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オフショア開発

オフショア開発 2023/01/26

デザインスプリントとは:デザイン思考を業務に組み込むための実践手法

デザインスプリントとはデザインシンキングを業務に組み込むための手法の1つで、5日間という短期間で集中してアイディア出しや試作、検証を行うというプログラムのことです。 デザインスプリントは、スタートアップ企業に注目のMVP開発でも活用することができます。 この記事では、そんなデザインスプリントについて、具体的にどのように行っていけば良いのかを解説していきます。 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばデザインスプリントがどんな特徴があるのか、どのようにタスクをこなしていけば良いのかなど丸わかりですよ。 デザインスプリントとは デザインスプリントとは5日間で構成される高速でプロセスを回しプロジェクトの価値を検証するプログラムのことです。 GV(旧Google Ventures社)でデザインパートナーをつとめていたジェイク・ナップが考案し、シリコンバレーベンチャーでも多く取り入れられています。 5日間という短期間に集中して作業を行うことで成功確率が高まるほか、プロジェクトの早い段階でサービスの価値を確認することができるため、組織の成長を見込めたり、リスクを減らすなどといったメリットがあります。 デザインスプリントを業務に組み込むための実践手法 デザインスプリントの具体的な手法を解説していきます。 DAY1:理解 まずは現状の問題をあげ、チーム全体で目的やゴールを明確化します。この時、チーム全体の認識が正しいかどうかを確認しましょう。 その後、そのゴールに向けて必要なことは何か・課題は何かを洗い出します。 ユーザーやその分野の専門知識を持つ人にインタビューをしたり、その結果を分析するのも有効でしょう。 そうした情報をもとに1週間で解決できる目標を設定します。 DAY2:発散 昨日設定した課題を解決するためのアイデアを出し合います。 クレイジー8などは発散を行う上での良い方法かもしれません。クレイジー8とは8つに折った一枚紙に1分間で1つのアイデアを計8つ書き出す方法です。 クレイジー8などを取り入れることで、ブレイクスルーするような斬新なアイデアをも創出していくこと可能になります。 この時、チーム全体でブレインストーミングなどを行い意見を出し合うのではなく、メンバー一人ひとりが考えアイデアを出していくことが重要です。 DAY3:決定 昨日アイデア出しをしたソリューション案の中から最も試作としてふさわしいものを選びます。 いくら素晴らしいアイデアがたくさんあったとしても、全てを実行することはできません。情報を整理し、投票なども取り入れて決定していきましょう。 この時のポイントはダラダラと話し合わないこと。議論が脱線しないように時間を短く区切って対応することをおすすめします。 DAY4:試作 いよいよ試作(プロトタイプ)を作成します。試作(プロトタイプ)を作成することで、アイデアが具現化するだけでなく、ユーザーへの理解を深めることも可能です。 この時、チーム内で役割を決め、最小限のものを短時間で作成することが重要です。 DAY5:検証 ユーザー検証を行い、改善点を見つけます。ユーザー検証ではインタビューを行い、その様子を別室で観察することをおすすめします。観察を行う際は、気づいた点を付箋でメモをしましょう。 インタビューの情報や観察をした際の付箋などを分類、パターン化することで課題や改善点を洗い出します。これが次のステップにつながるのです。 デザインスプリントのその後 1回目のデザインスプリントで試作の課題が明らかになった場合は、2回目のデザインスプリントの機会を作り、試作と検証のプロセスを中心に回していきます。 2回目以降は5日間という期間にこだわるというよりも、いかに試作と検証を行うかに重点を置くようにしましょう。 デザインスプリントとデザインシンキングの違い デザインスプリントとデザインシンキングは言葉こそ似ていますが、デザインスプリントの方は実践からチームで学ぶフレームワーク、デザインシンキングは問題解決のためのマインドセットのことを指します。 つまり、デザインスプリントはデザインシンキングを行動に起こすための手法の1つと考えてよいでしょう。 合わせて読みたい>>デザインシンキングとは?DX時代におけるシステム開発の形 まとめ いかがでしたか。本日はデザインスプリントに関してどんなフレームワークなのか、具体的にどうプロセスを踏んでいけば良いのかなどを徹底解説していきました。 デザインスプリントはデザインシンキングを行動に起こすための重要な手法であり、5日間という短期間で集中して行うことが大切でしたね。 ぜひ今回紹介したデザインスプリントを取り入れてMVP開発を行ってみてはいかがでしょうか。 MVP開発を行うならベトナムオフショアがおすすめです。Dehaソリューションズでは、5年間に渡り、日本のクライアント様とベトナムオフショア開発を行ってきました。 AIを用いた画像処理システムの開発や、スマホネイティブアプリ開発など、様々開発実績があります。 デザインスプリントやMVP開発に興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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オフショア開発 2023/01/24

