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VUCA(ブーカ)とは?先の読めない時代だからこそ知っておくべきこと
2023/01/24
VUCA(ブーカ)とは、変化が激しく不確実かつ複雑化した状況の中、従来のやり方では解決策が見つからず曖昧になってしまう状況のことを指します。
今はまさにVUCA(ブーカ)の時代。そんな時代にどんな能力が必要なのでしょうか。
この記事ではそんなVUCA(ブーカ)に関して、どんな特徴があるのか、今後どのように対応していけばいいかなど徹底解説しています。
- VUCA(ブーカ)に関して知りたい方
- 今後どのようにビジネスを行って良いか迷われている方
- 社内のIT人材が不足している方
これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばVUCA(ブーカ)の時代にどんな対応をしていけば良いかがわかりますよ。
VUCA(ブーカ)とは?
VUCA(ブーカ)とはV(Volatility変動性)、U(Uncertainty不確実性)、C(Complexity複雑性)、A(Ambiguity曖昧性)の頭文字をとって付けられた言葉です。
変化が激しく複雑性があり、なおかつ想定外のことが発生し予測が困難である状態のことを指します。
元々アメリカの軍事用語として使われていましたが、変化が激しい世界情勢を表す言葉として、2010年代にビジネスなどでも広く使われるようになったのです。
VUCA(ブーカ)の時代に起きること
VUCA(ブーカ)の時代には予想外のことが次々と起こり、今までの常識は通用しなくなります。V(Volatility変動性)、U(Uncertainty不確実性)、C(Complexity複雑性)、A(Ambiguity曖昧性)、それぞれの側面からもう少し細かくみていきましょう。
V(Volatility変動性)
スマートフィンの普及でSNSなどが流行った結果、従来の情報収集ツールであるテレビや新聞は経営的に苦しくなっています。
このようにテクノロジーの変化によって、顧客のニーズなどが変化していくことをVolatility(変動性)と言います。
あらゆる物事が目まぐるしく変化していくため、先の見通しを立てることが非常に難しくなっています。
U(Uncertainty不確実性)
少子高齢化問題や地球温暖化問題、新型コロナウイルスのパンデミックなど、未来の予測が困難で、将来どのように推移していくのかが見づらい状態をUncertainty(不確実性)と言います。
例えば近年世界的に普及したリモートワークなども今後、オフィス回帰が進むのか、引き続きリモートワークが主流になるのかなど身近なことも不確実性を帯びています。
C(Complexity複雑性)
ある企業の成功事例を取り入れようとしても、習慣や常識、ルールなどの要因で単純化しづらくなっています。
さらに、クラウドシステムやAIなど新しいシステムも続々と誕生している今、あらゆるものが絡み合ってますます複雑化しています。
A(Ambiguity曖昧性)
今まで紹介した変動性や不確実性、複雑性が組み合わさることで、Ambiguity(曖昧性)が生まれてしまいます。
過去の実績や成功例に基づいて行動しようと思っても通用せず、解決策のない曖昧な状態は、ビジネスパーソンに大きな不安を与えることでしょう。
VUCA(ブーカ)の時代に必要なこと
VUCA(ブーカ)の時代は多様な価値観を受け入れて、よりスピーディーに変化に対応することが重要です。
そういった意味では、近年広まりつつあるアジャイル開発はVUCA(ブーカ)の時代にピッタリだと言えます。
アジャイル開発とは顧客の要求に素早く柔軟に対応できるように、短期間でシステム・ソフトウェアの実装とテストを繰り返して開発を進める手法のことで、プロジェクトの実施中に、小さな開発のサイクルを何度も繰り返します。
このアジャイル開発は4つの宣言と12の原則の元に成り立っていて、「アジャイルソフトウェア開発宣言」で示されています。
こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
合わせて読みたい>>アジャイルソフトウェア開発宣言とは
VUCA(ブーカ)の時代には過去の経験から「こうすれば大丈夫」というような成功を保証する確実な方法はありません。変化を受け入れて適応していく力こそが重要なのです。
まとめ
いかがでしたか。本日はVUCA(ブーカ)について詳しく解説していきました。
変化が激しく不確実かつ複雑化した状況の中、従来のやり方では解決策が見つからず曖昧になってしまう状況をVUCA(ブーカ)と呼びましたね。
今はまさにVUCA(ブーカ)の時代。そんな時代に対応していくためには、今までのやり方は通用しません。
アジャイル開発などを取り入れて変化に強い組織を作っていくことが重要でしたね。
しかし、古いビジネス手法からアジャイルへのシフトは難しい側面もあります。
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