Webシステム開発

webアプリの開発費用はどのくらい?相場やコスト圧縮のコツを解説【オフショア開発】

webアプリはWEBブラウザーからアクセスすることができる、オンライン上で様々な処理を行うシステムです。

iOSアプリやAndroidアプリといったネイティブアプリとは異なり、端末に縛られずに開発を行うことができるので、その分コストを抑えることができます。

今回はそんなwebアプリの開発費用について解説したいと思います。

  • webアプリの開発を行いたい方
  • 社内のIT人材が不足している方
  • 開発コストを抑えたい方

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば、webアプリ開発の相場を知るのはもちろん、よりコストを抑えるコツも知ることができますよ。

webアプリの開発費用はどのくらい?

webアプリの開発費用の内訳は、「機能」と「人件費」「保守・メンテナンス費」「リスク費」です。

機能の数や種類が多いほど制作時間が長くなってしまうので、費用は高くなります。

また、導入・稼働後にバグ修正やOSなどのプラットフォームのサポート終了などに対応するためには保守・メンテナンスが必要です。保守・メンテナンス費は開発コストの15%をみておきましょう。

リスク費とは、開発中にトラブルが発生した場合や、開発期間が延びてしまう場合などに備えるために用意しておく、予備の費用のことを指します。

webアプリの相場

webアプリの相場は以下の通りです。機能をどのぐらいつけるのかによっても費用は変わりますが、一つの参考にしていただければと思います。

Webアプリの種類費用相場
ECサイト60~400万円
SNS100~500万円
口コミサイト80~300万円
掲示板サイト50~300万円
ゲーム系300~1,000万円
CMS80~400万円
予約管理サイト80~500万円
マッチングサイト100~500万円

なぜネイティブアプリよりも安いの?

ネイティブアプリはiOSアプリやAndroidアプリといったスマートフォン上で、端末上のシステムを使って動かすことができるアプリです。

iphoneとAndroid両方でアプリを使うようにするためには、iOSとAndroidの両方のアプリを開発する必要があります。

その分開発工程がかかってしまうので、コストは高くなってしまいます。

一方、webアプリは端末に縛られずに利用することができるため、開発コストを抑えることができるのです。

よりコストを抑える方法

MVPを検討する

MVP開発とはMinimum Viable Productの略で、その名の通り最小限に機能を削ぎ落としたシンプルなシステムを開発することを指します。

たとえば、ある特定のテーマに特化したSNSサービスの開発を考えていたとしましょう。

SNSサービスの機能は、タイムライン機能、チャット・DM機能、いいね・スタンプ機能、保存機能など様々なものが考えられます。

他にも、機能を追加しようと思えば様々な機能を追加することもできますが、MVPならこれらの1つか2つくらいの機能を実装するだけでリリースを行うのです。

最小限の開発に止めることによって開発コストを抑えることができるのです。 

合わせて読みたい>>【スタートアップ向け】MVP開発とは【事業開発の新しい形】

ラボ型契約を検討する

ラボ型開発とは、基本的にある 一定期間(半年〜1年)の間、あるお客様の専用のチームを用意し開発を行うという契約形態のこと。

修正が多いアプリ開発などでは、修正に追加費用がかかる請負型開発に委託するよりも、ラボ型開発のほうが低コストで済む場合が多いです

ラボ型契約に関する詳しい内容についてはこちらの記事で紹介しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

合わせて読みたい>>【もう安心】ラボ型開発で、見積や雇用の不安解消!請負型開発との違いやメリットも解説【ODC/ラボ契約とは】

オフショア開発を行う

オフショア開発とは比較的開発費用の安い海外で開発を委託する手法のことを指します。

日本のソフトウェア開発や事務作業でオフショア開発が利用されていましたが、近年ではAI開発やサイト制作の現場でもよく見られるようになってきました。

先ほどもいったようにオフショア開発なら人件費を大幅に抑えることができます。

ベトナムオフショアなら、日本人1人のエンジニアに対して、ベトナムのエンジニアを3人雇うことができると言われています。

さらにベトナムオフショアでは、技術力の高いエンジニアに外注するなどといったメリットがありますよ。

合わせて読みたい>>オフショア開発とは!?ベトナムに発注するメリット・各国の相場比較

開発業者選定のコツ

契約前にコミュニケーションをとる

webアプリ開発の業者選定でよくある失敗が、コストだけで急いで契約したら設計と異なるアプリが納品されてしまったり、アプリの質が悪かったということです。

こう言った悲劇は、契約前のコミュニケーションを大事にすることで回避が可能です。

あまりにも相場から外れた低価格の提案には注意をすること、レスポンスが良いかを確認すること、開発業者の口コミを調べておくことなどが重要です。

複数の見積りをとる

開発業者を選定する際は、必ず複数者から見積もりをとるようにしましょう。同じWebシステムでも、委託先が違えば開発費もバラバラです。

どういった機能をつけることができるのか、どのくらいコストがかかるのか、比較して最適な開発業者を選定していきましょう。

まとめ

いかがでしたか。本日はwebアプリの開発費用に関して紹介していきました。

webアプリはネイティブアプリに比べ開発費を抑えることができましたね。

さらに開発費を抑えるには、オフショア開発を検討しましょう。

DEHAソリューションズでは、そんなベトナムオフショア開発で5年に渡る開発実績があります。

アプリ開発にかかる費用は、アプリの種類によって異なります。正しい相場観や費用感を掴むためにも、見積もりは必要不可欠です。

「実際にどのぐらいの費用がかかるのか」「どのぐらいの期間の開発になるのか」など、簡単に見積もりすることができます。仕様書などがない場合でも、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