VUCA(ブーカ)とは?先の読めない時代だからこそ知っておくべきこと

VUCA(ブーカ)とは、変化が激しく不確実かつ複雑化した状況の中、従来のやり方では解決策が見つからず曖昧になってしまう状況のことを指します。 今はまさにVUCA(ブーカ)の時代。そんな時代にどんな能力が必要なのでしょうか。 この記事ではそんなVUCA(ブーカ)に関して、どんな特徴があるのか、今後どのように対応していけばいいかなど徹底解説しています。 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばVUCA(ブーカ)の時代にどんな対応をしていけば良いかがわかりますよ。 VUCA(ブーカ)とは? VUCA(ブーカ)とはV(Volatility変動性)、U(Uncertainty不確実性)、C(Complexity複雑性)、A(Ambiguity曖昧性)の頭文字をとって付けられた言葉です。 変化が激しく複雑性があり、なおかつ想定外のことが発生し予測が困難である状態のことを指します。 元々アメリカの軍事用語として使われていましたが、変化が激しい世界情勢を表す言葉として、2010年代にビジネスなどでも広く使われるようになったのです。 VUCA(ブーカ)の時代に起きること VUCA(ブーカ)の時代には予想外のことが次々と起こり、今までの常識は通用しなくなります。V(Volatility変動性)、U(Uncertainty不確実性)、C(Complexity複雑性)、A(Ambiguity曖昧性)、それぞれの側面からもう少し細かくみていきましょう。 V(Volatility変動性) スマートフィンの普及でSNSなどが流行った結果、従来の情報収集ツールであるテレビや新聞は経営的に苦しくなっています。 このようにテクノロジーの変化によって、顧客のニーズなどが変化していくことをVolatility(変動性)と言います。 あらゆる物事が目まぐるしく変化していくため、先の見通しを立てることが非常に難しくなっています。 U(Uncertainty不確実性) 少子高齢化問題や地球温暖化問題、新型コロナウイルスのパンデミックなど、未来の予測が困難で、将来どのように推移していくのかが見づらい状態をUncertainty(不確実性)と言います。 例えば近年世界的に普及したリモートワークなども今後、オフィス回帰が進むのか、引き続きリモートワークが主流になるのかなど身近なことも不確実性を帯びています。 C(Complexity複雑性) ある企業の成功事例を取り入れようとしても、習慣や常識、ルールなどの要因で単純化しづらくなっています。 さらに、クラウドシステムやAIなど新しいシステムも続々と誕生している今、あらゆるものが絡み合ってますます複雑化しています。 A(Ambiguity曖昧性) 今まで紹介した変動性や不確実性、複雑性が組み合わさることで、Ambiguity(曖昧性)が生まれてしまいます。 過去の実績や成功例に基づいて行動しようと思っても通用せず、解決策のない曖昧な状態は、ビジネスパーソンに大きな不安を与えることでしょう。 VUCA(ブーカ)の時代に必要なこと VUCA(ブーカ)の時代は多様な価値観を受け入れて、よりスピーディーに変化に対応することが重要です。 そういった意味では、近年広まりつつあるアジャイル開発はVUCA(ブーカ)の時代にピッタリだと言えます。 アジャイル開発とは顧客の要求に素早く柔軟に対応できるように、短期間でシステム・ソフトウェアの実装とテストを繰り返して開発を進める手法のことで、プロジェクトの実施中に、小さな開発のサイクルを何度も繰り返します。 このアジャイル開発は4つの宣言と12の原則の元に成り立っていて、「アジャイルソフトウェア開発宣言」で示されています。 こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。 合わせて読みたい>>アジャイルソフトウェア開発宣言とは VUCA(ブーカ)の時代には過去の経験から「こうすれば大丈夫」というような成功を保証する確実な方法はありません。変化を受け入れて適応していく力こそが重要なのです。 まとめ いかがでしたか。本日はVUCA(ブーカ)について詳しく解説していきました。 変化が激しく不確実かつ複雑化した状況の中、従来のやり方では解決策が見つからず曖昧になってしまう状況をVUCA(ブーカ)と呼びましたね。 今はまさにVUCA(ブーカ)の時代。そんな時代に対応していくためには、今までのやり方は通用しません。 アジャイル開発などを取り入れて変化に強い組織を作っていくことが重要でしたね。 しかし、古いビジネス手法からアジャイルへのシフトは難しい側面もあります。 アジャイル手法へのシフトに関して、スクラムオーナーやプロダクトオーナーなどの人材を確保したい方は、人材調達のチョータツがおすすめです。 チョータツは高度IT人材を最短7営業日後に調達できる人材調達サービスです。 お客様のご要望をヒアリングして、研究開発支援やDX化支援などさまざまな依頼に柔軟に対応していくことが可能です。多くの企業様にご利用いただいています。 人材調達にお悩みの方、オフショア開発のラボ型開発に興味がある方は、ぜひ資料のダウンロードをしていただければと思います。

