できるパートナー関係、チーム作りが可能です。

ベトナムでオフショア開発会社選びの5つのポイント

「オフショア開発 失敗」と検索すると多くの事例を見ることが出来ます。実は、オフショア開発に失敗している多くの企業では共通の5つのポイントがあります。ここからは、オフショア開発を失敗しないための5つのポイントを紹介していきます。

ブリッジSEの実務経験を確認する

オフショア開発を安定的かつ持続的に進めていくには、コミュニケーションが必要です。オフショア開発や、ラボ型開発ではブリッジSEと呼ばれる日本側の企業と現地の開発チームとの「橋渡し」であり、両方を繋ぐ担当者が重要になります。

ブリッジSEの重要性やポイントは「【ベトナムオフショア開発】ブリッジSEの重要な役割について」で紹介しています。

オフショア開発に成功している企業は、PMが直接現地のエンジニアとコミュニケーションを取る機会を作っています。

ブリッジSEにコミュニケーションを頼るのは委託側としては楽ですが、開発を進める中で欠かせない現場との信頼関係の醸造という意味では非効率的です。例えばトラブルが起きた後のMTGでミスを許すようなコミュニケーションでも、言葉の温度感がわからなければ不安感をもたらします。

現地のチームと直接コミュニケーションをとれるか確認する

オフショア開発の場合にはブリッジSE、プログラマー、テスター、スクラムマスターで開発を進めます。

日本のみでの開発では、PMとEGの2つの役割しかありません。しかしオフショア開発ではチーム内における役割の数が多いため、より綿密なコミュニケーションをとれるのかどうかが成功のポイントといえます。オフショア開発会社のコミュニケーション能力を確認するためには、以下の2点について調べておきましょう。

  • 日本語でのコミュニケーションサポートの有無
  • ブリッジSEとの定期的なコミュニケーションのサポートが可能かどうか

実際にオフショア開発を行う際には、ブリッジSEだけではなく必ず現地のチームと直接コミュニケーションを取る機会を作ることが重要です。

日本側と現地側に都合に精通した業者に相談する

オフショア開発では優秀な人材を獲得できるかどうかが鍵です。オフショア開発の人材獲得には、以下の2つの方法があります。

  • 自分で現地の人材を獲得する
  • オフショア開発に特化した業者に委託する

初めてのオフショア開発を行う場合や、現地で国内同様の採用チャネルを持っていない際には日本側と現地のどちらの事情に精通している業者を選ぶ必要があります。

オフショア開発を行う際には日本の商習慣や、海外の商習慣を理解している人材がプロジェクトを推進する必要があるからです。

開発の種類や目的によって適した人材は異なるため、人材会社ではなくオフショア開発会社のほうが実際に開発を進めた際にスピード感を維持して開発をすすめることができます。

オフショア開発会社を選ぶ際には、自社の開発内容に適したエンジニアをアサインすることができるかどうかを確認しましょう。

ベトナムに特化したオフショア開発企業の詳細はこちらから

オフショア開発会社の実績と得意分野を必ず確認しておく

オフショア開発を委託する会社を選択する際には、開発会社の実績を確認しておきましょう。会社によってアプリ開発や、サイト制作、AI開発など得意な分野が異なります。

画像解析やAI開発などの高度な技術に対応できる会社や、單純なシステム開発のみにしか対応できない会社などが存在します。

委託する際には、どんな実績が過去にあったのかを確認しプロジェクトに必要な開発実績がある会社かを確認しておくことがかかせません。

さらに、オフショア開発にそもそも向いている開発と向いていない開発があります。オフショア開発に向いている開発がどのような開発かは「オフショア開発に向いている開発とは」で解説しています。

ベトナムでのAI開発、アプリ開発を行いたい方は「dehaソリューションのオフショア開発の実績」をこちらから確認しましょう。

事前にエンジニアにスキルチェックを行なっておく

オフショア開発会社を決めて、実際に開発を進めていく前に必ず行なっておくべきなのはスキルチェックです。スキルチェックの際に確認しておきたいのは以下の3点です。

  • コミュニケーション能力
  • 使用言語の習熟度や過去の開発コード
  • 開発内容について説明し、どこまでできるかを作業フローごとに確認する

長期間のオフショア開発やラボ型開発、拠点の拡大としてのオフショア開発を行う際には教育も必要なので細かすぎるスキルチェックなどは必要はありません。

一方で、短期間の開発ではスピード感が求められるため、教育に時間をかけることができません。短期間の場合には現地エンジニアのスキルチェックは必ず行うようにしましょう。

また、開発の技術以外のベトナムのエンジニアのスキルセットの特徴は以下になります。オフショア開発会社によって異なるので開発スキルだけではなく、スキルセットも調べておきましょう。

主なベトナム人のスキルセット

要件定義✖︎(※日本独自の要件が必要になる場合があるので外部パートナーや日本人を入れて取り組むことがほとんどです。)
設計△(※仕様書によって変わりますが、設計よりも実際に手を動かして行う開発部分が得意なことが多いです。)
開発
テスト

また、オフショア開発を委託する企業を選ぶ際には、ヒアリングを通じて現地のチームに適した仕様書を一緒に作成してくれる会社を選ぶことが重要です。

オフショア開発を考えたらまずは無料見積もり

 「オフショア開発は失敗します。用法を守らなけばね。」とオフショア開発熟練者は語ります。

 勿論、ベトナムの開発会社側が、コミュニケーションスキルを磨く努力を続けることは大前提ですが、ちょっとしたコツを抑えて開発会社とコミュニケーションを取ることで、大きく仕事の質が変わります。

特にオフショア開発を行う際には、日本企業との開発に慣れている開発会社に相談するのがおすすめです。「でも、そんな心当たりもないな」という方におすすめなのが、株式会社DEHAソリューションズです。日本語を習得し、数多くの日本企業との開発実務経験を積んだ優秀なエンジニアと円滑に開発をすすめることができます。

今なら、「開発会社にどうやって相談すればいいかわからない」という方向けに要望を実現できる仕様書作りや作業指示書作りを無料で行っています。

開発費用の見積もり相談や資料請求などももちろん無料でできますので、まずお気軽にお問い合わせください。

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