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【スッキリ解説】請負契約とラボ契約の違い【開発のメリット・デメリット】
2021/01/14
- 新しくシステムを開発したいのに、エンジニアが確保できない
- 新規でアプリを作りたいが、自社にエンジニアがいない
上記のように、エンジニアのリソースが確保できない場合、ラボ契約でのオフショア開発がおすすめです。
今回は、オフショア開発における請負契約とラボ契約の違いについてまとめました。
ぜひ最後までご覧ください。
請負契約とラボ契約のメリット・デメリット
オフショア開発は海外で開発することで、国内開発よりコストを下げることができる開発手法です。
オフショア開発には、「請負契約」と「ラボ契約」の2つの契約形態があります。
一つずつ、メリットをみていきます。
請負契約のメリット・デメリット
請負契約とは、プロジェクトごとに開発依頼を行う契約です。
開発チームは、決められた納期・工数にしたがって、依頼されたプロジェクトの開発を行います。
請負契約のメリットは、以下の通りです。
- 納期や品質の担保責任が、開発チーム側にある
- 要件定義が明確なら、依頼してからは、ほとんどお任せで開発できる
予め要件定義を行い、納期、工数、求める品質を明確にできるので、コミュニケーションを頻繁に取らずとも、依頼通りに開発を進められる可能性が高いです。
一方で以下のようなデメリットもあります。
- 要件を明確にする必要がある
- 追加修正や仕様変更を依頼すると、追加の費用が発生する
- 依頼者側にも開発チームにもノウハウが蓄積されない
プロジェクトごとの契約になるため、最初に取り決めた仕様を変更することは難しいです。
また別のプロジェクトを立ち上げる際は、別の開発チームと連携する可能性が高く、一からコミュニケーションを取らなければいけません。
システムの運用に伴う、継続的な改修の依頼も難しいでしょう。
ラボ契約のメリット・デメリット
一方でラボ契約は、半年〜1年程度の期間、開発チームを確保して開発業務を行う契約です。
ラボ型開発とも呼ばれます。
請負契約とは異なり、1つのプロジェクトが終わっても開発チームを解散せず、継続して次のプロジェクトに取り組むことができます。
ラボ契約のメリットは、以下の点です。
- 仕様変更や追加対応に対応できる
- ノウハウや信頼関係の蓄積ができる
- 優秀な人材を長期間にわたって登用できる
ラボ契約では、同じチームと長期にわたって仕事をすることができます。
そのため、信頼関係やノウハウを蓄積することが可能です。
また、一度優秀なエンジニアを確保できれば、そのまま次のプロジェクトも継続して依頼できます。
開発チーム自体を抑えているので、契約期間内であれば、仕様変更や追加依頼にも対応できるのも大きなメリットでしょう。
一方で以下のようなデメリットもあります。
- もし依頼したい仕事がなくてもコストがかかる
- コミュニケーションコストがかかる
- 相性が悪いメンバーとも継続して付き合う必要がある
ラボ契約では、依頼がなかったとしても、契約期間内は費用が発生します。
もし単発のプロジェクトしか依頼する予定がないのであれば、請負契約の方が適しているかもしれません。
またラボ契約では、仕様や納期、工数などが変動するため、積極的にコミュニケーションし、仕様の決定、進捗の確認、成果物のレビューなどに関わる必要があります。
ラボ契約に向いているプロジェクト
ラボ契約は、プロジェクトの要件が決まりきっておらず、進捗をみながら進行させたい場合に適しています。
以下のような条件下では、ラボ契約のほうが向いているでしょう。
- プロジェクトの要件や方向性が決まりきっていない
- 自社にオフショア開発の経験を蓄積したい
- 開発とテストを短いサイクルで回したい(アジャイル開発)
- 途中で仕様変更する可能性がある
- 中長期で連携して、新規事業として立ち上げたい
プロジェクト完了までの全てを委託する請負契約と異なり、ラボ契約では進捗状況をみながら随時仕様変更ができるため、依頼者側にもオフショア開発のノウハウが蓄積されます。
また開発チームと連携して、共にプロジェクトを推進するラボ契約は、アジャイル開発のような開発手法とも相性が良いです。
リリース後に顧客の反応をみながらの機能追加や改修を行えるため、中長期的に伸ばしたい新規プロジェクトの開発にも適しています。
一方で、以下のような状況なら、請負契約の方が適しているでしょう。
- すでにプロジェクトの要件や方向性が明確である
- 途中で仕様変更はないと言い切れる
- 単発で発注したい
オフショア開発では、自社の方向性にあった契約であれば、国内開発の半額〜7割程度の費用で開発を行うことができます。
逆に自社の方向性にあっていない方法で依頼すると、余計な費用がかかってしまい、思ったようなコストパフォーマンスは見込めません。
ラボ契約で失敗しないためのポイント
ラボ契約で失敗しないためには以下のポイントを意識すると良いでしょう。
- 自社の方向性にあっているか確かめる
- すでに実績のあるオフショア開発会社を選ぶ
- コミュニケーションを取れる体制が整っているか確かめる
- 定期的なミーティングを心がける
自社の方向性を確認し、請負契約ではなくラボ契約のほうが適していることを確認しましょう。
また、依頼する際は実績のあるオフショア開発会社に依頼することが大切です。
請負契約と異なり、ラボ契約では、一定期間同じ開発チームと連携することが求められます。
そのため、質の低い開発会社に依頼してしまうと、長期にわたって不利益を被りかねません。
同様にコミュニケーション方法についても事前に確認をとるべきです。
- どのようなツールを使うのか?
- 時差はどのくらいあるのか?
- 英語または日本語に対応しているスタッフはいるのか?
などを確認し、コミュニケーションコストがどの程度かかるのかを判断しておくと良いでしょう。
実際に開発を行い始めたら、定期的なミーティングを行うのが大切です。
ラボ契約では、依頼がなくてもコストが発生するため、稼働状況を確認する必要があります。
ミーティングでは、作業内容の説明、スケジュールの共有、進捗・成果物の確認なども行いましょう。
オフショア開発ならdehaに相談してみませんか?
dehaは5年間にわたって、ベトナムと日本を繋ぎ、オフショア開発を行ってきました。
これまでの開発実績としては、以下のようなものがあります。
- HPなどのweb制作
- EC-CUBEやShopifyといったECプラットフォームを用いたECサイト開発
- 問合せ管理システム
- 見積書作成システム
- SNSアプリ開発
- フリマアプリ開発
- 給与前払いアプリ開発
- AIを用いた画像処理開発
シンプルなウェブサイトから、スマホアプリ、AIを用いた画像認識システムのまで多数のプロジェクトの開発に携わってきました。
ラボ型開発での、オフショア開発依頼も請け負っております。
オフショア開発に興味がございましたら、ぜひdehaにご相談くださいませ。