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アジャイル開発オフショア開発 2023/01/21

アジャイルソフトウェア開発宣言とは

アジャイルソフトウェア開発宣言とはアジャイル開発という概念がはじめて定義された論文のこと。 アジャイル開発を行う上でこの論文は非常に重要ですが、一歩読み間違えてしまうとアジャイル開発の強みをうまく生かすことができなかったり、逆に手間になってしまうことも。 そこでこの記事ではアジャイルソフトウェア開発宣言に関してどんな内容なのか、どう読み解けばいいのかなど徹底解説していきます。 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばアジャイル開発の特徴はもちろん、アジャイル開発宣言の正しい読み解き方まで丸わかりですよ。 アジャイルソフトウェア開発宣言とは アジャイルソフトウェア開発宣言とは2001年2月に17名の技術者がアメリカ、ユタにて出された開発手法に関する論文です。この論文にはソフトウェア開発を行う際のマインドセットが書かれており、アジャイル開発という概念が誕生したと言えます。 冒頭には、以下の文が記載されています。 私たちは、ソフトウェア開発の実践あるいは実践を手助けする活動を通じて、よりよい開発方法を見つけだそうとしている。この活動を通して、私たちは以下の価値に至った。 すなわち左記のことがらに価値があることを認めながらも、私たちは右記のことがらにより価値を置く。(この宣言は、この注意書きも含めた形で全文を含めることを条件に自由にコピーしてよい。)-「アジャイルソフトウェア宣言」   価値観の多様性や生活水準の進化によって、我々は変化に適応していくことが求められており、アジャイルソフトウェア開発宣言においてもこの考えを大前提としているのです。 個人との対話、動くソフトウェア、顧客との協調、変化への対応を念頭において、その上でプロセスやツール、包括的なドキュメント、契約交渉、計画を考えることこそが大切なのです。 12の原則 アジャイルソフトウェア開発宣言には12の原則があります。 顧客満足を最優先し、価値あるソフトウェアを早く継続的に提供する 要求の変更はたとえ開発の後期であっても歓迎する。変化を見方につけることでお客様の競争力を引き上げる 動くソフトウェアを2-3週間から2-3ヶ月というできるだけ短い時間間隔でリリースする ビジネス側の人と開発者はプロジェクトを通じて日々一緒に働く必要がある 意欲に満ちた人々を集めてプロジェクトを構成。環境と支援を与え仕事が終わるまで信頼し合う フェイストゥフェイスで話をする 動くソフトウェアこそが進捗の最も重要な尺度 アジャイルプロセスは持続可能な開発を促進する。一定のペースを継続的に維持できるようにしなくてはいけない 技術的卓越性と優れた設計に対する不断の注意さが機敏さを高める シンプルさが本質 最良のアーキテクチャ・要求・設計は、自己組織的なチームから生み出される チームがもっと効率を高めることができるかを定期的に振り返り、それに基づいて自分たちのやり方を最適に調整する それぞれ詳しく解説していきます。 顧客満足を最優先し、価値あるソフトウェアを早く継続的に提供する 何が顧客満足度に必要なのか、何がどうなったら顧客満足度が上がるのかなどを徹底的に掘り下げて、継続的に提供していくことが大切です。 12の原則の最初にこの「顧客満足度」というワードが使われていることから、この原則が最も重要なものと考えても差し支えありません。 要求の変更はたとえ開発の後期であっても歓迎する。変化を見方につけることでお客様の競争力を引き上げる 要求があるということは、新しい価値を見つけたということ。いついかなる時も変更を受け入れることで、変化に強くなり企業の競争力を高めることができます。 従来は最初から作れる明確なシステムが大半でしたが、今の時代の人とモノの繋がりを重要視するビジネスでは、最初の時点で明確な要求を用意できることが少なくなっています。 このような現代のビジネススタイルにおいて、従来のままのやり方では対応していくことは不可能です。 変化を受け入れ、改善点を生み出すような開発を行うようにしましょう。 動くソフトウェアを2-3週間から2-3ヶ月というできるだけ短い時間間隔でリリースする 短期間で納品するには仮説検証型で開発を行なっていく必要があります。成果物を短期でリリースして、顧客の反応で本当にほしいものを修正・開発していく手法です。 長期の開発になってしまうと、当初に求めていたものと今求めているものが変わってしまい顧客満足度を獲得することができないリスクがあります。 短期間のリリースの場合、要求に対してたとえ後戻りがあったとしても、修正もやりやすくなるのです。 ビジネス側の人と開発者はプロジェクトを通じて日々一緒に働く必要がある ビジネス側の人と開発者が協業することで、開発や改善をスムーズに行うことができるようになります。 常に方針や目標を共有しあって、必要に応じて改善をしていきましょう。万が一、一緒に働くことができない場合は、打ち合わせの頻度を上げたり、チャットツールをうまく活用するなど工夫していく必要があります。 意欲に満ちた人々を集めてプロジェクトを構成。環境と支援を与え仕事が終わるまで信頼し合う 働きやすい環境は、意欲のある人を集め信頼関係を構築することです。たとえスキルが高かったとしても関係が悪ければ十分な能力は発揮することができません。 アジャイル開発の手法の1つのスクラムでは、開発者はプロジェクトを通じて学習し成長するというものがありますが、その前提には意欲の高さがあります。 フェイストゥフェイスで話をする 先述したようにビジネス側の人と開発者は対面で話をすることで、咀嚼や誤解を最小限にとどめることができます。 直接話すことで、表情や仕草などから言葉では伝わらない情報も伝達することができるのです。 この時、一方通行の報告のみではいけません。あらゆることを固定概念なしに直接話し合いをすることで、今まで気づかなかったことに気づくこともできます。 動くソフトウェアこそが進捗の最も重要な尺度 進捗を把握するために、タスクの消化状況を計画と照らし合わせる方法がありますが、開発中のソフトウェアの状況を見るには、動くソフトウェアを通じないとわかりません。 さらに、動くソフトウェアを通じて進捗を把握することで、実際にプロダクトを動かした際にわかる想定外の問題を把握することができ、早期にリスクヘッジを行うことが可能になるのです。 アジャイルプロセスは持続可能な開発を促進する。一定のペースを継続的に維持できるようにしなくてはいけない ゴールを目指して過負荷をかけてしまう開発者が多くいますが、そのような状態では改善の意欲やアイディアは生まれず、結果として生産性を下げてしまうことになってしまいます。 開発の目的は価値を生み出すことにありますが、疲弊すると目の前の作業を終わらせることに集中してしまい、目的が変わってしまう恐れもあるのです。 […]

