deha magazine / オフショア開発 / デザインシンキングのフレームワーク【DX化とどう結びつける?】

デザインシンキングのフレームワーク【DX化とどう結びつける?】

2022/07/29

多くのコンサルティング会社やスタンフォード大学などでも取り入れられているデザインシンキングをご存じでしょうか。

デザインシンキングは課題の本質を発見する考え方で、今までのビジネスのやり方の問題点を見つけることができます。

この記事ではそんなデザインシンキングに関して具体的なフレームワークをご紹介していきます。

  • デザインシンキングに関して知りたい方
  • 強いチームを作りたい方
  • 新しいアイデアを生み出したい方

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば今注目のデザインシンキングに関して、実際の取り入れ方がわかりますよ。

デザインシンキングとは

デザインシンキングとはデザイナーやクリエイターがデザインをする際の思考やプロセスを用いてビジネスの課題を解決することを指します。

課題の本質を発見する考え方で、今までのビジネスのやり方の問題点を見つけることができるのです。

デザインシンキングに関してこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ合わせてチェックしてみてください。

合わせて読みたい>>デザインシンキングとは?DX時代におけるシステム開発の形

デザインシンキングのフレームワーク

ここからはデザインシンキングに活用できるフレームワークをご紹介します。

共感マップ

ニーズに沿ったサービスを開発するためにペルソナを立てることはよくありますが、共感マップではそのペルソナをより深く理解するためのフレームワークです。

スタンフォード大学でのカリキュラムでも実際に使われていて、世界のビジネスマンの愛読書「ハーバードビジネスレビュー」に掲載されました。

共感マップでは、ペルソナが見ているもの、ペルソナが聞いていること、ペルソナの考え、ペルソナの言動、ペルソナの痛み、ペルソナの欲しているものをそれぞれ書き出し、ペルソナの視点を客観的に引き出していきます。

ペルソナの設定を具体的にすることで、より充実のフレームワークになるでしょう。

注意点としてはこのフレームワークを一人で行ってしまうことです。一人で行ってしまうとその人の主観のみで終わってしまいます。グループでペルソナの立場となってさまざまな意見を出し合っていくことがポイントですよ。

SWOT分析 

SWOT分析はStrength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の4要素から構成され、これらを「内部環境」と「外部環境」、横軸を「プラス要因」と「マイナス要因」に分けて分析するフレームワークです。

Strength(強み)では商品やサービスのプラス影響の面をあげていきます。Weakness(弱み)はその反対。

Opportunity(機会)では外部環境のうち、目標達成にプラスの影響を与える要素を書き出します。機会を抽出し分析することで、ニッチなニーズを引き出すことができます。

Threat(脅威)では外部環境のうち、目的達成にマイナスの影響を与えうる影響を書き出します。

このように分析することでデザインシンキングでは問題定義において良い影響を与えることができるでしょう。

ビジネスモデルキャンバス

ビジネスモデルキャンバスはビジネスの構造を可視化したフレームワークです。このフレームワークは以下の9つの要素から構成されています。

パートナー事業の外部リソースと活動を担うサプライヤーを書き出します
主要活動価値提供のために組織が実行しなければならないアクションを書き出します
キーリソース価値を顧客に提供し続けるために必要なリソースを書き出します
コスト構造ビジネスで発生するコストを全て書き出します
価値提案顧客にどんな価値を届けているのかを書き出します
収益の流れ価値がユーザーに届けられたあとの結果で生まれる収益ポイントを書き出します
顧客との関係顧客が確立・維持することを期待している関係性を書き出します
チャネル顧客に事業価値を届けるために必要なチャネルを書き出します
顧客セグメント価値を創造し届けたいターゲットを記載します

これらを可視化することで、市場に対する優位性や弱みなどを把握することに繋がります。

カスタマージャーニー

カスタマージャーニーとは顧客がサービスを認知→購入までの流れを「旅」に例えたフレームワークのことを指します。

「サービスの認知〜購入」までの間に発生する、顧客の感情・行動・思考を時系列で表現。各タイミングにおける顧客の状態を書き出していきます。

これらを行うことによって、顧客がサービスの購入に至るまでの行動や思考プロセスを時系列で整理することができます。

DX化とどう結びつける?

「DX白書2021」ではDXを支える手法と技術にデザインシンキングの記載があります。

デザインシンキングではユーザーのニーズに徹底的に向き合うため、課題や問題点を洗い出しやすくなります。

チームワークも改善されるので、DX化時代になくてはならないものと言えるでしょう。

気になったフレームワークをまずはチームで試してみるというところからスタートしていくのがおすすめですよ。

まとめ

いかがでしたか。本日はDX化時代に注目のデザインシンキングに関して、実際にどう取り入れて行けば良いのかフレームワークを紹介していきました。

デザインシンキングはユーザーから意見を引き出し、課題を見つけ新しいアイデアを生み出していく手法でした。ぜひ新しい開発手法の1つとして、デザインシンキングを取り入れてみてはいかがでしょうか。

DX化時代で新しいIT人材をお探しの方、「チョータツ」がおすすめです。

チョータツは高度IT人材を最短7営業日後に調達できる人材調達サービスです。

お客様のご要望をヒアリングして、研究開発支援やDX化支援などさまざまな依頼に柔軟に対応していくことが可能です。多くの企業様にご利用いただいています。

人材調達にお悩みの方、オフショア開発のラボ型開発に興味がある方は、ぜひこちらから資料のダウンロードをしていただければと思います。

株式会社DEHA SOLUTIONS
私達は約200名のIT人材を有するテクノロジースタジオです。
ベトナムの情報通信系大学やEduTechベンチャーと連携し、潤沢なタレントプールから選りすぐりの人材を採用し、日本企業に最適化した教育を施しています
お客様の課題感にあった最適なITチームをご提供いたしますので、ITリソースの人材不足にお悩みのご担当者様はお気軽にお問合わせ下さい。
開発実績 お問い合わせ