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ベトナムの物価と住環境

2019/12/12

はじめに

ASEANの「昇り竜」とも言われ、好景気に沸き、日系企業の進出が続くベトナム。

政都ハノイと大商都ホーチミンは、世界的にも有名な大都市です。

ベトナムは、TPPなどを通じて日本との緊密な関係を拡大しつつあり、政経分離政策による経済成長によって、今後ますます発展が期待されています。

そしてまた、ベトナムは愛すべき親日国のひとつでもあります。

今回は、ベトナムの物価や住環境について、詳しくみていきましょう。

ベトナムの物価

ベトナムの通貨は「ドン(Dong)」といいます。

そしてそのレートは、なんと、「1円=約200ドン」という、途方もないインフレ感のあるものです。

筆者も、ホーチミン駐在開始当初は、コンビニなどで買い物をする際に、かなり戸惑いました。

例えば、安い現地製のカップ麺が6,000ドン??よく考えれば、30円なんですが(笑)。

飲みに行って、割り勘で清算する際にも「はい、ひとり100,000ドンね」「??え?高い!」これも5,000円とか。

ちょっとした感覚麻痺に襲われます。

それではまず、主なカテゴリーごとに、ベトナムの物価についてみていきましょう。

ベトナムの物価

<飲食費>

・ミネラルウォーター(1.5リットル):20円

・卵(10個入りパック):100円

・牛乳(2リットル):200円

・肉(100-200g):100-200円

・魚(1kg):200-400円

・野菜(1kg):100円

・コンビニおにぎり:75-80円

・缶ビール(ローカル):75円

・ローカル屋台:150-200円

・ファストフード(ハンバーガー):125円

<交通費>

・タクシー(10km):400円

・GRAB(10km):200円

・電車(数駅):30円

<通信費>

・SIMカード(1ケ月):500-1,000円

<住居費>

・サービスアパート(1ケ月):40,000円~

・レジデンス(同上):80,000円~

概ね格安といえるでしょう。

住居費を除けば、毎月3~5万円もあれば十分暮らしていけるレベルです。

ただ、何かと交際に出費が必要な駐在会社員であれば、ゴルフなども視野にいれると、10万円程度は見ておきたいものですね。

続いて、ベトナムでの住環境についてみていきましょう。

ベトナムの住環境

ベトナムで暮らすにあたって、最初に気がかりなのが気候です。

ベトナムは南北に長い(1,650km)国で、北部と南部では気候が異なります。

picture source wikipedia

ハノイ中心の北部は、亜熱帯性気候で、四季があります。冬は寒く夏は暑く、感覚としては日本とよく似ています。

一方、ホーチミンのある南部は、熱帯モンスーン気候で、乾季と雨季に分かれます。年間を通じて高温です。

温暖な気候を望むなら、南部がよいでしょう。

そして住環境の中心となる住居費ですが、ベトナムの家賃はインフレで、徐々に値上がりしています。

商都ホーチミンでの家賃相場と、内容についてまとめてみます。

(ここでは、ビジネス駐在員をターゲットとした場合についてみていきす)

<前提:家賃毎月7万円以上(駐在員向け)>

日系企業がベトナムに進出し、駐在員の住居を設定する場合、ホーチミンであれば、市内中心部の日系のサービスアパートメントで、広めのところに住むことができます。

セキュリティやインフラも問題なく、掃除・洗濯サービス付き、ジム付き、プール付きのコンドミニアムが大多数です。

部屋の家具も綺麗で整備されており、日本のテレビも視聴可能なので、かなりセレブな気分で暮らせるでしょう。

ホーチミン中心部には「ヘム」と呼ばれる、大規模な日本人街があります。

日本人の駐在員は、まず例外なくここへ立ち寄りますし(実は筆者はこの「ヘム」内に住んでおりました)、ここでの社交やビジネス交流も盛んです。

食事やマッサージ、カラオケ二次会など、エンターテインメントに溢れています。

また、近隣にはもちろん病院などもたくさんあり、衣食住および生活全版のセキュリティレベルも問題ありません。

その意味では、住環境も概ね問題ないといっていいでしょう。

なお、ハノイでも、住居費相場などはホーチミンと大差ありません。

条件なども同等と考えてよいと思いますので、日系企業にとって、どちらも住環境での差異はないと考えてよいでしょう。

住環境のついでに、駐在員にとって必須の「ゴルフ」についてちょっとお話していきます。

実はベトナムには、ハイレベルはゴルフ場が豊富にあります。

グリーンやフェアウェイもよく整備されていて、正式なプロトーナメントも開催されています。

プレー費は、上下色々とありますが、平日であれば1万5千円から2万円、休日は2万円から3万円といったところです。

だいたい、ハノイからもホーチミンからも1時間圏内でいけます。

近隣のASEAN諸国と比べるとやや高いですが、社用族としては必須アイテムなので、ご紹介しておきます。

まとめ

日系企業の進出が続き、魅力溢れる国、ベトナム。

日越両国の新密度は今後ますます高まると予想されており、日系企業にとっても、投資対象として優位性のある国です。

ベトナムに滞在・駐留する際のポイントである、物価と住環境についてまとめてみました。

ベトナム進出に際してのご参考となれば幸いです。

著者のプロフィール

ペンネーム:トビウオ
マレーシア(KL)在住 海外経験はこの他にヤンゴン(2回)、ホーチミン、海外40都市への出張経験があります。
早稲田大学政治経済学部卒業 大手通信会社~大手調査会社のヘッド~ITベンダー等を経験しています。


株式会社DEHA SOLUTIONS
私達は約200名のIT人材を有するテクノロジースタジオです。
ベトナムの情報通信系大学やEduTechベンチャーと連携し、潤沢なタレントプールから選りすぐりの人材を採用し、日本企業に最適化した教育を施しています
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