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オフショア開発 2023/01/14

V-Tech(ブイテック)とは?2023年のトレンドワードになるか?

V-Tech(ブイテック)とはベトナム(Vietnam)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた言葉です。 確かにベトナムではVNG、VNLIFE、Sky Mavisなどのスタートアップ企業が活躍をしています。では具体的にV-Tech(ブイテック)とはどんな特徴があるのでしょうか。 この記事ではV-Tech(ブイテック)に関して、どんなものなのか、なぜ今注目されているのか徹底解説していきます。 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばV-Tech(ブイテック)はどんなものなのか丸わかりですよ。 V-Tech(ブイテック)とは? V-Tech(ブイテック)はベトナム(Vietnam)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた言葉です。 ベトナム発の技術や人材を活用して革新的なシステムやサービスを行うことや、そう言ったサービスを提供するシステム開発会社やスタートアップ企業が今注目されているのです。 V-Tech(ブイテック)が注目されるワケ なぜ今V-Tech(ブイテック)が注目されているのでしょう。その理由の一つにベトナムを拠点にソフトウェア開発を手掛ける企業が相次いで、新規株式公開(IPO)を果たしたことが挙げられます。 Sun Asterisk(4053)やハイブリッドテクノロジーズ(4260)は日本の東証マザーズに上場しており、日本の投資家からも期待を集めています。 さらに日系企業が続々とベトナムにシステム開発拠点を設立していることも見逃せません。例えばキャノンは、ベトナム国内に3 つの拠点があり(2021年時点)、製品の輸入や販売体制をベトナムにて構築しながら、既存の事業領域でもシェアを拡大しています。 また、ベトナムではテック系のスタートアップ企業も続々と誕生しています。特にVNG、VNLIFE、Sky Mavisの3社は未上場にも関わらず、評価額が10億ドル以上のいわゆるユニコーン企業です。 日本と比べるとその勢いは言うまでもなく、こうした実績からV-Tech(ブイテック)が注目を集めているのです。 注目のスタートアップ企業 ここからは、先ほど紹介したVNG、VNLIFE、Sky Mavisの3社についてもう少し詳しくみていきます。 VNG VNGはメッセンジャー・無料通話アプリ「Zalo」や、決済サービス「Zalo Pay」、ゲームや音楽配信を提供する会社です。さらにコンシュマー向けのサービスだけでなく、EC事業者向けのプラットフォームやクラウドサービスなども展開しています。 特にメッセンジャー・無料通話アプリ「Zalo」は、日本のLINEに匹敵すると言われていてベトナムの最も有名なネット企業の一つです。 VNLIFE VNLIFEは、AIを活用して、銀行業務、デジタル決済、オンライン旅行、新しい小売の4つのコア領域で動作する多様なエコシステムを開発しています。 さらに電子決済サービスのVNPAYを傘下に持ち、グループ全体ではエンジニアを中心に既に4000人を超える社員を抱え、シンガポールやカンボジアなどにも多国間展開しています。 Sky Mavi Sky MaviはブロックチェーンゲームAxie Infinityを開発した会社です。2018年の設立以降わずか3年でユニコーン企業にまで成長していて、最も勢いのあるベトナム企業と言えるでしょう。 Axie InfinityはAxie(アクシー)というモンスターを使ってバトルするゲームです。 プレーして稼ぐゲームとしてブロックチェーンゲーム(NFTゲーム)を注目の的にしたブロックチェーンゲーム(NFTゲーム)の代表とも言っても過言ではないでしょう。 ゲームをプレイすることで、SLPやAXSというような仮想通貨を入手することができ、それを日本円に変えることでマネタイズが可能になります。 V-Tech(ブイテック)は2023年のトレンドワードになるか? V-Tech(ブイテック)は言うまでもなく、2023年のトレンドワードとなり得ます。その背景に、日本のテクノロジーは特にIT分野において、人材の確保が難しくなっていくことがあげられます。 経済産業省によると日本では、2030年にはなんと最大で79万人のIT人材が不足すると言われています。実際、日本国内で募集をかけても即戦力となる人材はなかなか確保できませんし、確保できたとしても人件費が高くつく場合が多いです。 こうした人材不足はテクノロジーの後退を引き起こしかねません。 一方、V-Tech(ブイテック)の勢いがあるベトナムでは、国策としてIT教育を行っていて、2030年にはITエンジニアを含めた150万人のIT人材輩出を目指しています。 日本教育に触れた人材も多くいて、現在日本に技能実習生として来ている外国人のうち、約45%はベトナムから来ています。勤勉な性格も日本と似ているところがあり、日本人と相性が良いと言われています。 そのため、ベトナム人エンジニアが開発を行うオフショア開発は、V-Tech(ブイテック)と合わせてますます身近なものになっていくに違いありません。 まとめ いかがでしたか。本日2023年トレンドワードとなりうるV-Tech(ブイテック)について、詳しくみていきました。 VNG、VNLIFE、Sky Mavisなどの企業を見てわかるように、ベトナムのテクノロジーは今勢いがあります。 合わせてベトナムオフショアにもますます注目していきたいところです。 Dehaソリューションズでは、ベトナムオフショアの5年以上に及ぶ開発実績があります。 コストを抑えて開発を行いたい方、社内のIT人材が不足している方など、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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DX 2023/01/07

