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新規プロジェクトに潜むワナと新たなプロトタイプ開発のトレンド
2020/05/18
新規プロジェクトが立ち上がり社内承認プロセスを経てサービス化をする。
新規開発プロジェクトチームは重く、深い課題解決に向けて孤軍奮闘することになりますよね。
この記事ではそんな新規開発プロジェクトで陥りがちなワナを紹介していきます。
・新規プロジェクトの開発を行おうと思っている方
・社内のIT人材が不足している方
・開発業務を委託する際に気を付けるべきことを知りたい方
これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。新規プロジェクトでの罠を知っておくことで、新規プロジェクトを行う際に気を付けるべきことが分かりますよ。
新規プロジェクトに陥りがちな罠(ワナ)
ECサイトを立ち上げ、新しい購買チャネルとして年間〇〇円売上を目指す事を例に話を進めます。
このお題を経営陣から新規プロジェクトチームに共有された段階で、既に意思疎通ができていない可能性があります。
・経営陣の期待値:年間〇〇円売上を目指す。
・新規プロジェクトチームの期待値:ECサイトを立ち上げ新しい購買チャネルを作る。
ギャップの解消のためには…
このギャップはストラクチャー(戦略戦術)とデリバリー(制作・実働)が一気通貫できてない典型例に似ています。
経営陣としては、既存チャネルでは売上のアップサイドを期待できないから次のチャネルとして打ち手を行いたい、売上を上げたいという思いがあります。
しかし、新規プロジェクトメンバーの多くはECサイトの構築をするのは初めてになることが多い為(一般企業でECサイト立ち上げをする回数は1度2度あるかないかくらいです)、まず手段の合理化から検討を始めます。
制作会社に見積りをとったり、競合のECサイトを眺めたり等、このアプローチは間違ってないのですが、本当にやらないといけないことは経営陣に対して年間〇〇円売上を目指す根拠と期待値調整をすること。
それらを最優先事項として対応をし、そこから逆算したECサイトを含む全購買チャネルの導線設計を見直して課題に対する初期仮説を構築することを根気強く行いましょう。
プロトタイプ開発は複数社に依頼する
意外と思われた方も多いと思いますが、国内某企業では、プロトタイプ開発〜ビジネス化迄の検証プロセスにおいては必ず複数ベンダー(制作会社)に発注を行います。
ポイントは低コスト×スピード×複数社への発注。
複数社から出来上がったプロトタイプのECサイト、アプリ含めてシステムを元にABテストと呼ばれる、比較検証プロセスを踏んでいきます。
国内某企業の経営陣は数年前からデジタル投資に積極的に行う方針をとり、その結果として意味がある「仮説検証データの抽出方法」を検討してきました。
サービス化の段階で確度を上げる為のアプローチとして、今ではプロトタイプ開発は複数ベンダー(制作会社)に対して同時に安価×スピードをテーマに発注するそうです。
まとめ
新規プロジェクトでは経営陣とプロジェクトチームで目的の方向性が共有できていない可能性があります。
だからこそ、プロトタイプの開発では複数ベンダー(制作会社)に発注を依頼することが重要でした。
ぜひ開発業務の委託を検討している方は参考にしてください。
dehaでは、5年間に渡り、日本の様々な企業と連携してオフショア開発を行ってきました。
ECサイトや、社内向けの管理システム、AIを用いた画像処理システムまで様々な開発実績があります。
数多くの案件を開発してきたdehaだからこその開発サポートが行えますよ。
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