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オフショアのシステム開発会社を選定する時は品質評価に注目しよう
2022/06/29

さまざまなシステム開発会社がある中で、その選定に失敗しないようにするためには何が重要なのでしょうか。
そのキーワードに「品質評価」というものがあります。
品質評価をきちんと行っている会社であればあるほど、高品質の開発を行うことができます。
この記事ではそんなシステム開発における品質評価について、発注側が知っておいてほしいポイントについて紹介していきます。
- オフショア開発が気になる方
- オフショア開発の会社選定に迷われている方
- 社内のIT人材が不足している方
- 高品質のシステムを開発したいと思われている方
これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばオフショア開発の会社選定で注目したい品質評価のポイントがわかりますよ。
オフショアのシステム開発会社を選定する時は品質評価に注目しよう
システム開発では、プログラミングの工程だけで高品質が問われるのではなく、要求仕様を聞き出す際の品質、テスト、納品後の保守やメンテナンスなど、各段階で品質評価を行っていかなくてはなりません。
特にオフショア開発はエンジニアとの物理的距離も遠く、言語も異なるせいか、要求通りの開発ができなかったなんて声もあったりします。
だからこそ、この品質評価はとても重要なのです。
要求仕様段階
システム開発では要求仕様過程の段階から品質評価はスタートしています。
要求定義の段階では、いかに発注者の希望や目的をを引き出せるかが重要となっていきます。
そもそもなぜその開発投資を行っているのか、課題は何なのか、課題解決のために何が必要なのか…。
このようにシステムプロジェクト開発の課題を洗い出していくことで高品質の開発に繋がっていくのです。
設計段階
設計過程では要求仕様で明確化された課題や目的をITシステムを利用し、どうやって解決していくのかで品質が決まっていきます。
この過程の品質評価基準として、以下のような指標を用いることができます。
理解可能性 | 設計をした人間がシステム構築の目的と課題を理解しているかどうか |
完全性 | システムの課題や目的が矛盾なく解決できる設計となっているかどうか |
簡潔性 | シンプルイズベストな設計になっているかどうか |
移植性 | 他のハードウェアでも動く設計になっているかどうか |
一貫性 | 設計の記法が規約を遵守しているかどうか |
保守性 | メンテナンスが容易か |
試験性 | 各種テストが容易に実行できるか |
ユーザビリティ | エンドユーザーが直感的に動かすことができるか |
効率性 | システム稼働時にコンピュータリソースを無駄に消費しない設計になっているか |
セキュリティ | 不正アクセスからデータを守る耐性があるか |
プログラミング
プログラミング段階では発注者側が品質評価を行うことはあまりありません。
しかし、納品物としてソースコードの品質が高いことに越したことはありません。
コードがスパゲッティコードになっていないか、サブルーチン、クラス、ライブラリなどがルールを無視したものになっていないかなどを確認するようにしましょう。
テスト段階
プログラムが要求仕様にあった動作になっているかを確認するのがソフトウェアテストと呼ばれるものです。
ソフトウェアテストは、プログラムテスト、統合テスト、システムテスト、受け入れテストと細分化して行われます。
そのうちプログラムテスト、統合テスト、システムテストはプログラミング工程のテストなので、プログラミングにおける品質評価と考えても良いでしょう。
一方、受け入れテストは実際にシステム稼働領域にプログラムをインストール、システムが当初の目的と一致した動きや機能を実現しているかを確認します。
このテスト段階での品質評価は非常に重要です。システム会社選定の際には、どんなテストを行っているのか詳しく聞くようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。本日はオフショア開発で開発業者を選定する際に注目したい品質評価の側面について解説していきました。
品質評価はテスト工程を連想させますが、工程ごとに発注者側で確認するべき品質評価のポイントがあることがわかりましたね。
品質評価に着目することで、要求通りの開発を行うことができたり、開発の品質を高めることができます。
特にオフショア開発では開発業者の動きが見えづらい側面があります。だからこそ品質評価は重要です。
ぜひ品質評価を意識して、開発業者を選んでみてはいかがでしょうか。
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