2023年に注目されそうなITトレンドとは?

ガートナージャバンによると2023年に注目されそうなITトレンドは最適化 (Optimize)、拡張 (Scale)、開拓 (Pioneer)。 この記事ではデジタル免疫システムやAI拡張型テストなど、2023年に注目されそうなITトレンドを徹底解説していきます。 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば2023年にどんなITトレンドが来るのか情報を先取りすることができますよ。 中心テーマは最適化 (Optimize)、拡張 (Scale)、開拓 (Pioneer) ガートナージャバンが2022年11月に「2023年の戦略的テクノロジのトップ・トレンド」を発表しました。これは2023年に企業や組織にとって混乱が続く時代にどう強化し、変化に対応していくのかを解説したものになります。 ガートナージャバンによると、中心テーマは最適化 (Optimize)、拡張 (Scale)、開拓 (Pioneer) の3つ。 組織はテクノロジーを活用して信頼を最適化し、コスト削減を目指す必要があります。 さらにソリューションの垂直統合。迅速化、ワイヤレステクノロジーを拡張していくことで成長し、新しい市場や自動化に対して開拓していくことでデジタル・トランスフォーメーションを目指していくことができるのです。 しかしこれだけでは十分とは言えません。これから企業は持続可能性という大きなテーマが求められます。これからのテクノロジーでは未来の世代を念頭に置いて、環境へのインパクトなどを考慮していく必要があります。 最適化 (Optimize) デジタル免疫システム デジタル免疫システムとはソフトウェアの設計、開発、自動化、オペレーション、アナリティクスなどのタスクを組み合わせて、優れたUXを生み出すことを指します。 これによりシステム障害を削減することができるのはもちろん、アプリケーションやサービスを保護することができるようになるのです。 デジタル免疫システムの構築には、以下の前提条件が必要です。 オブザーバビリティ (可観測性) ソフトウェアやシステムを観測の対象として可視化することで、エンジニアがより迅速に問題の原因を特定できるようにすることを指します。 アプリケーションにオブザーバビリティ (可観測性)を直接組み込めば、アプリケーションの稼働時間を短縮することも可能です。 AI拡張型テスト AIの技術を使って、人手を介さずにソフトウェアテストをします。テストケースを自動実行するのではなく、テストの計画や作成、分析なども自動化。これらを連携させていきます。 カオス・エンジニアリング サービスに対し意図的に障害を起こすカオス実験を行うことで、バグや障害ポイントを見極めます。本番前環境でカオスエンジニアリングを使用し、教訓を通常の開発に応用するのが理想的です。 自動修復 ソフトウェアシステムが自信をモニタリングして、運用スタッフを介することなく自動的に問題を修復する仕組みを構築します。 サイト・リライアビリティ・エンジニアリング (SRE) 信頼性を高めるために、エンジニアが信頼性向上のために行う設計やアプローチ、またはこれらを行うチームのことを指します。 これまでIT運用チームが手作業で行っていた作業をSREチームが引き受け、ソフトウェアと自動化を活用して本番システムを管理し、問題解決を行います。 ソフトウェア・サプライチェーン・セキュリティ ソフトウェアの作成およびデプロイに関与するコンポーネント、アクティビティ、プラクティスのセキュリティを保護する活動のことを指します。 組織にはセキュリティ・アクティビティを実行し、セキュリティ対策の証拠をユーザーに提供する責任があります。 オブザーバビリティの応用 先ほども紹介したオブザーバビリティをビジネスの中で最適化し、応用することで、オペレーションを最適化し、組織の意思決定を加速化することができます。 AI TRiSM 「信頼(Trust)」「 リスク(Risk)」「セキュリティ管理 (Security Management)」の頭文字であるAI TRiSMは、簡単にいうとAIの信頼性や透明性、公平性を担保するためのツール群、セキュリティやプライバシーのことを指します。 AIの開発が加速する今、プライバシー侵害やセキュリティ・インシデントを経験したことのある組織の割合はなんと41%にも及ぶそうです。 そんな中、これからの企業はAI TRiSMの観点を持ち、他部門と協力しながらAI活動を進めていく必要があるのです。 拡張 (Scale) インダストリ・クラウド・プラットフォーム インダストリ・クラウド・プラットフォームは、従来のクラウド・サービスと、業界ごとに調整された機能を組み合わせることで、これまで困難だった課題に対処することを指します。 具体的にはSaaS、サービスとしてのプラットフォーム (PaaS)、サービスとしてのインフラストラクチャ (IaaS) を組み合わせます。 インダストリ・クラウドによって、これまでよりも時間を短縮することが期待できます。 プラットフォーム・エンジニアリング 開発者がシステムをより簡単に、より素早く、より効率的に開発・運用するために、プラットフォームを開発することを指します。 複雑なインフラストラクチャを自動化することで、開発スピードを上げる効果が期待できます。 ワイヤレスの高付加価値化 ワイヤレスはWi-Fiサービス、5Gサービス、低消費電力のLPWAなどさまざまなテクノロジーがあります。ガートナーによると2025年までに、企業の60%が5つ以上のワイヤレス・テクノロジを同時に使用するようになるとのこと。 これによってワイヤレスネットワークはこれまでの段階を超えて、付加価値を提供していくのではと予測されます。 開拓 (Pioneer) スーパーアプリ スーパーアプリとは一つのアプリの中にさまざまな機能を統合して、日常生活のあらゆる場面で活用できる総合的なアプリのことを指します。 例えばLINEはチャットツールや電話以外にもゲームや漫画、決済サービスやショッピングの機能があります。 […]