無料でアプリ開発の費用について見積もりをしてみる▶

makka

Recent Posts

システム開発のQCDは?プロジェクト管理を最適化

システム開発の現場では、「納期が守れない」「コストが膨らむ」「品質にばらつきがある」といった課題が常に発生します。 こうした問題の根底にあるのが、QCD(Quality・Cost・Delivery)のバランスです。 QCDは製造業を中心に使われてきた概念ですが、現在ではシステム開発やITプロジェクトの世界でも不可欠な管理指標として定着しています。 この記事では、QCDの意味とそれぞれの要素がプロジェクトに与える影響、さらに現代的な最適化の方法までを詳しく解説します。 システム開発を行いたい方 QCDについて知りたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばシステム開発のQCDについて丸わかりですよ。 (more…)

2 weeks ago

アジャイル開発とウォーターフォール開発でリスクとスピードを徹底比較

システム開発の現場では、プロジェクトの進め方として「ウォーターフォール開発」と「アジャイル開発」が広く知られています。 どちらも目的は同じ──高品質なシステムを納期内に完成させることですが、そのアプローチはまったく異なります。 この記事では、特に「リスク」と「スピード」という2つの視点から両者を徹底比較し、それぞれの長所・短所、そしてどんなプロジェクトに向いているかを解説します。 アジャイル開発やウォーターフォール開発の違いを知りたい方 社内のIT人材が不足している方 システム化開発を行いたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばアジャイル開発とウォーターフォール開発のそれぞれの特徴が丸わかりですよ。 (more…)

2 weeks ago

ウォーターフォール開発は?システム開発の進め方、特徴

システム開発の現場では、「ウォーターフォール開発」や「アジャイル開発」といった言葉をよく耳にします。 その中でもウォーターフォール開は、最も古くから使われている伝統的な開発手法の一つです。 この記事では、ウォーターフォール開発の流れ、特徴、メリット・デメリットをわかりやすく解説します。 システム開発を行いたい方 ウォーターフォール開発のメリットデメリット知りたい方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばウォーターフォール開発の進め方や特徴が丸わかりですよ。 (more…)

2 weeks ago

【必見】AIを活用した高度なデモが製品改善と市場理解にもたらす効果解説

製品やシステムの開発においてデモは、単なる機能紹介ではなく、顧客との信頼構築・製品改善・市場理解のすべてを支える重要なプロセスです。 特にAI技術が進化した現在、従来型のデモ手法では捉えきれない顧客のニーズを可視化し、より精密に対応するための「次世代型デモ」が求められています。 この記事では、DEHAが提供するAI活用型デモソリューション「SmartDemo」を中心に、システムデモの意義とその効果を詳しく解説します。 AIのデモンストレーションが気になる方 デモンストレーションの活用方法が気になる方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばデモがもたらす効果が丸わかりですよ。 (more…)

3 weeks ago

リーンスタートアップ・フレームワークは?基礎知識と実践的な計画の書き方

「リーンスタートアップ」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。 従来のように「時間と資金をかけて完璧な製品を作る」方法では、変化の激しい現代の市場に対応しづらくなっています。 そんな中、少ないリソースで、素早く学び、改善しながら成功確率を高める方法論として注目を集めているのが、リーンスタートアップ・フレームワークです。 この記事では、リーンスタートアップの基本的な考え方から、実際に事業計画へ落とし込むための手順までをわかりやすく解説します。 リーンスタートアップ・フレームワークについて気になる方 事業計画の書き方についてお悩みの方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばリーンスタートアップ・フレームワークの概要がわかるだけでなく、実践方法も丸わかりですよ。 (more…)

4 weeks ago

プロジェクト管理におけるシステム開発ロードマップの必要性、作り方コツ

システム開発の現場では、「納期に間に合わない」「仕様変更が頻発して混乱する」「優先順位が曖昧でチームが迷走する」といった課題が少なくありません。 これらの多くは、プロジェクトの全体像の欠如に起因しています。 開発プロジェクトを成功に導くためには、関係者全員が同じゴールと進行方向を共有することが欠かせません。 そのための強力なツールが「システム開発ロードマップ(Development Roadmap)」です。 そこでこの記事では、ロードマップの必要性、作成の手順、そして実務で役立つコツを詳しく解説します。 システム開発をしたい方 社内のIT人材が不足している方 効率よくプロジェクト管理を行いたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばプロジェクト管理のコツがわかりますよ。 システム開発ロードマップとは システム開発ロードマップとは、開発プロジェクトの全体像を時系列で可視化した計画図のことです。単なるスケジュール表ではなく、以下のような情報を統合的にまとめた「戦略的な地図」です。 開発の目的・ゴール 主要なマイルストーン(例:要件定義完了、テスト開始、リリース予定日) フェーズごとの作業内容…

4 weeks ago