システム開発

定番?WEBアプリ開発でJavaScriptを技術選定する3つの理由【スマホアプリも人気】

WEBアプリ開発ではJavaScriptとの相性がとても良いです。

WEBアプリ開発でのプログラミング言語といえば、PHPRuby、Python、Java、JavaScriptとさまざまな種類があります。

なぜその中でもJavaScriptがおすすめなのでしょうか。

この記事ではWEBアプリ開発でJavaScriptを技術選定する3つの理由について紹介していきます。

  • WEBアプリ開発をしたい方
  • プログラミング言語を勉強中の方
  • 社内のIT人材が不足している方

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばWEBアプリ開発における、JavaScriptのメリットが丸わかりですよ。

WEBアプリとは?

ウェブブラウザからアクセスすることができ、オンライン上で様々な処理を行うシステムをWEBアプリケーション(以下WEBアプリ)と呼びます。例えば以下のようなサービスです。

  • チャットワークやスカイプなどのチャットサービス
  • TwitterやFacebookなどのSNSサービス
  • Gmailなどのメールサービス
  • メルカリなどのフリマサービス

WEBアプリには、エンドユーザーにとって、以下のようなメリットがあります。

  • 端末に縛られず利用できる
  • クライアントアプリをインストールせずに利用できる

toC向けのシステムを検討中であれば、WEBアプリの開発はかなり有力な選択肢と言えるでしょう。

Javascriptとは

JavaScriptとは、WEB(ブラウザ)上で複雑な機能を実装する為のプログラミング言語です。

WEB上のコンテンツに構造と意味を与える(段落や見出しの定義、画像の挿入等)HTMLと違い、Javascriptは動的にコンテンツを更新する等多くのことを実現することができます。

<Javascriptで実現できる表現の例>

  • 入力フォームの設置
  • ポップアップを出現させる
  • 画像を拡大表示する
  • 最新のランキング表示

現在、JavaScriptは、ほとんどのWebサイトで使われいますが、その他にもWebアプリ開発やスマホアプリ開発、ゲーム開発など様々なシーンで活躍しているのです。

WEBアプリ開発でJavaScriptを技術選定する理由

WEBアプリ開発でJavaScriptを技術選定する理由は以下の3点です。

  • フロントエンド、バックエンドの両方で使える
  • iOS・Androidのネイティブアプリの開発にも使える
  • 国内外でトレンドになりつつある

一つずつみていきます。

【理由1】フロントエンド、バックエンド両方で使えるから

WEBアプリの開発には、ブラウザに表示される画面を作るフロントエンド開発と、サーバー上での処理を作成するバックエンド(サーバーサイド)開発の両方が必要です。

通常、フロントエンド開発とバックエンド開発では、使われる技術が大きく異なります。

フロントエンドでは、画面の骨組みを作成するHTML、画面の装飾を行うCSS、画面に動きをつけるJavaScriptの3つが主に使われます。

一方バックエンドでは、Java、PHP、Python、Ruby、Perlなど、サーバーサイド言語と呼ばれる技術が使われることが多いです。

JavaScriptは元々、ブラウザ上で動作する、画面に動きをつけるためだけのプログラミング言語でしたが、近年、Node.jsという技術が有名になり立ち位置が変わってきました。

Node.jsは、サーバー上でJavaScriptを実行するための環境で、Node.jsを使えば、JavaScriptだけでフロントエンド開発・バックエンド開発の両方を行うことができます。

フロントエンドとバックエンドが別の言語で書かれている場合、それぞれ別の技術をもったエンジニアを探す必要がありますが、JavaScriptであれば、フロントエンド・バックエンドを同じチームで作ることが可能になります。

【理由2】iOS・Androidのネイティブアプリの開発にも使えるから

WEBアプリは、PC・スマホ問わずウェブブラウザがあればアクセス可能ですが、スマホからの操作性を高めるにはネイティブアプリの導入が有効です。

ネイティブアプリとは、アプリ独自で画面を持っているスマホアプリのことです。

ネイティブアプリであれば、画面を構成するための情報をサーバーからもらう必要がないため、ブラウザで動かしたときより早い速度で表示することができます。

JavaScriptは、スマホアプリの開発を行うことも可能です。

JavaScriptのフレームワークの一つである、Reactには、React Naitiveというネイティブアプリを開発するための技術があります。

React NaitiveはFacebook社が提供している技術で、同じソースコードでiOS/Android両方を開発できるというのが特徴です。これをクロスプラットフォームと呼びます。

