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ラバーダックデバッグって何?
みなさんラバーダックデバッグという言葉をご存知でしょうか?
ラバーダック・デバッグとはプログラミングの問題解決手段の1つとして用いられる用語です。
この手段を用いることでプログラミングに関する多くの問題を解決する事ができます。
ラバーダックデバッグはどうやって生まれたの?
ラバーダックデバッグとは、一見横文字が並んで難しい言葉に聞こえますが、とてもシンプルな問題解決方法です。
ラバーダックデバッグは一人のプログラマーから始まりました。
その人はいつもゴム製のアヒルの人形(ラバーダック)を持ち歩いていて、コードの一つ一つをいつもそのラバーダックに説明していました。
そこから生まれたのがこのラバーダックデバッグという解決方法です。
ラバーダックデバッグの利用方法


この方法はとてもシンプルです。
ラバーダックのように無生物の物体にコードを説明するだけです。
言葉にする事で、頭の中で問題が整理され、行き詰まっていた問題を突破する事ができると言うのがラバーダックデバッグです。
ラバーダックに話しかけるように問題や今やっていることを言葉にして口にすることで、凝り固まった考えが柔らかくなり、問題の本質に向き合えたり、それが解決に繋がる事があります。
これを何度も練習することでグーグルで検索しなくても、問題を解決することができるようになります。
また、ラバーダックの代わりにお友達や同僚に話しかけても良いです。
過去に同じ問題に直面していた人ならより良いアドバイスや解決方法が学べるかもしれません。
しかし、ちゃんと問題を共有し、正しい答えを得るためには、分かりやすく明確に相手に説明する事が大切です。
ラバーダックデバッグを正しく利用するために
要するにラバーダックデバッグとは、プログラミングも何も知らないただのゴム製のアヒルです。
無感情で無機質なゴム製のアヒルに話しかけるという事は、その知識や経験がない素人に話しかけるのと同じという事です。
そのような素人に難しい話を理解してもらうためには、難しい専門用語を避け、イメージを連想してもらいやすいように説明しなくてはいけません。
それを意識して問題を言葉にする事で、頭の中がよりクリアになり、問題に直面できるというのです。
ラバーダックデバックでは相手が素人だという意識が重要
これがラバーダックデバッグという解決方法です。
書かれているソースの目的、直面している問題をゴム製のアヒルに話しかけてみてください。
もし、ラバーダックがなかったら、机の上にある木鉢や同僚でも何でも良いです。
相手が素人だという意識で話しかける事が大切です。以前、私はIT素人の翻訳者に案件内容の業務フローを説明するのに1時間程かかった事があります。
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問題解決力や翻訳力をつけるためには、様々な開発の経験やPDCAを回す経験を積む必要があります。経験を積んだエンジニアと開発をすすめるために、最も効率的なのはオフショア開発です。DEHAソリューションズでは、様々な日本企業との開発経験を積んだエンジニアが多数在籍しています。
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おまけ
ラバーダックデバックの他に私たちがよく使う問題解決方法をシェアします。
とてもシンプルな事ですが、行き詰まった時はこれらがとても役に立つ事も多いです。
・仮眠を取る
・お茶を飲んでリラックスする
・同僚に問題に直面するまでの経緯を説明する(インプントとアウトプットも含めて説明する)