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webアプリを開発会社に外注する際の選定ポイントとは?
2022/05/18
webアプリを開発会社に外注する際は、要件定義をしっかり行い複数社に見積もりをとることがポイントです。
特にアプリ開発は修正も多いため、「いつの間にか追加費用がたくさんかかっていた…」なんてことも起こりかねません。
そこで今回はwebアプリ開発をしたい方向けに、外注の際に気を付けるべきこと、事前に知っておくべきことなどを徹底紹介していきます。
- webアプリ開発を行いたい方
- 社内のIT人材が不足している方
- webアプリ開発を外注したい方
これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばwebアプリ開発を外注する前に知っておくべきことが丸わかりですよ。
webアプリとは
webアプリケーションとはWEBの仕組みを利用したアプリケーションのことです。
webアプリの開発のためにはHTMLだけではなく、webプログラムを利用するためにフレームワークを利用するのが一般的です。
主なプログラミング言語とフレームワークは以下の通りです。
Python | Django |
C | ライブラリに依存しないため、フレームワークはあまり利用しない |
Java | Apache Struts |
JavaScript | 「React」「AngularJS」「Vue」「jQuery」など |
特にJavaScriptではさまざまなフレームワークが存在しています。ここからは、それぞれのフレームワークを簡単にご紹介していきます。
React
Reactは、Facebookが提供するライブラリです。UI開発に強く、コミュニティが大きいことで有名で、国内外問わず非常に人気の高いライブラリです。
ソース管理ツールを提供するGitLabや、NintendoのMy Nintendoプロジェクト、ホテル検索サイトのTrivagoなどで採用されています。
合わせて読みたい>>React.js とVue.jsを徹底比較!歴史や機能・特徴などを解説
Vue.js
Vue.jsはドキュメントの充実度や日本語情報の多さから、国内で人気の高いフレームワーク。
コンポーネント志向(パーツごとにプログラミングし、それらを組み合わせることで処理を作る)を採用しているためコードの再利用がしやすく、双方向データバインディング(画面側での変更をスムーズにデータベースに反映する技術)も使えるためウェブアプリのフロント側で活用されています。
合わせて読みたい>>JavaScriptのフレームワーク!Vue.jsのメリット・デメリット
AngularJS
AngularJSはGoogleの開発者が、ウェブアプリケーション開発を簡単にするために開発したJavaScriptフレームワークです。多機能な割に、動かすために必要な工数がそれほど多くないため、スピード感のある開発を行うことができるのが特徴です。
合わせて読みたい>>JavaScriptのフレームワーク!AngularJSのメリット・デメリット
jQuery
jQueryはシェアが大きく、学習コストが高くないため学習のしやすいUIライブラリです。
非常に軽量でシンプルなため、多くのウェブサイトやウェブアプリで使われており、JavaScript開発者であれば必須のスキルと言えます。
webアプリの外注方法
webアプリの外注には主に以下の方法があります。
- 求人サイト
- 人材会社
- 派遣会社・SES
- オフショア開発
求人サイトは人材確保の主要なルート。エンジニア専門の求人サービスを活用することで、専門のスキルを持ったエンジニアを確保することができます。
人材会社は求職者を登録し、求人を行っている企業へ紹介してくれるサービスのことを指します。スピーディーに人材を見つけることができるのがメリットです。
派遣会社やSESは人材のレベルによって単価が変わりますが、必要なスキルにあったエンジニアを柔軟に調達することが可能です。自社の社員になるわけではないので、命令系統や業務内容は派遣元の企業に責任があります。そのため指示内容には注意が必要です。
オフショア開発では開発をベトナムなどのオフショア開発国に依頼することで、高品質のものを日本よりも低コストで依頼ができる方法です。
日本ではエンジニア不足が騒がれています。経済産業省によると2030年にはなんと最大で79万人のIT人材が不足すると言われているのです。そんな状態で、優秀なwebアプリ開発者を見つけようと思っても難しいですよね。
