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WebViewでアプリ開発するメリット・デメリット

2022/10/06

スマホアプリの機能の1つに、WebViewという機能があります。

WebViewは、アプリにブラウザのようなものを埋め込む機能であり、実装すると指定したウェブページを表示することができます。

WebViewをうまく活用することができれば、アプリの開発工数をかなり減らすことが可能です。

今回はそんなWebViewについて、利用するメリットやデメリットを徹底解説していきます。

  • WebViewが気になる方
  • アプリ開発をもっと簡単に行いたい方
  • 社内のIT人材が不足している方

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばWebViewとは何なのか、どんな部分が魅力なのかなどが丸わかりですよ。

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WebViewとは

WebViewはアプリ内でブラウザのようなものを表示することができるサービスです。HTMLなどの言語で構築、アプリ内でそれを解析することでWebページのように表示させることが可能なのです。

Amazon公式アプリの商品詳細画面はWebViewでアプリ開発がされています。頻繁に情報が更新されるような部分はWebViewを利用することで管理が簡単に、コストカットが可能になるわけです。

WebViewでアプリ開発するメリット

スマホアプリに、WebViewを埋め込むメリットを見ていきましょう。

iOS・Androidで共通のウェブページを使用できる

WebViewでは、ブラウザのようにHTMLやCSSを受け取って、画面を表示します。

そのため、1つのウェブページで、iOS・Android双方に使うことが可能です。

もしすでにウェブアプリがあるのであれば、表示させたいページに遷移させるだけで良いので、開発工数を大幅に抑えることができます。

アプリ開発よりもウェブ開発のほうエンジニア数が多い

WebViewで開発する際、使われるのはウェブ開発の言語です。

html、css、javascript、phpなどを使って開発します。

アプリ開発者は、ウェブ開発者にくらべて数が少なく、確保するためにコストがかかりがちです。

ウェブ開発者であれば、比較的簡単に登用できるので、エンジニアのリソースを確保しやすいです。

WebViewのコーディングを並行して別の人に振れる

WebViewはネイティブアプリ開発とは使う技術が大きく異なるため、全く別軸で行われることが多いです。

そのためアプリ開発エンジニアが、アプリ本体の開発を行っている間に、ウェブ開発者がWebViewを製造するという分担を行えます。

「アプリ開発よりもウェブ開発のほうエンジニア数が多い」という点とも関連しますが、アプリ開発者の負担を減らすために、WebViewで実装できる部分をウェブ開発者に任せるという選択肢もあります。

ストアへの申請なしにページを更新できる

WebViewで開発している箇所に関しては、サーバーにソースコードをアップロードするだけで更新することができます。

通常のネイティブアプリでは、アプリ側が保持している情報は気軽に変更することができません。

たとえ、些細な文言変更であっても、iTunesストアやGoogle Playストアに申請を出し、アプリをアップデートする必要があります。

ストアへの申請には手間がかかりますし、審査に数日を要することもあるため、任意のタイミングでページを更新できるというのは非常に大きなメリットです。

WebViewでアプリ開発するデメリット

WebViewでのアプリ開発には多くのメリットがありますが、デメリットも存在しています。

WebViewが多いとアプリがリジェクトされやすくなる

特にiTunesストアで発生すると言われている現象ですが、アプリにWebViewページがあまりにも多いと、審査に通過しない場合があるといわれています。

プッシュ通知などの機能を実装すると審査に通ることもあります。

WebViewでは使えない(or実装が難しい)機能がある

カメラやNFCの読み取り(おサイフケータイなど)などのスマホ自体の機能を使った処理は、ネイティブアプリ開発では実装可能ですが、WebViewでは実装が難しいです。

ネイティブアプリよりも自由度が低い

WebViewは、ブラウザに表示するような形式なので、ネイティブアプリよりUIの自由度が低いです。

ネイティブアプリより速度が遅い

WebViewでは、ページのすべてをサーバーと通信しながら表示します。

そのため通信量が多くなり、画面表示まで時間がかかります。

一方でネイティブアプリは、画面の構成要素の多くをアプリ自体が持っており、一部の情報以外は通信無しで表示できるため、ユーザーにとっての体感速度が速いです。

オフラインで使うことができない

ネイティブアプリであれば、サーバーと通信しない機能であれば、オフラインでも使うことができます。

一方で、WebViewは、サーバーと通信しないと表示できないため、オフラインでは使うことができません。

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WebViewとネイティブアプリの違い

ここまででWebViewについてどんなサービスなのかがわかったことでしょう。

最後にWebViewとネイティブアプリの違いについてまとめていきたいと思います。

アプリの処理方法向いているコンテンツ
WebViewアプリのサーバー側で行う(OSを選ばない) PC対応しているECサイト
ネイティブアプリ端末内で行う(OSごとに行う/スピードが速い)ゲーム

アプリの処理がサーバー側で行われるWebViewはOSにとらわれず処理が可能です。一方ネイティブアプリは端末内で処理を行うため、OSごとの処理が必要です。その代わり、演算が素早く行え、無駄なくスピーディーな処理が可能なのです。

PC上のECサイトはHTMLを利用して作られることが多くWebViewと相性が良いです。似たような雰囲気のアプリ開発をしたい、開発コストを抑えたいという方にはWebViewが向いているでしょう。

一方、個性を出したい、クオリティの高いものにしたいと言う場合はネイティブアプリ開発がおすすめです。またネイティブアプリの方が処理速度が速いため、ゲームアプリなどの構築にはネイティブアプリの方がおすすめと言えます。

またWebViewとネイティブアプリそれぞれを組み合わせることもできるので、それぞれの強みを活かしたアプリ開発も可能ですよ。

WebViewを用いたアプリの開発ならdehaにご相談ください

いかがでしたか。本日はWebViewでのアプリ開発に関して、どのような特徴があるのか、メリット・デメリットについて解説していきました。

WebViewのアプリ開発は開発者も多く、構築が簡単、OSに縛られないことからコストメリットが大きいことが特徴でしたね。

一方、実装が難しい機能があったり、処理速度がネイティブアプリの方が速かったりとデメリットも存在します。

ネイティブアプリとWebViewは、それぞれどちらかしか使えないというものではありません。ネイティブアプリの一部ページをWebViewで実装する、というように両方を活用することが可能です。

そのような開発の仕方をすることでネイティブアプリとWebViewのそれぞれの強みを活かすことができるでしょう。

dehaでは低コストでエンジニアを登用できるベトナムオフショア開発を行っております。

アプリ開発・ウェブ開発ともに実績がありますので、WebViewを用いたアプリ開発のリソースが足りないというITベンダー様、あるいはWebViewを用いたアプリ開発を検討中に企業様は、お気軽にお問い合わせください。

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