通常ネイティブアプリを開発する際は、iOSはSwift、AndroidはAndroid JavaかKotlinという風に、別のプログラミング言語で作る必要があります。そのため、iOS、Androdiの両方で展開しようと思ったら、二倍の工数がかかるのが普通です。

ですが、React Nativeであれば、同じソースからiOS/Androidの両方のアプリをビルドできるので、大幅に工数を削減することができます。

またiOSエンジニア・Androidエンジニアをそれぞれ登用する手間もなくなります。

【理由3】国内外でトレンドになりつつあるから

JavaScriptは、Node.jsやReact Nativeなどの便利な技術に加え、React、Vue.jsAngularJSなどの高度なフロントエンドフレームワークバックエンドのフレームワークの登場により、国内外でトレンドになっています。

優秀なエンジニアたちが、こぞってJavaScriptを学んでおり、これからも伸びていくと思われる技術領域の一つです。

トレンドの技術であれば、バージョンアップが頻繁に行われますし、トレンドの技術を扱えることにモチベーションを感じるエンジニアも多いです。

WEBアプリ開発でJavaScriptを技術選定するときの課題

ここまでWEBアプリ開発でJavaScriptを技術選定するメリットを書きましたが、JavaScriptの技術選定には1点課題もあります。

それは、日本国内でのJavaScriptエンジニア確保の難しさです

国内でエンジニアを確保するのが難しい

JavaScriptそのものを使えるエンジニアは国内にも多数いますが、先ほど挙げたようなメリットを得るには、高度なフレームワークを使えるJavaScriptエンジニアが必要です。

国内では、JavaやPHPの需要が高い時代が長かったため、JavaやPHPをメインに扱うバックエンドエンジニアが多いです。
またフロントエンドでは、jQueryなどの古くからあるJavaScriptライブラリが多く使われていました。

そのため、フロントエンドでReactやVue.jsを使い、サーバーサイドでNode.jsを使えるというエンジニアの数は、それほど多くないのが現状です。

今後増えていくとは思われますが、現在は、優秀なJavaScriptエンジニアを確保するには高額な人件費が必要と思われます。

ベトナムオフショア開発なら優秀なJavaScriptエンジニアを確保することが可能

国内でのエンジニア確保の難しさを解決する方法の一つとして、ベトナムオフショア開発があります。

ベトナムでは、国をあげてIT人材の育成に取り組んでおり、学校などでトレンドの技術を学ぶことができます。

そのため、トレンドの技術をしっかりと学んだ優秀なエンジニアが年々増えている状況です。

JavaScriptは海外でも非常に注目されている領域ですので、ベトナムでも、ReactやNode.jsを学んだエンジニアが増えており、国内よりもエンジニアの確保が容易といえるでしょう。

また費用面でも、国内よりも大きくコストカットが可能です。

日本との開発実績がある企業も増えてきており、国内開発と遜色ないクオリティが期待できるようになってきています。

WEBアプリ開発を検討中ならdehaにご相談してみては?

WEBアプリ開発を行う際、JavaScriptを技術選定することは、有力な選択肢だと思われます。

またJavaScriptでのWEBアプリ開発を行う場合は、国内ではなくベトナムなどでのオフショア開発も検討すると、人材の確保がしやすいでしょう。

dehaでは、5年ほど前から、ベトナムオフショア開発を行っています。

ベトナムでオフショア開発を行う際の費用や、エンジニアの質を知りたい方は、無料で見積もりいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちらから

kataokayusuke

Recent Posts

AIエージェントの活用による弊社の成功事例をご紹介

近年、AI技術の進化とともに、業務効率化やサービス向上を目的とした「AIエージェント」の導入が急速に進んでいます。 弊社でも、この流れを受けてAIエージェントの導入を進め、多くの現場で業務の質とスピードの両立を実現することができました。 この記事では、実際に弊社が取り組んだAIエージェントの活用事例を紹介しながら、AI導入によるメリットとその可能性についてご紹介いたします。 AIエージェントが気になる方 AIエージェントの事例が知りたい方 社内の人材不足にお悩みの方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばAIエージェントの成功事例が丸わかりですよ。 (more…)

