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V-Tech(ブイテック)とは?2023年のトレンドワードになるか?
2023/01/14
V-Tech(ブイテック)とはベトナム(Vietnam)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた言葉です。
確かにベトナムではVNG、VNLIFE、Sky Mavisなどのスタートアップ企業が活躍をしています。では具体的にV-Tech(ブイテック)とはどんな特徴があるのでしょうか。
この記事ではV-Tech(ブイテック)に関して、どんなものなのか、なぜ今注目されているのか徹底解説していきます。
- V-Tech(ブイテック)に関して知りたい方
- 2023年のテクノロジーのトレンドが知りたい方
- 社内のIT人材が不足している方
これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばV-Tech(ブイテック)はどんなものなのか丸わかりですよ。
V-Tech(ブイテック)とは?
V-Tech(ブイテック)はベトナム(Vietnam)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた言葉です。
ベトナム発の技術や人材を活用して革新的なシステムやサービスを行うことや、そう言ったサービスを提供するシステム開発会社やスタートアップ企業が今注目されているのです。
V-Tech(ブイテック)が注目されるワケ
なぜ今V-Tech(ブイテック)が注目されているのでしょう。その理由の一つにベトナムを拠点にソフトウェア開発を手掛ける企業が相次いで、新規株式公開(IPO)を果たしたことが挙げられます。
Sun Asterisk(4053)やハイブリッドテクノロジーズ(4260)は日本の東証マザーズに上場しており、日本の投資家からも期待を集めています。
さらに日系企業が続々とベトナムにシステム開発拠点を設立していることも見逃せません。例えばキャノンは、ベトナム国内に3 つの拠点があり(2021年時点)、製品の輸入や販売体制をベトナムにて構築しながら、既存の事業領域でもシェアを拡大しています。
また、ベトナムではテック系のスタートアップ企業も続々と誕生しています。特にVNG、VNLIFE、Sky Mavisの3社は未上場にも関わらず、評価額が10億ドル以上のいわゆるユニコーン企業です。
日本と比べるとその勢いは言うまでもなく、こうした実績からV-Tech(ブイテック)が注目を集めているのです。
注目のスタートアップ企業
ここからは、先ほど紹介したVNG、VNLIFE、Sky Mavisの3社についてもう少し詳しくみていきます。
VNG
VNGはメッセンジャー・無料通話アプリ「Zalo」や、決済サービス「Zalo Pay」、ゲームや音楽配信を提供する会社です。さらにコンシュマー向けのサービスだけでなく、EC事業者向けのプラットフォームやクラウドサービスなども展開しています。
特にメッセンジャー・無料通話アプリ「Zalo」は、日本のLINEに匹敵すると言われていてベトナムの最も有名なネット企業の一つです。
VNLIFE
VNLIFEは、AIを活用して、銀行業務、デジタル決済、オンライン旅行、新しい小売の4つのコア領域で動作する多様なエコシステムを開発しています。
さらに電子決済サービスのVNPAYを傘下に持ち、グループ全体ではエンジニアを中心に既に4000人を超える社員を抱え、シンガポールやカンボジアなどにも多国間展開しています。
Sky Mavi
Sky MaviはブロックチェーンゲームAxie Infinityを開発した会社です。2018年の設立以降わずか3年でユニコーン企業にまで成長していて、最も勢いのあるベトナム企業と言えるでしょう。
Axie InfinityはAxie(アクシー)というモンスターを使ってバトルするゲームです。
プレーして稼ぐゲームとしてブロックチェーンゲーム(NFTゲーム)を注目の的にしたブロックチェーンゲーム(NFTゲーム)の代表とも言っても過言ではないでしょう。
ゲームをプレイすることで、SLPやAXSというような仮想通貨を入手することができ、それを日本円に変えることでマネタイズが可能になります。
V-Tech(ブイテック)は2023年のトレンドワードになるか?
V-Tech(ブイテック)は言うまでもなく、2023年のトレンドワードとなり得ます。その背景に、日本のテクノロジーは特にIT分野において、人材の確保が難しくなっていくことがあげられます。
経済産業省によると日本では、2030年にはなんと最大で79万人のIT人材が不足すると言われています。実際、日本国内で募集をかけても即戦力となる人材はなかなか確保できませんし、確保できたとしても人件費が高くつく場合が多いです。
こうした人材不足はテクノロジーの後退を引き起こしかねません。
一方、V-Tech(ブイテック)の勢いがあるベトナムでは、国策としてIT教育を行っていて、2030年にはITエンジニアを含めた150万人のIT人材輩出を目指しています。
日本教育に触れた人材も多くいて、現在日本に技能実習生として来ている外国人のうち、約45%はベトナムから来ています。勤勉な性格も日本と似ているところがあり、日本人と相性が良いと言われています。
そのため、ベトナム人エンジニアが開発を行うオフショア開発は、V-Tech(ブイテック)と合わせてますます身近なものになっていくに違いありません。
まとめ
いかがでしたか。本日2023年トレンドワードとなりうるV-Tech(ブイテック)について、詳しくみていきました。
VNG、VNLIFE、Sky Mavisなどの企業を見てわかるように、ベトナムのテクノロジーは今勢いがあります。
合わせてベトナムオフショアにもますます注目していきたいところです。
Dehaソリューションズでは、ベトナムオフショアの5年以上に及ぶ開発実績があります。
コストを抑えて開発を行いたい方、社内のIT人材が不足している方など、ぜひお気軽にお問い合わせください。