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オフショア開発 2022/12/31

ローコード開発プラットフォームOutSystemsとは

ローコード開発プラットフォームOutSystemsはプログラミング知識不要で、スピーディーにシームレスに開発することができるプラットフォームです。 AIや機械学習、IoTなどの最新機能も魅力のOutSystems。 本日はそんなOutSystemsに関して、どんな特徴があるのかや強みなど徹底解説していきます。 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばOutSystemsの特徴はもちろん、どのような開発事例があるのかまでわかりますよ。 ローコード開発プラットフォームOutSystemsとは OutSystemsはWebアプリやチャットボット、リアクティブWebアプリなど様々なデバイスに向けたアプリを作成することができるローコードプラットフォームです。 2001年にポルトガルで創業したOutSystems社は、2017年に日本法人を設立。2022年現在、87カ国、22業種で数千社の採用実績がある世界でも有数のローコード開発プラットフォームとなりました。 OutSystemsは追加設定なしで400以上のシステムと連携することができ、コーディング不要で一元管理することができます。 アーキテクチャはAIが搭載されているので、反発的なタスクを取り除くことができます。これによって複雑な修正変更を簡単に行うことが可能になります。 そもそもローコード開発とは ローコードプラットフォームとは、プログラミング言語によるコーディングに代わり、ビジュアルモデリングにより構築を行う環境のことを指します。 アメリカのフォレスターリサーチ社が2014年に誰でも開発が行えるプラットフォームを称して利用したことから世の中に広まりました。 ローコード開発が注目されるわけ 今ローコード開発が注目されている背景に、DX化の促進があります。DX化とはデジタルトランスフォーメーションのことで、デジタル技術をうまく活用し人々の生活に変革を起こすことを指します。 2018年に経済産業省が「デジタルガバナンス・コード2.0 (旧 DX推進ガイドライン) 」を定義し、企業におけるデジタル技術の活用を積極的に促進し始めたことがきっかけでDX化の動きが広まっています。 このように各企業が生産性と事業競争力向上のためにDX化を進める今、アプリケーション開発の内製化も本格化し始めています。 とはいえ企業のIT部門のリリースは会社全体のものであり、それぞれのリクエストにすぐに応えていくことは難しい側面もあります。そこでユーザー自身で自分たち開発したいという需要が高まっていったのです。 ローコード開発のメリット 簡単に開発ができる・業務部門でも開発OK 一般的なシステム開発に比べると簡単に開発が行えるのがローコード開発の最大のメリットと言えます。 IT部門に直接開発を依頼しなくてよくなるので、作りたいと思った開発を業務部門で対応できるのも魅力です。 また外注をせずに自社開発ができるので、ノウハウの蓄積がしやすかったり情報の漏洩がしづらいなどと言ったメリットも考えられます。 バグが起こりづらい コーディングするべき箇所が減るので、バグが起こりづらくメンテナンスも行いやすくなります。 開発後のミスマッチが少ない ローコードプラットフォームは画像を多用したビュジュアル的な設計も可能です。このように設計をわかりやすくすることによって、開発後のミスマッチを事前に防ぐことができるのです。 ローコード開発のデメリット こだわりすぎると難しい ローコード開発は開発ツールが用意する機能を組み合わせて実装することが基本です。 もちろんコーディングによる調整はできますが、こだわりすぎるデザインや、企業固有の業務ロジックがある場合、ローコード開発は不向きと言えるでしょう。 ローコード開発の選び方 こうしたメリット・デメリットを踏まえて、企業はローコード開発をどのように選んでいくべきでしょうか。 ここからはローコード開発を選定する時のポイントを4つ紹介します。 機能はどのようなものがあるのか まず自社でどのようなシステムにしたいのかをしっかりと洗い出し、必要な機能が実装されているプラットフォームを選定するようにしましょう。 ローコード開発には全くコードを書かない「ノーコード」のエリアとある程度自分でコードを書く必要のある「ローコード」に分かれます。自社に必要な機能が「ノーコード」になっていれば、それだけ開発の負担は削減されます。 セキュリティ面 セキュリティ対策がしっかりとされているプラットフォームを選択することはシステム開発に不可欠です。 サポートの充実度合い プラットフォームの機能はもちろんのこと、サポート体制が整っていれば導入後の不具合などを確認することができるようになります。 外部連携機能 既存システムとの連携がしやすければさまざまなカスタマイズが可能になります。さらに新機能が追加しやすいかどうかも合わせて確認するようにしましょう。 OutSystemsの強み シームレスなUX /UI OutSystemsはシームレスなUX /UIを構築することができます。用意されているUX /UIテンプレートをカスタマイズしたり、既存のレイアウトをインポートすることで、ユーザーの理想の画面を構築していくことが可能です。 UI構築のスキルがなくてもシームレスに構築できるのも嬉しいポイントですね。 リアルタイムでデータの活用が可能 全てのチャネルでシステムやプロセス、データの連携が可能です。リアルタイムでデータや機能を把握しておくことができるので、顧客のニーズも把握しやすいのです。 カスタマーサービスが充実 OutSystemsはユーザーの質問をAIのチャットボットで対応してもらうことが可能です。さらにユーザーの使用パターンに合わせて動作するIoTデバイスなどアプリケーションの作成も可能。 充実のカスタマーサービスで導入後も安心感がありますね。 […]

