プログラミングやITについて調べてると、RubyとRuby on Railsという単語を見かけることがあるかもしれません。
似ている名前でややこしいなと感じる方もいらっしゃると思います。
今回はそんなRubyとRuby on Railsの違いや、その特徴について解説していきます。
これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばRubyやRuby on Railsがどう言ったものなのか丸わかりですよ。
「Ruby」はプログラミング言語の一つで、主にサーバーサイドの開発に用いられます。
サーバーサイドのプログラミング言語には、他にもPHPやPython、Javaなどがあります。
日本人開発者が考案したプログラミング言語であり、非常にシンプルで、短く記述できるのが特徴です。
一方で「Ruby on Rails」は、Rubyを用いたフレームワークです。
フレームワークとは、プログラミングでよく使われる機能を、短い記述で作成できる便利な開発ツールのことを指します。
なので、Ruby単体で開発を行うことは可能ですが、Rubyを理解せずにRuby on Railsだけ使うということはできません。
Ruby on Railsを使うためには、Rubyを理解しておく必要があります。
Ruby on Railsは、非常に短い記述で、たくさんの機能を実装できるという特徴があります。
他のフレームワークでも、短い記述で処理を作ることが可能ですが、Ruby on Railsはその中でも書いているコードの量に対して作れる処理の量が多いということで、少人数での開発現場で重宝されていました。
Ruby on Railsは、MVCモデルを前提としたWEBアプリの開発に特化しており、人数が少ないスタートアップ企業で採用されることが多いです。
単純なウェブサイトから、SNSサービスや、ECサイトなどの開発も行えます。
ちなみに、MVCモデルは、モデル(データベース)、ビュー(画面)、コントローラーの3つの要素に処理を分割するという設計思想のことで、仕様変更に耐えうるシステムを作るのに適しています。
合わせて読みたい>>【Laravel入門者向け】Laravel6系+PHP7.4でMVCの流れをサクッと試す (Mac編)
Ruby on Railsは、以下のようなサービスで採用されていました。
日本最大級のレシピサイト「クックパッド」もRuby on Railsで開発されています。
クックパッドは、ログイン機能、各レシピの評価機能、コラム機能、サイト内検索の機能など、複雑な機能を持ったウェブアプリです。
エアビーエヌビーは、個人所有の空き家を、民泊として貸し出せる民泊マッチングサイトです。
宿泊先の検索機能や、地図と宿泊地を連携させた表示、サイト内での決済機能といった利用者向けのシステムに加えて、民泊の管理画面など提供者向けのシステムもあります。
ニュースアプリとして有名なグノシーもRuby on Railsを使って作られています。
現在は、一部機能をGOという別のプログラミング言語に置き換えたそうですが、まだRuby on Railsで作られている部分も大きいです。
クラウド会計ソフトのFreeeも、プロトタイプの作成時にRuby on Railsを活用していたそうです。
こういった大規模かつ、高度なウェブアプリも、Ruby on Railsで作ることが可能です。
先述したように、Ruby on Railsは少ない記述でたくさんの処理を作ることができます。
そのため、スタートアップ企業のような少数精鋭のチームで採用されることが多いです。
有名企業が採用していることもあり、開発者の間でも人気の高いフレームワークなので、使うことのできる開発者も比較的多いと言えるでしょう。
Ruby on Railsは、ウェブアプリであれば、かなりいろいろなものを作ることができます。
そのため、ウェブ開発で、エンジニアのリソースが確保できず、少人数での開発が必要な場合や、なるだけ早くリリースし、市場の反応を見たい場合などは、Ruby on Railsの強みを活かすことができます。
いかがでしたか。本日はRubyとRuby on Railsの違いについて紹介していきました。
名前は似ていますが、Ruby on RailsはRubyを用いたフレームワークです。
Ruby on Railsは、少ない記述でたくさんの機能を作れるため、少人数での開発や高速開発に向いていましたね。
ぜひRuby on Railsを利用して、ウェブ開発を行ってみてはいかがでしょうか。
もし「社内のIT人材がいない」「素人では難しい」などのお悩みをお持ちならウェブ開発を委託してみるのもおすすめです。
dehaでは、5年間に渡りオフショア開発を行ってきました。
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Ruby案件を受注したが開発リソースが不足しているという場合や、新しく自社のウェブアプリを開発したいという場合は、ぜひ一度dehaにご相談くださいませ。
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