3 days ago

AIエージェント導入によくある課題と解決方法

近年、業務効率化や顧客対応の高度化を目的として、企業や自治体、教育機関など多くの組織で「AIエージェント」の導入が進んでいます。 AIエージェントとは、人工知能を活用して自動的に応答や処理を行うシステムの総称で、チャットボットやバーチャルアシスタント、RPA(Robotic Process Automation)などが含まれます。 しかしながら、AIエージェントの導入には多くの期待が寄せられる一方で、現場ではさまざまな課題に直面するケースも少なくありません。 この記事では、AIエージェント導入によくある課題とその解決方法について、具体的に解説していきます。 AIエージェントに興味がある方 AIエージェントの導入に不安がある方 社内の人材不足にお悩みの方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばAIエージェントの特徴がわかるのはもちろん、うまく活用するための方法もわかりますよ。 (more…)

3 days ago

AIエージェントとは?特徴、活用のメリット

近年、AI技術の進化により、私たちの生活やビジネスのあらゆる場面で人工知能(AI)が活用されるようになっています。 その中でも注目されているのが「AIエージェント」です。音声アシスタント、チャットボット、カスタマーサポートなど、さまざまな場面で導入が進むAIエージェントは、業務効率化やユーザー体験の向上に大きな可能性を秘めています。 この記事では、AIエージェントの基本的な定義から、その特徴、導入メリット、さらに活用事例や今後の展望までを網羅的に解説します。 AIエージェントが気になる方 社内の人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばAIエージェントの特徴や具体的な活用メリットがわかりますよ。 (more…)

1 week ago

ベトナムAI経済2025年|最新経済市場動向を読み解く

AI(人工知能)は、世界各国の経済成長を支える基盤技術として注目されています。 とりわけベトナムでは、政府が国家戦略としてAIの導入を明確に位置づけ、経済、教育、公共行政、スタートアップ育成まで多岐にわたる分野で取り組みを強化しています。 この記事では、「ベトナムAI経済2025年」レポートをもとに、マクロ経済との接続性、国家戦略、セクター別の導入状況、スタートアップ・投資動向、そして将来の展望について解説します。 ベトナムのAIが気になる方 最新のベトナムの経済動向が気になる方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばAIがもたらすベトナム経済の進化と、その背景にある政策と市場構造を総合的に理解することができます。 (more…)

3 weeks ago

No-BrSEオフショア開発とは?メリット、活用シーンを徹底解説

近年、開発現場では「品質」「スピード」「セキュリティ」のすべてを高次元で実現することが求められています。 特に、高度な専門性や情報セキュリティが重要視される分野では、国内同様の品質と体制が前提となります。 そんな中、「No-BrSEオフショア開発」をご紹介します。 これは従来のオフショア開発におけるブリッジSE(BrSE)を介さず、日本語で直接やり取りができる完全日本語対応のラボ型開発チームを導入するモデルです。 この記事ではそんなNo-BrSE開発の特徴、メリット、適した活用シーンまでを詳しく解説します。 No-BrSEオフショア開発が気になる方 社内のIT人材が不足している方 開発の品質を高めたい方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばNo-BrSEオフショア開発のメリットや活用方法が丸わかりですよ。 (more…)

1 month ago

請負型とは?メリット・デメリットから活用シーンまで徹底解説

近年、開発コスト削減やリソース確保を目的として「オフショア開発」を導入する企業が増えています。 その中でも開発スタイルとして注目されているのが「請負型(受託型)」の契約形態です。 この記事では、請負型の基本的な概要から、メリット・デメリット、向いているプロジェクトの特徴、活用シーンまでを徹底解説します。 オフショア開発が気になる方 請負型について気になる方 社内のIT人材が不足している方 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばオフショア開発の請負型について メリットデメリットがわかるだけでなく活用できるシーンまで丸わかりですよ。 (more…)

1 month ago