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DEHA 2022/12/26

2023年の私たちはこう進む!1年間を振り返って、2022年はどんな一年でしたのか?

Xin Chao!こんにちは! 今年もあと数日で終わりますね。 このタイミングで今年の振り返りと来年の目標設定を行ってみようと思います。 是非ご一読くださいませ。

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オフショア開発 2022/12/19

ベトナムで圧倒的人気!JavaでのWeb開発に便利なSpring Bootとは?

JavaのフレームワークSpring Bootはテックスタックのランキングで1位を獲得するほど、ベトナム人エンジニアに人気があります。 今まで大変だった環境設定や機能の使いわけを簡単にするフレームワークで、注目度も高くなっています。 この記事ではそんなベトナムで人気のSpring Bootについて、どんな特徴があるのか、メリットは何なのかなど徹底解説していきます。 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばSpring Bootの特徴がまるわかりですよ。 Spring Bootとは Spring BootはJavaのフレームワークのSpring Frameworkのうちの1つで、アプリケーション開発を効率化したり、Spring Frameworkの環境設定を簡単に行うことができるようになります。 Spring Bootは、ベトナム人エンジニアの利用するテックスタックのランキングのうち、Java部門で1位となるくらい人気のフレームワークです。ランキングによると半数近くの人が利用しているのは驚くべき結果ですね。 1 Spring Boot 45.92% 2 Spring 43.37% 3 Hibernate 14.03% 4 Struts 11.17% 5 Vaadin 3.87% 出典:Vietnam IT Market Report – Tech Hiring 2022 Spring Frameworkは複数のフレームワークで構成されています。そのためさまざまな開発に活用することができますが、特にWebアプリケーションの開発を効率化する機能が豊富にあります。 Spring Frameworkとは Spring Frameworkは2004年にリリースされたオープンソースのフレームワークです。汎用性が高く、さまざまな開発に利用されています。 このSpring Frameworkは言わばフレームワークの集合体で、機能に応じた多数のフレームワークがあります。そのため機能の使い分けや環境設定が難しい面があります。 そんなSpring Frameworkを説明する上でDI(依存性注入)やAOP(アスペクト指向プログラミング)は欠かせません。それぞれ解説します。 Spring Frameworkの特徴①DI(依存性注入) DI(依存性注入)とはオブジェクトが成立するための情報を外部設定に分離することで、コンポーネントの集合としてアプリケーションを組み立てるデザインパターンのことです。 Spring FrameworkにはDIを実装した「DIコンテナ」がSpringCoreとして実装されています。 Spring […]

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オフショア開発 2022/12/13

【2022年版】ベトナム人エンジニアの技術への興味関心について

ベトナム人エンジニアは最新技術への興味関心が高いと言われています。 この記事では「Vietnam IT Market Report – Tech Hiring 2022」を参考にベトナム人エンジニアが興味関心を抱いている言語、サービス、技術が何なのかを解説していきます。 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばベトナム人エンジニアがどんなことに興味を持っているのか、どんなことに関心があるのかが丸わかりですよ。 ベトナム人エンジニアのテックスタック ベトナム人エンジニアが持っているスキルやテクノロジーはどんなものがあるのでしょうか。 JavaScript 1 React 32.20% 2 Node.js 32.17% 3 Angular 27.08% 4 Vue 16.26% 5 Typescript 10.82% 出典:Vietnam IT Market Report – Tech Hiring 2022 ※以下すべて同じ フロントエンド、バックエンド、ネイティブアプリなどさまざまな開発ができるJavaScriptは同レポートで、ベトナム人に最も人気の言語だと言われています。 その中でも3割以上のシェアなのがReactとNode.js。 Reactは、Facebookが提供するライブラリで、UI開発に強く、コミュニティが大きいことで有名。Reactのコンセプトは、Declarative(宣言的)、Component-Based(コンポーネント志向)、Learn Once, Write Anywhere(一度の学習でどこでも使える)の3つ。 Declarative(宣言的)とは、UIのパーツごとに、「内部の状態がこうなったら、高表示する」と明示的に宣言していくことを指しています。 これにより、論理的・明示的にコードが書かれるため、可読性の高いコードを書けます。 Component-Based(コンポーネント志向)とは、プログラムをいくつかの部品(コンポーネント)に分け、それらの部品を組み合わせることで全体を作るという考え方です。これにより、コードの再利用がしやすくなります。 Learn Once, Write Anywhere(一度の学習でどこでも使える)は、Reactで学習したことを他の場所でも活用することができるという意味です。 一方、Node.jsはJavaScript実行環境の1つで、サーバーサイドでJavaScriptを動かすことができます。 ApacheやNginxといったウェブサーバーなしに動作することができ、大量の同時アクセスを捌くことができるため、素早いレスポンスを返すシステムを作りたい場合に重宝されます。 合わせて読みたい>>2022年版 JavaScriptのフレームワーク5選!開発者向けにご紹介 Java 1 Spring […]