そこで、オフショア開発で優秀なエンジニアに開発を委託するのです。ベトナムでは国としてIT教育を行っているということもあって、ITエンジニアが多くいます。商習慣も日本と似ているということもあり、オフショア開発の選択はより外注選定を容易にしてくれるに違いありません。
合わせて読みたい>>webアプリの開発費用はどのくらい?相場やコスト圧縮のコツを解説【オフショア開発】
webアプリを外注する際のポイント
webアプリを外注する際どのような点に気をつけていけば良いのでしょうか。ここからはその注意点を紹介していきます。
契約前にコミュニケーションをとる
webアプリ開発の業者選定でよくある失敗が、コストだけで急いで契約したら設計と異なるアプリが納品されてしまったり、アプリの質が悪かったということです。
こう言った悲劇は、契約前のコミュニケーションを大事にすることで回避が可能です。
あまりにも相場から外れた低価格の提案には注意をすること、レスポンスが良いかを確認すること、開発業者の口コミを調べておくことなども重要です。
実績が十分あるかどうか
実績があればどのようなクオリティのものをどのくらいの期間で開発が可能なのかがわかりやすくなります。
実績を通じて開発業者の得意領域、苦手領域は何なのかをよく見極めミスマッチをなくすようにしましょう。
複数見積もりを取る
開発業者を選定する際は、必ず複数者から見積もりをとるようにしましょう。同じWebアプリ開発でも、委託先が違えば開発費もバラバラです。
参考までにwebアプリの開発の相場を紹介します。表からもわかるように、仕様や業者次第で金額差が大きくなります。そのため、要件をしっかり定義することも大切です。
事前に要件定義がしっかりできていないと、後から追加要件が発生し、金額がどんどん高くなっていく恐れがあります。
ECサイト | 60~400万円 |
口コミサイト | 80~300万円 |
掲示板サイト | 50~300万円 |
SNS | 100~500万円 |
CMS | 80~400万円 |
予約管理サイト | 80~500万円 |
マッチングサイト | 100~500万円 |
ゲーム系 | 300~1,000万円 |
オフショア開発のラボ型開発という選択もおすすめ
開発コストを抑えるには、オフショア開発のラボ型開発という選択肢もおすすめです。
ラボ型開発というのは、ある 一定期間(半年〜1年)の間、お客様の専用のチームを用意し開発を行うという契約形態のことです。
一般的な開発は請負型開発と呼ばれ、案件単位など短い期間で開発を行いますよね。そのため、基本的に途中での変更ができず、納品後の修正が発生した場合は追加料金が必要になってしまいます。
一方ラボ型開発では、期間を決めて契約を行うので、その期間中であれば随時修正も可能です。開発への柔軟性の高さやコストが抑えられるところがラボ型開発が注目されている理由になります。
先ほども紹介したようなwebアプリの開発費用の他にも、導入後の保守メンテナンスには、開発コストの15%ほどがかかると言われています。
そもそもアプリ開発は修正も多い分野のため、請負型開発では追加費用がかかってしまいますが、ラボ型開発なら大きくコストを抑えることが可能なのです。
MVPを検討する
MVP開発もコストを抑える1つの手法として注目されています。
そもそもとはMVPMinimum Viable Productの略で、その名の通り最小限に機能を削ぎ落としたシンプルなシステムを開発することを指します。
たとえば、ある特定のテーマに特化したSNSサービスの開発を考えていたとしましょう。
SNSサービスの機能は、タイムライン機能、チャット・DM機能、いいね・スタンプ機能、保存機能など様々なものが考えられます。
他にも、機能を追加しようと思えば様々な機能を追加することもできますが、MVPならこれらの1つか2つくらいの機能を実装するだけでリリースを行うのです。
最小限の開発に止めることによって開発コストを抑えることができるのです。
合わせて読みたい>>【スタートアップ向け】MVP開発とは【事業開発の新しい形】
まとめ
いかがでしたか。本日はWebアプリ開発を外注する際に気を付けるべきことに関して徹底解説して行きました。
契約前にしっかりコミュニケーションをとり、実績を確認することが重要でしたね。また複数見積もりをとっていくことも大切でした。
Webアプリ開発は修正が多いため、追加費用が多くかかる可能性があります。そこで、オフショア開発のラボ型契約がおすすめでした。
ラボ型契約では、期間を決めて契約を行うので、その期間中であれば随時修正も可能。オフショア開発なら優秀なエンジニアをコストを抑えて確保することもできました。
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