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Webシステム開発オフショア開発 2022/12/10

Java Webアプリケーション開発におすすめのフレームワークとは

JavaでWebアプリケーション開発を行う際、フレームワークを活用することで、作業効率のアップやセキュリティ対策が可能になります。 この記事ではそんなJavaのWebアプリケーション開発に役立つフレームワークを4つご紹介していきます。 これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばJavaのフレームワークでWebアプリケーション開発を効率よく行う方法がわかりますよ。 フレームワークとは フレームワークとは特定のプログラミング言語も用いて作られた半完成品のソフトウェアです。 大規模なWebサイトやアプリケーションの開発には、膨大な量のプログラムを書く必要があります。しかしフレームワークでは雛形や機能が携わっているため、これに開発者が機能を追加すれば、開発を効率化することができるのです。 フレームワークを利用するメリット 統一性や品質が保たれる フレームワークには、大抵の場合コーディング規約、つまり書き方のルールが準備されています。 開発者がそれぞれの好みや書き方で開発すると、後々の引継ぎやメンテナンスが非常に困難になりますが、フレームワークならルールに従いコーディングを行うので、誰が開発しても同じコードに収まり、統一性や品質が保たれます。 そのため、プロダクト開発後も、保守運用の局面でスムーズな対応が可能となります。 セキュアプログラミングが可能 Webアプリケーションには開発者が想定していないようなセキュリティ上の脅威が多くあります。例えば、罠が仕掛けられたWebサイトを閲覧してしまったユーザーに対して、意図しない掲示板への買い込みや商品購入をさせる「リクエスト強要」など。 しかしフレームワークには、こういった脅威を回避するためのセキュアプログラミングの機能を備えているものもあるので、うまく活用してセキュリティ対策を行うことが可能なのです。 Java Webアプリケーション開発におすすめのフレームワークとは JSF(JavaServer Faces) JSF(JavaServer Faces)はJava EEに搭載されたJava言語におけるフレームワークの一種です。 Javaを用いた企業向けのWebアプリケーション開発用のプラットフォームであるJava EEに搭載されているので、元々Java EEを利用している人は利用へのハードルが高くありません。 WebアプリケーションのUI(ユーザーインターフェース)作成のために設計されているため、コンポーネントベースで開発が可能です。扱いが簡単なので、開発へのハードルが大幅に改善されるでしょう。 Spring Framework Spring FrameworkはAOPとDIで構築されているフレームワークです。 AOPとは「Aspect Orientation Programming」の頭文字のことで、システム内で行われる処理を抽出して集約を行うプログラミング手法のこと。プログラムをシンプルにまとめることができるため、コードを見やすく修正も容易に行うことができるようになるという特徴があります。 DIとは「Dependency Injection」の頭文字で、オブジェクトの成立に必要なコードを分離し、プログラムの実行時に注入することができます。 普通一つのクラスが完成していて、もう一つのクラスが完成していない場合は、単体をテストすることができません。しかし、このDIによって、クラスの依存関係が解消するため、完成しているクラスをテストすることができるようになるのです。 これによりシステム開発効率や改修スピードを上げることが可能になるのです。 Play Framework Play FrameworkはJavaとScalaで作られたフレームワークです。有名なWEBフレームワークである、Rubyの「Ruby on Rails」やPythonの「Django」などからも影響を受けているので似た部分が多く、それらを扱ったことがある方にはおすすめのフレームワークと言えます。 Play FrameWorkは、軽量で動作も速く、コンパイルも自動でされるため自分でコンパイルする必要はありません。 Apache Struts(アパッチ・ストラッツ) Apache Struts(アパッチ・ストラッツ)とはMVCベースのオープンソースのフレームワークです。ソフトウェアの挙動の多くをXMLベースの設定ファイルに記述することができるため、Javaプログラムのコーディングの時間や負担を削減することができます。 2000年代に広く普及し、当時複雑化していたJ2EEベースのWebアプリケーション開発を容易にしたため大きな注目を浴びました。しかし、その後技術的な欠点などが指摘されるようになったため、2007年にStruts 2がリリース。 それまでの仕組みから一新し、WebWork 2をベースとしたものに置き換えられています。そのためStruts 1とStruts 2には互換性がありません。 まとめ […]

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